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第一章 怖くて偉大で大きな木
23.大樹戦 子供
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ー誰だ?いや、なぜこんなところにガキがいる?
ラザクは急に現れた子供に対して警戒心を強めた。こんな鬱蒼とした山森で子供が一人でいるなどと、しかも、今この森中には天樹の根がいたるところに張り巡らせていて危険だというのに、こんな子供がひょっこりと現れるなどと。
「お前、誰だ?」
ラザクは赤毛の子供を警戒しながら話しかける。なぜ、こんなところにいるのか、一体何者なのか。聞きたいことは山程ある。
「僕は、ただの子供だよ。はい、これ。おじさんのでしょ?」
赤毛の子供はラザクの質問には必要最低限の答えをしたとでもいう声音で返答し、持っていた刀をラザクに向けてかざす。
ラザクはよく分からないままであったがひとまず、自分の持ち合わせている愛刀が手元に戻ってきたことに安堵する。
「…そういや、何でお前がこれを持ってたんだ。」
「別に、こっちの方から大きな水飛沫の音がしたから見に来てみて。そしたら、これだけ落ちてたから。」
なるほど、落ちてる途中に手放してしまっていたのか。しかし、この子供が持っていきさえしなければすぐ見つかっただろうに。
…まあ、今は良しとしよう。問題は、
「おい、赤毛のガキ。」
「…?なんだい。おじさん。」
そう、いきなりラザクの目の前に現れた子供。あまりにも怪しすぎる。いや、怪しいというよりは謎すぎるという方が正しいか。
今のところ、赤毛の子供はラザクを警戒している様子はない。というか、それ以前にこの赤毛の子供、表情が全く読み取れない。瞳は真っ黒なまま瞬き一つしないかのようであり、口元は少し笑みを浮かべながら話しかけてきている。謎に包まれた子供だ。
「お前、村の子供か?」
ラザクは一つ、赤毛の子供に対して質問をした。ここら辺の地帯で人民がいるならばラザクたちが出会った村人以外いないはずだろう。だとすれば、この目の前にいる赤毛の子供も村の住人ということになるはずであるが。
「…村?あぁ、あの集落のことか。いや、僕はあの村の子供じゃないよ。」
赤毛の子供はそつなく告げた。少し首を傾げながら、手を後ろに組みながら子供はラザクの問いに対して答えた。
ーあの村のガキじゃないだと?
ラザクは予想外の言葉を聞き、訝しげな表情を浮かべる。子供はそれを見ても身じろぎ一つしなかった。
「お前、何者だ?」
「言ったでしょ?僕はただの子供だって。」
「とぼけんな」
ラザクは子供の態度に対し、不満をあらわにする。
愛刀を持ってきてくれたことには感謝はするがそれとこれとは話が別だ。そもそもそれ以前にこの子供の得体が知れない。初めはあの村の子供が誤って森に紛れ込んでしまったのだろうと考えたが全くの見当違いだった。
この子供、本当に何者だ?
