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ちぎりきな かたみに袖を
幕間
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定例の華屋見世経営陣会談の日。 真っ先に女将が口を開いた。
「そろそろ新しい目玉が必要だね」
これまで約三ヶ月のあいだ上演してきた「大江戸大火愛憎絵巻」は、まだまだ客の入りは上々だが、楓の男形がすっかり定着してきた今、新演目を出して更に人気を上げようと言う算段だ。
「百合、何か案はあるか?」
脚本家に問われた俺はすぐさま答える。前々から一度、楓にやらせたかったことがあるのだ。
「……ミュージカルです!」
「みゅー……?」
「簡単に言えば演目と踊りを別に分けずに、内容に関連を持たせて融合するんです。例えば盛り上がりのシーンで台詞を唄に合わせるとか、全員の役が揃う所は踊りを入れたり。若草や小花、華って区別をつけずに全てを演目の中に入れて……」
俺は説明を続けた。
演目としては、現代でも人気の「アポロ座の魔手」を江戸に合うようにアレンジして話した。
検討すべきは男形の不足と新しい唄と踊りの制作だ。
魔手はもちろん楓。準主役の踊り子とライバルの踊り子を牡丹と俺。踊り子と恋仲で、魔手が嫉妬を燃やす男を誰にするか。
台本は俺が話した内容で脚本家が、唄に関しては三味線と笛の師匠が台詞に合わせて作ってくれることになった。
「踊りは……従来の型に合わせて新しいのを一つ試したいんですけど。皆で揃って踊る場面で、楓を真ん中にして……。えっと、踊ってみるのでびっくりしないで下さいね」
着物と襦袢の裾をたくし上げ、袖を紐でたすき掛けにして、動きやすく纏める。時代劇ドラマで下っ端の役人が「御用だ!」と言いながら出てくる時の姿だ。
勿論、着物の下にはインナーは履いてきている。
息を整え広めのスペースに立った。音楽はないけど、久しぶりのダンスだ。
でも体は覚えてる。受け入れられるかは俺次第──────
足先と手でリズムを刻む。
One・two・three……フォーシング・チャールストン・ブルックリン……ポップコーンにシャッフル、アイソレーション。
俺が踊ったのはヒップホップにクラシカルな要素も加えた、アイドルグループ「sakusi-do」のダンスだった。
久しぶりに現代の踊りをやると気持ち良くて、ものの三分くらいだと思うけど夢中で踊った。
踊り終わり、動きを止める。
……フィニッシュ…………あー……やっぱり皆、固まっている。
「あの……やっぱ駄目ですか……?」
「いや……いいじゃないか……」
「見たこともない動きだが、こちらも体が動きそうになるな」
集まっていた制作陣や女将・旦那、それに楓や牡丹も頷いて、やや興奮気味に顔を合わせて話し出した。
「良かった……! 絶対楓に合うと思って……! カッコ良さが倍増すると思うんです」
俺が言うと、楓の顔がほんのりと赤くなり、牡丹と女将が軽い咳払いをした。
しまった、つい本音が……。
「……じゃあ早速稽古だな。百合、皆に教えられるか?」
楓も軽い咳払いのあと、場を取りなすように言う。
俺は勿論、と頷いた。
そして「大江戸大火愛憎絵巻」の見世に励みつつ、新しい演目「華屋怪奇奇談」へ向けての稽古と準備が始まった。
こうなると華達は褥仕事どころでは無く、舞台に集中することになり、楓の同伴仕事も休業状態になって俺を安心させた。
なにより、一緒にいる時間が増える────意識しなくても笑顔になるのは当然だった。
