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淫内感染
淫乱ビッチな縛犬の育て方
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調教師という職業は、プレイ経験を積むことから始まる。
最初は受け攻めの立場を最低3年経験した上で調教師として必要な実務経験をこなし、あっという間に5年。奴隷と過ごす時間が大部分を占めるので、人生を捧げる覚悟が無ければ勤まらない。
鬼才・歌舞伎青嵐の才覚により見出された俺は隷属として格上。
その実態は、場数をこなして「人となりを知る為」に時間を費やすべく今月のノルマ180本。一日6人を相手にしなければ達成できない偉業。しかし青輝丸は俺と同じ年の頃、大学生でありながら月平均360本、年間5000本を達成。都内薬科大を首席で卒業した実績と比較され、半分であれば至極当然できて当たり前の計算。
アナスタシア創業以来の新人ナンバーワン記録保持者は10年先まで予約完売。
ワンセット120分のプレイ時間を一日12本、24時間マラソンで寝ずに働き通せる体力と精神力は「青嵐に褒められたいから」俺はそこまで狂信的に自分を貫けない。
五反田のアナスタシア事務所で、道具を整えキャリーケースに鍵を掛ける。
定時から予約が込み合う。
今日の本指名は2件
一度指名された客は2度目の利用で「ご本指様」と呼ばれ何度も読んでくれるようになると太客、常連、奴隷志願などのランク付けになる。この客は週に一度呼んでくれるが、俺以外のお気に入りが何人かいるようで様子を見られているのだと知る。
先輩に差をつけるプレイは日々の努力からしか生まれない。
アナスタシアのシステムは、基本プレイ時間とオプションの有無を予約時に伝えるだけで、プレイ内容は客との顔合わせ後カウンセリングで決める。
今日の体調や気分、希望するイメージを伝えて貰うのに5~10分を要し、大概はこちらで進行状況をリードする。単純にMのお相手をするだけではなく相談事や会社、家庭の愚痴を聞かされる場合もあるが最期はしっかり性的な処理を決めてやらないと、万が一お申し出(クレーム)が来たら次のサービスは濃厚必至。
それならいいが、指名が返せない、客が店離れすると小言では済まされない。
「何もしないで終るのはNG」
対して、俺からNGを受けた客は、遅かれ早かれ問題を起こして出禁になる。
そんな輩は激安店で女に嬲られるのがお似合いだ。
移動中、タクシーの後部座席で電話を取る。
「お疲れ様です」
「この後、続きますので延長は次の予約に切り替えてください」
「その場で次回…取れって?」
「はい、時間厳守でお願いします」
客を脅さずして
「次はもっと長い時間でご予約ください」なんて…言えたら世話ねぇよ。
どうすればプレイが終わって冷静さを取り戻した空間で、即日予約を取れるんだ?
あまく切なく抱きしめて…
俺なしでは生きられない心を育み、仕留める。
ああ、めんどくせぇ!
客は全員Mだ。受動的になれば、自分の感覚で次から次へと注文してくる。
どこの部位に鞭を当てて、どんな言葉が欲しいのか?
