上 下
79 / 164
女神探しの旅

アズリアの嘆き

しおりを挟む
「え……? 何これ。私さっきまで……」

 気がつくと、アズリアはどこかで見た事がありそうななさそうな、言ってしまえばどこにでもある平凡な建物の中にいた。
 カウンターやテーブルなんかが置かれているところを見るに、食事処、もしくは宿屋の類だろう。

 だが、先ほどまでアキラと対峙していたと言うのにこんなところにいる理由がわからず、アズリアは混乱して辺りを見回している。

「アーズーリーア! 何してるの。早く行くよ」

 そんなアズリアに、建物の入り口から顔を見せたセリスが声をかけた。どうやらこれから何処かに行く様子だ。

「あっ、えっと、ごめんなさい」

 アズリアは訳がわらないが、とりあえず戦っている様子ではないし、状況を確認すると言う意味でもみんなのところに行こうと思って歩き出す。
 だが……

「全く勝手に止まんないでよね。アンタが寄り道するせいでただでさえ遅れてるんだから」
「……え?」

 踏み出したはずのアズリアの足は、数歩と進まないうちに止まってしまった。
 今まで聞いたことのないセリスの言葉。今まで見たことのない態度。今まで感じたことのない侮蔑の視線。
 今までのセリスとはあまりにも違う様子に、アズリアは脚だけではなく思考までも止まってしまった。

「ん? 何? ……もしかして、迷惑じゃないとか思ってた?」

 だが、訳が分からない状況で混乱しているところに投げかけられたセリスの言葉によって混乱しているアズリアに向かって、セリスは更に言葉を続けた。

「この際だから言っておくけど、私はお金になるからアンタについて来てるだけで、アンタのことは良い子ちゃんぶって面倒かける馬鹿な女って思ってるし、大っ嫌いだから」

 そう言ってのけるセリスの表情は、まるで汚物でも見るかのように嫌悪感を感じているものだ。

 当然、アズリアは今までセリスにこんな顔を向けられた事はないし、セリスどころか誰からも向けられたことはなかった。そのはずだ。

「セリ、ス……?」
「チッ、そうやって名前を呼ばれるのも嫌なのよね。いかにも仲間です~、って言ってるみたいでさ」
「な、なにを、言って……」

 なにを言っているのか、とアズリアは震える唇を必死に動かしてセリスのなを呼ぶが、返ってきたのは拒絶だった。

(一体なにが……どうしてセリスはこんなことを言うの?  どうしてそんな目を向けられなきゃいけないの? そもそもこれはなに? ここはどこなの? さっきまで戦ってたんじゃないの? これは……夢?)

 分からない事だらけのアズリア。その頭の中には様々な疑問が浮かび上がるが、一つとして正解は出てこない。
 いや、最後に思い浮かんだ目の前の光景から目を背けるための考えこそが正解なのだが、アズリアにはそれが気づけない。

「セリスの言う通りだ、アズリア」
「チャールズ?」

 動く事なくその場に立ち尽くしていたアズリアの前に、いつの間にかチャールズが現れていた。
 そして、チャールズはセリスとは違い侮蔑の視線を向けることはなかった。だがチャールズもまた、セリスと同じように今まで向けられたことのない視線をアズリアへと向けていた。

 チャールズの瞳に映るのは、侮蔑ではなく、道具を見るかのような無機質なものだった。

「本来お前は我ら王家で管理しておきたいところを、出来る限り『勇者』であるお前に配慮して今のように自由行動を許されているのだ。そこのところをよく考えた上で行動して欲しいものだな。お前が勝手に人助けだなんだと行動した結果起こるこちらの苦労も考えてみろ」
「ご、ごめんなさい……」
「ハァ……全く。謝ればいいというものでもないのだがな。お前は我らの言う事を聞いて勇者として働き、そして俺の子供を産んで王家に勇者の血を残せばいいのだ。それ以外の行動はするな」

 セリスに続きチャールズまでもが自分に辛辣な言葉を言っているこの状況は訳がわからないが、いつもの癖でつい謝ってしまうアズリア。
 だがそんなアズリアにチャールズはため息を吐き、そして自分の子供を産めば良いと、目の前で直接言われたアズリア本人も、もしかして聞き間違いではないだろうかと思ってしまうようなことを言われた。
 そして当然ながら、アズリアはチャールズに今までそんなことを言われたことはなかった。
 だと言うのに、チャールズはセリスと同じようにアズリアに向かって吐き捨てるように言った。

 自分を見つめる二人の視線が怖くて、アズリアの体が震えだす。本当は今すぐにでもその場に崩れ落ちてしまいそうな程だ。だが、それでもアズリアは蹲ることなく立っている。

(違う! これはきっと違う! だっておかしいもん。これは夢。夢なの。だってそうじゃないとおかしいんだからっ!)

