俺の世界を旅した物語

凛。

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第一章

第二話:ある出会い

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「゛あーえーっと・・年月に換算すると五年と三か月かー」
「いやー不老不死とは何て便利なんだろうか
ここまで時間がたっても一切、見た目が変わってない。」
そう能力で創造つくった鏡を見ながら口にする。

ちなみに俺の能力だと時を止めても、普通に髪も伸びるし年も取る。(食事はとらなくてもいいようにしたが)
まあ大体は俺以外の時を止めるって感じだ。
不老不死じゃないと今頃俺の肉体年齢は二十はたち歳くらいになってただろうな。

「いやー、かなり没頭してしまったな。
そろそろ能力は解除してこのあたりの探索にでも行くか。」
没頭しすぎて全然このあたりの探索をしていなかった。
時間がいくら有り余っているとはいっても、あくまで仮定の話だ
本来ならもう少し慎重に動くべきだった
・・いや、能力を多く創っていたことも含め、
"力を蓄える"という面では慎重ではあったか。

時を止めている間は様々なことを片っ端から極めていった。
なんせ、サクヤが説明したものはどれも興味が尽きないものだったしな。

特に鍛錬、研究したものは大きく分けて4つ
"魔術"、"結界術"、"創造した能力の拡張、鍛錬"、"独自理論の研究"‥‥ってとこだな。
能力はかなりの数創造した、ざっと八千ってとこか。
一応すべて把握はしているが、念のためにと"創造"しすぎたかもしれない‥‥
まあ、これらは後々詳しく説明できる時が来るだろう

魔術に関しても、今の俺が"引き出せる"限界までやったと思う。
魔術理論は、どれも興味をそそられるものばかりだったからな
まあ時を止めていたんで、この世界で魔術がどんなものなのかは想像の域を出ない。
果たしてこれはどこまで通用するのだろうか。


「この世界でやりたいこともあるしなー『時間操作、終了じかんそうさ しゅうりょう』『停止解除ていしかいじょ』」
そう言って『時間停止じかんていし』を解除する
時間を停止した時と同様、あたりから色が一瞬消える。
少し経ち、色が戻ると多くの音が聞こえ始める。
草木が風で揺らぐ音、生き物の鳴き声‥‥
念のため、俺は『気配察知けはいさっち』の能力を使った

「やっぱりかーここに降りたった時は気づけなかったが、能力を使える今ならわかる。
数キロ先から人の気配がする。
しかも大勢・・ざっと二百人ってとこか」
「『探索』でも見てみたがあんまし興味を引く連中じゃなさそうだしなー」

見てくれはどこぞのアニメで見るような衛兵たちだ。
近くに村でもあるのだろうか‥‥
だが、少なくともここから半径五キロ内にはいない
ほおっておいても支障はないだろう

「まあ、とりあえずどこか近くの村にでも行ってみるか」
ここから七キロ西に行ったところに村がある
ちょうど、森の終わり。平原との境目だ。

「『飛行ひこう』+『瞬間移動しゅんかんいどう』っと」
『瞬間移動』は便利だが、知らない場所には行けない
現時点でこの世界に俺が知っているところは、当然ながらないんでな。
こうやって目視できる"最大点"に『飛行』しながら『瞬間移動』するのが現状の最速だ。
なんせ七キロも先だからな。
このくらいの移動方法でもなければ着くのに何日かかかる。

「面白いやつでもいればいいなー」
そんなことを考えながら飛んでいると、案外早く村付近が見えてきた。
「さすがに村の真ん中に降りんのはやばいしな。付近に降りたら歩くか。」

「にしても、聞いてた話通りというか見たこともないような獣がいるな。」
『気配察知』の能力は、能力創造に必要だった情報が多い。
その分、等価交換の法則に従って常時発動ができる。
『探索』もそんな感じだ。(『探索』の方は少し枷があるが)

「ここが村かー」
村について、思った第一印象は貧相、質素、だがファンタジーな古びた村。
現代に生きている俺にとって、
なんとも非現実を感じさせてくれる外観の村だ。
あたりの様子を見るかぎり、自然と共存しながら生活しているっぽいな。

そんなことを考えていると、一人の村人が話しかけてきた。
「お前・・見ない顔だな。旅人か?」
敵意はなさそうだ。
単に興味本位で話しかけてきた感じなのか
だが警戒は怠れない・・いくつか能力を使っておこう。

「ああ、まあそんな感じだ。ここら辺では旅人は珍しいのか?」
警戒しつつも淡々と答える。
あちらにまで怪しまれたら面倒だしな。

「ああそうだな。ここら辺に来るやつなんて相当なもの好きくらいだ」
「なんせ、。辺境もいいところだ。俺もそろそろ村を出たいんだが・・」
何か事情でもあるのだろうか。
聞き返す間もなく、ストレスがたまっていたのか
ぺらぺらと話し始めた

