Freak out~かくれんぼ∼

月花愛葉(*Mana*)

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1章

9話

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「フフ・・・まあお前は そのまま動くな」

そして懐から拳銃を取り出し 一拓に突きつけた・・

(はっ そ・・ そ・・そんな・・・う 嘘だろ・・・
考えたくない思いが頭を駆け巡る・・
・・裏切り 裏切り・・最初から仲間だった・・・?)

安堵からの絶望に一気に落とされ 身体が震え出す・・

そして 凪はこちらを向いたまま ポケットから携帯を取り出した

(で 電話・・・?つ 繋がらないはずじゃ・・・?)

プルルルル 

(繋がった・・!? どうしてっ!?それじゃあ本当に・・
本当に仲間だったってのかっ!? 
くっ・・・!ウソだ・・ウソだぁああぁ)

出会った時の凪の笑顔を思い出し・・目を瞑って拳を握りしめる・・

だが そんな一拓の感情などそっちのけで

「ああオレー」

ビクっ!

慌てて凪の方へ向く一拓

凪は淡々と通話を始めている・・

「お前 演技はよかったけどさー 何気に発信機仕込まれてるぞ
そうそう もう追跡されてるから探せ
見つけたらその辺の車にでも仕込んで巻けよ じゃあな」

(・・・・・・うっ!嘘だろ・・考えたくない・・)

これほどまで現実逃避をしたくなった事はない・・と
一拓は悔しかった・・


・・・・・・・だが


(いや 待てよ・・演技・・・・?)

(そうだ よく考えろ!こいつらは用心深いんだ
わざわざ自分が指名手配にされるような状況を作るか・・・?)


「そんな・・・あなたは ま まさか・・ムギさんなの・・・・?」

そう突然ポツリと言う一拓に 少し驚いて

ニヤったと笑う「ムギ」・・

「フフ・・よく気づいたねぇ~灘はタダでは転ばない奴だ・・
だから動向は 最後までわかっておかないとね・・」

そう聞いて 一拓は

「はっ そ そうだ! 凪! 本物の凪はどうしたんだっ!」

凪の事に気付き 最悪の想像が頭を駆け巡り 慌てて 叫んだ 

だがそれを打ち消すように

・・弥凪 鷹楠(やなぎ たかな)・・・

と 大きくムギが言い放つ・・

「ん!?」
一拓は突然打ち消すように言ったムギに身構える


「そいつさあ・・本当に実在した人物だったと思う・・?」

「・・・・え・・」

それを聞いて 悲しいような絶望したような気持ちで放心する一拓の横を
ムギはサッと横切り・・ そして後ろを振り返って

もう一度 一拓を笑って見た・・


「え・・・・な・・な・・何を言って・・」

そう言いながら 一拓も後ろを振り返り 再度ムギと相対する・・

「フフ・・」

そしてニヤッと笑ったかと思うと拳銃をしまい
公園の出口へと突然 ばっと走り出す

「あっ!」

その時だ 

「だ 誰かぁーっ!誰かいないか!」

突然叫ぶ 「凪」の声が 別方向から飛び込んできた!

「えっ! な凪っ!?」

きょろきょろと辺りを見回し

(公園トイレの方からかっ??)

それに気づいて トイレの方を向き もしかして生きてた!そして本物!と
内心ホッとする一拓・・

「なぎぃいーすぐ 行く!待ってろ!」

「おお!一拓いたか!わかった 頼む!!」

2人は声を上げて呼びあった
一拓は泣きそうになりながら 心に光が差す気持ちを再び味わった

その後 ホッとしたのも束の間
再度ムギの走って行った方に慌てて向き直る
もう逃げたか?と思っていたが

なんとムギは 悠長に 2人の呼び合う様子を
公園の入り口で楽しそうに眺めていた

「くっ・・」

子供だと思ってバカにされている・・一拓は悔しかった
そしてさらに

「・・・ぷっ あはははー!引っかった引っかかった!」

と心底楽しそうに 嘲笑った・・

それを聞いた一拓は

ギリ・・・と 歯を食いしばりたくなるような とても気分の悪い心情・・
その全てを向けてムギを見た・・



「フフ・・起きたね・・安心しなよ
弥凪 鷹楠は実在人物さ 
オレがこいつに化けたのも初めてだよ~」

「・・・・・」
無言で警戒を続ける一拓・・

「君らには踊ってもらったんだ
殺しゃしないよ・・面倒だしね・・」

そして・・一拓は考えていた・・

「入れ替わったのは・・来る前か・・」


「・・そうさ メール来たの見てたの?
あれはオレが一人で誰にも言わずに来るようにって
呼び出したものだ」

「お前ら捕まえる時 初めて相対した時
なぜ 逃げろ! ととっさに思ったのかも
気絶させる前 普通に聞いたらあっさり答えてくれたよ

先輩も言ってたけど カンが鋭い奴は要注意だからな
入れ替わるのはこいつの方に決めてた

こいつの情報は こいつに罪着せる前から調べてたし
実際近くで 話してる様子も見て知ってたけど 
ちゃんと細かく理解してた方が説得力出るしな~
おかげで あの灘も気づきもしなかっただろ? フフ・・」