「とぼけるなって言われても…うーん、強いて言うなら、伝達者、かなぁ?」
赤毛の子供は横目に笑みを浮かべながらこたえた。
「伝達者?」
ラザクはこれまた想定外の答えを聞かされて頭が追いつかないといった様子だ。伝達者とはどういう意味なのか。この子供の言うことが理解しきれない。
「それより、いいの?おじさん。こんなところで僕と話してる場合?」
「……」
ラザクがそうこう考えていると、赤毛の子供はラザクに問いかけてきた。
確かにこの子供の言うとおりではある。自分の身が動けることがわかったのならばすぐさま戦線へ復帰するべき状況だ。しかし、それはこの子供がラザクをこの場から離れさせたいという裏の心が隠されているような気もした。
「いや、そうだな。こんなことしてる場合じゃねえ。」
しかし、ラザクは優先事項を考える。今、すべきことは戦線の復帰だ。たった今カウラは一人であの怪物と闘っている最中だろう。はやく加勢しなければならない。
この子供に対して疑念はある。だが、それは後回しにすべきだ。
「…俺は行く。」
「うん、その方が良いよ。良いけど…でも、」
ラザクが天樹の元へ向かおうとした矢先、赤毛の子供は少しはっきりしない言い方を残した。そして、
「ちょっと、遅かったみたいだね。」
「…どういうことだ?」
ラザクが眉をひそめながら赤毛の子供を向くと赤毛の子供は空に指を指していた。
「ほら」
「……⁈」
指差す方向、そこにはラザクを追跡してきただろう天樹の根が空を覆っていたのであった。
「くそっ!!やっぱ追ってきてやがったか!」
ーあのまま死んだと思ってくれてた楽だったのによっ
ラザクのそんななけなしの願望は儚く散ったようであり、キシキシとうねりをあげる多くの根たちはラザク達を見つけるやいなやすぐさま根の刃を凄まじい勢いで動かす。狙いはもちろんラザクと
「赤毛のガキィ!!」
ラザクはすぐさま今自分と同じ場にいた子供に向かって大声で警戒を促した。しかし、ラザクが逃げるならまだしも子供があの根から逃げきれるはずがない。
ラザクは赤毛の子供を抱えるために目を向ける。すると、
「…なあっ⁈ばかが、何をして!」
目に映る光景にラザクは思わず咆哮する。
なぜなら赤毛の子供は一人、ラザクの心配もそっちのけで川に向かって走っていたのだから。子供は根に追いつかれる前に全力で走り、盛大に水飛沫を上げながら水中へと身を投げた。
「…なっ⁈」
ラザクもこの行動には思わず唖然としてしまった。しかし、唖然としたのは一瞬であり、子供の行為に呆然としてしまった体を無理やり動かし、すぐさま救出へと向かおうとする。だが、そんなラザクの行為は川から投げかけられた言葉によって阻まれた。
「大丈夫だよ、おじさん。」
「何がっ!」
何が、大丈夫なものか。ただでさえ陸上で天樹の根から逃げきるのでも一筋縄ではいかないというのに、水中では身動きが取れないではないか。これでは自ら襲われにいっているようなものだ。
と、そんなラザクの心境も束の間、天樹の根は水中の子供へと襲いかかる。凄絶に、多くの根で子供は囲まれてしまって、
「…え?」
思わず、ラザクは間抜けな声を発してしまった。だが、あまりにも目の前で起こった光景が信じられない。子供の命が狩り取られる瞬間を見るかと思ったのだが、
「ね?言ったでしょ?」
水中から一瞬顔を出して、ラザクに声をかける子供。そして、その周りではうようよと水面の少し上で不服な様子の根が蠢いているだけであった。
「おじさんもこうした方がいいよー。」
赤毛の子供はラザクに対して助言する。
どういうことだ?なぜ、天樹は子供を襲わない?
「…っ⁈」
と、陸上で黙考しているうちにラザクに向かって標的を変えた天樹の根が襲い掛かる。この負傷した身体でこれらから逃げ続けるのは至難の業だ。
「ちいっ…考えてらんねぇ!」
ラザクは思考を停止し、ただ全速力で川へと飛び込んだ。謎の子供の助言と自分が見た光景を信じて。
勢いよく飛び込んだため、割と深いところまで潜ってしまった。こんな状態で襲われたらもう抵抗も何もできないのだが。
しかし、そんな懸念は無駄だったようである。水中にいても天樹の根はラザクを突き刺しにはこなかった。
「ぶはぁっ!」
呼吸を求め、水面から顔を出す。横には赤毛の髪を濡らした子供が笑みを浮かべながらこちらを見ていた。ラザクは事の成り行きに呆然としてしまう。
「ほら、襲われない。」
「……あぁ、確かに襲われねえ。正直、意味がわかんねぇよ。」
「気をつけてね。顔が乾くと天樹はそこを狙ってくるから。」
水面上を見上げると天樹の根はまだ空中で蠢いていた。しかし、うようよするだけで襲ってくる気配はない。
「どういうことなんだよ。」
ラザクは驚きの表情を改め、真面目に横の子供に向かって問う。敵の性質とはいったい。
「天樹はねぇ、水が嫌いなんだ。だからこうしてれば、ほら、二人とも無事。」
子供は笑みを浮かべながら腕を広げて安全さを強調する。
ラザクはまだ納得しきれない様子ではあるが、嘘を付かれていないのはこの状況からでも明らかであるので、ただ嘆息した。そして、限りなく有能な情報を手に入れたことを認識する。
天樹の弱点は…水?
