異世界転生しすぎたコイツと初めての俺のアルファレードぐだぐだ冒険記

初心者冒険者と他１名編

パーティメンバー初加入！

「あの、こいつの言ってることはちょっと横に置いといて」

ユウキを押しのけて、ユールさんの前に出る。
「盗賊団が妹さんに優しくするなんて、あなたも信じてないんじゃないですか？　ユールさん、俺たちと……来てください！」
「……わかった」
「えっ」
「テメェの安い演説に気を許したわけじゃねえぞ。確かに、身内の素性をヤバい奴らに渡しちまった。そのケリをつけに行くだけだ」
「よ、よかった。やったな、ユウキ！！」
「そうだな、ここでレンを人質に取る展開なら、極小化したファイアボールを耳の穴から」
「宇宙一嫌な歓迎やめろ」

「俺はレン、えーっと、農家の子供Zです」
「あ、ユウキですけど覚えなくていいですよ。俺も雑兵としか覚えないし」
「ユールだ……テメェらが嘘つきやがったり、負けそうだったら後ろから刺す。それでもいいんだな」
「は……はい！！」

「よかった、ユウキ、仲間になってくれたよ！」
「うーん」
「何？」
「いや、ユウキとユールで、ユが被ってるだろ？」
「だから？」
「あいつの名前変えようかなって。アイデアある？」
「過去一お前が何言ってるかわからない」