こちとら一般人なんよ~絆されたからには巻き込まれる運命~

クスノキ

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お知らせと人物紹介

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ここまで読んでくださってありがとうございます。ノマル達の冒険はこれからだ、というところで一章が終了となります。一応打ち切るつもりはありませんし、最後までのおおよその流れはできているので安心してください。よければこれからもお付き合いいただけると嬉しいです。残念ながらストックが無くなったので、今後は出来上がり次第更新という形になりますが悪しからず。気長にお待ちください。
次章は二人目の仲間、未知のパワー、深まる謎の三本立て(予定は未定)でお送りいたします。多分今までよりはぐだぐだしないはず。ということで、この機会に登場人物の詳細を分かりやすいようにまとめることにしました。流石にメインキャラの性格が面倒くさすぎる上に情報量が多いので、興味があれば整理と振り返りがてらにどうぞ。

※過去の話を部分的に加筆及び修正しました。特に印象が変わりそうなのは『多分きっとビクトリーロード~2~』の昔話終了後、ノマルからシエマーへの台詞です。ふわっと書きすぎて何か違うってなってしまったので、すみません。あと村での滞在期間も十日から二週間にしました。






メイン登場人物紹介

平田乃満留(ノマル)
「知らんけどは使い勝手のいい免罪符なんよ」

身長 百六十七センチ 年齢 二十歳
容姿 肩より少し長いやわらかめの黒髪(前髪は左右に流している)ぱっちり黒目 スタイルの良さはそこそこ 肌の色は黄の混ざった白

素性(元の世界) 最近一人暮らしを始めた高卒アルバイター。関西出身。兄と弟がいる。一人暮らしの前に関東圏へ一度引っ越しを経験している。父親が竹を割ったような性格及び話し方をしていたため、自分もつられてそうなった。これでも普通に話せるようになってきた方。
生活能力は高いがこれといってやりたいことがなく、ただただゲームで暇を潰していたライトなゲーマー。将来大丈夫なのだろうかと思いながらも、まあまだ二十歳だしと不安に蓋をして生きていた。

素性(異世界) 裂け目にすってんころりんした後拾われて二週間くらい過ごした。恩人の旅(墓参り)に付き合った。恩人の旅(謎を解くための)に付き合うことになった。俺たちの冒険はこれからだ!(今ココ)
端的にまとめると少ないし割と短期間だが、色々あったおかげでノマルは大分明るくなったしツッコミのキレが上がった。

性格 面倒くさいヤツその1。基本的に優しく思いやりのある子。親しい人にはちょっと世話焼き。陰キャと陽キャの要素を併せ持つ。わりと内弁慶で外では猫を被るタイプだった。が、関西弁をポロリした結果簡単に受け入れられてしまったので、開き直って素の態度に。その上全く気にされないので段々強気になっている。本人に自覚はないが、まれにピカッと光り輝くような主人公パワーを見せる。まだ帰れないかもしれないという不安は抱いていない。今のところは。
補足 もう自然と素の態度でいるが、元々は意見を言う際勝手に出てしまう強い口調を酷く気にしていたようだが……?



シエマー(名字はメイローだが名乗りはしない)
「ところで、君が時折言っている『ふっかる』とは何だろうか」

身長 百九十二センチ 年齢 三十四歳
容姿 毛先が水色のグラデになった藍色の髪(前髪あり) 腰程までの三つ編み 目は明るめの灰色 顔の作りはタレ目太眉泣きぼくろ 筋肉はしっかりついているが細身な方 白めの肌

素性 元レクイエ王国所属、ケストラ騎士団の副団長。ディゾナンス帝国のどこかで生まれた。十二歳の時帝国の調査に来ていたブライツに拾われて王国へ。誘拐同然だったことに同情した国王の計らいで、最初は雑用をしながら執事になるための勉強をしていた。
ところがどっこい、ブライツの我が儘により騎士団ルートが決定。その才能と体質のおかげか、短い時間であっという間に副団長に。三十歳の時、崩壊の危機に瀕した王城から、国王の魔法で村近くの森へ。以降は村で守り人として暮らす。
ノマルを保護して共に暮らしている内に、今こそが転機ではと思い墓参りへ。色々あってノマルをすっかり気に入ってしまったのと、目的が近しかったため、今後の旅を共にすることとなった。

性格 面倒くさいヤツその2。思いやりの塊みたいなお人好し。時々凄い天然。普段は頼もしいが特定の場面でヘタレになる。メンタルお豆腐太郎と言われるくらい繊細。ノマルに言われたことは大体『そうなのか』と素直に受け取りがち。国と大事な人と生きがいを同時に失うというSAN値チェック案件(案の定失敗)があってから大分不安定だった。

補足 歳相応に頼もしい、となるが十二歳以前の記憶がほとんど無いので、実際の精神年齢はノマルと大して変わらない。所々自分の中で感情の整理がうまくいっていないのもそのせい。
石碑前の「御身と引き換えにしてでも~」という台詞について。別に国王は自分の身を犠牲にしたわけではない。が、自分にもっと力があれば共に逃げる選択をとってくれたかも、というシエマーの主観によるもの。
失った過去の記憶、不明瞭な出身、魔法がききにくい代わりに頑丈な体。彼自身ですら分かっていない謎が多いようだが……?


