Freak out~かくれんぼ∼

月花愛葉(*Mana*)

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1章

8話

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「ええっ まさか先輩マジで何か企んでたのー!?」
佐久間が驚いたように言うが 当の灘は・・

「フっ・・笑わせるなよムギ・・!
お前の化けの皮を ようやく剥がす時だ・・」

「えっ???」

・・思わず声が出てしまうくらい 
2人は予想外の その灘の返答に面食らって目を丸くした

灘がそう言った瞬間にも 特に気にしていないような顔をして
佐久間は無言で聞いている・・

「本当は 別の機会に伝えるつもりだったんだが・・いいかい君達 
凪をはめたのも 一択をはめたのも 本当は みんなそいつの仕業さ」

「な 何を言って・・ムギさんが・・?」

「君らをはめるための情報を犯人に与え 実行を計画したのは
本当はそいつなのさ・・ 一拓 君の家を警察が調べた際 
凶器を見つけた者が ムギと頻繁に連絡を取り合っていた事も
わかっているんだよ・・」

「・・えっ・・?」
思考が停止しそうになる一拓・・

「そう つまり凶器が現れた謎は簡単だ・・
踏み込んだ警察の1人が堂々と凶器を隠し持って君の家に入り
家の中で見つけたフリをしただけだったのさ・・
しかもそいつは突然退職し 先日消えている・・
間違いなくムギの息のかかったものだろう・・」

「!!」
それを聞いてようやく ムギの方を体が勝手に警戒しだす・・

「こいつは そうやって犯罪者を支援して楽しむ専門の連中
犯罪集団のうちの1人だ・・」


そこで・・黙っていたムギが口を開いた・・

「・・・フ・・なんだ やっぱりバレバレだった? てゆうかあいつら 
もう吐いちゃったの??いっつも先輩が見破っちゃうの早いから
しょうがないけど  殺人犯のくせになあ~ 時間稼ぎにもならねえ・・」


(ひっ・・!なんて鋭い目だ・・さっきまでと別人じゃないか・・!)

凪も驚いた表情で 焦って見つめている・・

2人は 実はとんでもない人に相談を持ちかけてた自分達を少し後悔した・・


「フフ でもさ ほら♪ なかなかいい刺激だったでしょ?
最近は若い奴でも簡単に人殺すしぃー?
ニュースでも またかって感じだったろうね~」

「・・・・・・」
1人だけ笑っているムギだけが さらに不気味に映る・・


「・・・こ この人を最初に見た時に感じた 逃げなきゃって
あの感じは犯罪者特有の鋭さの方だったのか!
灘さんがいつも隣にいたから てっきり警察の人の鋭さの方だと
紛れてわからなかった・・」

そう凪が 絞るように言った・・

「でもまさか ムギさんが・・残念です・・」

「はは~ 俺言ったじゃない?
こういう世界じゃ 表の顔 善人ヅラするのが普通なんだってー」


「くっ・・・・」(善人ヅラ・・か・・) 

先輩~先輩っ!やっと捕まえましたよ!
警察ってやっぱり大変ですねー
今日は飲みに付き合って下さいよ!

(いや・・こんな時に 過去のムギを浮かべるな・・・!)

「・・お前と組んで3年・・怪しいと感じ始めたのは1年前」

(・・オレには心からの感情に見えたのに・・)


「・・お前の事は・・本当に・・よくわからねぇよ・・・」

カチ・・拳銃を向ける灘・・

(うわあああ!拳銃出てきちゃったよっ!!)
焦る2人・・

そしてさらに・・影から警官がムギを囲むように
大勢茂みからザッと出てきた

「ええぇえぇっ! すでに包囲してたの!?」

「ま  まさか灘さんが・・?」

予想外の連続であたふたするしかない2人・・


「フフ さすがですね先輩ー そういやそこの2人を捕まえた時みたい
まさか ここまで用意がいいとはね・・
でも3年も組んでたのに 拳銃向けるなんてひどいなーはははぁー♪」