どうやらこの村周辺をかこっている森で、
危険な魔物がうろついていると噂が広まっているらしく、
最近次々と、村人が行方不明になっているらしい。

この村には昔から伝わる伝承があるらしく、その魔物の再来だとか。
その魔物の噂と失踪事件の影響で、
辺境であるこの村は、さらに流通が少なくなり
このままでは、生活に支障がでるからこんな村からは出ていきたい。
だが、魔物が恐ろしいうえ、旅の護衛を雇う金もない。
大体はこんな感じのことを話していた。

『探索』の能力で一応見てはみたが
それらしい魔物とやらはいない。
話半分で聞いてはいたが、おそらく人為的なものだろう。
だがなぜこんな辺境の村でそんなことをしてんだ?
そこは少し気がかりだがとりあえず、
「暗くならないうちに宿でも探すか。」
金はないが能力で何とでもなる。
ひとまず探すところからだ。

――案外早く見つかったな。
チャリリン♪
宿の扉を開けるとそう音が鳴った。

「ここで宿を取りたいんだが、部屋は空いてるか?」
目の前にいるいかつい爺さんにそう尋ねる
「ああ、空いてるとも。一泊"ファルク銀貨"1枚だ。」
ファルク銀貨・・ね。
俺の創造した能力『複製ふくせい』は見たことがないものは複製できない。
もちろんそんな種類の金なんて
見たことも聞いたこともないわけだが‥‥
まあ、どうにでもなる。
「ここら辺ではその金が主流なのか。俺は旅人でね‥‥
多種多様な銀貨を持っていてな。どれがどれだか忘れちまった。」
「悪いがその銀貨少し見せてくれないか?」

「旅人のことはよくわからねえが、そういうもんか。
ほれ!それがファルク銀貨だ。」
そういって銀貨を見せてもらう。
我ながら怪しすぎたと思ったんだがな
こういうのは何だかんだ、どうにかなるもんだ。
銀貨は『鑑定かんてい』で見たが純度が高い銀を使ってんだな・・

「ありがとな、無事思い出せた。三泊分ファルク銀貨三枚だ」
「おおう!!思い出せたならよかった。三泊分ちょうどだな・・まいど!!」
そう言った後、爺さんから鍵をもらい部屋に向かった。
これでこの銀貨はいつでも何枚でも出せるな


「・・思ったよりは悪くない部屋だなー 質素ではあるが。」
部屋は想像よりは幾分かましだった。
能力で部屋とかも創れはするが、平均的な暮らしってのに興味がある。
こうゆうのには慣れておいた方がいいしな。
「一応この部屋に結界はかけとこうか。」

結界術けっかいじゅつ』は"魔力"と"魔素まそ"を使うこの世界で発展した高等技術らしい。
これもサクヤに聞いたものの一つだ

片手に循環させた魔力を集めつつ、もう一つの手から魔素を取り入れる。
そのまま混合と比率調整を行い、イメージできる効果を乗せて範囲を設定し展開させる・・
この一連の流れを結界術と言うそうだ。

サクヤから聞いた『結界術』は試した後、いじれそうなところがいくつもあったんで
独自の理論を組み合わせて使い勝手がいいように"改造"した。
まあ、悪い癖だ。

それに、結界術の法則を読み解いていくうちに
"魔力"は圧縮させればさせるほど濃度と効率が上がるということも分かった
サクヤは高等技術と言っていたが
この世界の人間が使う"魔術"や"結界術"には非常に興味がある。
いつか見てみたいものだ。

「今日は寝るかーさすがに疲れたしな。さっきの件は明日から調べよう」
にしてもこの世界は俺にとって興味を引くものばかりだな
ただ村に来ただけだというのにこんなにも高揚している。
‥‥果たして眠れるだろうか。



「そんなことを思いつつも結局すぐに寝てしまった。」
気づくと窓から朝日が差し込んでいる
ここまで眠ったのはいつぶりだろうか。
いつも、何かしらの研究で少ししか眠っていなかったからな。

「そんじゃあ調べていくか。」
こういうこともあろうかと‥ってわけでもないんだが、
いろいろと能力は創ってある。
「能力、『調査ちょうさ』+『歴史書れきししょ』」

『調査』の能力は時間はかかるが
(最大)半径三キロ範囲にいる人間の情報を
自動的に集めて、書類をリストとしてまとめておいてくれる優れものの能力。

『歴史書』の能力はワードを言うと関連した記憶を、
周囲の人間から集め"物語として"記すことができる能力だ。
この能力の創造は結構めんどかったが、今となっては良い記憶。
案外面白かったしな。

「まあ、この能力ならある程度は調べがつくだろ。」
ちなみに『歴史書』で調べるワードはひとまず、
』『
としておいた。まあこれなら大雑把でも情報は得られるだろう。

この二つの能力でも調べがつくまで半日はかかる。
「時間はかかるだろうし、この村を見て回って適当に暇をつぶしとくか。」

そこから暇を持て余した俺は、村を見て回ることにした。
村には少し大きい川や、小さいが資料室のような小屋もあった。
さっきの村人のように考えているやつが多いらしく、
建物に比べて人もかなり少ない。
‥‥逆に言えばこれくらいしか、特筆すべきところはなかった


