【R18】妖精の城はどこですか?〜ノームにかけられた呪いを解くためいろんな女体を頂きながら旅をします〜

ゆず

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ノームの呪い♡

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俺はユーリ、15歳

 生まれ育った村を出て、どこにあるかもわからない妖精の城を目指して旅に出る。相棒は緑色の小妖精アリア。こいつと俺は、小さい頃からの親友だ。森で蜘蛛の巣に引っかかって泣いていたこいつを助けてやって以来、ずっと一緒。

 さて、俺がどうして妖精の城など探す旅に出るのかだが、話は5日程前に遡る。

 その日俺はアリアと薬草採りに出かけていた。森の奥深く、小高い山の麓。貴重な薬草がたくさん採れるが、多くの獣達が巣食う危険な地域。狩りだろうが薬草採りだろうが、普通こんなところまで入ってくる者はいない。けどアリアと一緒なら大丈夫。道に迷うこともないし、危険もいち早く察知してくれる。だがそこは小妖精、危険を察知はできても戦うことはできないのだが、両親を早くに亡くした俺を育ててくれた叔父夫婦の役に立ちたくて、俺は毎日そこに行く。

 その日は天気があやしかったのだが、今の時期しか採れない薬草の注文があったのを知っていた俺は叔父夫婦が止めるのも聞かず早朝から出かけた。アリアがいれば薬草の場所はわかるし、今日は目当ての草だけ採ってすぐ帰れば大丈夫と思ったのだ。だがあいにく天気はもたず、さあ帰ろうとしたところで雷が鳴った。森で雷はまずい。俺はとりあえず山の麓の洞窟まで走った。間一髪、洞窟にたどり着いたところで雷鳴が轟き、叩きつけるような大雨になった。

「すげぇな…でも間に合ってよかった」

 洞窟の入り口にまで雨が降り込んでくるので、奥の方まで進む。危険な動物の気配はないようだ。だがアリアが変な顔で
「危険はない…と思うけど、でもなんだか…」
 と呟く。もしかしたら先客がいるのかもしれないが、アリアが危険を感じないなら大丈夫だと俺はどんどん進んでいった。

 薄暗い洞窟がぼんやり明るくなり、焚き火の煙が流れてくる。どうやら先客がいるらしい。想定内だと思い、
「こんにちは」
 と声をかける。

 焚き火のそばにいたのは、皺だらけの顔に丸い鼻、白く長い髭に小さな体の小人…ノームだった。

 驚いたが、こちらにも妖精がいる。危険もないようだしと明るく話しかける。
「お邪魔してすみません。僕はユーリ、薬草採りに来たんですが、急に雨が…。申し訳ないけど、少し雨宿りさせてください。こっちは妖精のアリア」
 ノームの爺さんは無愛想だったが、アリアのおかげか
「人間か…まぁいいだろう」
 と言ってくれた。季節は初夏だが、雨が降って少し肌寒い。俺はありがたく焚き火のそばに座った。

 ノームの爺さんは無愛想ながら、年は?とか、今の王様は誰だ?とか話しかけてくるので、俺も出来るだけ答えた。なんとか王の時代からどれくらいたってる?とか、俺には答えられない質問もあった。この人、いくつくらいなんだろう…。
 今日は早くに起きたので、俺はうとうとしたらしい。ゴソゴソと体をまさぐる気配と、
「ユーリ!」
 というアリアの声で目が覚めた。

  ノームの爺さんが俺の上にのしかかり、ズボンを脱がせようとしている。ギョッとしてはねのけようとするが、この爺さんなかなか力が強くて逃げ切るのが難しい。俺たちはくんずほぐれつ、狭い洞窟でゴロゴロ転がる。アリアはなんとかしようと俺たちのまわりを飛び回るが、どうにもできない。このままではまずい…必死になって抵抗していると、幸運にも焚き火の火が爺さんの髭に燃え移った。焦る爺さんを蹴り飛ばし、俺は洞窟の出口に走るが、ズボンが下がって速く走れない。そこで爺さんが俺に向かって杖を振り、

「○✖️◎◉⭐︎⭐︎○!!!」

 変な呪文を唱えた。俺は振り返らず、ズボンを押さえて全速力で走った。

 アリアのおかげで道には迷わなかったが、家に着く頃には俺はびしょ濡れ、体の芯まで冷え切っていた。叔父と叔母は驚き―俺が雨宿りして帰ってくると思っていたのだろう―慌てて湯を沸かしてくれた。大きなタライに湯を張り浸かるとやっとホッとする。あのスケベノーム、なんて奴だと今更腹が立つが、とりあえず無事で良かった。なにしろ俺はまだ女との経験がない。初体験があの爺さんなんて死んでも嫌だ。
 薬草は残念だったが、それはまた採りに行けばいい。あの洞窟に近づかなければ大丈夫だろうし、今度は何か武器になるものを持っていこう。
 それから食事をし、ベットに入った。今日は本当に疲れた…。

 ぐっすり眠っていると、なんだか違和感があって目が覚めた。いや、違和感というか…快感。夢精は経験済みだが、それよりもっとはっきりしている。誰かが俺のペニスを口に含み吸っている。じゅぷじゅぷといやらしい音がして、俺は初めての快感で腰を揺らしてしまう。俺の股間にいるであろう人物は、布団に潜っていて誰かわからない。もしかしてまさかあのノーム…考えようとするが、その時ペニスをぢゅっと吸われて俺はたまらずその口の中に射精してしまった。
 たまらない快感に頭が真っ白になりピクピク震えていると、布団をかぶった誰かが今度は柔らかい何かを俺の萎えたペニスに押し当ててくる。
 あぁ…たまらない。気持ちいい…
 俺は快楽に溺れそうになったが、その柔らかいものがおっぱいだと気づいてガバッと起き上がった。

