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「あー、うっせえな! わーってるての。お仕事お仕事頑張りますよっと」
「で? 次は何処の誰よ?」
「あー、強奪スキル持ち?だりぃな」
「えーと、女神のミスで死んで転移ね...」
「あー、もういいや、大体わかったわ。んじゃ行ってくるわ」
◆◆◆
俺の名前は葉月士郎転移者だ。
交通事故で死んだ俺は女神に出会った。
その女神が言うには俺の事故は、その女神のミスが原因だった。
当然生き返らせろ、と言ったが元の世界には戻れない、異世界へ転生なら可能だと言われた。
俺はチートスキル『強奪』を貰うことを条件に新しい人生を得た。
「たく、なんで絡んで来るのかね?」
「きさま! 我らドラゴンの聖域を汚して只ですむと思っているのか⁉」
「別に悪さするきはねえよ。ちょっと山頂にあるーー花を取りにきだだけだ」
「ふざけるな! あれは我らが守護すべき花! 渡せるわけがなかろう!」
「どうしてもか?」
「くどい! そもそも仲間を殺しておいて何を言う!」
「それはこいつらが悪い、襲ってきたから倒しただけだ」
「きさま! 殺してやる!」
いつの間にか、この山中のドラゴンが全員集まってきているのか、俺たちは千を越えるドラゴン達に囲まれていた。俺は元奴隷のソフィーと国に裏切られた元女騎手のミザリー、そして森の妖精エルフのソレイユに声をかける。
「はぁー、しかたない。お前らの訓練に丁度いいな。時間は十分だ」
「わかりました。ご主人様の期待に答えて見せます」
「うむ。あの少女の病を治すには必要な物だからな。時間もないーー急ぐぞ」
「うーん、三分もかからないんじゃない?縛りはあるの?」
「当然だパラメーターは十パーセント、スキルはBクラスまでだ」
「それなら楽しめそうね」
「いいか、何度も言っているがスキルやパラメーターまかせな戦いはするな」
俺は『強奪』スキルを使いこなし、すでに世界最強まで登り詰めている。そして奪ったスキルの一つ『コピー』でスキルを与え『支配する者』で自身の奴隷のパラメーターを操作できるようになっていた。
◆◆◆
「良かったですねご主人様」
「うむ、あの少女もじきに良くなるだろう」
「ついでだ。エンシェントドラゴンなら面白いスキルを持ってると思ってな」
「ふふふ、照れちゃって可愛いわね」
花を素材に調合した薬を少女の母に渡した後、俺達は街を探索していた。たわいない話をする俺達だったが、その時に面白いスキルを持つ男を見かけたーー当然俺はそれを強奪してからコピーして戻した。
「ん、どうしたのだ? 残念そうな顔をして?」
「面白そうだと思って手にいれたスキルだが必要なかってな」
「どんなスキルだったの?」
「ん? ああ、所持スキルの段位を一つ上げるって効果だが、やはり最高位は『神』みたいだな、変化ないわ」
「うーんレアといえばレアだけど今更ね」
「だろ」
「ご主人様はすでに最強ですから」
「はぁー、気付けば最強か...俺としては、まったり暮らせたら良かっただけなんだがなー」
俺達が拠点の屋敷に転移で戻ると...血の臭いがした。
慌てて玄関を開くとーー黒い大鎌を持った小男と...相棒の聖獣フェンリルが死んでいた。
「待て!」
さすが俺の仲間だろう、瞬時に状況を把握して男に襲いかかろうとした判断は正しい。鑑定した結果、小男は冒険者ランクでいえばAランクーー瞬時に取り押さえられる。
しかし、その程度の相手に聖獣であるフェンリルが殺される筈がない。それに、この男には見覚えがあった。
「よう、さっきぶりだな」
小男がダルそうな声で俺にそう言った。
まさか⁉ と驚いたがスキル『ポーカーフェイス』があるので小男には気づかれない筈だ。
