上 下
4 / 7

第四話

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

逆ハーエンドのその後は?

夏菜しの
恋愛
 死んだ、綺麗に死んだ。  病床の中、待ちに待ったゲームの続編をクリアしてすべてのエンディングをを見た。もう思い残すことは無い、きっとこれが満足死と言う奴だろう。  ところが私は、何の因果かやっていたゲームに転生した。ただし私はヒロインではなくて婚約者を奪われた貴族令嬢の一人だった。  おまけに私が転生したのはゲームのエンディングの真っ最中、それも真エンディングの『逆ハーエンド』ルートだ。私の婚約者は、私がここに来た時にはとっくに取られていたらしい。  エンディングが流れればゲームはここでお終い。  だけど私の新しい人生は終わらないわ。そしてゲームが終われば逆ハーエンドなんてただの股がけ、ヒロインったら不誠実の塊じゃない?  のらりくらりと躱し、一向に煮え切らないヒロイン。  そんなの当たり前よね。だって王太子を含む名だたるメンバーですもの、下手に選ぶ方が火種になるに決まってるわ。  そんな煮え切らないヒロインの心を射止めるために、自らの元婚約者を含んだ逆ハー集団はお互いをけん制し合う醜い姿がチラホラと見え始めた。  周りは呆れ果て、彼らの発言力はどんどんと失われていく。  困り果てた彼らの親がついに相談しに来て…… 『まずはお小遣いカットから始めてみてはいかがでしょう?』

薔薇の姫は夕闇色に染まりて

黒幸
恋愛
あらすじで難解そうに見えますが本編はコメディです、多分メイビー。 その世界は我々が住む世界に似ているが似ていない。 我々がよく知っているつもりになっているだけで、あまり知らない。 この物語の舞台は、そんなとある異世界……。 我々がイタリアと呼ぶ国に似たような国がその世界にはある。 その名もセレス王国。 重厚な歴史を持ち、「永遠の街」王都パラティーノを擁する千年王国。 そして、その歴史に幕が下りようとしている存亡の危機を抱えていることをまだ、誰も知らない。 この世界の歴史は常に動いており、最大の力を持つ国家は常に流転する。 今この時、最も力を持った二大国とセレス王国は国境を接していた。 一つは、我々が住む世界のドイツやフランスを思わせる西の自由都市同盟。 そして、もう1つがロシアを思わせる東の自由共和国である。 皮肉にも同じ自由を冠する両国は自らの自由こそ、絶対の物であり、大義としていた。 本当の自由を隣国に与えん。 そんな大義名分のもとに武力という名の布教が幾度も行われていた。 かつての大戦で両国は疲弊し、時代は大きく動き始めようとしている。 そして、その布教の対象には中立を主張するセレス王国も含まれていた。 舞台を決して表に出ない裏へと変えた二大国の争い。 永遠の街を巻き込んだ西と東の暗闘劇は日夜行われている。 そんな絶体絶命の危機にも関わらず、王国の民衆は悲嘆に明け暮れているかというとそうでもない。 そう、セレス王国には、最後の希望『黎明の聖女』がいたからだ。 これは歴史の影で誰にもその素顔を知られること無く、戦い続けた聖女の物語である。 そして、愛に飢えた一人の哀しき女の物語でもある。 旧題『黎明の聖女は今日も紅に染まる~暗殺聖女と剣聖の恋のシーソーゲーム~』 Special Thanks あらすじ原案:『だって、お金が好きだから』の作者様であるまぁじんこぉる様

お飾りの聖女様は裏で私達が必死にフォローしていたなんて、まったく気付いていなかったのでしょうね?

木山楽斗
恋愛
聖女の親衛隊の一員であるアメリアは、聖女ファルティアの振る舞いに辟易していた。 王女でもあるファルティアは、魔法に関する才能がないにも関わらず、王国の権威の象徴として聖女に任命されている。それなのに彼女は、非常にわがままに振る舞っていたのだ。 ある時ファルティアは、アメリアにクビを言い渡してきた。 些細なことからアメリアに恨みを抱いたファルティアは、自らの権力を用いて、アメリアを解雇したのである。 ファルティアの横暴は止まらなかった。 彼女は、自分が気に入らない者達をどんどんと排除していったのである。 しかしそれによって、聖女ファルティアという存在は瓦解することになった。 彼女は自分を親衛隊が必死の思いで支えていたということを、まったく理解していなかったのである。

王太子エンドを迎えたはずのヒロインが今更私の婚約者を攻略しようとしているけどさせません

黒木メイ
恋愛
日本人だった頃の記憶があるクロエ。 でも、この世界が乙女ゲームに似た世界だとは知らなかった。 知ったのはヒロインらしき人物が落とした『攻略ノート』のおかげ。 学園も卒業して、ヒロインは王太子エンドを無事に迎えたはずなんだけど……何故か今になってヒロインが私の婚約者に近づいてきた。 いったい、何を考えているの?! 仕方ない。現実を見せてあげましょう。 と、いうわけでクロエは婚約者であるダニエルに告げた。 「しばらくの間、実家に帰らせていただきます」 突然告げられたクロエ至上主義なダニエルは顔面蒼白。 普段使わない頭を使ってクロエに戻ってきてもらう為に奮闘する。 ※わりと見切り発車です。すみません。 ※小説家になろう様にも掲載。(7/21異世界転生恋愛日間1位)

姉の代わりでしかない私

下菊みこと
恋愛
クソ野郎な旦那様も最終的に幸せになりますので閲覧ご注意を。 リリアーヌは、夫から姉の名前で呼ばれる。姉の代わりにされているのだ。それでも夫との子供が欲しいリリアーヌ。結果的に、子宝には恵まれるが…。 アルファポリス様でも投稿しています。

猛禽令嬢は王太子の溺愛を知らない

高遠すばる
恋愛
幼い頃、婚約者を庇って負った怪我のせいで目つきの悪い猛禽令嬢こと侯爵令嬢アリアナ・カレンデュラは、ある日、この世界は前世の自分がプレイしていた乙女ゲーム「マジカル・愛ラブユー」の世界で、自分はそのゲームの悪役令嬢だと気が付いた。 王太子であり婚約者でもあるフリードリヒ・ヴァン・アレンドロを心から愛しているアリアナは、それが破滅を呼ぶと分かっていてもヒロインをいじめることをやめられなかった。 最近ではフリードリヒとの仲もギクシャクして、目すら合わせてもらえない。 あとは断罪を待つばかりのアリアナに、フリードリヒが告げた言葉とはーー……! 積み重なった誤解が織りなす、溺愛・激重感情ラブコメディ! ※王太子の愛が重いです。

可愛い可愛い天邪鬼な君のこと

下菊みこと
恋愛
天邪鬼な君、執着してしまう俺、そして執着しているあの侍女のお話。 御都合主義のSS、ツンデレ美女とヤンデレ美青年と隠れヤンデレな侍女のあれそれ。 小説家になろう様でも投稿しています。

夫で王子の彼には想い人がいるようですので、私は失礼します

四季
恋愛
十五の頃に特別な力を持っていると告げられた平凡な女性のロテ・フレールは、王子と結婚することとなったのだけれど……。

処理中です...