――約二時間後
「面白いやつも、興味を引くような物もそんななかったな」
適当にぶらぶらしている間に、意外と早く調べがついた。
まだ二時間も経っていない。いくらなんでも早すぎないか?
そんなことを考えつつ部屋に戻って
調査報告書ちょうさほうこくしょのリスト』と『歴史書』の内容を見る。

「なるほどな。『歴史書』のほうはワード関連で調べる範囲が、案外少なかったのか。」
だが、『調査』はどうして"終了"したんだ?
内容を見るかぎり、まだ調査途中。
リストも書き出しが途中で止まっている。
とりあえず、最後に書き出したリストを見てみるか。

「あ゛ー最後に調査したのは‥文字化けひどいな‥‥」
最後の一人のリストはひどく文字化けしていて読めない。

「『リスト上書き』『解析』」
そのため、能力を重ね掛けて読み解いていく。
そしてかろうじてではあるが、ようやく名前が読めた。
「"か‥なで"?」
「読み方これであってんのか?にしても読みにくいな。」
ひらがなと漢字が入り混じっている。
『解析』を使ってもこれだ

「感づかれて妨害されたのか、はたまた能力が破綻していたのか‥」
まあこいつに会えばわかるだろう。
もっとも居場所はつかめていないんだが‥‥
そういえば、『歴史書』の能力で出てきた関連物語にも"かなで"ってやつが出てきてたな
確か題名は『本好ほんず少女しょうじょ零落物語れいらくものがたり』だっけか。
なんとも面白い話だったが、これに出てくる奴と同一人物か?

「‥‥とりあえず、この物語に出てきた場所をめぐってみるか。」
一つ目の場所は、森だ。
いちばん"こいつ"がいる可能性が高い。
物語の最後、主人公の少女"奏"は村にいる意味がなくなり、森の中に消えていっていた。
『歴史書』の物語はあくまでも記憶を断片的につなげて、物語として成立させているだけだ。
実際にあったことか、噂かなんてのは分からないが今持っている情報はこれだけだ。
とにかく、森の中を進んでいく。

「ここが例の場所か・・」
村を囲っている大きな森はかなり奥まで進むと、「魔の禁域まのきんいき」と呼ばれている場所がある。
俺が最初降り立った森もこんな感じだった、何か関連性があるのかもしれない。
そんなことを考えていた時だった
『探索』の定点カメラに"何か"が映った
どうやら、少女が結構大勢の山賊?らしき輩に襲われているっぽいな。
こいつは、村で頻発してるっていう失踪事件と何か関係がありそうだ。

「というか絶対関係しているだろ」
なんだこの分かりやすすぎる人さらいは。
少女は走って逃げているが、これじゃあ時期に追いつかれるだろう

「ハハッ 面白そうだしとりあえず行ってみるか―」
"かなで"本人じゃないにせよ、何かわかるかもしれないしな。
「『瞬間移動』っと」
まあ、ほんと俺好みの面白い展開だったんで、敵眼前に『瞬間移動』した。
これは俺の悪い癖だ。
頭ではわかっちゃいるのに、どうしても面白くなりそうな方を選択してしまう
だがまあ、結果よかったのかもしれない。
まだ人相手に魔術を使った経験がない
試すいい機会じゃないか。

そんなことを考えている間に
何やらごちゃごちゃしゃべっている

「耳障りだな。少しは黙れないのか?」

「おまえどこからやってきやがった!!??」
そういかにも下っ端らしいやつが叫んだ。
品性のかけらもない
本当に耳障りだ。今はこいつに話が聞きたいってのに‥‥
「あ゛ぁ?るっせえな今いいとこなんだよ。邪魔をするな」
口調が荒くなる。昔からこうだ。癪に障ることがあると暴君のような口調になる
なのに頭の中は冷静で無情に近い感情があるだけ
こいつらは殺そう。
氷結ひょうけつ』『結晶化けっしょうか』。」
魔術の発動と同時に山賊たちは凍り付いた。
‥‥やってしまった。
山賊たちはピクリとも動かなくなってしまった。
いつもならこういう考えは抑え込める。
だが今日はいつも以上に、気分が高揚して抑えが利かなくなってしまった。

「初めて使う魔術は決めてあったんだけどなー」
人を殺したというのに冷静なまま。
こんな性格であることに負い目はない
とりあえず切り替えていこう・・
「それにしてもこいつら弱すぎやしないか」
これで死ぬのか‥‥少し鍛錬しただけの俺でもこれくらいなら避けられる。
「俺が思っているよりもこの世界の人間は弱いのか?」
そんなことをつぶやいていると座っている少女が話しかけてきた。

「お前は誰?なんで私を助けたの。」
助けた?何言ってんだこいつ・・ああそうかこれって助けたことになるのか。
意識していなかった。

「あ、ああ。まあ面白そうだったからなー それに、少し聞きたいこともあるしな。」
よくみるとこの少女、泥だらけで髪もぼさぼさ。
運動しないのかかなり細い体格。
それに何より、すべてに絶望したかのようなうつろな目をしている。
俺が考えている間、少女もなにか考え込んでいたらしい。
やっとの思いで口を開いた少女は
「フフッ変な奴。」
そう微笑んだ。
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