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幽韻之志
7/六喩会
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いつも通りの出勤。
ただ、いつもと違うのはシャワーを浴びて朝食のフルーツもしっかりと完食して髪を整え、新調されたコーデに身を包み革靴で大理石を踏みしめるご主人様の俺と、手作り弁当を手渡す寵愛の源である桃吾の主従関係が完璧すぎて周囲を巻き込む。
俺が離れると桃吾は使用人クラスの奴隷達に囲まれ、華やぐ。
どうやって俺を落としたのか?
泣き虫な桃吾が拷問されない事を願う。
「おはよう、私の愛しい小姓」
「そんな関係になった覚えはありません」
「昨晩の情事を、お聞かせ願おう…私との約束は守ってくれた?」
「ええ、勿論。俺の仔犬に手出しは無用、これから躾けて立派な番犬に育てます」
仕事道具の一式をまとめて振り返ると青嵐にぶつかる。
ゆっくりと抱きしめられ首筋に唇を這わせながらケツの辺りを撫で回し…割れ目に差し込まれる指をへし折る勢いで力を込めて防ぐと、顎の下に鞭の先を差し込み柄を返しながら微笑む青嵐が切り出す。
「体で落としておいて何が躾ですか。この変態…」
「やってねぇーし」
「恋人繋ぎでキスしてたじゃない!」
「合体しなきゃセーフだろ」
俺の処女を破りたがって躍起になる界隈を凌ぐ為には、努めて、何度でもイカせる術を数々の男から学習している。
性的な武力行使は、性欲第一の健康的な男ほどよく効く。
その次に、金だ。
渚に預けた口座の凍結解除に向けて問い合わせたが、預金通帳等が必要との事。
まるごと渡しているので渚邸まで取りに行く事に…
仕事の移動で交通費が助成されない為、移動手段は錆びたホイールを軋ませながらペダルを踏み拉くより他ない。昼店のアウト時間を利用して到着すると見慣れたバイクに嫌な予感。
あれは晃汰の…玄関で俺を迎える単髪ラウンド髭に胸がときめく。
「今、出かけてるから上がって?」
居ないならインターホンの時点で言えよ…うわ、こっち来るな。
壁を背に顔を反らすと汗で濡れた前髪の奥に柔らかな唇が降り注ぐ。
「昌の匂いがする」
「出直す。これ…渚に渡してくれる?」
薄い茶封筒に蓄えの数十万を詰め込んできた。
迷惑料で交渉するつもりだったが、晃汰に腕を掴まれて床に落とす。
「また渡す気?不正利用で凍結されたのに」
「そう、なんだ…」
「半年で1億も引き出せば疑われて当然だよ」
「迷惑料としては打倒な金額だろ。その話は後でするから、離して…」
唇で塞がれる。
息があまい、駄目だ。いい匂いがするイケメンと玄関でキスして始まるAVみたいなシュチエーションに興奮して脳が!正常に働かない。
唇が離れると額を合わせて頬を撫でられる。
これ以上は、だめ…飛び跳ねる心臓に手を重ねて、晃汰の指を握る。
「父親のこと…気にしてるの?」
「それは無い」
「じゃあ避ける事ないだろ。俺には心を許してくれていたんじゃないの?」
「落ち着け、それとコレは別の話で…」
「抵抗するならここで犯す」
「正直に言うけど、俺…童貞だから」
「嘘つかないで」
「青嵐に強制されているんだ。嘘じゃない」
「じゃあ、今貰ってもいい?」
「最初は好きな人とするって決めてるから、犯るなら死ぬ気で抱いてくれ」
暫し続く沈黙
手の温もりが離れる間際、追い駆けそうになる感情を堰き止める。
「父親から『どんな手を使っても昌を取り込むよう』命令されて芝居を打ってた。昌に対する気持ちは最初から本物だよ。もう誰も好きにならないと思っていたのに…人生は何があるか解らないものだね」
マグカップを受け取り、曖昧に返事をする。
「昌が嫌なら親子の縁を切っても構わないからね」
「無理だろ。科戸さんにはお前が必要だ…なんで俺なんかを欲しがるのか」
「俺らは同胞に対する愛情が深いのが習慣だからね。性質の異なる者は認めないし、一生一度の契りを交わせば皆家族」
青嵐も同じことを言ってた。
性質の異なる者を愛でることが出来ないと。おそらく組織の意思疎通として同胞をより集め、絆を深めることで青の一族を守り抜く手法なんだろう。
「科戸さん側は…破門…されるの?」
「うーん、具体的には階級制度だから破門…ていうのは、聞いたことがないよ」
「俺さ…M奴隷志願を断られたんだ。その時に破門した人がいると聞いて」
「翠嵐のこと?」
「あ、そんな名前だったと思う」
晃汰は笑いながら視線を反らす。
宝珠の瞳を持つ男で、嵐の一字を授かったM奴隷。
彼がなぜ青嵐を裏切ったのか。
俺も…きっと同じ道を歩む、その前に理由が知りたい。
「翠嵐は叔父貴を裏切ったわけではないよ。生まれも育ちも高貴な身分で、あの特殊な体質は父親に飼われて当然。今は宗派の上層部、六喩会のひとり…」
夢
幻
泡
影
炎
電
人間の身体能力を超越した特殊能力を持つ集団、六喩会。
晃汰は「影」青の一族の遺伝子を生まれ持つ特別な存在。
影として過去在籍が変わらない唯一無二の絶対的な地位で青の一族の礎とされている。青嵐は内親王的な位置付けだが、六喩会に属しておらず、死ぬまで働かされる財源であることを定められた美しい木偶だという。
「一般選考の俺が…六喩会に?冗談だろ」
「あはは。叔父貴が一目惚れした逸材に、違いない」
「アニメの主人公じゃないんだから、特殊能力なんて…」
玄関から物音が聞こえて、渚が帰宅。
挨拶を交わして本題が始まる。晃汰が言ってた一億円の行方とは?