ラザクは急に現れた子供に対して警戒心を強めた。こんな鬱蒼とした山森で子供が一人でいるなどと、しかも、今この森中には天樹の根がいたるところに張り巡らせていて危険だというのに、こんな子供がひょっこりと現れるなどと。
「お前、誰だ?」
ラザクは赤毛の子供を警戒しながら話しかける。なぜ、こんなところにいるのか、一体何者なのか。聞きたいことは山程ある。
「僕は、ただの子供だよ。はい、これ。おじさんのでしょ?」
赤毛の子供はラザクの質問には必要最低限の答えをしたとでもいう声音で返答し、持っていた刀をラザクに向けてかざす。
ラザクはよく分からないままであったがひとまず、自分の持ち合わせている愛刀が手元に戻ってきたことに安堵する。
「…そういや、何でお前がこれを持ってたんだ。」
「別に、こっちの方から大きな水飛沫の音がしたから見に来てみて。そしたら、これだけ落ちてたから。」
なるほど、落ちてる途中に手放してしまっていたのか。しかし、この子供が持っていきさえしなければすぐ見つかっただろうに。
…まあ、今は良しとしよう。問題は、
「おい、赤毛のガキ。」
「…?なんだい。おじさん。」
そう、いきなりラザクの目の前に現れた子供。あまりにも怪しすぎる。いや、怪しいというよりは謎すぎるという方が正しいか。
今のところ、赤毛の子供はラザクを警戒している様子はない。というか、それ以前にこの赤毛の子供、表情が全く読み取れない。瞳は真っ黒なまま瞬き一つしないかのようであり、口元は少し笑みを浮かべながら話しかけてきている。謎に包まれた子供だ。
「お前、村の子供か?」
ラザクは一つ、赤毛の子供に対して質問をした。ここら辺の地帯で人民がいるならばラザクたちが出会った村人以外いないはずだろう。だとすれば、この目の前にいる赤毛の子供も村の住人ということになるはずであるが。
「…村?あぁ、あの集落のことか。いや、僕はあの村の子供じゃないよ。」
赤毛の子供はそつなく告げた。少し首を傾げながら、手を後ろに組みながら子供はラザクの問いに対して答えた。
ーあの村のガキじゃないだと?
ラザクは予想外の言葉を聞き、訝しげな表情を浮かべる。子供はそれを見ても身じろぎ一つしなかった。
「お前、何者だ?」
「言ったでしょ?僕はただの子供だって。」
「とぼけんな」
ラザクは子供の態度に対し、不満をあらわにする。
愛刀を持ってきてくれたことには感謝はするがそれとこれとは話が別だ。そもそもそれ以前にこの子供の得体が知れない。初めはあの村の子供が誤って森に紛れ込んでしまったのだろうと考えたが全くの見当違いだった。
この子供、本当に何者だ?
「とぼけるなって言われても…うーん、強いて言うなら、伝達者、かなぁ?」
赤毛の子供は横目に笑みを浮かべながらこたえた。
「伝達者?」
ラザクはこれまた想定外の答えを聞かされて頭が追いつかないといった様子だ。伝達者とはどういう意味なのか。この子供の言うことが理解しきれない。
「それより、いいの?おじさん。こんなところで僕と話してる場合?」
「……」
ラザクがそうこう考えていると、赤毛の子供はラザクに問いかけてきた。
確かにこの子供の言うとおりではある。自分の身が動けることがわかったのならばすぐさま戦線へ復帰するべき状況だ。しかし、それはこの子供がラザクをこの場から離れさせたいという裏の心が隠されているような気もした。
「いや、そうだな。こんなことしてる場合じゃねえ。」
しかし、ラザクは優先事項を考える。今、すべきことは戦線の復帰だ。たった今カウラは一人であの怪物と闘っている最中だろう。はやく加勢しなければならない。
この子供に対して疑念はある。だが、それは後回しにすべきだ。
「…俺は行く。」
「うん、その方が良いよ。良いけど…でも、」
ラザクが天樹の元へ向かおうとした矢先、赤毛の子供は少しはっきりしない言い方を残した。そして、
「ちょっと、遅かったみたいだね。」
「…どういうことだ?」