「百合、踊りのことで確認しておきたい。まだ大丈夫か?」
現代のヒップホップダンスでもすぐに習得した楓。もう充分に仕上がってはいるのに、芸にかける情熱が半端なく大きい楓は納得がいかない様子だ。
「大丈夫だよ。なずなはどうする?」
そばで切れた息を整えているなずなに振り返る。
なずなは最近身体が大きくなりつつあり、男形への転向を考え始めていて、今回初めて男形を演ることになった。準主役の踊り子「野菊」の恋人「清一」の役だ。
「私はもう体力限界。悔しいけど先にお昼を頂いて休憩をするよ」
汗を拭き拭き、なずなは首を振って舞台から降りた。
稽古を見ていた権さんや楓の金剛も先に昼休憩を取ると言う。
「楓、百合、根を詰め過ぎるなよ。早めに昼は取っておけ」
「はーい。ありがとう」
俺と楓は権さん達を見送った。
権さんといえば、若かりし頃に実はそれなりの美丈夫の時期があり、陰間として華屋にいたこともあるんだ、と昨日話していた。
───入って一年も経たずに体がでかくなって、若草のまま引退したんだよ。時代が違えば俺も男形を張れてたかもしんねェなぁ
なんて懐かしそうに言ってたけど、今の風貌からは想像できず、聞いていた陰間達は誰も信じなかった。
「ふ」
やっぱり想像しただけで笑える。
「百合、なに思い出し笑いしてんだ」
楓に呼ばれて振り向くと、すぐ近くに顔が来ていた。
あ、と思った時にはもう、唇が重なっている。
練習に打ち込んでいたせいか、唇が少し乾燥していた。といってもすぐに湿りを帯びるのだけど。
「ん……楓、稽古は?」
「練習は口実。百合と二人になりたかった。なずなが気を利かせてくれて良かった」
そう言って、また啄むようなキスをする。
皆の前で二人のことを宣言してから……と言うより、俺が「愛してる」と伝えてからの楓は以前にも増して甘い。それはもう砂糖より蜂蜜よりもドロドロに。
「……も、もー。駄目だって。言った手前稽古しようよ。いいもの、お客さんに見せないと」
軽く楓の胸を押すと、その手を取って「ちゅ」とキスをする。
いや、もう本当にどれだけ……初めて会った時からこれだけ変われるのも凄くないか?
「ふ。百合からそれを言われるなんて。それは俺の台詞だったのに」
思いが通じ合っていると似たことを思い浮かべるのか、それとも心を読まれたのかとドキリとした。
楓と俺は舞台の端に隣同士で並んで座った。
「……初めて会った時、どこから流れてきたのか江戸のことも陰間の仕事もなに一つ知らない百合が大華になる、なんて大見栄切ってさ……なんだこいつ、いけ好かないな、って思って。
稽古にもついてこれてないし……でも、俺がいくら怒鳴ってもへこたれないでさ。真っすぐに俺の目を見て話を聞いて、教えたことをちゃんと守る。そういうとこ、いいなって思った。それで、あの日、牡丹に仕組まれた夜に言ったよな、百合」
楓の頭が俺の肩に乗った。いつもはかっこいいのに、甘える子供みたいにるな時も、好き。
「楓は卑怯なことはしないって。あれ、嬉しかった。仲がいいわけでもないし、俺はどっちかっていうと……その……保科、様に憧れてた時期だったから、可愛がられていた百合とは距離を取っていたのに、俺のことをそんなふうに見ててくれてるんだ、って思って。単純なことだけど嬉しかったんだ」
詰まりながらも「保科様」の名前を出した楓。
今までは意識的に名を出さなかったんじゃないかと思う。会話の流れで名を出したとはいえ、楓に向ける俺の気持ちに自信を持ってくれたってことだよね?