「悪い。隼翔が手を付けているの知らなくて」
「あーね…浪費のセンス抜群」
「弁護士から連絡が来て問答喰らった。青嵐さんは苦手だ…怖すぎる」
「何かされたの?」
「いや、返済については当人同士の話し合いでと言われた」
「友人の資産運用及び管理ってことで、この話はおしまい。いい?」
渚と晃汰に視線が注がれる。
「これ、うまい…もうひとつ食べていい?」
「金の話よりそっちかよ」
あ、ちゃんと話聞いて無かったけど預けた金の使い道はどうでもいい。
今の給料で生活できるし、預金口座は別に作って整い次第また渡すので無理のない様に管理して、何ならそっちの資産運用で全部使ってくれても構わないと言えば渚が組んでいた腕を解き、静かに言の波を打たせる。
「お前に恩を売った覚えはない」
「どこにも行けない俺を預かってくれただけでも感謝に尽きる。今後、青嵐には一切手出しはさせない。何かあれば遠慮なく弁護士に言ってくれ。俺が対応する」
「返済は…いいんだな」
「どんどん使ってくれ。足りなかったらもっと稼げるよう努力します」
「お前は俺と隼翔の為に命を賭して馬車馬のように働く。それでいいのか?」
「はい。仰せのままに」
「相変わらず、まともじゃねぇーな」
「修羅人ってこんなもんだよ」
「ああ、確かに…青嵐さんもそうだな」
「昌にとって一番辛い時にナギは傍に居てくれた…そうだよね?」
晃汰に頭を撫でられながら頷く。
渚が守銭奴で、隼翔が浪費家でも俺にとっては大切なひと。
金で繋ぎ止めるより他に自分の魅力がみつからない。もし「やらせろ」って言われたら殺して逃げるけど、常に大人の対応を繰り出す渚とのアバンチュールは想像ができない。対象ではない…というより、一肌脱ぐ意味合いが違う。わが友を守り我が道をゆく俺の感性が届くことを願うばかりだ。
「お前のそういう所は、嫌いじゃない」
不敵な笑みに通帳と印鑑を差し出され、話し合いは終わった。
「五反田から自転車で来たの?」
「うん、所持金ほぼ無いから」
「金銭感覚ある意味でおかしいよ」
「金なんかあればあるように、無ければそれなりにやっていけばいい。じゃあね」
ペダルを踏めば、軋む音。
ボロッボロの自転車だけどこれは初任給で買った中古品、俺の青春そのものだ。
銀行の手続きは時間のかかる内容で審査もあり、すぐには凍結解除といかないが預金額がアレすぎて特別室で話をしたのはかなり緊張を要し、ちょっとした国の予算くらい?小数点の数が多過ぎて目がやられた。
そりゃ多少使ってもわからないレベル…
投資の話もされたが渚に相談した上で今後の方針が決まった。
どんなに金があっても俺の職業は堂々と人に言える内容では無いし、社会的立場も低く不適合者の枠に入るだろう。
日々の貧困から万引きしそうになり、何か助成は受けられないか?窓口で相談したいが源泉徴収も無ければ職業「調教師」と書くのが恥ずかしい。
競馬の?いいえ、人間です。
声を潜めて言えば保健福祉の窓口は非対応どころか通報される可能性がある。
あーあ、やんなっちゃうな!下向きのベクトルで将来は不安しかない。
俺、この先どうなるんだろう?