ムギが笑ってそう言うが そんなムギには取り合わず・・
終始冷静にムギに拳銃を向け 視線もムギから外さないまま
2人に向かって灘は話し始めた・・


「凪・・君が鋭いのは気づいていたからな・・
あの君の友人3人が おそらくは無実である事について
俺が気づかないフリをしてた事に 君はすぐ感づいただろう?」

「!  は はい・・!」
突然話を振られて焦りながらも凪は答える・・


「もし それだけでオレについて不思議に思わなくても
君らの指名手配を続けさせておけば いずれは疑問視して
何かしらのアクションは起こすと思っていた・・

それにオレが対応し ムギも一緒に連れてくる計画だったんだ・・
格好は逆になったがな 用意だけは常にしてたよ・・」

「っ!じゃ じゃあ 全部 お見通しだったのか・・すごいな灘さん・・」

凪が言う・・

(・・俺たちの事件が起きた後 灘さんは
ムギさんの仕組んだものじゃないかと疑って・・
そうとわかったら俺らの事件解明に動いて・・
不意をついて ムギさんを捕まえる機会を
俺らの事件を解決する前から ずっと伺って準備してた…?)

(もしかして 俺らの事件について 
ムギさんが怪しいと知りながら防げなかった事も含めて 
灘さんは あの時 謝っていたのか・・?)

一拓は心でそう思い 灘の悔しさに
同情する気持ちになった・・

(でもこれで やっとそれも終わる・・!)


「さあ 観念しろよ ムギ!」
と灘も言い放つ

しかし・・

・・・・・ニヤッ 

ずっと不敵に 笑うままのムギ・・

「!? な ・・何を笑ってる!!」

「ええっ だって先輩があまりにも気づかないからさぁー♪」

すると・・そのセリフを待っていたかのように
なんと 包囲していた警官たちが一斉に拳銃を 灘と2人に向けた・・!

 「な なんだと!?」

カチ

予想外すぎるという面持ちの灘・・

(うわぁああああっ!)
(ひぃいいいいいっ!)

2人は拳銃を突きつけられて言葉も出せず
妙な冷や汗をかき・・
手を上げて観念ポーズを速攻で取っていた・・

「はい 観念しろよ~お返しだよ 先輩♪フフ・・」

銃を向けながら 警官達とムギは笑う・・
灘は圧倒的な敵の数と2人を一瞬で人質に取られ
銃を降ろす他 選択肢はなかった・・

「 フフ・・このオレが 
どうにかしないわけないじゃない・・みんなオレの部下だよ」

「なっ あいつらはどうした!?」

灘が叫ぶ

「ええっ?顔をよく見てみなよ 
こいつらは「最初から」オレの忠実な部下だけど?」

ニヤニヤと警官達は笑っている

「なっ!オレが命令を与える前から お前の部下だったってのか!?」

「そうそう 先輩みたいな刑事が使いそうな極秘専門チームねー
予想的中してよかったーオレが入るより前から紛れさせておいたんだよね
今回は俺の勝ち 先輩に勝ち目はないよ」

「な・・何て事だ・・すまない 2人とも・・」
愕然と落ち込む灘・・

(うっ うそっ!灘さん演技じゃないのっ!?)
(いやぁぁぁぁぁ! 形勢逆転しちゃったぁああ)

そんな表情をして2人は固まり
状況を もはや見守る事しかできなかった・・

尚もムギの独壇場は続く・・

「さぁ 手を頭のうしろで組んで膝ついててね~
あー先輩 ここら辺すでに人払い済みだから
叫んでも誰も来ないですからねーこれ警察の特権だよねー」

「くっ・・」

悔しそうな灘・・

「いや~先輩にこれ やれるなんて最高ですよ~
いつも邪魔されてたからさーははは♪ ああ 君らも同じようにしてねー
余計なこと考えない方がいいよ~」

近くの警官たちが2人に銃をさらに向ける・・

カチ

(ひ・・・・・っ)

2人は相変わらず 声にならない声を上げ
さらに固まる事しかできない・・

「はは~ほんとは先輩の家族人質計画とか 同僚人質計画とかもあったんだけど
家族には家を転々と移動させてるし 同僚も同僚で
なかなか1人にならないんだもんね~あれ先輩の差し金でしょ?」

「・・・・・」

悔しそうなまま ムギを見つめる灘・・

「フフ ま ここには都合のいい人質いるし~
いいかなーという事でやめにしたんだけどね♡」

(うっ! )

