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本編

メイドの朝(後半)

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マリ様の部屋から出た私は次にアーシャ様の部屋の前に止まりドアをノックする

「アーシャ様朝食の用意が整いました。起きてらっしゃいますか?」

声をかけると中から「入っていいですよ~」と間の伸びた返事が聞こえる
私は「失礼します」と一声かけてから扉を開ける

部屋に入り見渡すもアーシャ様のお姿は居らずベットの敷布団の中に潜っているのか布団は不自然に盛り上がっていた

「アーシャ様?」

返事はしたのに布団から出てこない事に不審に思って声をかけてベットに近づくと
 
「おはようございます♪ユウリ!」
「ひゃあ!」

何処に潜んでいたのかいきなりアーシャ様は私の背後から現れ後ろから抱きしめられてしまいました
ビックリして変な声が出てしまい少し恥ずかしい限りです

「んふふ♪ユウリはやっぱりいい反応してくれますね♪」

後ろから抱きしめられたままなのでアーシャ様の声が耳元で響きます

「あ、アーシャ様///おはよう、ございます///」

「はい、おはようございます」

私の顔が赤くなってるのに気付いて居るのだろう更に耳元に顔を寄せて少し動いたら耳にキスされてしまうような距離です

「ッ////」
 
「どうしたのですか?顔が赤いですよ?」

分かってて聞いてきます
アーシャ様にこんなに近付かれれば誰だって顔くらい赤くなります
 
「うーん、鼓動も早い様ですね?」

「ンァ♡」

「おや?息遣いまで荒れてきましたか?」

アーシャ様は後ろから抱きしめたまま腕を私のおへその辺りからゆっくりと上へと持ち上げていく
焦らす様なその腕を見つめて私は期待に息が荒くなる  

「フフ♪ユウリは本当に正直な反応をしますね♡では朝の戯れはここまでにしましょう」

腕が胸に当たる少し手前でアーシャ様はすんなりと私を開放してそのまま距離をとる

「あ、アーシャさま?」

先程から焦らされてばかりで私は声を上げてしまう

「もう少しの我慢です、さぁリーファさんを起こしてきて下さい♪」

流石にご主人様であるアーシャ様の指示とあれば、したわがない訳には行かないので私は扉へと足を向ける

「し、失礼します」

「はい、また後で♪」

扉を開けて廊下に出てアーシャ様に挨拶するも最後まで私はアーシャ様へ熱い視線を送り続けていた






リーファ様の部屋の前に止まります
ノックもせず私は数回深呼吸します
先程の御三方のせいで私の身体は火照って仕方ありません
顔も赤くなってるのが自分でも分かります
数回の深呼吸で少し落ち着きましたがまだ顔が熱いので手でパタパタと自分を扇ぎ、ある程度冷ますと「よし!」と気合いの声を小さく呟いていざ扉へ近付きます


「リーファ様、朝食の用意が出来ました、起きてらっしゃいますか?」

もう慣れた挨拶をするも中から返事は帰ってこない
リーファ様も部屋には勝手に入室許可が出ているので「失礼します」と一言声をかけてから部屋を開ける

部屋の中にはベットの上で寝息をたてているリーファ様が居ました
その寝顔は美しく正しく(女神)と呼ぶに相応しい美しさです
しかしいつまでもそのままという訳にもいかず私は声をかけます

「リーファ様、朝です」

リーファ様からのリクエストで毎朝もしリーファ様が起きてない時は私が耳元で囁く様に起こして欲しいと言われており
私はリクエスト通りに耳元で優しく囁きました 

「んぁ♡♡」

するとずっと静かな寝息をたてていたリーファ様の口から吐息とも喘ぎ声とも受け取れる声が出る 

その声に私はドキッとまた体温が上がるのに気付く

「ん、はぁ♡ユウリの声に起こしてもらえるなんて、朝から幸せぇ♡♡」

ゆっくりとした動作で上半身を起こして私に語りかける 

「おはようございます、リーファ様。朝食の用意が出来ましたのでリビングへお越しください」

「ん、いやぁ♡♡」

「え?」

私が疑問の声を発する前にリーファ様は私の腕を掴んでベットへと押し倒してきます
神官戦士であるリーファ様に私がかなう訳もなく抵抗も出来ずに倒れてしまいます

「はぁ♡朝からユウリの声を聞いたら我慢出来なくなっちゃったぁ♡♡」

何とも色っぽい表情で語るリーファ様は、仰向けに転がされた私の上に跨る様に陣取る
ただし私が動けない様に両手首をガッチりとリーファ様の細い両手で押さえつけられる

少し手首が痛いが今の私にはこれすらも高揚する材料となっている

「んふふ♡ユウリも準備満タン見たいねぇ♡お顔赤くしてるし息遣いも少し荒れてるわぁ♡♡それとも、、、誘ってるのかしらぁ」

「、、、さ、誘ってたら、、、ダメですか?」

「ッ!?♡♡」

私は朝からレイア様の時もマリ様の時もアーシャ様の時も我慢したのだ
もう我慢出来なくて積極的な発言をしてしまう

「ダメよぉ♡そんな可愛いこと言われたらぁ、私まで我慢出来なくなっちゃうわぁ♡」

「わ、私も我慢出来ないんです///リーファ様、、、ダメ、ですか?」

私の質問には答えること無くリーファ様はキスでその問いに答えてくれた

今回のは唇が触れるだけのキスとは違いすぐに舌を絡め取られる熱いキスだ 
リーファ様は貪るように私の口の中で舌を暴れ回らせる

「んちゅ♡じゅるる♡」

激しい音を響かせながらリーファ様は私の口内にある唾液を絡め取り
代わりと言わんばかりリーファ様の唾液を送られてくる

「んちゅ♡ん、ゴクッ♡♡」
もちろん私はその唾液を舌で受け止めて味わう様に舌で転がすと飲み込む
 
「♡♡♡」

その姿に更に興奮したのかリーファ様は引き続き熱いキスを繰り返す



「ちょっと待った!」

「、、、むぅ、リーファだけ、、、始めてる」

「ふぅ、もしやと思って駆け付けたら案の定ですね」

「あらら、皆おはよぉ♪」

「んぁ、、、ハァハァ///」

いきなり勢いよく扉が開いで3人のご主人様達が飛び込んできます
何やら騒いでる様ですが頭がふにゃけた私にはよく理解出来ませんでした

「、、、今日は全員の日だから、、、独り占め、禁止」

「そうだ!折角リビングで皆が揃ってからハジめようと企んでたのに!」

「私達も我慢したと言うのにもう完全に出来上がっちゃってますね」

「ごめんなさいねぇ、ユウリの声を聞いたら我慢できなくてぇ」


何やら言い争ってるようです
でも私は身体が疼いて止まりません。縋り付くように近くにいたレイア様の服に手を伸ばします

「?どうしたんだ?ユウリ」

「ん、ハァ///ご主人様、身体が疼いて止まりません///」

私の一言に皆様の声がピタリと止まりジッと見つめられます
しかし私は我慢できずにモジモジしてしまいます

「ふ、仕方ないなユウリは♡」

「うん、朝から盛ん♡」

「しかし専属メイドの体調管理も主の役目ですね♡」

「たっぷり可愛がってあげるわぁ♡♡」
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