【R18版】大魔女の遺言 ~いがみ合うライバル商会の一人息子と、子作りしなければ出られない部屋に閉じ込められました~

めぐめぐ

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第8話 初夜③

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(……こんなことされて恥ずかしいのに……もっと……して欲しいって思うなんて……)

 心に浮かんだ淫らな本心を否定するように、嫌々と首を横に振る。
 なのに彼が押し付けられるたび、今まで感じたことのない気持ち良さが子宮の奥を響かせた。両腿が勝手に動き出し、もっと気持ち良くなりたいと腰が揺れ出す。

 しかし彼女を翻弄していた刺激が不意に止まった。
 思わず目元を覆っていた両手をどけると、快感と罪悪感が入り交じったような表情を浮かべるレイの姿があった。

「んっ、悪い……俺ばっかり。ちゃんとお前も気持ち良くしないと、な?」

「そ、そんなこと……」

 しなくていいと否定したくても、言葉が続かなかった。

 欲望をもはや隠すことない青い瞳を眇めながら、彼の手が動く。サラサの寝衣の中に入り、下着の上から秘所の割れ目をなぞった。

「ひっ、ゃあっ!」

 甲高い悲鳴とともに腰が浮いた。
 レイの唇がサラサの耳元に寄り、低く囁きかける。

 意地悪く、そして甘く。

「下着が湿ってる。気持ち良くなってたのは……俺だけじゃなかったみたいだな」

「ち、違う……」

「嘘つくなよ、ほら――」

「あっ……」

 レイの指が布の上から秘所を擦ると、ぬるっと滑る感覚が伝わってきた。明らか、普通に布が擦れたのではなく、潤滑油となる何かの上で滑っている。

 気持ち良くなっていたのは彼だけではないといやらしい方法で暴かれ、サラサは顔を手で覆った。真紅の髪から覗く耳たぶは、髪色に負けないくらい赤く染まっている。
 突然耳の孔に、ふっと熱い息が吹きかけられ、ピクンと身体が震えた。

「でもまだ足りない。もっともっと……下着がぐちゃぐちゃになるくらい気持ち良くなろうな、サラサ……」

 答える前に唇が塞がれた。再び粘着質な音が、口内から耳の奥へと届けられる。さっきよりも一段と纏わりつく舌の動きが激しいのは、清楚な彼女の女としての一面を垣間見たからだろうか。

 口内を犯しながら、彼の手が寝衣の両肩紐を解いた。音もなく落ちた紐が、少し紅潮した白い肌の上に落ちる。胸元が捲れるのを防ぐため、慌てて両手を添えたサラサだったが、

「隠すなよ」

 端的な言葉の背後から溢れ出る熱とともに、胸元の布がずらされた。肩紐の支えを失った布地は、緩く押さえていた手をすり抜け、隠されていた膨らみが零れ落ちる。

「ふ、服が……まって……あっ」

 反射的に下ろされた寝衣の布地を引き上げようとしたが、その手はレイに奪われてしまった。
 無防備になった肌が、彼の目下に晒される。

 白く柔らかい双丘は、彼女の細い身体とは不釣り合いに見えるほどの質量があった。頂きには、少しくすんだ薄茶色の肌の上に淡い桃色の蕾が乗っていて、呼吸をするたびに切なそうに上下している。

 突き出たレイの喉元が、大きく動いた。

「すっげ……お前、着痩せするタイプだったんだな」

 情欲に塗れた声色とともに、彼の指がまるで大きさを測るように下胸からゆっくりと輪郭をなぞる。指先が滑るこそばゆい刺激に肌が粟立った。指が丁度一周すると下から上へと這い上がり、先程よりも硬さを増した蕾の周囲をなぞった。微かに爪が当たり、甘くも物足りない痺れに吐息が洩れる。

「は、あっ……」

「テネシーの奴、ほんっと馬鹿だな。こんないい女を振るなんて……」

 ククッと、レイが嬉しくてたまらなさそうに口元を緩めている。見る目のないモテ男に対する優越感が、彼の性的な昂りを引き起こし、欲望に染まる瞳がさらに熱を帯びる。
 支配されているように見下ろされ、心がゾクっと跳ねたかと思うと、連動するかのようにジワリと秘所が熱くなった。

 レイの唇が、サラサの鎖骨に押し付けられた。舌でゆっくりとなぞりながら、首筋へと上がっていく。それと同時に、彼の両手が柔らかな胸を包み込んだ。大きな手のひらに収まりきれない膨らみが、動きに合わせて形を変える。
 ぬるっとした感覚と、耳元で聞こえる彼の熱い息遣い、胸からもたらされる手の動きに合わせ、サラサの息があがり甘美な啼き声を奏でる。

「あっ……ん、はあっ、あぁっ……」

「胸、俺の手から溢れそうだ。それにすっごく柔らかいな。気をつけないと……潰してしまいそうだ」

 彼の指が胸の頂きを弾くと、細い身体が勢いよく跳ねた。良い反応、と笑う声を意識の端で聞きながら、指で挟まれでクリクリと捏ね回され、更なる快楽が引きずり出される。

「あっ、だ、だめっ……そこ、んぁっ、はっ……」

「初めてなのに敏感なんだな? さっきまで柔らかかったのに……もうこんなに硬く勃ってる」

「やっ、あっ、そんなに弄らないでっ……」

「……ふふっ、美味うまそうだな」

「ぁああっ!」
 
 生温かく、ざらっとした舌で胸の先端を攻められ、細い喉から甲高い悲鳴がほとばしった。たっぷりと唾液で塗れた舌先でヌルヌルと転がされるたび、上半身が浮き、弓なりに反ってしまう。
 これだけでも頭が真っ白になりそうなのに、彼の指は左胸の蕾の側面を爪の先で優しく弄りだした。舌とは違うハッキリとした強めの刺激に、細い肢体がガクガクと震える。
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