興奮しながら言葉と態度で顕にする楽な客がいい。
自分から躍起になって揮えば見透かされた口元を握り潰しそうになる。客は頑丈ではない血袋だ、打ち所を間違えれば壊れる人間で…
『お客様は神様じゃない』
俺だってそうじゃないことに理解を示してくれる相手に出会うまで、葉脈の如く岐路に立つ。迷ってなんかいられない、結び目を解くと髪が乱れる男は乾いた唇を震わせながら呟く。
「次は外で会えないかな」
「お断りします」
「は?今まで幾ら金使ったと思って…」
「私達は限りある時間を過ごす間柄…ですよね。どうかご理解を」
「ああ…うん。そうだよね…ごめんね、必ずまた呼ぶから」
はい、この男は二度と俺を呼びません。
俺は心の中で自分に魔法をかける。
『嘲笑え』
心の声と同時に笑みがこぼれて事なきを得る。俺はプロの調教師だ。
最初は受け攻めの立場を最低3年経験した上で調教師として必要な実務経験をこなし、あっという間に5年。奴隷と過ごす時間が大部分を占めるので、人生を捧げる覚悟が無ければ勤まらない。
鬼才・歌舞伎青嵐の才覚により見出された俺は隷属として格上。
その実態は、場数をこなして「人となりを知る為」に時間を費やすべく今月のノルマ180本。一日6人を相手にしなければ達成できない偉業。しかし青輝丸は俺と同じ年の頃、大学生でありながら月平均360本、年間5000本を達成。都内薬科大を首席で卒業した実績と比較され、半分であれば至極当然できて当たり前の計算。
アナスタシア創業以来の新人ナンバーワン記録保持者は10年先まで予約完売。
ワンセット120分のプレイ時間を一日12本、24時間マラソンで寝ずに働き通せる体力と精神力は「青嵐に褒められたいから」俺はそこまで狂信的に自分を貫けない。
五反田のアナスタシア事務所で、道具を整えキャリーケースに鍵を掛ける。
定時から予約が込み合う。
今日の本指名は2件
一度指名された客は2度目の利用で「ご本指様」と呼ばれ何度も読んでくれるようになると太客、常連、奴隷志願などのランク付けになる。この客は週に一度呼んでくれるが、俺以外のお気に入りが何人かいるようで様子を見られているのだと知る。
先輩に差をつけるプレイは日々の努力からしか生まれない。
アナスタシアのシステムは、基本プレイ時間とオプションの有無を予約時に伝えるだけで、プレイ内容は客との顔合わせ後カウンセリングで決める。
今日の体調や気分、希望するイメージを伝えて貰うのに5~10分を要し、大概はこちらで進行状況をリードする。単純にMのお相手をするだけではなく相談事や会社、家庭の愚痴を聞かされる場合もあるが最期はしっかり性的な処理を決めてやらないと、万が一お申し出(クレーム)が来たら次のサービスは濃厚必至。
それならいいが、指名が返せない、客が店離れすると小言では済まされない。
「何もしないで終るのはNG」
対して、俺からNGを受けた客は、遅かれ早かれ問題を起こして出禁になる。
そんな輩は激安店で女に嬲られるのがお似合いだ。
移動中、タクシーの後部座席で電話を取る。
「お疲れ様です」
「この後、続きますので延長は次の予約に切り替えてください」
「その場で次回…取れって?」
「はい、時間厳守でお願いします」
客を脅さずして
「次はもっと長い時間でご予約ください」なんて…言えたら世話ねぇよ。
どうすればプレイが終わって冷静さを取り戻した空間で、即日予約を取れるんだ?
あまく切なく抱きしめて…
俺なしでは生きられない心を育み、仕留める。
ああ、めんどくせぇ!
客は全員Mだ。受動的になれば、自分の感覚で次から次へと注文してくる。
どこの部位に鞭を当てて、どんな言葉が欲しいのか?
興奮しながら言葉と態度で顕にする楽な客がいい。
自分から躍起になって揮えば見透かされた口元を握り潰しそうになる。客は頑丈ではない血袋だ、打ち所を間違えれば壊れる人間で…
『お客様は神様じゃない』
俺だってそうじゃないことに理解を示してくれる相手に出会うまで、葉脈の如く岐路に立つ。迷ってなんかいられない、結び目を解くと髪が乱れる男は乾いた唇を震わせながら呟く。
「次は外で会えないかな」
「お断りします」
「は?今まで幾ら金使ったと思って…」
「私達は限りある時間を過ごす間柄…ですよね。どうかご理解を」
「ああ…うん。そうだよね…ごめんね、必ずまた呼ぶから」
はい、この男は二度と俺を呼びません。
俺は心の中で自分に魔法をかける。
『嘲笑え』
心の声と同時に笑みがこぼれて事なきを得る。俺はプロの調教師だ。
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