俺の混乱はスキル『平常心』ですぐ収まる。そしてすぐに『高速演算』『並列思考』を全開にする。
「なんの事だ」
「おいおい、人のスキル奪っておいて、それはねえんじゃねえか?」
この答えはすでに計算済みだ。これはあくまで時間稼ぎの為の会話で、現在、俺はスキルを駆使し館の周辺をサーチ中だ。それが終わったと同時にこの男を拘束し、目的を訊き出しーーフェンリルを殺した奴の情報を吐かして殺す。
「...フェンリルを殺したのはお前か?」
「ん? この犬っコロの事か? それなら俺だな」
...まあいい。どうせすぐに吐かすんだ好きに喋らしてやる。
「何故? 殺した?」
「ん? そりゃあれだーーこいがわりい、襲ってきたから倒しただけだ。あーだりぃ」
「こいつ!」
「待て!」
小男の態度にミザリーが激昂し前に出ようとするが、俺はそれを腕を出し制した。
周辺のサーチは終了した。敵はこの大鎌を持つ男だけだ。と言うことは...俺のサーチすらからも隠蔽でる相手が潜んでいるかーーこの小男がスキルやパラメーターに捕らわれない強さを持つかだが、俺の看破能力は最高位なのは奴から奪ったスキルでわかっている。なら答えは一つ
ーー面白い! この男を倒せれば俺は更に強くなれる。
俺は三人に後ろに下がらせ手出し無用と厳命した。
「それで? 俺の家に何の用だ?」
「あー、なんだっけな? ああ、そうそう、ちょっとお宝を貰いに来ただけだ。ああ気にすんな、悪さするきわねぇよ。お宝貰ったらすぐ帰るから気にすんな。あーまじ、喋るのだりぃわ」
「観ていたのか?」
不愉快な奴だ。
こいつはドラゴンとの会話をなぞっていやがる。
「ん? まあな、仕事だからな、だりぃが仕事わちゃんとすんだよ俺はーーだりぃがな」
「なら...次の俺の言葉はわかっているな?」
「あー、たしか...ああ、そうだった」
「「殺してやる」」
俺は無限収納から宝剣を取りだし男に襲いかった。
ーーパチン
男が指を鳴らすと...
俺はその場に倒れ伏した。
それは俺だけでなく彼女達もだ。俺はわけがわからずパニックになりわめき散らした。スキル『平常心』のある俺がパニックになっている事にも気付かずに、わめきしらした。
身体が重い。
頭が働かない。
自分に何が起こったかわからない。
そんな状態だったが俺は小男の言葉訊きとった。
「あー、女達にも与えたのか? まあ問題はないわな」
「な、何をした」
「ん? 気づいてねぇのか? あー、口だけだったかぁーまあ期待はしてなかったがな」
「何を言っている」
「たくよぉ、何がスキルやパラメーター任せだっつうんだ、パラメーターの変化に付いていけてねぇわ、スキルがなきゃ考える事もできねぇのか? あーもう帰りてぇ」
俺はハッと自分のステータスを確認して絶望した。
膨大な数があったスキルが一つを残して消えているのだ。残ったスキルの名前は『初期化』
「知らない! こんなスキル知らない! いつだ!どこでだ! なんでだ!」
「あー、うっせえなぁ、頭に響きやがるだろうが。お前が俺から奪ったんだろうが」
「ち、ちがう。俺が奪ったのは違うスキルだ」
「んなの知らねぇよ、人からポンポン奪ってるから確認しなかったんじゃねぇのか、ちゃんと俺のスキルにもあるぞ。見てみろよ」
小男がステータスウィンドウを出し俺の前にかざす。
「嘘だ! 偽装だ!」
「あー、だりぃな。こいう時はこう言うんだったか? 信じる信じないはてめぇの勝手だ。だったか? てかもう動けるだろ?」
「なんで、なんで、なんで⁉ お前は何なんだ!」
「あー、ほんと、めんどくせぇー、このやり取りどこまで続けなきゃダメなんだ? あー簡単に言や、お前みたいな迷惑な奴を始末する仕事人だ」
「お、俺の何処が迷惑だって言うんだ!」