俺が保科様への気持ちを捨て切れていないのではないかといつも不安に思っていただろうから……。
「うん……」
楓の手に指を絡ませ、ぎゅ、と握る。楓がいつも安心していてくれますように。俺にはもう楓だけだと伝わりますように。
楓もまた、俺の手を握り返してくれる。細く美しかった指までも、男形のアクションに耐える為に鍛えられ、血管や骨が浮いた手の甲と、ふしのある長い指は男の俺から見ても魅力的だ。
「それからどんどん百合が気になって、百合のこと、もっと知りたいって思うようになって……いつしか自分だけのものにしたくなった。だから今、こうして隣にいてくれることが本当に嬉しい。……なあ、百合もう一度聞きたい」
額をくっつけ、すりすりとこすり合わせる。楓が俺にねだる時の仕草だ。
なにを聞きたいのかはもうわかってる。俺はその額に唇を運んで言った。
「楓、愛してるよ」
そしてまた、唇が重なった。
「そろそろ新しい目玉が必要だね」
これまで約三ヶ月のあいだ上演してきた「大江戸大火愛憎絵巻」は、まだまだ客の入りは上々だが、楓の男形がすっかり定着してきた今、新演目を出して更に人気を上げようと言う算段だ。
「百合、何か案はあるか?」
脚本家に問われた俺はすぐさま答える。前々から一度、楓にやらせたかったことがあるのだ。
「……ミュージカルです!」
「みゅー……?」
「簡単に言えば演目と踊りを別に分けずに、内容に関連を持たせて融合するんです。例えば盛り上がりのシーンで台詞を唄に合わせるとか、全員の役が揃う所は踊りを入れたり。若草や小花、華って区別をつけずに全てを演目の中に入れて……」
俺は説明を続けた。
演目としては、現代でも人気の「アポロ座の魔手」を江戸に合うようにアレンジして話した。
検討すべきは男形の不足と新しい唄と踊りの制作だ。
魔手はもちろん楓。準主役の踊り子とライバルの踊り子を牡丹と俺。踊り子と恋仲で、魔手が嫉妬を燃やす男を誰にするか。
台本は俺が話した内容で脚本家が、唄に関しては三味線と笛の師匠が台詞に合わせて作ってくれることになった。
「踊りは……従来の型に合わせて新しいのを一つ試したいんですけど。皆で揃って踊る場面で、楓を真ん中にして……。えっと、踊ってみるのでびっくりしないで下さいね」
着物と襦袢の裾をたくし上げ、袖を紐でたすき掛けにして、動きやすく纏める。時代劇ドラマで下っ端の役人が「御用だ!」と言いながら出てくる時の姿だ。
勿論、着物の下にはインナーは履いてきている。
息を整え広めのスペースに立った。音楽はないけど、久しぶりのダンスだ。
でも体は覚えてる。受け入れられるかは俺次第──────
足先と手でリズムを刻む。
One・two・three……フォーシング・チャールストン・ブルックリン……ポップコーンにシャッフル、アイソレーション。
俺が踊ったのはヒップホップにクラシカルな要素も加えた、アイドルグループ「sakusi-do」のダンスだった。
久しぶりに現代の踊りをやると気持ち良くて、ものの三分くらいだと思うけど夢中で踊った。
踊り終わり、動きを止める。
……フィニッシュ…………あー……やっぱり皆、固まっている。
「あの……やっぱ駄目ですか……?」
「いや……いいじゃないか……」
「見たこともない動きだが、こちらも体が動きそうになるな」
集まっていた制作陣や女将・旦那、それに楓や牡丹も頷いて、やや興奮気味に顔を合わせて話し出した。
「良かった……! 絶対楓に合うと思って……! カッコ良さが倍増すると思うんです」
俺が言うと、楓の顔がほんのりと赤くなり、牡丹と女将が軽い咳払いをした。
しまった、つい本音が……。
「……じゃあ早速稽古だな。百合、皆に教えられるか?」
楓も軽い咳払いのあと、場を取りなすように言う。
俺は勿論、と頷いた。
そして「大江戸大火愛憎絵巻」の見世に励みつつ、新しい演目「華屋怪奇奇談」へ向けての稽古と準備が始まった。
こうなると華達は褥仕事どころでは無く、舞台に集中することになり、楓の同伴仕事も休業状態になって俺を安心させた。
なにより、一緒にいる時間が増える────意識しなくても笑顔になるのは当然だった。
「百合、踊りのことで確認しておきたい。まだ大丈夫か?」
現代のヒップホップダンスでもすぐに習得した楓。もう充分に仕上がってはいるのに、芸にかける情熱が半端なく大きい楓は納得がいかない様子だ。