漠然とした自分の未来に足を止めて、どれだけ冷静に考えても…
いつかの花形だった男との再会が生きる道標。
俺は自分の「恋」を守る為に、風に吹かれて嗜虐の極みも望んで受けよう。
ただ、いつもと違うのはシャワーを浴びて朝食のフルーツもしっかりと完食して髪を整え、新調されたコーデに身を包み革靴で大理石を踏みしめるご主人様の俺と、手作り弁当を手渡す寵愛の源である桃吾の主従関係が完璧すぎて周囲を巻き込む。
俺が離れると桃吾は使用人クラスの奴隷達に囲まれ、華やぐ。
どうやって俺を落としたのか?
泣き虫な桃吾が拷問されない事を願う。
「おはよう、私の愛しい小姓」
「そんな関係になった覚えはありません」
「昨晩の情事を、お聞かせ願おう…私との約束は守ってくれた?」
「ええ、勿論。俺の仔犬に手出しは無用、これから躾けて立派な番犬に育てます」
仕事道具の一式をまとめて振り返ると青嵐にぶつかる。
ゆっくりと抱きしめられ首筋に唇を這わせながらケツの辺りを撫で回し…割れ目に差し込まれる指をへし折る勢いで力を込めて防ぐと、顎の下に鞭の先を差し込み柄を返しながら微笑む青嵐が切り出す。
「体で落としておいて何が躾ですか。この変態…」
「やってねぇーし」
「恋人繋ぎでキスしてたじゃない!」
「合体しなきゃセーフだろ」
俺の処女を破りたがって躍起になる界隈を凌ぐ為には、努めて、何度でもイカせる術を数々の男から学習している。
性的な武力行使は、性欲第一の健康的な男ほどよく効く。
その次に、金だ。
渚に預けた口座の凍結解除に向けて問い合わせたが、預金通帳等が必要との事。
まるごと渡しているので渚邸まで取りに行く事に…
仕事の移動で交通費が助成されない為、移動手段は錆びたホイールを軋ませながらペダルを踏み拉くより他ない。昼店のアウト時間を利用して到着すると見慣れたバイクに嫌な予感。
あれは晃汰の…玄関で俺を迎える単髪ラウンド髭に胸がときめく。
「今、出かけてるから上がって?」
居ないならインターホンの時点で言えよ…うわ、こっち来るな。
壁を背に顔を反らすと汗で濡れた前髪の奥に柔らかな唇が降り注ぐ。
「昌の匂いがする」
「出直す。これ…渚に渡してくれる?」
薄い茶封筒に蓄えの数十万を詰め込んできた。
迷惑料で交渉するつもりだったが、晃汰に腕を掴まれて床に落とす。
「また渡す気?不正利用で凍結されたのに」
「そう、なんだ…」
「半年で1億も引き出せば疑われて当然だよ」
「迷惑料としては打倒な金額だろ。その話は後でするから、離して…」
唇で塞がれる。
息があまい、駄目だ。いい匂いがするイケメンと玄関でキスして始まるAVみたいなシュチエーションに興奮して脳が!正常に働かない。
唇が離れると額を合わせて頬を撫でられる。
これ以上は、だめ…飛び跳ねる心臓に手を重ねて、晃汰の指を握る。
「父親のこと…気にしてるの?」
「それは無い」
「じゃあ避ける事ないだろ。俺には心を許してくれていたんじゃないの?」
「落ち着け、それとコレは別の話で…」
「抵抗するならここで犯す」
「正直に言うけど、俺…童貞だから」
「嘘つかないで」
「青嵐に強制されているんだ。嘘じゃない」
「じゃあ、今貰ってもいい?」
「最初は好きな人とするって決めてるから、犯るなら死ぬ気で抱いてくれ」
暫し続く沈黙
手の温もりが離れる間際、追い駆けそうになる感情を堰き止める。
「父親から『どんな手を使っても昌を取り込むよう』命令されて芝居を打ってた。昌に対する気持ちは最初から本物だよ。もう誰も好きにならないと思っていたのに…人生は何があるか解らないものだね」
マグカップを受け取り、曖昧に返事をする。
「昌が嫌なら親子の縁を切っても構わないからね」
「無理だろ。科戸さんにはお前が必要だ…なんで俺なんかを欲しがるのか」
「俺らは同胞に対する愛情が深いのが習慣だからね。性質の異なる者は認めないし、一生一度の契りを交わせば皆家族」
青嵐も同じことを言ってた。
性質の異なる者を愛でることが出来ないと。おそらく組織の意思疎通として同胞をより集め、絆を深めることで青の一族を守り抜く手法なんだろう。
「科戸さん側は…破門…されるの?」
「うーん、具体的には階級制度だから破門…ていうのは、聞いたことがないよ」
「俺さ…M奴隷志願を断られたんだ。その時に破門した人がいると聞いて」
「翠嵐のこと?」
「あ、そんな名前だったと思う」
晃汰は笑いながら視線を反らす。
宝珠の瞳を持つ男で、嵐の一字を授かったM奴隷。
彼がなぜ青嵐を裏切ったのか。
俺も…きっと同じ道を歩む、その前に理由が知りたい。
「翠嵐は叔父貴を裏切ったわけではないよ。生まれも育ちも高貴な身分で、あの特殊な体質は父親に飼われて当然。今は宗派の上層部、六喩会のひとり…」
夢
幻
泡
影
炎
電
人間の身体能力を超越した特殊能力を持つ集団、六喩会。
晃汰は「影」青の一族の遺伝子を生まれ持つ特別な存在。
影として過去在籍が変わらない唯一無二の絶対的な地位で青の一族の礎とされている。青嵐は内親王的な位置付けだが、六喩会に属しておらず、死ぬまで働かされる財源であることを定められた美しい木偶だという。
「一般選考の俺が…六喩会に?冗談だろ」
「あはは。叔父貴が一目惚れした逸材に、違いない」
「アニメの主人公じゃないんだから、特殊能力なんて…」
玄関から物音が聞こえて、渚が帰宅。
挨拶を交わして本題が始まる。晃汰が言ってた一億円の行方とは?