「あー、ダメだこいつ、そこからかよ。人からポンポン勝手にスキルを奪っておいて何いってんだ? まあ、こっちにゃ、それは関係ねぇんだがな。ーーなあ、もういけんだろ?」
俺は震える声でーー
「な、何がだ」
「ん、んなの決まってんだろ?」
◆◆◆
「あー、だりぃ」
「ん? あぁ、ちゃんと教えといてやったよ」
「あの花が四つしかない世界樹の端末で、世界樹の寿命が減った事だろ?」
「ああ、そっちも大丈夫だ。あの元女騎士の家族が奴隷落ちで殺された事も教えといた」
「自分達が滅ぼした国の貴族に保護されていたが、滅亡時に一緒に落ちたって処から教えといた」
「で、エルフと騎士は煽っといて元奴隷女は良かったのか?」
「あぁ、なるほど、力がなきゃって奴か」
「ん? 本人? あぁ、いつも通りだったな?」
「てか、だりぃ。毎回毎回この手順だりぃ。剥奪して終わりでいいじゃねぇか。ーーまあお前の気持ちもわかるからやってやんがーーだりぃんだよ」
「......あっ? ちゃんと自覚して今後はちゃんと暮らせるように、だと...」
「嘘だろ? あー、本気なんだろうな......お前が口にしたらそうなんだろうが......教えてやる」
「殺してやるのがーー慈悲だ」
「当然だろうが。平穏に暮らしたいだけだとか言いながら、奴らどれだけやらかしてると思ってやがる? いくら良好な関係を築いていても、そりゃチートがあるからだろうが。チートのない奴らがその関係を続けられると思っていたのか? むしろ、その関係者に殺されるのが殆どだぞ」
「あっ! 次から俺が見極めろだと?」
「ふざ...いや待て...良いだろうそっちのが楽そうだーー殺せばすむ」
「ん? そんなの当然だろぅが。そもそも異世界転移にしろ転生にしろ出来るのは自分の居場所から逃げ出そうとしている奴らばかりだ。自分の世界に魂を根付かせていりゃ、転移なんてできねえからな」
「ん? あぁ、こう言うことだ」
「異世界転生するような奴は大抵クズだ」
「で? 次は何処の誰よ?」
「あー、強奪スキル持ち?だりぃな」
「えーと、女神のミスで死んで転移ね...」
「あー、もういいや、大体わかったわ。んじゃ行ってくるわ」
◆◆◆
俺の名前は葉月士郎転移者だ。
交通事故で死んだ俺は女神に出会った。
その女神が言うには俺の事故は、その女神のミスが原因だった。
当然生き返らせろ、と言ったが元の世界には戻れない、異世界へ転生なら可能だと言われた。
俺はチートスキル『強奪』を貰うことを条件に新しい人生を得た。
「たく、なんで絡んで来るのかね?」
「きさま! 我らドラゴンの聖域を汚して只ですむと思っているのか⁉」
「別に悪さするきはねえよ。ちょっと山頂にあるーー花を取りにきだだけだ」
「ふざけるな! あれは我らが守護すべき花! 渡せるわけがなかろう!」
「どうしてもか?」
「くどい! そもそも仲間を殺しておいて何を言う!」
「それはこいつらが悪い、襲ってきたから倒しただけだ」
「きさま! 殺してやる!」
いつの間にか、この山中のドラゴンが全員集まってきているのか、俺たちは千を越えるドラゴン達に囲まれていた。俺は元奴隷のソフィーと国に裏切られた元女騎手のミザリー、そして森の妖精エルフのソレイユに声をかける。
「はぁー、しかたない。お前らの訓練に丁度いいな。時間は十分だ」
「わかりました。ご主人様の期待に答えて見せます」
「うむ。あの少女の病を治すには必要な物だからな。時間もないーー急ぐぞ」
「うーん、三分もかからないんじゃない?縛りはあるの?」
「当然だパラメーターは十パーセント、スキルはBクラスまでだ」
「それなら楽しめそうね」
「いいか、何度も言っているがスキルやパラメーターまかせな戦いはするな」