 だが、そんな状態が続くのもそこまでだ。

「皆さん何を言っているのですか!」
「ソフィア……」

 アズリアを責めるように言葉を吐き出すセリスとチャールズをどけるように強引に前に出てきたソフィア。
 アズリアはそんな彼女をまるで救いのように見つめ、瞳を滲ませながらその名前を呼んだ。

「ご安心を、アズリアさん。二人はああ言っていますが、私はあなたの行動を支持します」

 その言葉が今のアズリアにとってどれほど嬉しかったことか。
 自分のやってきたことを否定され、今まで仲良くしてきたのは目的のためだと言われ、裏切られた今のアズリアにとっては、自分の考えを間違っていないと言ってくれるソフィアの存在は本当にありがたかった。

「ソフィア──ッ!」
「だってあなたは『勇者様』なのですから」
「え……」

 だが、そうして笑いかけられた言葉には違和感があった。
『勇者様』。
 ソフィアはよくその言葉を使うけれど、その言葉は彼女の理想を示す言葉だ。
 強く凛々しく、魔物を倒し人々を救う。そんな御伽話に出て来るような理想の『勇者様』を示す言葉。それがアズリアに投げかけられた。

 アズリアは自分を見つめているソフィアの瞳を見つめ返し、よろよろとおぼつかない足取りで一歩ずつゆっくりと後退していく。

「アズリアさん。あなたは『勇者様』らしく行動していただければそれでいいのです。人を助けるだなんて、『勇者様』らしくていいではありませんか!」

 アズリアを映しているソフィアの瞳には、だがアズリアは存在していなかった。彼女の瞳には自分の思い描く『勇者様』しか存在していなかった。

「……」
「ですが、『勇者様』らしくない行動はいけません。この間あなたは剣の勇者であるにも関わらず、子供に負けましたよね? それはいけません。『勇者様らしく』ありません。あんな子供でも強くなれるのですから、あなたももっと頑張っていただかないと。それでは立派な『勇者様』になれませんよ」

 アズリアの行動には人助けが多い。旅の途中で寄った町で、誰かが困っていれば手を差し伸べ、道中で厄介な魔物や盗賊の噂を聞きつければ少し遠回りをしてでも対峙しにいく。それはソフィアの思い描く『勇者様』としては合格だった。

 だが先日、アズリアは魔境で出会った少年──アキラに負けてしまった。
 本人は自分の負けだと言っていたが、そうでないことは誰の目にも明白であり、それはソフィアにもわかっていた。
 だがそれは、アズリアには理想の『勇者様』でいることを求めている彼女にとって到底許し難いことだった。たとえそれが誰にも言わず、表面上は笑っていたのだとしても。

 今まで勇者一行のメンバーの中では一番仲良くしていたと思っていただけに、アズリアはソフィアの瞳に自分が映っていないことが自分が写っていないこと怖くなった。
 ソフィアが見ていたのは神器の担い手として選ばれた『剣の勇者』であって、アズリアという自分ではないのだと、アズリアは理解した。

 アズリアは崩れそうになる体を奮い立たせてなんとか立っていられたアズリアだが、そのことを理解すると同時に体から力が抜け、ドサリとその場に座り込んでしまった。

「ふぅ。皆好き勝手言っておるのぉ」
「ダスティンさん」

 そうして最後に残った勇者一行のメンバーであるダスティンが三人の後方からやってきたが、アズリアは気の抜けた顔でダスティンのことを見上げるとその名を呟いた。

「まあ分からんでもないがな。アズリアよ。お主は少々勝手が過ぎる。目の前で助けられるものは助けたい。それは構わぬ。こちらとしてもそれを止めようとは思わぬ。だが、噂を聞いて助けに行こうと言う。これはやめてもらいたい。チャールズ殿下も言っておったが、お主が人助けとして方々に動くせいで後処理がどれほど大変なのか理解しておるのか? おらぬだろう?」
「……」