 布団をめくるとそこには…叔母がいた。大きなおっぱいで俺のペニスを挟み、いやらしく舌で唇を舐めている。

「!?!?」

 驚いたなんてもんじゃない、俺は慌てふためいてベットから降り、一目散に逃げ出した。

 幸い雨は上がっていた。家を飛び出し200メートルほど走り、振り返って誰も追いかけてこないのを確認すると、俺はそろそろと家に戻る。納屋に干したサンダルを取りに帰ろうと思ったのだ。夢中で逃げている時は気にしなかったが、裸足の足の裏に小石が刺さって痛かった。
 サンダルはまだ湿っていたが、そんなこと気にしていられない。
それを履いて外に出ようとすると、アリアの声がした。
「ユーリ…ユーリ、大丈夫?」
「アリア!アリア!」
 この時ほどアリアの声が嬉しかったことはない。俺は情けないことに涙ぐんでしまった。だってそうだろ、俺を育ててくれた叔母、父さんの弟の奥さんだから血は繋がっていないが、決して裕福ではない暮らしの中で俺を育て、可愛がってくれた叔母があんな…。俺は今更ショックで座り込んでしまった。

「叔母さん…どうしちゃったんだろう…」
 
 明るくて優しい叔母。叔父とも仲が良く、今まであんなことはもちろんないし、変な気配を感じたこともなかった。それがなんで…。

「あの…ユーリ、もしかしたら昼間のノーム…」
 アリアがおずおずと言う。俺は涙目でアリアを見た。
「あのノーム、なんだか変な呪文を言ってなかった?もしかしたらあの時ユーリに何かしたのかもしれない…」
 言われて俺もあっと思った。そう、確かにあの時、爺さんは何か言っていた。どんなものかはわからないが、あの時俺に何か魔法をかけたに違いない。
 許せない。絶対その魔法を解かせてやる。俺は納屋にあった、干草を集める道具ー大きなフォークのようなものーを取り、昨日の洞窟へ向かった。

 夜中の森なんて危険極まりないが、幸い夜明けが近かったらしく、だんだん空が明るくなってきた。濡れた草を踏み締めて洞窟へ急ぐ。あの爺さん、ただじゃおかない…

 洞窟の入り口に着くと、アリアが
「昨日と同じ気配がするわ。あのノーム、まだいるわね」
 と教えてくれる。よかった。逃げてしまっていたらどうしようかと思っていた。よし、どうせ奥は行き止まりだ。俺はずんずん洞窟のに入った。

 腹立たしいことに、爺さんノームはぐうぐう寝ていた。人にあんなことをしておいてー何かはわからないがーいい気なものだ。俺は持ってきた干草集めのフォークで爺さんの長い髭を地面に突き刺し、逃げられないように固定した。
「ユーリ、あとあの杖を」
 アリアが言うので、立てかけてあった杖を頂く。それから爺さんの尻を蹴飛ばした。

「ぎゃっ?!」
 爺さんは目を覚ましたが、髭が固定されているので起き上がれない。ジタバタとのたうっている。

「おいジジイ!俺に何をした!!死にたくなければ答えろ!!」

 爺さんはキョトンとしていたが、俺の顔を見ると憎々しげに
「あの坊主か…せっかく火を貸してやったのに、礼もせんと逃げていった奴だな」
 と言った。

「はぁ?!何言ってんだ!何が礼だよ!俺に何しようとしたんだよ!!」
「減るもんじゃなし、お互い気持ちよくなろうとしただけじゃ!」
「!!!」

 あまりの怒りで言葉が出てこない。ワナワナ震えていると、アリアが

「このスケベジジイ!!!」
 とどなった。

「何言ってんのよ!お互いの同意もなしにあんなことしようとするのは犯罪よ!!それもたかが雨宿りくらいで…困った時はお互い様!!あんたそんなんじゃ今に誰も助けてくれなくなるわよ!!?それに何?!!お互い気持ちよく??!そういう奴に限って自分勝手なエッチしかできなくて、相手は全然気持ち良くないのよ!!!このエロボケ老人!!」

 一気に言い、はーはーと息を切らしている。ノームはアリアを睨んでいるが、痛いところをつかれたような顔をしている。心当たりがあるんだろうな。しかしアリア、なんか実感こもってないか?

「おい爺さん、あんた俺に何かしたか?」

 アリアのおかげか、少し落ち着いた俺は、なるべく穏やかな声で言う。

「何かしたなら解いてほしい。雨宿りさせてくれたことは感謝してるが、ああいう礼の仕方は俺はやってない」

 爺さんは黙っているが、少しは悪かったと思っているのだろうか、何か考えている風だ。急かしてはいけない。俺も黙って爺さんが何か言うのを待った。

「ふん…生意気なガキどもだ」

 セリフはイラつくが、言葉の調子は穏やかだ。いけるかもしれない。

「久しぶりに他人に会ったもんで、ワシもついはしゃいでしまったかもしれん。すまんかったな」

 おお!謝った!!しかしはしゃいじゃってレイプしようとするってなんだよ!!

「確かにワシはお前に魔法をかけた。魔法というより呪いだな。悪かった。だが一度かけた呪いはワシには解けん。すまん」

 俺は膝から崩れ落ちた
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