【R18】妖精の城はどこですか?〜ノームにかけられた呪いを解くためいろんな女体を頂きながら旅をします〜

ゆず

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逃亡失敗☆

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 えーーーーーー

 まさかこのタイミングでカシムが現れるとは…

 兵士を二人連れてドヤドヤと入ってきたカシムはチラッと目の端で俺を見て、ハッと二度見した。ドカドカと大股で近づいてくる。

 あーーーー

「ユーリ!出迎えてくれたのか!」

 えーーーー

「うむ!シズラはよくやってくれたようだな!…美しい」

 嬉しそうに笑いながら俺を眺め、満足そうに頷く。シズラ…そういえばさっき身支度をされながら聞いた名前だ。確か年配の女性だったか。

「だが…」

 カシムは大きな手で俺の頬を撫でながら耳元に口を近づけ

「出迎えは嬉しいが、供もなしにこんなところまで来てはいけない」

 と囁き、俺は何故か顔がカアッと熱くなる。それから俺を抱え上げ、後ろの兵士達に

「これを部屋まで送る。待っていろ」

 と告げると、俺を抱いたままスタスタと階段を上がっていった。カシムの肩越しに見た兵士達はポカンとした顔をしていた…

 部屋のドアを開けると、先程の召使い達がオロオロと固まっているところだった。いきなり入ってきたカシムと俺を見て

「カシム様!」

「ユーリ様!」

 口々に言う。年配の女性が近づいてーやっぱりこの人がシズラだったなー涙ながらに言う。

「あぁよかった…申し訳ありません、寝室でお休みになっているとばかり…気づいたらいらっしゃらなくて…」

 あぁ…そうか、俺が逃げたら、この人達の責任になってしまうのか…

 申し訳なくて、カシムにあまり叱らないでと言おうとすると、

「いや、俺もこれに説明が足りなかったようだ。心細かったのか、下で俺の帰りを待っていてな…」

 完全に脳内変換されている。

「領主様に報告がまだだが、少し休んでいく」

 俺を抱いたまま寝室のドアを開ける。バタンとドアを閉めたが、気を取り直したシズラが

「まぁ!カシム様!そんな埃だらけで!」

 と騒ぐ声が聞こえてきた。

 寝室で二人きりになると、カシムはぎゅっと俺を抱きしめた。

「あぁユーリ…すまなかったな…寂しかったか…?」

 意外と思い込みが激しい…言おうとするが、顔を両手で挟まれキスをされたので何も言えない。チュッチュと優しく吸われ、舌を入れられる。口腔を舐め回され、誘うように舌を甘噛みされると、俺もその気にさせられて思わずカシムの舌を吸った。

 ガチャ

「さぁカシム様、お湯をお持ちしましたよ。せめてお顔を拭いてくださいな」

 シズラは素知らぬ顔で入ってきて、カシムの世話を焼く。俺は慌ててカシムの腕の中から逃れ、突然邪魔をされたカシムは呆然と固まり、されるがままになっている。その様は大きな子どものようで、俺はおかしくなった。

 ベットに腰掛け、シズラに足を拭われながら、気を取り直したカシムは俺の手を握り説明する。

「あの店の者達は残らず捕らえたが、詮議はまだこれからだ。あの店は前から悪い噂があったが、証拠がなくてなかなか手を出せなかったんだ」

 それから俺を見つめ

「お前が案内人を確認してくれたから逮捕に踏み切れた…怖い思いをさせてすまなかった」

 なんと言っていいか分からず俺はカシムに手を握られたままうつむく。

「まぁまぁ本当に!カシム様、お手柄ですわ!!」

 空気を読まないシズラが誇らしげに言い、少し場が和む。

「でも領主様にご報告がまだなんでしょう?お待たせしてはいけません」

 それに…と、意味ありげに俺を見て

「こちらの方のことも詳しく伺いたいですし」

 よくぞ聞いてくれたとばかり嬉しそうに話し出そうとするカシムを制し、シズラはさぁさぁと急きたてる。

「早くお勤めを済ませておいでなさいませ。ユーリ様は逃げませんから」

 シズラの軽口にギクリとするが、カシムはシズラには弱いらしい。しぶしぶ立ち上がって俺の耳元で囁いた。

「いい子で待っていてくれ」

 言われて胸がキュンとする。なんなんだこれは…さっきから全く心臓に悪い。慌ただしく部屋を出るカシムを見送り、俺はぐったりとベットに倒れ込んだ。


 柔らかいものが瞼に、頬に当たって目が覚めた。どうやら眠ってしまっていたらしい。辺りは薄暗くなっている。ベットに横になっている俺の上に誰かが覆いかぶさり、今度は唇を合わせてきた。

「ん…」

 唇全体を食むように吸われ、寝ぼけた俺はついキスに応えてしまってハッと起き上がる。湯に入ったらしく、さっぱりとしたカシムがいた。長い髪をゆるく束ね、絹のガウンを羽織っている。

「あ…」

「待たせたな…」

 言いながらカシムは俺を押し倒し、キスの続きをする。熱い舌が俺の歯列をなぞり、舌を吸う。心地よい刺激に俺は奴のガウンの襟元を掴み、喘いだ。カシムの唇は俺の耳、首筋と移動する。俺もガウンの胸元に手を入れ、男の厚い胸板をまさぐった。

 うそ…なんでこんな…

 もうカシムに抱かれることはないと思っていたのに、俺の体は熱くなり、男に…カシムに触れたくて、触れられたくてたまらなくなっている。

 大きな手が俺の小さな胸を包み込むように愛撫し、指で優しく乳首を擦る。それだけで痺れるような快感で、俺は背中をそらして声をあげる。

「あぁ…あ…!」

 ぷくりと勃ったピンクの乳首をちろりと舐められ、ぱくりと咥えられるともうたまらなくて俺はのけぞった。

「あん!あん!!」

 ドレスの胸元を押し下げて胸をいじっていたカシムは、我慢できなくなったのか乱暴にドレスを脱がせ、股間の布も剥ぎ取って俺を全裸にした。それから俺の足をぐいと広げると、恥ずかしく濡れそぼったそこに舌を這わせる。

「あぅ……ぅん…っ」

 ぴちゃぴちゃ…

 尖らせた舌先で襞を舐められ、俺のそこは愛液を溢れさせた。

「あぁユーリ…もう我慢できない」

 掠れた声でカシムが囁き、熱いものを俺の膣口にあてがう。快感の予感に疼く俺のそこは恥ずかしいくらいに濡れている。

 グチュ…

 カシムの大きな雄がゆっくりと入ってくる。俺はシーツを掴み、なるべく力を抜こうとする。

 ドチュン!!

 カシムが俺の腰を掴み、いきなり貫いた。狭い穴が押し広げられ、擦られる甘い衝撃に目の前に火花が散る。快感が脳天まで響き、カシムのものをキュウキュウと締め上げた。だが達した余韻に浸る間もなくカシムはズンズンと突き上げてくる。

「あん♡あん♡あんんっっ♡♡」

 肉の筒に締め上げられながらも激しく突いてくるカシムに俺は泣きながらしがみつく。たくましい背中に爪をたて、脚を絡み付かせた。

「あうっ♡あぅんっ♡あんっ♡あんんっ♡」

 激しく揺さぶられ、勝手に声が出る。

 気持ちいい…すごい…いい…

 ズンっズンっ

「ユーリ…ユーリ…っ」

 俺が再び達した時、カシムも俺の中で射精した。
 

 

 

 
 

 
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