俺は『強奪』スキルを使いこなし、すでに世界最強まで登り詰めている。そして奪ったスキルの一つ『コピー』でスキルを与え『支配する者』で自身の奴隷のパラメーターを操作できるようになっていた。
◆◆◆
「良かったですねご主人様」
「うむ、あの少女もじきに良くなるだろう」
「ついでだ。エンシェントドラゴンなら面白いスキルを持ってると思ってな」
「ふふふ、照れちゃって可愛いわね」
花を素材に調合した薬を少女の母に渡した後、俺達は街を探索していた。たわいない話をする俺達だったが、その時に面白いスキルを持つ男を見かけたーー当然俺はそれを強奪してからコピーして戻した。
「ん、どうしたのだ? 残念そうな顔をして?」
「面白そうだと思って手にいれたスキルだが必要なかってな」
「どんなスキルだったの?」
「ん? ああ、所持スキルの段位を一つ上げるって効果だが、やはり最高位は『神』みたいだな、変化ないわ」
「うーんレアといえばレアだけど今更ね」
「だろ」
「ご主人様はすでに最強ですから」
「はぁー、気付けば最強か...俺としては、まったり暮らせたら良かっただけなんだがなー」
俺達が拠点の屋敷に転移で戻ると...血の臭いがした。
慌てて玄関を開くとーー黒い大鎌を持った小男と...相棒の聖獣フェンリルが死んでいた。
「待て!」
さすが俺の仲間だろう、瞬時に状況を把握して男に襲いかかろうとした判断は正しい。鑑定した結果、小男は冒険者ランクでいえばAランクーー瞬時に取り押さえられる。
しかし、その程度の相手に聖獣であるフェンリルが殺される筈がない。それに、この男には見覚えがあった。
「よう、さっきぶりだな」
小男がダルそうな声で俺にそう言った。
まさか⁉ と驚いたがスキル『ポーカーフェイス』があるので小男には気づかれない筈だ。
俺の混乱はスキル『平常心』ですぐ収まる。そしてすぐに『高速演算』『並列思考』を全開にする。
「なんの事だ」
「おいおい、人のスキル奪っておいて、それはねえんじゃねえか?」
この答えはすでに計算済みだ。これはあくまで時間稼ぎの為の会話で、現在、俺はスキルを駆使し館の周辺をサーチ中だ。それが終わったと同時にこの男を拘束し、目的を訊き出しーーフェンリルを殺した奴の情報を吐かして殺す。
「...フェンリルを殺したのはお前か?」
「ん? この犬っコロの事か? それなら俺だな」
...まあいい。どうせすぐに吐かすんだ好きに喋らしてやる。
「何故? 殺した?」
「ん? そりゃあれだーーこいがわりい、襲ってきたから倒しただけだ。あーだりぃ」
「こいつ!」
「待て!」
小男の態度にミザリーが激昂し前に出ようとするが、俺はそれを腕を出し制した。
周辺のサーチは終了した。敵はこの大鎌を持つ男だけだ。と言うことは...俺のサーチすらからも隠蔽でる相手が潜んでいるかーーこの小男がスキルやパラメーターに捕らわれない強さを持つかだが、俺の看破能力は最高位なのは奴から奪ったスキルでわかっている。なら答えは一つ
ーー面白い! この男を倒せれば俺は更に強くなれる。
俺は三人に後ろに下がらせ手出し無用と厳命した。
「それで? 俺の家に何の用だ?」
「あー、なんだっけな? ああ、そうそう、ちょっとお宝を貰いに来ただけだ。ああ気にすんな、悪さするきわねぇよ。お宝貰ったらすぐ帰るから気にすんな。あーまじ、喋るのだりぃわ」
「観ていたのか?」
不愉快な奴だ。
こいつはドラゴンとの会話をなぞっていやがる。
「ん? まあな、仕事だからな、だりぃが仕事わちゃんとすんだよ俺はーーだりぃがな」
「なら...次の俺の言葉はわかっているな?」
「あー、たしか...ああ、そうだった」
「「殺してやる」」
俺は無限収納から宝剣を取りだし男に襲いかった。
ーーパチン
男が指を鳴らすと...
