暗闇坂お伽草紙

江戸中期  
江戸の町では一夜にして芝居小屋もろとも、一つの一座が消えたとのうわさが飛び交っていた。
事の起こりは、米問屋「愛田屋」の一人娘で不思議話好きのお可奈と「愛田屋」の小僧の為松から始まる。
お可奈と為松は錦糸濠に河童を探しに行ったところ、通称「暗闇坂」でその肝に埋め込まれた『珠』を使い、妖しい奴ら相手に占いを仕事とする少年と出会う。
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