「大丈夫だよ。なずなはどうする?」
そばで切れた息を整えているなずなに振り返る。
なずなは最近身体が大きくなりつつあり、男形への転向を考え始めていて、今回初めて男形を演ることになった。準主役の踊り子「野菊」の恋人「清一」の役だ。
「私はもう体力限界。悔しいけど先にお昼を頂いて休憩をするよ」
汗を拭き拭き、なずなは首を振って舞台から降りた。
稽古を見ていた権さんや楓の金剛も先に昼休憩を取ると言う。
「楓、百合、根を詰め過ぎるなよ。早めに昼は取っておけ」
「はーい。ありがとう」
俺と楓は権さん達を見送った。
権さんといえば、若かりし頃に実はそれなりの美丈夫の時期があり、陰間として華屋にいたこともあるんだ、と昨日話していた。
───入って一年も経たずに体がでかくなって、若草のまま引退したんだよ。時代が違えば俺も男形を張れてたかもしんねェなぁ
なんて懐かしそうに言ってたけど、今の風貌からは想像できず、聞いていた陰間達は誰も信じなかった。
「ふ」
やっぱり想像しただけで笑える。
「百合、なに思い出し笑いしてんだ」
楓に呼ばれて振り向くと、すぐ近くに顔が来ていた。
あ、と思った時にはもう、唇が重なっている。
練習に打ち込んでいたせいか、唇が少し乾燥していた。といってもすぐに湿りを帯びるのだけど。
「ん……楓、稽古は?」
「練習は口実。百合と二人になりたかった。なずなが気を利かせてくれて良かった」
そう言って、また啄むようなキスをする。
皆の前で二人のことを宣言してから……と言うより、俺が「愛してる」と伝えてからの楓は以前にも増して甘い。それはもう砂糖より蜂蜜よりもドロドロに。
「……も、もー。駄目だって。言った手前稽古しようよ。いいもの、お客さんに見せないと」
軽く楓の胸を押すと、その手を取って「ちゅ」とキスをする。
いや、もう本当にどれだけ……初めて会った時からこれだけ変われるのも凄くないか?
「ふ。百合からそれを言われるなんて。それは俺の台詞だったのに」
思いが通じ合っていると似たことを思い浮かべるのか、それとも心を読まれたのかとドキリとした。
楓と俺は舞台の端に隣同士で並んで座った。
「……初めて会った時、どこから流れてきたのか江戸のことも陰間の仕事もなに一つ知らない百合が大華になる、なんて大見栄切ってさ……なんだこいつ、いけ好かないな、って思って。
稽古にもついてこれてないし……でも、俺がいくら怒鳴ってもへこたれないでさ。真っすぐに俺の目を見て話を聞いて、教えたことをちゃんと守る。そういうとこ、いいなって思った。それで、あの日、牡丹に仕組まれた夜に言ったよな、百合」
楓の頭が俺の肩に乗った。いつもはかっこいいのに、甘える子供みたいにるな時も、好き。
「楓は卑怯なことはしないって。あれ、嬉しかった。仲がいいわけでもないし、俺はどっちかっていうと……その……保科、様に憧れてた時期だったから、可愛がられていた百合とは距離を取っていたのに、俺のことをそんなふうに見ててくれてるんだ、って思って。単純なことだけど嬉しかったんだ」
詰まりながらも「保科様」の名前を出した楓。
今までは意識的に名を出さなかったんじゃないかと思う。会話の流れで名を出したとはいえ、楓に向ける俺の気持ちに自信を持ってくれたってことだよね?
俺が保科様への気持ちを捨て切れていないのではないかといつも不安に思っていただろうから……。
「うん……」
楓の手に指を絡ませ、ぎゅ、と握る。楓がいつも安心していてくれますように。俺にはもう楓だけだと伝わりますように。
楓もまた、俺の手を握り返してくれる。細く美しかった指までも、男形のアクションに耐える為に鍛えられ、血管や骨が浮いた手の甲と、ふしのある長い指は男の俺から見ても魅力的だ。
「それからどんどん百合が気になって、百合のこと、もっと知りたいって思うようになって……いつしか自分だけのものにしたくなった。だから今、こうして隣にいてくれることが本当に嬉しい。……なあ、百合もう一度聞きたい」
額をくっつけ、すりすりとこすり合わせる。楓が俺にねだる時の仕草だ。
なにを聞きたいのかはもうわかってる。俺はその額に唇を運んで言った。
「楓、愛してるよ」
そしてまた、唇が重なった。
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