2人は自分達の事を人質にしようと計画されていたと聞き
かつてないほどの緊張と焦りと共に
 ビクッ!と 人生で一番ドキッとして焦った・・

ドキドキドキドキ・・・・

(・・うう 何かないか ・・)

(本当に人通らない・・・)

「く・・・」

もうダメかも・・皆が思った・・

だがその時だ・・


ウゥウウウウウウ~


突然パトカーのサイレンが少し遠くから聞こえてくる

「!!」

「あら~もしかして先輩?」

ニヤ・・

灘は無言で笑う

「はは~そうかい!」

バキッ

「うっ・・!」

その瞬間拳銃で頭を殴られる灘・・
頭を抑え 悶える灘・・

(ひぃいいいいっ!灘さんっ!)
(わーっ!殴られちゃったぁあ! で でもパトカーの音したぁああああ!)

2人は絶望に一筋の光が差したような瞬間の気持ちと
灘が殴られて心苦しい気持ちとで 複雑な表情をしながら
あたふたするしかなかった

だが そんな奇跡のようなパトカーのサイレンも束の間

「もー先輩のせいでゆっくり帰るはずが バタバタじゃん
まーいいや 撤収だ 急げ」

と ムギが面倒くさそうに言った・・

「こいつらは?」

警官がムギに聞く

「あーもういいよーこんな所で死体増やしても
面倒くさくなるだけだし もうちょっとさ
今まで我慢させられてた分 お返ししてから帰ろうと思ってたのにぃ~

・・ま・・おとなしくしててよねぇ~」

拳銃で灘の頭を 今度は軽く叩く・・

「ぐっ・・!」

気絶はしていないようだが まだ痛みがあるのか・・
灘は 倒れ うずくまっていた

「フフ じゃあねぇ~!」

そして 警官達とムギが それぞれ別の方向に 
そそくさと走り去っていく・・


「い・・行った・・・・?」

・・・完全に去るのを確認し

「だ・・大丈夫ですか灘さん!」

心配そうに灘に駆け寄り抱き起こす2人・・

「・・くっ・・ああ 悪いな2人とも・・
あいつを捕まえるために・・俺は君らの状況を
利用したようなものなのに・・完全にオレのミスだよ
また君らを危険にさらして・・申し訳ない・・」

「そ そんな事 いいですって!
それよりオレ・・疑ってすいません!」

凪が謝る

「はは そうなるよう仕向けたんだ・・君が気にする事じゃないさ」

「・・君らの事件の あの殺人犯2人はな
ムギの事を・・知ってたんだ・・

名前も顔も知らなかったが あいつの声は知ってたよ・・
ムギとの通話が録音されたものを隠していたのを
凪・・君をはめた方の犯人が所持しているのを見つけた・・」

「えっ・・」

「これが君に言わずにいた もう一つの証拠さ・・
ムギを怪しいと思っていたオレが密かに家を調べて見つけたんだが
ムギの事は情報の提供者だと証言した・・」

固唾を飲んで 耳を傾ける2人・・

「最初は ムギが わざわざそんな証拠を残したのは
高をくくっていたからだろうと ただそれだけだと思っていたんだよ・・
・・でも こんなに用心深い奴だったとはね・・
・・何を言っても もう後の祭りだけど・・
「つきとめさせてムギを捕まえようとする事」それ自体が罠だったんだ・・」

「ええ・・」

「オレに自分を以前からわざと疑わせるって下準備から始まり・・
捕まえるまで それら一連の流れ その全てを予想した上で
「自分自身を観念させる機会」をムギはわざと作らせるよう仕向けたんだ 
自分が逃げるために・・そう改めて考え直すと
あの通話録音もムギがわざと残したものだったかもしれないな・・

関係者も全員が何も疑問は持たず行動していたし
ごく自然な運びになるよう そこも全て図っていたようだ・・
念の入れ過ぎくらいの用心深さ・・

・・警察への潜入も 他に色々 目的があったに違いない・・」


「・・うう・・なんて人だ・・
あ・・でも なんで警察署内で捕まえなかったんですか?」

一拓が聞く

「ああ・・そこは疑問に思ったかもしれないが
警察では嫌な予感がしてな・・同僚が大勢居る場所は
人質取るには とにかく恰好の場所だ・・

拳銃もたくさんある 内通者もいるかもしれず 疑心暗鬼になって
さらにパニックになりそうな気が・・
だから署内でムギを捕まえるのは避けたんだよ・・」

「う・・すごくムギさんが喜びそうなパニック図が浮かんじゃいました・・」

「だな・・」

2人で想像して沈んだ・・

「はは・・だろう? でも別の場所でも あんな形で逃げ道を用意してるとはな・・
全て予想より上を行ってる奴だった・・
・・君らは 俺が怪しいと思ってムギに相談してしまったようだから
なおさら場所作りが やりやすくなってしまったようだな・・」