 もはやアズリアはなにも答えない。うっすらと力のない笑顔を浮かべて自分に語りかけているダスティンを見ているだけだった。

「全く。わしとしてはお主の勇者としての能力や性質を調べられればそれでよかったのだが、肝心の勇者としての能力は今ひとつ。多少は力があるが、文献や聞いていた程ではない。今ではハズレを引いたやもしれぬと後悔しておるよ」

 それだけ言い切ると、ダスティンの姿はその場から消え去り、それだけではなくその場にいた他のメンバー達も消えていた。

「勇者様!」
「アズリア様!」

 背後から聞こえたそんな声にアズリアはのろのろと振り返る。
 するとその視線の先には今までいた建物など存在しておらず、幾つもの家や家畜の存在しているどこか開放的な場所になっていた。

「……みなさん」

 この景色の場所はアズリアが今まで助けてきた村の一つで、アズリアの事を呼んだのは今までアズリアが助けてきた村の者達だ。

「村を助けていただいてありがとうございます!」
「あなたのおかげで助かりました」
「あなたがいなければこの村はどうなっていた事か……」

 そう言って笑いかけられうアズリアだが、感謝されているにもかかわらずアズリアは無表情を張り付けたままピクリとも笑わない。
 それはいつものアズリアからすれば異常な事だ。彼女はどんな時だって全ての者に笑いかけていた。自分が辛い時でも、苦しい状況でも。どんな時だってアズリアは大丈夫だと言って笑っていた。

 だというのに、今は笑いかけないどころか、まともに動こうとさえしていない。
 だがその理由はわかる。
 だって……

「でも、出来ることならもう少し早く来て欲しかったです」
「そうだな。そうすれば家畜が減ることもなかったし」
「そもそもこんな被害が出ないように動くのが勇者ってもんじゃないのか?」
「まあそうだな。ってなると、勇者様が遅れて来たのは普段怠けてたからって事か?」
「はあ? それで俺たちから巻き上げた税でいい暮らししてんのかよ?」
「なんだよそれ! ふざけんな。何が勇者だよ!」
「お前なんていなくても変わんねえんだよ!」
「さっさといなくなれ! その分無駄に減る税が無くなるんだからよ!」
「そうだそうだ! お前は要らねえ! 邪魔だよ。消えちまえ!」

 ──だって、どうせこの人たちも自分を否定するのだから。

「……………どう、して」

 今なお続けられている村人達の暴言を聞きながら、アズリアは小さくそう呟いた。
 するとどういうわけか、アズリアがそう呟いた途端今まで騒いでいた周りの者達は大人しくなって誰一人としてなにも話さなくなった。大人も子供も。犬も牛も鳥も虫も、その全てがなにも言わない。

「どうしてみんな、そんな事を言うの? 私はみんなに言われた通りにやってきたよ? 怖くても魔物を殺して、痛くても苦しくても戦ってきたの。なのに、なんでそんな事言うの……?」

 誰も話すことのなくなったそんな中で一人、アズリアだけが言葉を紡ぐ。

「私だって嫌だった。私だって戦いたくなかった! 私はただ家でお母さんとお父さんと一緒にお店をやっていられればそれでよかったの! それでもみんなが言うからっ! お前は『勇者』だって。戦って、人を救わないといけないんだって言うから今まで頑張ってきたのにっ! それなのにどうしてっ!」

 いやだ。勇者になどなりたくない。そう泣いているのは勇者などではなく、ただの一人の少女だった。

 だが、アズリアの嘆きに応えるものは誰もいない。周りにいたはずの村人達も、いつの間にかその姿を消していた。暗い暗い闇の中で、アズリアは一人ぼっちで蹲る。

「アズリア」

 誰もいなかったはずのその場所に、突然アズリアの名を呼ぶ者が現れた。アキラだ。

「……これが、人間ってやつだ。勝手な理由でお前に辛い事を押し付けて、それが当然だと言って誰もお前に感謝しない。そんな奴らを、お前が助ける必要はあるのか?」

 今アズリアの見た光景は、彼女が本当は心の中で気がついていた事。
 だが、そんな事あるわけがない。そんな事あってほしくない。そう思って目を背けてきた事だ。

 実際、アズリアは気がついていた。
 セリスが自分のことを時折陰で嗤っているのを。
 チャールズが自分のことを見下した目をしているのを。
 ソフィアが話しながらも自分のことを見ていないのを。
 ダスティンが自分のことを厄介なものとして見ていたのを
 そして、助けてきた者達が、本当は心の底から感謝などしていなかったことを。それどころか、自分に対して罵倒をしていたことを。
 それら全てに、アズリアは気がついていた。ただ、そんなことはあって欲しくないと目を背けてきただけで。