ラザクが眉をひそめながら赤毛の子供を向くと赤毛の子供は空に指を指していた。
「ほら」
「……⁈」
指差す方向、そこにはラザクを追跡してきただろう天樹の根が空を覆っていたのであった。
「くそっ!!やっぱ追ってきてやがったか!」
ーあのまま死んだと思ってくれてた楽だったのによっ
ラザクのそんななけなしの願望は儚く散ったようであり、キシキシとうねりをあげる多くの根たちはラザク達を見つけるやいなやすぐさま根の刃を凄まじい勢いで動かす。狙いはもちろんラザクと
「赤毛のガキィ!!」
ラザクはすぐさま今自分と同じ場にいた子供に向かって大声で警戒を促した。しかし、ラザクが逃げるならまだしも子供があの根から逃げきれるはずがない。
ラザクは赤毛の子供を抱えるために目を向ける。すると、
「…なあっ⁈ばかが、何をして!」
目に映る光景にラザクは思わず咆哮する。
なぜなら赤毛の子供は一人、ラザクの心配もそっちのけで川に向かって走っていたのだから。子供は根に追いつかれる前に全力で走り、盛大に水飛沫を上げながら水中へと身を投げた。
「…なっ⁈」
ラザクもこの行動には思わず唖然としてしまった。しかし、唖然としたのは一瞬であり、子供の行為に呆然としてしまった体を無理やり動かし、すぐさま救出へと向かおうとする。だが、そんなラザクの行為は川から投げかけられた言葉によって阻まれた。
「大丈夫だよ、おじさん。」
「何がっ!」
何が、大丈夫なものか。ただでさえ陸上で天樹の根から逃げきるのでも一筋縄ではいかないというのに、水中では身動きが取れないではないか。これでは自ら襲われにいっているようなものだ。
と、そんなラザクの心境も束の間、天樹の根は水中の子供へと襲いかかる。凄絶に、多くの根で子供は囲まれてしまって、
「…え?」
思わず、ラザクは間抜けな声を発してしまった。だが、あまりにも目の前で起こった光景が信じられない。子供の命が狩り取られる瞬間を見るかと思ったのだが、
「ね?言ったでしょ?」
水中から一瞬顔を出して、ラザクに声をかける子供。そして、その周りではうようよと水面の少し上で不服な様子の根が蠢いているだけであった。
「おじさんもこうした方がいいよー。」
赤毛の子供はラザクに対して助言する。
どういうことだ?なぜ、天樹は子供を襲わない?
「…っ⁈」
と、陸上で黙考しているうちにラザクに向かって標的を変えた天樹の根が襲い掛かる。この負傷した身体でこれらから逃げ続けるのは至難の業だ。
「ちいっ…考えてらんねぇ!」
ラザクは思考を停止し、ただ全速力で川へと飛び込んだ。謎の子供の助言と自分が見た光景を信じて。
勢いよく飛び込んだため、割と深いところまで潜ってしまった。こんな状態で襲われたらもう抵抗も何もできないのだが。
しかし、そんな懸念は無駄だったようである。水中にいても天樹の根はラザクを突き刺しにはこなかった。
「ぶはぁっ!」
呼吸を求め、水面から顔を出す。横には赤毛の髪を濡らした子供が笑みを浮かべながらこちらを見ていた。ラザクは事の成り行きに呆然としてしまう。
「ほら、襲われない。」
「……あぁ、確かに襲われねえ。正直、意味がわかんねぇよ。」
「気をつけてね。顔が乾くと天樹はそこを狙ってくるから。」
水面上を見上げると天樹の根はまだ空中で蠢いていた。しかし、うようよするだけで襲ってくる気配はない。
「どういうことなんだよ。」
ラザクは驚きの表情を改め、真面目に横の子供に向かって問う。敵の性質とはいったい。
「天樹はねぇ、水が嫌いなんだ。だからこうしてれば、ほら、二人とも無事。」
子供は笑みを浮かべながら腕を広げて安全さを強調する。
ラザクはまだ納得しきれない様子ではあるが、嘘を付かれていないのはこの状況からでも明らかであるので、ただ嘆息した。そして、限りなく有能な情報を手に入れたことを認識する。
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