俺はその場に倒れ伏した。
それは俺だけでなく彼女達もだ。俺はわけがわからずパニックになりわめき散らした。スキル『平常心』のある俺がパニックになっている事にも気付かずに、わめきしらした。
身体が重い。
頭が働かない。
自分に何が起こったかわからない。
そんな状態だったが俺は小男の言葉訊きとった。
「あー、女達にも与えたのか? まあ問題はないわな」
「な、何をした」
「ん? 気づいてねぇのか? あー、口だけだったかぁーまあ期待はしてなかったがな」
「何を言っている」
「たくよぉ、何がスキルやパラメーター任せだっつうんだ、パラメーターの変化に付いていけてねぇわ、スキルがなきゃ考える事もできねぇのか? あーもう帰りてぇ」
俺はハッと自分のステータスを確認して絶望した。
膨大な数があったスキルが一つを残して消えているのだ。残ったスキルの名前は『初期化』
「知らない! こんなスキル知らない! いつだ!どこでだ! なんでだ!」
「あー、うっせえなぁ、頭に響きやがるだろうが。お前が俺から奪ったんだろうが」
「ち、ちがう。俺が奪ったのは違うスキルだ」
「んなの知らねぇよ、人からポンポン奪ってるから確認しなかったんじゃねぇのか、ちゃんと俺のスキルにもあるぞ。見てみろよ」
小男がステータスウィンドウを出し俺の前にかざす。
「嘘だ! 偽装だ!」
「あー、だりぃな。こいう時はこう言うんだったか? 信じる信じないはてめぇの勝手だ。だったか? てかもう動けるだろ?」
「なんで、なんで、なんで⁉ お前は何なんだ!」
「あー、ほんと、めんどくせぇー、このやり取りどこまで続けなきゃダメなんだ? あー簡単に言や、お前みたいな迷惑な奴を始末する仕事人だ」
「お、俺の何処が迷惑だって言うんだ!」
「あー、ダメだこいつ、そこからかよ。人からポンポン勝手にスキルを奪っておいて何いってんだ? まあ、こっちにゃ、それは関係ねぇんだがな。ーーなあ、もういけんだろ?」
俺は震える声でーー
「な、何がだ」
「ん、んなの決まってんだろ?」
◆◆◆
「あー、だりぃ」
「ん? あぁ、ちゃんと教えといてやったよ」
「あの花が四つしかない世界樹の端末で、世界樹の寿命が減った事だろ?」
「ああ、そっちも大丈夫だ。あの元女騎士の家族が奴隷落ちで殺された事も教えといた」
「自分達が滅ぼした国の貴族に保護されていたが、滅亡時に一緒に落ちたって処から教えといた」
「で、エルフと騎士は煽っといて元奴隷女は良かったのか?」
「あぁ、なるほど、力がなきゃって奴か」
「ん? 本人? あぁ、いつも通りだったな?」
「てか、だりぃ。毎回毎回この手順だりぃ。剥奪して終わりでいいじゃねぇか。ーーまあお前の気持ちもわかるからやってやんがーーだりぃんだよ」
「......あっ? ちゃんと自覚して今後はちゃんと暮らせるように、だと...」
「嘘だろ? あー、本気なんだろうな......お前が口にしたらそうなんだろうが......教えてやる」
「殺してやるのがーー慈悲だ」
「当然だろうが。平穏に暮らしたいだけだとか言いながら、奴らどれだけやらかしてると思ってやがる? いくら良好な関係を築いていても、そりゃチートがあるからだろうが。チートのない奴らがその関係を続けられると思っていたのか? むしろ、その関係者に殺されるのが殆どだぞ」
「あっ! 次から俺が見極めろだと?」
「ふざ...いや待て...良いだろうそっちのが楽そうだーー殺せばすむ」
「ん? そんなの当然だろぅが。そもそも異世界転移にしろ転生にしろ出来るのは自分の居場所から逃げ出そうとしている奴らばかりだ。自分の世界に魂を根付かせていりゃ、転移なんてできねえからな」
「ん? あぁ、こう言うことだ」
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