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青の星 青の星戦域③ ニーナの戦いとフォトンブレード
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「なっ!?」
裕矢はいきなり現れた黒い鎧のような機械に襲われ、またいきなり銀色の鎧をまとって現れた時代錯誤な格好をした金髪の少女ニーナを目にして、何が何やらわからずに、その場に立ち尽くしてしまう。
「ちっ思ったより尖兵の数が多いっおいっそこの地球人っ死にたくなかったら下がっていろ!」
空を見上げながらニーナが叫ぶ。
ニーナが空を見上げながら叫んだので、裕矢もついつられて上空を見上げれば、先ほど落下してきた隕石に勝るとも劣らない大きさの隕石が十数個。次々とこの場を目指して落下してくる光景が目に入ってくる。
「な!? マジかよ!?」
自分の頭上に降り注ぐ隕石群を目にした裕矢は、何もできないと分かっていながらも、気を失っている秋菜を守るために、必死になって秋菜のもとに駆け戻った。
裕矢がそうしている間にも、ニーナが腰に下げていたフォトン銃で、瞬時に落下してくる十個ちかい隕石を撃ち抜く。
フォトン銃より撃ち出された光の弾丸。フォトンブレッドで撃ち抜かれた隕石たちは、上空で粉々に砕け散り、燃え盛る数多の隕石の破片を、さながら、逆打ち上げ花火のように地上に巻き散らした。
残った数個の隕石は、先ほどの隕石の空中爆発による衝撃のためか、一つは東京スカイツリーのある東の方へ飛び火した。
残った三個ほどの隕石はそのままこの場へと落下してくる。
このまま地上に落下すれば、先ほどのように地上にクレーターを穿つだろう。
だが、裕矢の危惧は、この後あっさりと回避されることになる。
なぜなら、銀の鎧をまとったニーナが信じられないほどの速度で、何十メートルも飛び上がり、地上に落下する寸前の隕石を光の光刃、フォトンブレードによって瞬く間に切り裂いたからである。
もちろん切り裂かれ隕石は、真っ二つにされてから地上へと落下して、辺りに爆音を撒き散らしたのだった。
裕矢はいきなり現れた黒い鎧のような機械に襲われ、またいきなり銀色の鎧をまとって現れた時代錯誤な格好をした金髪の少女ニーナを目にして、何が何やらわからずに、その場に立ち尽くしてしまう。
「ちっ思ったより尖兵の数が多いっおいっそこの地球人っ死にたくなかったら下がっていろ!」
空を見上げながらニーナが叫ぶ。
ニーナが空を見上げながら叫んだので、裕矢もついつられて上空を見上げれば、先ほど落下してきた隕石に勝るとも劣らない大きさの隕石が十数個。次々とこの場を目指して落下してくる光景が目に入ってくる。
「な!? マジかよ!?」
自分の頭上に降り注ぐ隕石群を目にした裕矢は、何もできないと分かっていながらも、気を失っている秋菜を守るために、必死になって秋菜のもとに駆け戻った。
裕矢がそうしている間にも、ニーナが腰に下げていたフォトン銃で、瞬時に落下してくる十個ちかい隕石を撃ち抜く。
フォトン銃より撃ち出された光の弾丸。フォトンブレッドで撃ち抜かれた隕石たちは、上空で粉々に砕け散り、燃え盛る数多の隕石の破片を、さながら、逆打ち上げ花火のように地上に巻き散らした。
残った数個の隕石は、先ほどの隕石の空中爆発による衝撃のためか、一つは東京スカイツリーのある東の方へ飛び火した。
残った三個ほどの隕石はそのままこの場へと落下してくる。
このまま地上に落下すれば、先ほどのように地上にクレーターを穿つだろう。
だが、裕矢の危惧は、この後あっさりと回避されることになる。
なぜなら、銀の鎧をまとったニーナが信じられないほどの速度で、何十メートルも飛び上がり、地上に落下する寸前の隕石を光の光刃、フォトンブレードによって瞬く間に切り裂いたからである。
もちろん切り裂かれ隕石は、真っ二つにされてから地上へと落下して、辺りに爆音を撒き散らしたのだった。
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