「悪い。隼翔が手を付けているの知らなくて」
「あーね…浪費のセンス抜群」
「弁護士から連絡が来て問答喰らった。青嵐さんは苦手だ…怖すぎる」
「何かされたの?」
「いや、返済については当人同士の話し合いでと言われた」
「友人の資産運用及び管理ってことで、この話はおしまい。いい?」
渚と晃汰に視線が注がれる。
「これ、うまい…もうひとつ食べていい?」
「金の話よりそっちかよ」
あ、ちゃんと話聞いて無かったけど預けた金の使い道はどうでもいい。
今の給料で生活できるし、預金口座は別に作って整い次第また渡すので無理のない様に管理して、何ならそっちの資産運用で全部使ってくれても構わないと言えば渚が組んでいた腕を解き、静かに言の波を打たせる。
「お前に恩を売った覚えはない」
「どこにも行けない俺を預かってくれただけでも感謝に尽きる。今後、青嵐には一切手出しはさせない。何かあれば遠慮なく弁護士に言ってくれ。俺が対応する」
「返済は…いいんだな」
「どんどん使ってくれ。足りなかったらもっと稼げるよう努力します」
「お前は俺と隼翔の為に命を賭して馬車馬のように働く。それでいいのか?」
「はい。仰せのままに」
「相変わらず、まともじゃねぇーな」
「修羅人ってこんなもんだよ」
「ああ、確かに…青嵐さんもそうだな」
「昌にとって一番辛い時にナギは傍に居てくれた…そうだよね?」
晃汰に頭を撫でられながら頷く。
渚が守銭奴で、隼翔が浪費家でも俺にとっては大切なひと。
金で繋ぎ止めるより他に自分の魅力がみつからない。もし「やらせろ」って言われたら殺して逃げるけど、常に大人の対応を繰り出す渚とのアバンチュールは想像ができない。対象ではない…というより、一肌脱ぐ意味合いが違う。わが友を守り我が道をゆく俺の感性が届くことを願うばかりだ。
「お前のそういう所は、嫌いじゃない」
不敵な笑みに通帳と印鑑を差し出され、話し合いは終わった。
「五反田から自転車で来たの?」
「うん、所持金ほぼ無いから」
「金銭感覚ある意味でおかしいよ」
「金なんかあればあるように、無ければそれなりにやっていけばいい。じゃあね」
ペダルを踏めば、軋む音。
ボロッボロの自転車だけどこれは初任給で買った中古品、俺の青春そのものだ。
銀行の手続きは時間のかかる内容で審査もあり、すぐには凍結解除といかないが預金額がアレすぎて特別室で話をしたのはかなり緊張を要し、ちょっとした国の予算くらい?小数点の数が多過ぎて目がやられた。
そりゃ多少使ってもわからないレベル…
投資の話もされたが渚に相談した上で今後の方針が決まった。
どんなに金があっても俺の職業は堂々と人に言える内容では無いし、社会的立場も低く不適合者の枠に入るだろう。
日々の貧困から万引きしそうになり、何か助成は受けられないか?窓口で相談したいが源泉徴収も無ければ職業「調教師」と書くのが恥ずかしい。
競馬の?いいえ、人間です。
声を潜めて言えば保健福祉の窓口は非対応どころか通報される可能性がある。
あーあ、やんなっちゃうな!下向きのベクトルで将来は不安しかない。
俺、この先どうなるんだろう?
漠然とした自分の未来に足を止めて、どれだけ冷静に考えても…
いつかの花形だった男との再会が生きる道標。
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