 アキラはその目を背けてきた現実を見せつける。アズリアの心を折るために。

「お前は優しいやつだ。戦いになんて向いてない。疲れただろ? 苦しかっただろ? ここで逃げたって俺はお前を責めない。誰がなんと言おうと、世界中の全員がお前を責めようと、俺はお前を絶対に責めない。だってお前は悪くないんだから」
「私は、悪くない……」
「そうだ。だから、お前が望むなら勇者なんてものを辞めさせてやる。『勇者様』なんてものを捨てて、元の花屋をやらせてやる。お前はそうしたいと願っていたはずだ」

 これはアキラの善意。この光景を見せることは決して悪意から来るものではなく、心からアズリアのことを思っているからこそのことだった。
 見たくない光景を見せつけ心をへし折ることのどこが善意かと言われてもおかしくはない。
 だが、見たくない現実から目を背け、辛さを心の奥に押し込めた状態で笑顔を作らなくてはいけない状況にずっとい続けるのとどちらが良いかと言ったら、それは果たしてどちらなのだろうか。

 少なくともアキラは、今の状態のまま勇者などを続けるよりも、一度心を追ってから勇者などやりたくないとアズリア本人に思わせる事で普通の生活に戻した方が彼女のためになると判断した。

 だがそんな事をするぐらいなら、アズリア達に外道魔法をかけてアズリアは勇者ではなかったと認識させておいた方が良い。その方が誰も傷つかない。
 だが、その方法では矛盾が出てしまう。
 もしアズリア達勇者一行の全員が忘れたとしても、それ以外の者はアズリアが勇者であった事を覚えている。いくらアキラといえど、流石に国中の全員の記憶を改竄することは難しい。

 実際に行動したとしても、もし一人でも魔法をかけ損ねた者がいれば、その者が少し刺激しただけでで本来の記憶を取り戻す事だってあり得る。記憶の改竄とは、それほどまでに繊細なのだ。
 かつてアキラがゴブリンの群れから助け出した女性──コーデリアの時は、彼女一人にだけ厳重に魔法を施したからそう易々とは解けないだろうが、それでさえいつ本当の記憶を思い出すのか分からないのだ。国中の者全員を魔法にかけると言うのは現実的ではなかった。

 それ故にアキラは今回のようにアズリア自身に勇者を捨てさせる方法を選んだ。
 その結果、彼女に恨まれる事になったとしても。

(……ああ。良かった。ちゃんと、頑張ったって認めてくれる人もいたんだ)

 勇者なんていやだった。戦うなんて嫌だった。
 良くやった。そう褒めてもらえたなら、私は頑張ったんじゃないだろうか?
 勇者をやめても良い。そう言われたのなら、続けなくちゃいけない必要はないんじゃないだろうか?