「・・・・・・あなたは何が楽しくてこんな・・・」


「フフ・・・」 

冷たい笑み・・

「まー君らが考えるべきはーせっかく生かしてやったんだからぁ
オレみたいなのに目ぇつけられないよう生きなよって事かなー
・・もし今後も首突っ込むなら容赦しないよ・・」

「じゃあねぇ~♪」

最後に そう言って
ムギは灘と反対方向へ走り去る・・

きっと凪の姿もすぐさま剥いで 別人になりすまし
逃げるつもりに違いない・・

(・・・・・・・・なんて奴・・・)

改めて自分が危機一髪であった事に震える・・

(はー ・・・震えすぎてダメだ・・追っかけたら殺される・・

・・ごめん灘さん・・・・・)

あまりの感情の急変の連続に
現状も本当に安心していいのだろうか・・と
震える・・

「いったく~っ!大丈夫か!」

(・・・あ ・・な・・凪・・
そうだ早く助けないと・・)

「い 今行く・・・・!」
そしてようやく腰を上げ 
おぼつかない足取りで凪の方へ向かった・・


そして その5日後・・・・

2人はあの日の夜の事を振り返っていた・・

凪は公園のトイレで
服を別のものに変えられて縛られていた

・・大丈夫かと心配しあった後 
一拓は凪に事情を話し 一緒に公園を離れ 

圏外にされていた あの公園付近から 
電話をかけられる地点まで走って行って
灘さんにもすぐ電話をした・・だが・・


全ては逃走された後だった・・


「うん・・でも、よく殺されなかったものだ
って思うよなーホント・・」

「うん・・・」

(オレも凪も灘さんも・・・
皆まとめて不意打ちされてた可能性があった・・)

「・・ああ まあそこは気にするな 気が滅入るぞ・・」

ふと 割って入る 灘

「あ 灘さん」

・・今日はやっとオレ達の指名手配が解除された日・・

俺達の事情も少しの間 真犯人が
捕まっていたのに伏せられていたのは
囮捜査するためだったという事にしてくれた

犯罪集団のあいつらの事は伏せられたが・・
ニュースで朝からちゃんと説明されている

実はそれが 今までの指名手配同様写真付きで 
今度は 協力してくれた彼らに賛辞を とか報道されてるものだから
2人はちょっと気恥ずかしくいるのだった・・

とにかくは今日 家族に会いに やっと帰れる
今日はそういう日なのだ・・

杏 一霞 青扇にも犯罪集団の奴らの話は伏せてくれと言われてしまい
少し心苦しかったが わざわざ 危険な目に遭ったと
言わずに済んで良かったのだと 俺達は思う事にし
あの日の事は2人と警察との秘密となった・・

あの後 指名手配が解除される事になったと知ると
3人は笑って喜んでくれ 今日も温かく送り出してくれた

・・ただ俺達を警察が家に送ってくれるという
その前に話があると 灘さんがそう言っていたので
こうして 警察の前で2人は 待っているところだった


「で 灘さん話って・・・?」

凪が聞く


「う・・・・じ 実はその・・・・」

ひょこっ

そう言った凪の後ろから 突然顔を出したのは
ありえない人物の顔・・
2人はその顔を 一瞬見るやいなや

「ひっ!?」

と 後ろにズザッと 飛び退いてこう言った

「さっ!!佐久間ムギ・・・!?」

「ぎゃあああああっ なっ なんでそいつがっ!!」


驚きと怒りと緊張と焦りで2人は大仰に身構える・・
一気に場の空気が変わる・・


「ああ ええっと・・これにはワケが・・・」

と そう言いかけた灘を打ち消すようにムギが・・

「あはははー オレがなんでいるかわかるー?」

不敵な笑みを浮かべた・・

「なっなっなっ!灘さんっ!
どうしてそいつを捕まえないんですかっ!?」

誰もが思う突っ込みを入れて 灘を見る2人・・

だがそんな事は御構い無しにムギが

「あはははー オレは用心深いんだよー
先輩も もう俺の部下・・」

と続けようとしたその時

ボカっ!

「・・ふざけるな」

軽く殴って話に割って入る灘

「え・・・???」
2人は呆然とする・・

そして灘とムギは

「うっ あいったー もう冗談なのに・・ひどいよ先輩・・・」

「いい加減にしろ !オレ達は疲れてるんだ お前の顔に・・」

と 怒ってはいるが なんだか和やかな会話を続ける・・


(え・・・えぇっと・・・・?)

置いていかれて あっけに取られ続ける 2人・・・


「・・ああ すまない・・
こいつは「本物の佐久間ムギ」なんだよ」


「ブイ!本物です よろしく!」

そして そう本物の佐久間ムギに 明るく自己紹介され・・


(え・・・・・・・え・・・・・・・?)