「ああっ!スミマセーン!!」

遮るように謝る凪

「いや・・君らを責めてるつもりじゃなくてな・・」

「・・はは・・それにしても ホントに用心深い人ですね・・」

「ああ・・」

そして そう言いながらもポケットから携帯をとりだす灘・・

「ケータイは・・圏外か あいつらが何かで邪魔してやがるな」

「でも警察は もうじき来るんでしょう? ・・あれ・・・」

そこで一拓が気づく

「ん?」

「そういえばどうやって警察の人は位置を・・?」

「・・ああ 俺は身体中に発信機を大量に仕込んでるのさ
さっきも もういくつかその辺に落としたしな」

灘が答える

「おお!」

「しばらくして帰らなければ辿ってくれと署に伝えて欲しいと
急に決まった調子の悪い水道工事で たまたま来ていた者に頼んでおいたんだ・・」

「す 水道・・な なるほど さすがですね・・
確かに急に決まる人なら 根回しはできない」


「はは・・よし オレはもう大丈夫だ・・あざ程度で かすり傷」

そう言ってはいるが 血が少し・・だいぶ無理をしているように見える・・

「あ 歩けるみたいで  よ よかった・・
でも ちゃんと病院行って下さいよ・・?」

心配そうに言う一拓 

「はは 後でそうするよ ありがとう・・」

心配されるのが心苦しいのか なんとなく
くしゃっと笑う灘だった・・だが やっと初めて本当の灘が
親しげに 笑ってくれたような気がした一拓だった・・

そして・・

「・・・・・ あ・・・」

そこで また一拓が やけに余裕そうなその灘を見て気がづいた・・

「あの・・そういえば なんですぐ追っかけないのかなあと 
灘さんらしくないとは思ってたんですけど・・もしかして灘さん・・」

「ああ! もちろん ムギの服にも ここへ来る時にさっき仕込んだよ
公園なんて怪しすぎるだろ? 反応も拾ってる
逃げてると思ってるのに あまり近づくと気づかれるしな・・」

それを聞いて ピクっと一瞬目を見開く凪  そしてすかさず

「おお!やりますね!灘さんっ!」

「や やっぱり・・灘さんも抜かりがないですね・・」

一拓も続いた

「・・GPSの位置情報はオフラインでも拾えるやつがあるからな
じゃあ オレはもう行く!署には最初は公園で
次に動いているGPSを追えと言ってあるから
俺が離れればここには来ない・・君らは指名手配が解除されるまで 
杏さんの家で待機だ 結果は追って連絡するから」

「あ はい!」

灘は そう言って立ち上がり ムギが逃げた方向に走っていった

「灘さん気をつけて!」

「ああ!」


そして・・去るのを見送る2人・・
できる事なら一緒に行きたいが 自分達は足手まといだ・・
そこを思うと少し悔しくなったが

もういいんだ・・そう思ったら・・

「・・・・・は はぁ・・・あ、嵐が去った・・」

ヘたっと 一拓は一気に力が抜け その場に座り込んだ・・

「ははどうした?腰抜けたかぁ?」

ニヤ・・からかうように笑う凪

「そ そりゃあね・・・・」

安堵する一拓

「まあそうだよなー・・」

はは・・空を見上げる凪・・・

(はあ これでようやく終わった・・)

そんな安堵の静寂が 2人を包む・・


「ふぅ・・んじゃあ もう少し・・」

凪が言い

(・・・ん?)
と凪に振り向く一拓・・


「フフ・・もう少し 腰抜かしててもらおうか?」


(・・・・えっ な 凪・・・?)

・・そこには・・さっきまでとは別人のように鋭い目をした凪が・・
こちらを凝視して佇んでいた・・・


・・・冷たい夜が・・・さらに冷たくなる音がした・・・

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