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初心者冒険者と他1名編
コンビニエンス放火やめろ。
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「だめだよ、レン君。いくらうちが安宿だからって、子供廊下に寝かせてたらギルドに怒られるからね」
「で、ですよね」
「でも毛布くらいは持ってこようか」
「ありがとうございます!」
「子供同士でも、一緒に寝るのは恥ずかしい年ごろだもんね」
「もうちょっと命がかかった問題ですけどね」
「ということで毛布もらってきたから、お前が床な」
「え、そこは優しいレン君は俺にベッド譲ってくれるんじゃないの?」
「お前が寝返りで落ちてきたら俺即死だろ!! お前より下では絶対寝ない!!」
「まー、俺は別に床でもいいけど。それより、夕飯行こうぜ」
「おー」
「あ、コレうちの野菜ですよね!」
「わかる? 会合のついでにルディックさんが届けてくれたんだよね」
「ごひいきにありがとうございます!」
「いやいや、君んちの野菜はおいしいから助かってるよ」
「あ、旨い」
「だろー? うちの野菜はうまいんだよ!」
「本当だな。しかもここのマスター、かなり腕がいいな」
「へへ、実はこの宿経由でうちの野菜買ってくれる人も多くて」
「あー、残念だなー」
「何が?」
「これ食えるのが最後だからさ」
「そっか、旅したらこの宿にもなかなかこれなくなるのか」
「いや、違くて」
ユウキは、フォークを人参に刺して頬張った。
「この町、今晩焼かれるだろ?」
聞いてねーよ。
「で、ですよね」
「でも毛布くらいは持ってこようか」
「ありがとうございます!」
「子供同士でも、一緒に寝るのは恥ずかしい年ごろだもんね」
「もうちょっと命がかかった問題ですけどね」
「ということで毛布もらってきたから、お前が床な」
「え、そこは優しいレン君は俺にベッド譲ってくれるんじゃないの?」
「お前が寝返りで落ちてきたら俺即死だろ!! お前より下では絶対寝ない!!」
「まー、俺は別に床でもいいけど。それより、夕飯行こうぜ」
「おー」
「あ、コレうちの野菜ですよね!」
「わかる? 会合のついでにルディックさんが届けてくれたんだよね」
「ごひいきにありがとうございます!」
「いやいや、君んちの野菜はおいしいから助かってるよ」
「あ、旨い」
「だろー? うちの野菜はうまいんだよ!」
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「へへ、実はこの宿経由でうちの野菜買ってくれる人も多くて」
「あー、残念だなー」
「何が?」
「これ食えるのが最後だからさ」
「そっか、旅したらこの宿にもなかなかこれなくなるのか」
「いや、違くて」
ユウキは、フォークを人参に刺して頬張った。
「この町、今晩焼かれるだろ?」
聞いてねーよ。
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