ポカーン だが尚も 2人は 固まる・・・


「・・はっ!! そっ・・そうか!」

そして 事情に気づいて 一拓がはっとする

「えっな なんだよっ!」

凪がそれを見て 一拓の方を焦って向く


「つ つまりさ・・!」

「・・そう」

ここで 説明しようとした一拓に変わり 灘が説明し始める

「実は3年前 こいつは新人として入る予定だった警察官なんだが
どっかで「あいつ」と入れ替わり
オレが「あいつ」と3年間パートナーになっていた事がわかったんだ」

「!!」

「だが 今までの俺達はそんな事 知りもしないからな・・
「あいつ」が新人の佐久間ムギで
悪い奴が警察に潜入していた とずっと思い込んでいたわけだよ

・・だが こいつの家を調べたら どうだ・・
少しやつれて拘束された「本人」がいるじゃないか 
現場も相当びっくりしてな・・

で こいつの話によると 「本物の佐久間ムギ」は
3年間 ずっと「あいつ」 と一緒に住み 
自宅に「監禁」されていたんだそうだ・・・」


「ええぇぇぇぇぇっっ!!!」

「なんて難儀な・・・」

話を聞き さっきとはうって変わって
ものすごい同情の視線をムギに送る2人・・

「・・危うく こいつの警察官登録の抹消して
指名手配までするとこだった」

灘が困ったように苦笑しながら言った

だが・・その姿はどこか嬉しそうで
どうやら灘もムギが本物で 救われたような気持ちに
なっているようだった

一拓は一度 偽物の凪を見たが
凪とは付き合いの短い一拓ですら 偽物の裏切りは
あれほどつらかったのだ・・
それを数年共にした後に気づく事は
自分以上に さぞ辛かったはずだ・・と
一拓は 灘の事が内心は気にかかっていた

(でもそうか‥裏切られてたワケじゃなくて 良かった・・)
本物のムギとも仲が良いようだ 

演技に関してとか 変なとこは 真面目に正確なんだな・・
なんて あの偽物の事を一拓はちょっと思い浮かべ
すぐにやめた

そして今度は当人ムギが 語り始める・・

「あはははは~ひどいよね・・ホント
絶望感満載だったよ・・気がついたらオレの顔した奴がいてさ
ニッコリ笑顔で オレんち陣取って住みつきやがってさ・・
ちゃんと食事くれるし 殺しゃしないよとは言ってたけど
気持ち悪いじゃないよ・・・

しかも オレの顔で影で何されてたか わかったもんじゃないじゃん?
借金作ってんじゃないかとか 悪い事してるだろうなとか
・・ホント参っちゃったよ・・」

(あわわわわ・・)
2人は怖い!と心底思った・・

「・・覚悟して警察官になったつもりだけど
あっさり監禁されるなんてショックだったし
・・まあ そろそろ限界だってとこで助けが来たからー
警察官への希望は復活したけど・・・ブツブツ・・」

そしてそんな様子のムギを見て 2人は・・

(はあああああっ あの人そんな事までしてたのか・・・っ)

(いやあああああああっ ホントによく殺されなかったあああああ)

と 改めて今までの事が脳裏に蘇ってきてしまい
2人して頭を抱えてしゃがみ込み 唸る・・


「ゴホン まあ気持ちはわかる・・今日の話というのはこの事でな 
こいつは悪い奴じゃないという事がひとつ で もう一つは・・」

「あっそうか・・・」

唸っていた一拓が 抱えていた頭を上げて 灘の方を見る

「ん?なんだ拓?」
凪もつられて同じように頭を上げた


「・・ああ「佐久間ムギ」が実在するなら「あいつ」は一体誰なのか?
それが わからないという事なんだ」

「そ そうか・・・」

凪も納得した

「・・しかもこいつの家からはこいつの指紋や髪の毛以外
何も検出されなかった それにこいつとムギでは
少し声に違いがあるだろう? 声紋鑑定でも別人だと証明されてな

まあ もちろん これは 「オレは佐久間ムギじゃない」と
あいつがただ 主張したかったという事でそっちも
本物の声じゃないんだろうけどね・・
他にも相当大勢の仲間がいると思われるが・・」

「謎なわけですか・・・」

凪が言った

「ああ・・」

「ま 今日のところは もう忘れて 家族に無事を伝えてほしい
本当にすまなかった・・」

「先輩・・」

ムギも俺も悔しいと言い
灘と共に またいちから捜査を始める事を2人に誓った・・

そして2人もまた 謝らないで下さいよ と
以前と同じような事を言いあって笑い
何かあれば協力すると約束

色々あったが絆を深めた日々を忘れないよう心に刻み
そしてまた全員でお互いに笑ってから

またな!と 

それぞれの帰路につくのだった

第一部  -完-  
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感想 1

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みんなの感想(1件)

アスト
2019.04.04 アスト

面白かったです。
予想できない展開は読者を飽きさせないね(・ω・)

もしも改善するなら、
はじまり→電気屋でテレビが写るシーンまでの文をもっと短くすると読者が付きやすいかもしれません。
かくれんぼって内容がかなり良いのでそれをプロローグで前置きするともっと良いかもです。

元はドロケイ(逃走と救助)を小説にしようとしてたのでこの手の内容は好きです(・ω・)

解除

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