 アズリアの心の中にはそんな思いが生まれ、そしてどんどん強くなっていった。

 みんなには笑っていて欲しいから、だから勇者になった。けど、仲間は自分のことを否定し、自分のやってきたことを否定する。そして助けた人たちは喜んでくれない。

 それでもまだ頑張りが足りないからと思っていたけど……もう、良いんじゃないだろうか

 そう思ったアズリアの中に、ふと一つの光景が浮かんだ。

「あ……」

 それは以前に助けた子供だった。

 魔物に襲われていたところを偶然遭遇したアズリアが助け、親のところへと届けたのだ。

 ありがとう、とそう言ってこどもは笑い、その両親もアズリアに感謝して笑っていた。

 不意に浮かんだその光景が嘘だとは、アズリアには思えなかった。

 その後もアズリアの中にはいくつもの記憶が思い浮かぶ。

 なるほど。確かに仲間は自分のことを『仲間』として見ていなかったかもしれない。助けたもの達は自分に対して感謝していなかったかもしれない。

 だがそれでも。それでも喜んでくれている者も確かにいたのだ。

 辛いことがあった。苦しいこともあった。悲しいことだってあった。

 でも、誰かに喜んでもらうのは嬉しかった。誰かに笑顔になってもらうのは嬉しかった。

 確かに助けた全員が喜んでくれたわけじゃない。中には文句を言う人もいたし、罵倒する人もいた。
 けど、それは全員じゃない。

「……アズリア?」

 いつまでたっても返事がないどころか、今まで話しながらも虚だった瞳に力が宿り出してきたアズリアに、アキラは声をかける。

 だが、アズリアからの返事はなく、その瞳に宿る輝きは増していくばかり。

「ごめんなさい。私はあなたの手を取れないわ」

 ゆっくりと、だが力強く立ち上がったアズリアはアキラのことを正面から見据え、そう言い放った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~

川原源明
ファンタジー
 秋津直人、85歳。  50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。  嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。  彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。  白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。  胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。  そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。  まずは最強の称号を得よう!  地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編 ※医療現場の恋物語 馴れ初め編

異世界転生~チート魔法でスローライフ

リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜

家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。 そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?! しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...? ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...? 不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。 拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。 小説家になろう様でも公開しております。

すべてをなくした、その先で。 ~嫌われ者の俺に優しくしてくれるのがヤベー奴らしかいないってどういうこと!?~

F.ニコラス
ファンタジー
なぜか人という人に嫌われまくる16歳の少年・フウツ。 親に捨てられ村では虐げられ無いものだらけの彼だったが、ついに長年の憧れであった冒険者になる。しかしパーティーの仲間は、なんとヤンデレ令嬢のみ!? 旅の途中で出会う新たな仲間も、病的なまでの人嫌い、戦闘狂の竜人娘、毒物大好き少年に、ナチュラル物騒な芸術家、極めつけは天災エセ少女や人間を愛玩する厄介精霊! 問題児たちに振り回されたりトラブルに巻き込まれたりしながらも、フウツはそんな日常をどこか楽しみながら過ごしていく。しかし―― 時おり脳裏に現れる謎の光景、知らない記憶。垣間見えるフウツの”異常性”。1000年の歳月を経て魔王が再び動き出すとき、数奇な運命もまた加速し事態はとんでもない方向に転がっていくのだが……まだ彼らは知る由も無い。 というわけで、ヤベー奴らにばかり好かれるフウツのめちゃくちゃな冒険が始まるのであった。 * * * ――すべてをなくした、その先で。少年はエゴと対峙する。 * * *

異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。

Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。 現世で惨めなサラリーマンをしていた…… そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。 その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。 それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。 目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて…… 現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に…… 特殊な能力が当然のように存在するその世界で…… 自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。 俺は俺の出来ること…… 彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。 だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。 ※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※ ※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※

前世は悪神でしたので今世は商人として慎ましく生きたいと思います

八神 凪
ファンタジー
 平凡な商人の息子として生まれたレオスは、無限収納できるカバンを持つという理由で、悪逆非道な大魔王を倒すべく旅をしている勇者パーティに半ば拉致されるように同行させられてしまう。  いよいよ大魔王との決戦。しかし大魔王の力は脅威で、勇者も苦戦しあわや全滅かというその時、レオスは前世が悪神であったことを思い出す――  そしてめでたく大魔王を倒したものの「商人が大魔王を倒したというのはちょっと……」という理由で、功績を与えられず、お金と骨董品をいくつか貰うことで決着する。だが、そのお金は勇者装備を押し付けられ巻き上げられる始末に……  「はあ……とりあえず家に帰ろう……この力がバレたらどうなるか分からないし、なるべく目立たず、ひっそりしないとね……」  悪神の力を取り戻した彼は無事、実家へ帰ることができるのか?  八神 凪、作家人生二周年記念作、始動!  ※表紙絵は「茜328」様からいただいたファンアートを使用させていただきました! 素敵なイラストをありがとうございます!

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?

たまご
ファンタジー
 アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。  最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。  だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。  女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。  猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!! 「私はスローライフ希望なんですけど……」  この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。  表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。

処理中です...