エディガウラ
『ふん、分かりやすい態度なんてしてやらないわ……なっ、人参はズルいわよ!?』

身長 頭の上までいれると、シエマーより少し高いくらい 年齢 十歳
容姿 真っ白な体 緑色の鱗 少し曲がった金色の二本の角 緑の目 頭の付近は白く長い髪の毛のようなものが生えている 要はなんか色々ついてる馬

素性 リバフォトの街の厩舎出身。マエクス貸し出し所を運営しているおじさんが親代わり。とても賢い兄がいたが、現在はお偉いさんのところに引き取られている。マエクスの寿命は四十年程で、病気にかからない限りは寿命の五年くらい前まで走ることができる。二人について行けばいい待遇で安全に走り回ることができると考えて仲間に加わった。

性格 我が儘でちょっぴり臆病。プライドが凄まじく高い。結構ツンデレ。自分より優れているのは兄くらいだと思っている。動物らしい単純さで思い込みの激しい面もあれば、最も賢いマエクスと自称するにたる知能で深く考えることも。
補足 エディの『』内のセリフはあくまでノマルが受け取った印象。大体合っているのは話の分かりやすさ優先のため。言うほど分かりやすくないが。
どこへ行ったかは知らないけれど、生きている内に一度くらいは兄の顔を拝みたいと思っている。しかし、おじさん曰くおいそれと会いに行ける場所じゃないとのことだが……?



ゼンデス
「まァ機械の一個くらい、ちびっ子と比べたらスクラップも同然だよな」

身長 二百十センチ 年齢 ??
容姿 肩程の暗い赤髪 所々はねているオールバック 髪と同じ色の目と鱗 顔の作りはギザ歯眉無し三白眼 目の下真ん中程から目尻にかけて黒いラインのような化粧 右手と左足がそれぞれ義手と義足 褐色で上裸

素性 普通の人間とエルツ族のハーフ。ディゾナンス帝国所属の守備隊隊長。気配の察知に長けており、彼が街にいる場合は一人で警備が事足りるほど。帝国にとっても便利ではあるが扱いにくい駒のようで、最初読み上げていた紙は彼があれこれ余計なことを言わないように用意されたカンペ的なもの。

性格 ある意味面倒くさいというか複雑なヤツ。テンションの乱高下が激しく、手のひらドリルは当たり前。周りからすれば態度がちぐはぐ過ぎて理解に困る非常に厄介な性格。それはそれ、これはこれといった割り切りの仕方が凄まじい。
補足 子供という存在や、自身が混血であることに思うところがあるようだが……?

サブ登場人物紹介

キッパ
「立ち上がれると思ってたよ、だって一人じゃないからね」

二十代半ばの男。ブラグレオの村の門番。槍より魔法が得意な爽やかのんびりお兄さん。正直この人がいなかったら絵本を読まない=物語が進まないので、事実上のMVP。運気が上がるようにとノマルにお守りを渡した。そのお守りは彼の母が買ってきた物なので、どういったものかはよく知らない。彼の母は可愛い物好きで料理上手であり、ノマルは異世界生活の基礎を彼女から学んだ。
四年前からシエマーの様子を見守ってきて、結構気を揉んでいた人。無事ノマルがシエマーをいい方向に動かしてくれたのでニッコリ。本当ならシエマーが墓参りに誘える唯一の人だったが、これ以上迷惑はかけられないと断念されていた。いつかは旅に出たいかもとぼんやり思っているが、今はまだ村を守る方が大事。

国王(テレザント・カーデンツァ・レガトス・レクイエ)
「唯一心残りがあるとすれば、実の子の成長を見届けられなかったことか……」

五十代で亡くなったレクイエ王国の王様。申し訳ないけど多分名前は覚えなくていい。幼い頃からブライツと仲がよく、元は結構なやんちゃ坊主だった。成長し責務に向き合うようになってから威厳を獲得したが、相変わらず精神年齢が子供のブライツに引っ張られることもしばしば。でもなんだかんだ救われていたところもある。
ブライツが連れてきたシエマーを自分の子供のように思っていた。じゃあ跡継ぎはいずこへという話なのだが、出てきてないだけでいるし、ちゃんとシエマーと同じくらい可愛がってもらっていた。残念ながら転移させる魔法は自分には使えない。

ブライツ・メイロー(団長)
「生きてりゃ勝手に自分の導は見つかるモンだ。けど、それまでは俺がお前の手を引っ張ってやる!」

レクイエ王国のケストラ騎士団団長。国王と同年代の貴族。強い。明朗快活な性格。第六感が動物の本能レベルで優れており、チャンスは絶対に逃さないし、人の欲しい言葉をストレートかつど真ん中に投げつける主人公タイプ。サボりや悪戯など普段の行動は非常に子供っぽいが、いざという時の頼もしさは団長に相応しいもの。
シエマーを勝手に養子にした(この時ばかりは国王も結託して)し、口説き落として騎士団に入れた。星海大戦の際は街の防衛のため自ら最前線に立ち、長らく奮闘するもあえなく戦死。
シエマーを困らせる行動をとることも多く、その関係性は親子というより友達のようだったが。それでもシエマーにとってはちゃんと父親だった。細かい話が今後シエマーから語られるかもしれないし、別の人から聞くかもしれない。



ノマルとシエマーの関係性補足

お互いにお互いの優しさに救われている。ノマルは素の自分を受け入れてくれるシエマーに感謝しているし、シエマーはこんな自分の墓参りに付き合ってくれたノマルに感謝している。
シエマーの心情的には、弱ってるところにジェネリック団長がやってきて気に入っちゃったって感じ。まぁあくまで部分的になのできちんと全然違う人物だって分かっているし、その上でノマルの性格を気に入っている。の割にノマルは本当に自分が何もしていないと思っているので(墓参り行って何か言っただけ)感覚がズレていく一方。
妹と保護者みたいな感じなので、恋愛感情は無い。少なくとも本編中は絶対に無いのだけは確定している。距離感バグにはなる。とはいえ恋愛も書きたいとは思うのでもしかしたらifストーリーとかでやるかもしれない。
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