異世界転生しすぎたコイツと初めての俺のアルファレードぐだぐだ冒険記

トウジョウトシキ

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最初の村

アルファレードって何?

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「ま、アルファレードにようこそって感じだな。俺は45回目だけど」」
「その……アルファレードって何?」
「世界の名前」
「……世界の名前?」
世界って、世界のこと? 息を吸ったら酸素が肺に入ってきて、道ばたには雑草が咲いていて、うちの家からなんかいい匂い……シチューだな。そんな世界に、名前があるの?
「あー、いいねいいねそのリアクション! そう、この世界には名前があるんだ。ちなみに、異世界もたーくさん名前があるぜ。冥界リヴァロル、煉獄ディナ、草原の球体ヴィクセルライン、その他もろもろ」
「はぁ……あ、ゴメン覚えられないや」
「え」
「あの、あんま興味ないっていうか……アルファ? なんとかって、なんで名前ついてるんだろってちょっと思っただけで」
「……はー、マジか」
ずいぶん見た目の変わった幼馴染は額に手を当ててため息をついて10秒。
「ま、かわいいからいいか。異世界のイロハ、教えてやるから」
「いや、別に、俺は農家の息子でいいけど」
「農家の息子いいねぇ、立身出世するポジションだぜ? っていうか、最強チート勇者の俺がついてるんだから、もうお前はビッグになるしかないわけ。さ、出世街道にゴーしような?」
「求めてませんけど!?」
そうそうそうそう、コイツのこういうところが嫌い。
俺の意見なんて聞かないで、楽しくなっちゃって、みんなを楽しくしちゃう。
コイツは敵コイツは敵コイツは敵! 騙されるな俺!
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感想 1

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