45 / 87
シリアス系 全21話
作り手が消化できなかった思い出
しおりを挟む
「今日はね、あなたの好きなオムライスを作る予定だったの。でも、卵を買い忘れちゃったわ。私ったらドジよね。……笑ってよ」
「母さん」
次男が私をじっと見つめる。
「兄貴は交通事故で死んだんだ。だから明日こそ、オムライスは俺のために作ってよ」
長男の幻影と好物は、共に次男のお腹の中へ消えた。
「母さん」
次男が私をじっと見つめる。
「兄貴は交通事故で死んだんだ。だから明日こそ、オムライスは俺のために作ってよ」
長男の幻影と好物は、共に次男のお腹の中へ消えた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる