【R18】妖精の城はどこですか?〜ノームにかけられた呪いを解くためいろんな女体を頂きながら旅をします〜

ゆず

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溺愛☆

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 ぐたりと横たわり快楽の余韻に息をつく俺をそっと抱き起こし、カシムはあぐらをかいた膝の上に跨らせた。わかっていたが、まだ満足していないらしい。それにしても、少しくらい休ませてほしい…

 ぐらつく俺の背中に片手を回して支え、もう片方の手で俺の尻を揉む。俺はだらりと両手をたらしてカシムの肩に頭を預け、されるがままだ。カシムはしばらく俺の背中を撫でたり尻を揉んだりしていたが、そっと俺の右手を取ると自分の股間に導いた。半勃ちのそれは熱くて大きい。まだ手に力が入らないので、俺は優しく撫でさすってやった。するとソレはみるみる大きくなる。亀頭を優しく揉んでやると、カシムは切なげにため息をついた。背中に回された腕にも力がこもる。俺は力の入らない手でどうにか筒を作り、竿を擦る。その時左手で乳房を揉んでいたカシムが不意に乳首を摘み、俺も思わず竿を握り込んでしまった。

「はっ!!」

 カシムがびくりとし、男根はグッと大きく脈打ちだした。

 目をぎらつかせたカシムに、両腕を首に回すよう命じられ、太腿を持ち上げられる。

 あぁ…来る…

 まだうまく力の入らない両腕でなんとかカシムの首にしがみつくと、膣口に亀頭が当たる感覚があり、そのままズズンっと貫かれた。

「あーーーーー♡」

 太いもので深く突かれる気持ちよさに俺は涎をたらしのけぞった。亀頭がゴツゴツと奥を抉り、俺はひぃひぃとよがり泣く。

「あーー♡あーーー♡」

「気持ちいいか…?」

「はっ♡ひぃ♡ひっ♡はぁんっ♡」

 尻を回され、ゴリゴリとナカを擦られると、快感でもう声も出せず、はくはくと息を吐く。

 あぁ…いい…イク…イク…

 膣が蠢き、カシムのものをしゃぶる。

「あぁユーリ…そんなにしたら…」

 カシムがズンズンと深く突き上げ、俺をきつく抱きしめて中に放つ。俺も同時に達して、気絶した…


 あまりに深くイカされたせいか眠りも深く、次の日俺は割と早く目が覚めた。体はだるいがスッキリしている。隣で眠るカシムが俺を抱きしめて離さないので、仕方なく奴の寝顔を眺める。
 浅黒い肌に高い鼻。唇は薄く、まぁハンサムといえるかな…。俺はカシムの頬に手を当てた。髭がザラザラしている。大人の男だ。俺は髭なんてまだ生えてなかった…そのままなんとなくカシムにキスをする。なんとなく?いや、なんということだ…こんなのダメだ。俺は男なんだし、カシムだって俺が女だと思ってるからこんな…いや、男とか女という以前に、呪いのせいでこうなっているのかもしれない。考えて俺はなんだか泣きたくなった。

 どうしてだろう…わからない

 俺は悲しい気持ちで、カシムの腕から逃れようともがいた。

「ん…ユーリ…どうした…」

「…あ、起こした?ごめん…」

「まだ早いだろう…もう少し…」

 ぎゅっと抱きしめ直される。

 男の広い胸はあたたかくて、腕の中にすっぽりおさまると安心する。俺は起きるのを諦め、カシムの肩に頭を乗せて目を閉じた。


 その日は昼過ぎまでカシムと過ごした。奴隷商の残党を捕らえた褒美ということで、半日休みを貰ったらしい。主犯格の尋問は昨日終わらせたらしく、今は部下が下っ端の取り調べをしている。

 広いテラスで遅い朝食をとった。香り高い紅茶に果物、パンに卵料理…カシムはもりもり食べるが、俺は紅茶や果物ばかり口にした。昨夜激しく抱かれ、何度も深くイカされて、体がそういうものを欲しているのだ。

「食欲がないようだな」

「…そんなことない。これ、もっと食べたい」

 初めて食べる緑色の葡萄は大粒で甘い。ねだるとカシムは嬉しそうに頷き、傍の召使いを見る。すぐさま果物の大鉢が運ばれ、一粒口に入れられた。

 恥ずかしい…けど

 甘い果実を飲み込み口を開けると、カシムは喜んで俺の口にまた葡萄を入れる。俺は餌をもらう雛のようにカシムを見つめて口を開けた。

 なにやってんだ…俺

 食事が終わるとカウチに場所を移し寛ぐ。側でなにかと世話を焼こうとするシズラにカシムは思い出したように

「昨日も言ったが、俺はユーリを妻にする。領主様のお許しはまだだが、今回のことが落ち着いたら報告するからしっかり世話を頼む」

「えっちょっと…ちょっと!!」

「本当におめでたいことですわ…カシム様がやっと…」

 シズラが目を潤ませて言うのを遮り、俺はカシムの服を引っ張って

「ちょっと来て!」

 と寝室に連れ込む。無礼かもしれないが仕方ない。カシムは素直になんだなんだとついてくる。

「結婚なんてできないって言ったよね…」

 ドアを閉めて、カシムに向き直り言う。

「…俺のことが嫌いか…?」

 思いの外落ち込んだ顔をするカシムに胸が痛むが仕方ない。ここではっきり言わなくては…俺だって辛いんだ…ん?辛い?

 …俺は…

 がっくりとベットに座るカシムの横に俺も座り、頬に手を当てる。

「…嫌いじゃないよ」

 忠実な大型犬のようなカシムの瞳に、悲しみと失望と、少しの喜びが見える。俺はもう一度

「嫌いじゃない。ていうか好き…かも」

 あぁ…言っちゃった。ここは嘘でも嫌いって言うべきだったが、出来なかった。俺はずるい奴だ…。

 カシムは俺を抱き、口付ける。

「ユーリ、俺も好きだ…初めて会った時から。結婚してくれ…俺の妻になってくれ」

 俺も夢中で口付けを返すが、これでハッピーエンドというわけにはいかない。

「そろそろ行かなきゃいけないだろ。帰ってきたら大事な話がある…」

 カシムは気になるそぶりを見せたが、確かにもう時間だと思ったらしい。ぐずぐずと支度をして出ていった。




 

 

 






 
 
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