【R18版】大魔女の遺言 ~いがみ合うライバル商会の一人息子と、子作りしなければ出られない部屋に閉じ込められました~

めぐめぐ

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第7話 初夜②

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 初めは拒んでいたサラサだったが、本能的なものに突き動かされるようにたどたどしく舌を絡め始めた。それに応えるように、彼女を抱く腕に力がこもり、互いの密着が深くなる。

 舌の動きは大胆になり、口内で擦り合いながら互いの唾液をかき混ぜた。

(……音……恥ずかしい……こんなにクチュクチュ鳴って……)

 きっとレイにも聞こえているだろう。
 その事実と、耳を塞いでも防ぐことのできない卑猥な音に、サラサの心が羞恥と得体の知れない昂りで一杯になった。腰のあたりに撫でられるようなこそばゆい感覚が走り、両腿がモゾモゾと切なく動いてしまう。

 互いの唇を繋ぐ銀色の糸が、プツリと途切れた。

「んっ、はぁっはぁっ……レイ……今のは……」

「ほんと、何も知らないんだな? いつも読んでる本には書いてなかったのか?」

「かっ、書いてるわけないでしょ⁉︎ もしかして……あれもキス?」

「ああ、俗に言う≪大人のキス≫ってやつだな。で、初めての感想は?」

 感想を求められ、サラサの頭の中がカアっと熱くなった。しかし相手が嬉しそうに返答を待っているため、先ほどの感覚を思い出しながら、モゴモゴと答える。

「そ、その……な、なんか……凄く……は、恥ずかしかった……」

 感じたものはたくさんあるのに、こんなありきたりな表現しかできない自分が恥ずかしい。だがそれ以上に、先ほどの行為を思い出すほうが恥ずかしかった。

 普通なら、決して触れ合うことのない部分。
 そいつが触れ合っていること自体、サラサにとっては衝撃的であったし、舌で救い上げられた唾液が掻き回される音を思い出すと、身体の中心が切なく疼いた。
 緊張を逃すように洩らした吐息に、微かに艶声が混じる。

 彼女の耳に、熱を帯びた囁きが届いた。

「ふふっ、何言っているんだ? これから、もっと恥ずかしいことをするんだぞ?」

「……う、うん、分かってる……けど」

 どういう理屈で子どもができるかは、一応知識としては知っている。
 知ってはいるが、

(知っていることと実際やってることが違うじゃない……)

 少なくとも、子作りするために≪大人のキス≫などという段階を踏むなど、彼女の知識にはない。

 まだまだ知識と現実との乖離があるのかと心の中で頭を抱えていると、彼が動いた。
 剣の訓練を積み、厚くなった手が、薄い寝衣の上から内腿を撫でる。サラサの身体が小さく震えたが、構うことなく指先が上へ上がり、突き当った部分で止まった。

 寝衣と下着で隠された秘部の上で。

 節くれだった太い人差し指が、大切な場所で弧を描く。

「ひっ、あっ……やぁっ……」

 寝衣と下着の上からだとはいえ、誰にも触れられたことのない場所だ。
 表面をすくうような小さな動きではあったが、身体は敏感に未知なる刺激を伝えて来る。反射的に両腿を閉じて拒もうとしたが、両腿の間にレイが入り込んでしまい逃れることができない。

 その間にも彼の指は、クルクルと秘部を覆う布の上を踊りながら、両手で口を塞ぎ身体を震わせるサラサの顔を覗き込んだ。

「嫌? 本当に分かってるのか? これからここが、何されるのか……」

「し、知ってる……からっ! だから触っちゃだめぇ……」

 涙目になりながら懇願するサラサ。
 しかし泣きそうな表情に加虐心をかきたてられたのか、レイの手が彼女の両足を軽く開いて持ち上げた。彼の腰がぐっと近づき、股の間に熱く膨らむモノが当たる。

「ほら、俺のここが……サラサのナカに入るんだ。分かるか?」

 レイが目を眇めながら、布の中で膨張する自身をサラサの秘部に押し当て動く。太い棒のようなもので、大切な部分をグイグイ押されている感覚が襲った。

(やだ、こんなに……硬くなるなんて……)

 布の上からでも感じられる男の滾り。

 見えなくても、服の下で窮屈そうに収まっているのが伝わってくる。恥ずかしさで歪む顔を見られたくなくて、思わず両手首で目元を覆ってしまった。そんな彼女の意識を向けさせるように剛直を押し付けられるたびに、下腹部の奥に苦しくも熱い昂りが溜まっていく。そいつを吐き出したいとばかりに、秘所がヒクヒクと物欲しそうに震えた。

「あ、やば……気持ちいい……」

 彼女の秘部に自身を押し付けていた腰遣いが、大胆になった。息があがり、不規則な呼吸を繰り返しながら、熱く勃つ欲を夢中でサラサに擦り付けてくる。

「あんっ、れ、レイ、止まって……」

 拒絶しながらも、喉の奥から洩れるのはねだるような甘い声。彼のモノが当たるたび、快楽を纏う刺激がサラサの理性を翻弄していた。
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