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結婚初夜⑤

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「ミディ……、指、入れるね?」

 先程までミディを虐めていた彼の表情に、少し緊張が見られた。

 処女である彼女に自分を受け入れて貰う為には、ナカをしっかり慣らしておかなければならない。

 彼の言葉に、息遣い荒くミディが尋ねる。

「ゆび……? あそこに……入れるの?」

「うん……、ゆっくりするから……」

 自身の秘所が、最終的に何をされるかは何となく知っているようだ。その為の準備だと気づき、ミディの表情にも少しの不安が見えた。

 そんな彼女の不安を取り除く為、ジェネラルは左手でミディの乳房を揉むと、乳首を弄った。

 そして唇を塞ぎ、気持ちを不安から悦びに塗り替えるように、激しく舌を絡め合わせる。

 再び始まった快楽の渦に、ミディは羞恥で赤く染まる表情を浮かべると、目を閉じてその刺激を受け入れる。

 彼女の不安を反らせたと感じたジェネラルは、そのまま秘所を弄る指で蜜穴を探った。

 親指で時折、敏感な突起部分を弄りつつ、愛液でたっぷり塗らした中指をゆっくりと彼女のナカに挿入していく。

 すでにナカは大量の愛液に塗れており、心配した割にはすんなりと彼の指を受け入れたようだ。

 温かく生々しい肉の感触が、ジェネラルの指から伝わってくる。絡めていた舌を解くと、彼女に指が入った事を報告した。

「ほら、分かる? ミディのナカに、僕の指が入ってるのを……」

 そう言って、ナカに入った指で肉の壁を押した。その瞬間、ミディの表情が動いた。

「ん……、なかで…、うごいてる……」

「……痛くない?」

「大丈夫……よ」

 不思議な違和感はあるが、痛いというほどではない。

 時折意地悪な事をしつつも、自分の身体を気遣ってくれる優しさに、ミディは笑みを浮かべて答えた。

 彼女の笑みに、ジェネラルも目を細めて答える。そして一度指を抜くと、今度は指の数を2本にして彼女のナカに侵入した。

 先程よりも太く中が押し広げられる感覚に、ミディの息が一瞬止まる。

 彼女の身体が緊張するのを感じたジェネラルは、硬く立っている乳首を舌で転がすと、彼女の緊張を快楽へと変えた。

 気持ちの良い刺激に、ミディの体から力が抜ける。その隙に、ゆっくりと指がナカへ挿入された。

 躊躇いがちに動く指の感覚を下部に感じながら、ミディは尋ねる。

「はいっ……たの?」

「……入ったよ。どう? 何か、感じる?」

「わからないわ……」

 少し申し訳なさそうに、素直に感想を述べるミディ。ナカの感覚はまだ彼女には慣れないものらしく、違和感が快感に変わるにはまだ時間が掛かりそうだ。

 しかしそれは彼にとって面倒くさいものではなく、ミディの身体を自分好みにできる楽しさがあった。

「今は、大丈夫だよ。これから少しずつ、分かるようになったらいいからね?」

 そう言ってジェネラルは気にするなと微笑むと、秘所の突起を擦った。

 ミディの身体がピクンと反応したかと思うと、同時にナカがギュッと締まり、ジェネラルの指を締め付ける。

 その締め付ける強さに、ジェネラルは思わず唾を飲み込んだ。

"元々狭いと思ってたけれど……、これは……、凄そうだな……"

 この狭い彼女のナカに入る事を想像し、ジェネラルの鼓動が一層早いものになった。

 息が上がり、今すぐにでも無理矢理ミディの蜜穴を突き破り、激しく突き上げたい欲望にかられる。

 ずっと我慢してきた。

 彼女の幸せを願いながらも、ミディの事が好きだと自覚した時から、彼女を押し倒し犯したいという欲情は心の奥底にあり続けた。

 そういう気持ちを抱えていると知っているからこそ、最後まで理性を保ち続けなければならなかった。

 ミディの初めてが辛く痛い思い出になるなど、それこそ自分が許せない。

 大きく息をし、暴走しそうな気持ちを落ち着かせようと試みる。が、

"はあ……、まあ、落ち着くのは無理……か。だってミディの、こんな姿を見せられたら……ね"

 自分の下に横たわる妻の姿を見た。そして改めて、何とか理性を保ち続けている自分を密かに褒める。

 寝巻きを取り払われ、下半身の下着のみの姿で横たわる美姫。

 身体の至るところに付けられた、所有の痕が白い肌に浮かび上がっている。

 形の良い胸には、何度舐められたか分からない唾液の跡が付き、指でいじられ刺激を与えられた乳首は、ぴんと硬く立っていた。

 下部、下着が覆う秘所は布の色が変わり、染み出した愛液が太ももを伝って線を作っている。

 紅潮した顔。

 しかし快楽の悦びを知り、更なる快楽を求めてねだるような艶かしい表情を浮かべ、ジェネラルの手が彼女の身体を弄ぶたびに、その形の良い唇が普段の彼女からは想像できない程甘く淫らな声で啼いた。

 これほど支配欲を満たされるものは無い。

 もうこれ以上我慢は出来なかった。
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