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友人達の村で
419:再びの別れ
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本日三話目! 最新話からきた方はこの話の前にも投稿がありますのでそちらからどうぞ。
______
「環、問題はないか?」
解体場で賊とずっと一緒にいると言うのは嫌だったので、俺たちは環に炎鬼を出してもらって監視を任せてガムラの家に戻ることにした。
「ええ。何人かは逃げようとしてたみたいだけど、もう大丈夫」
やはり、と言うべきか、俺たちがいなくなったら逃げ出そうとする奴がいたようだ。だがソレも大丈夫だと環が言っているのなら、なんの問題もないのだろう。
「相変わらず、あんたらはとんでもないねぇ」
俺たちがそんなふうに話していると、キリーが呆れまじりにそう言いながら料理を運んできた。
時刻はすでに夕方。後少しすれば太陽も完全に沈むだろう時間だ。
俺たちはガムラの家のリビングに集まり全員でテーブルを囲んでいた。もちろんニナも一緒だ。
「まあ、自覚はあるよ」
そう言って肩を竦めて答える。
環の炎鬼もだが、神獣の力を手に入れたイリンも、触れたものを無制限に出し入れできる俺も『普通』ではない。
だがそれがどうした。大事な人を守るための力があるんだ。喜びこそすれ、疎ましく思うことなどない。
それを知っているのだろう。キリーも肩を竦めて厨房へと戻っていった。
その後はキリーが作ったご馳走をみんなで囲い、話し、笑いながら食べた。
食事を終えた俺は、環が監視しているとはいえ少しは見ておこうと思い、賊達のいる場所まで行っていた。
「キリー?」
賊を見に行って戻ってみると、なぜか家の前でキリーが待っていた。
「ああ来たね。改めて礼を言っておこうと思ってね」
キリーはそう言うと、壁に預けていた体を起こして俺の方へと近づいてくる。
「あんたのおかげでナナと会えた。ありがとう」
「……俺はちょっとお節介をしただけだ。あとはそっちの頑張りだろ?」
キリーは俺のその言葉にフッと笑うと、自分の手に視線を落として言った。
「……血が繋がっているって言っても遥か遠い昔のことだ。あたし自身はナナと会ったこともなかった。それでも、その『家族』がいるってだけで、こんなにも安心できるもんなんだね」
キリーはそう言うと自身の手から視線を逸らし、再び顔を上げてまっすぐ俺のことを見据えた。
「ありがとう」
「お前は俺の友人だ。もしまた何かあって、その時の俺たちにできる事があったなら、全力で手伝うよ」
「そうかい」
俺がそう言うと、キリーは今までよりも柔らかく、どこか憑き物が落ちたかのように笑った。
「……ところで、あんたはいつまでそうしてるつもりだい?」
そうして話が途切れると、キリーは徐ろにそう言った。が、その理由はわかっている。さっきから勝て物の影に隠れてこっちを見ているナナが理由だ。
ナナはキリーの言葉にビクリと反応すると、オロオロと辺りを見回してから観念したようにこちらにやってきた。
「ほれ、言いたいことがあんなら言いな」
キリーに背中を押されたナナは、俺の前に来るといつものように小さな声で話した。
「……アンドー。会えてよかった」
「こちらこそだ」
ナナに出会ったのは偶然だし出会いも危ないものだったが、ソレでも出会えてよかったと思える。
……ああそうだ。せっかくだから何か贈り物をしよう。まあ、収納の中にあるものから選ぶしかないから有り合わせのものになるが。
「ナナ。お前と俺たちの出会い、それと、これからのお前の未来を祝ってこれを贈らせてくれ」
ナナに選んだのは青いリボンだ。いつだったか露店で見かけたものを買ってイリンと環に贈ったのだが、全色買ったために残っていたものだった。
以前から思っていたが、ナナは可愛い顔をしているんだから、あの髪をどうにかすればいいと思っていた。
「……ありがと」
ナナはそう言いながらおずおずと受け取ったが、それを手のひらの上においたまま動かない。
もしやあの髪型は何か思い入れでもあったんだろうか? だとしたら押し付けがましかったか?
「ほら、貸しな。あたしがつけてやるから」
それを見たキリーがナナからリボンを受け取ってナナの髪をかきあげて結んだ。
「……あんた、せっかく可愛い顔してんだから、もっと見せればいいのに」
今まで髪で隠れていたナナの顔が露わになり、キリーはナナの顔を見てそう言った。
「ありがと。キリーも可愛い」
「……そうかい」
ナナはキリーの言葉にそう返したのだが、キリーは気を使われたとでも思ったのだろう。その顔は微妙なものへと変わった。。
「うん。……でも、キリーは好きじゃないみたいだから、変えてあげる」
「は?」
ナナはキリーの顔に手を伸ばすと、その手に魔力を集めてキリーの全身を覆った。
「どう?」
「……どうって、何がだい?」
「顔」
ナナはキリーの顔から手を離すと、言葉少なに尋ねた。が本人は何があったのかわかっていないようで、ナナが「顔」と言っても首を傾げている。
しかし、それは本人だから気がつけないのだろう。はたから見ている俺はには驚きしかなかった。
「キ、キリー……?」
驚きのあまり思わず疑問形になってしまったが仕方がないと思う。
「? どうしたんだい?」
「……これ使え」
「鏡? 使えって、これを……」
キリーが自分の状態をわかっていないようなので、俺は収納から鏡を取り出してキリーに渡した。
そしてキリーは訝しげに鏡を覗くと、
「……は?」
驚きのあまりその動きをピタリと止めた。
「……え? 顔? これ、何が……」
そして数秒後、キリーは自分の顔にペタペタと手を当てて
ナナがキリーの全身を魔力で覆った直後からキリーの体は変化していき、蜘蛛が混じっていたようなキリーの顔は、今ではナナそっくりな、普通の人間と同じ顔へと変わっていた。
「「あ」」
だがそのさらに数秒後、キリーの姿が元の蜘蛛が混じったような姿へと戻ってしまった。
「今のは……」
「ごめん。完全には変えられなかった」
「ナナ……今のはあんたが?」
「ん」
ナナはいつものように頷いているが、そこには若干の落ち込みがあった。
「何をしたんだい?」
「ん……」
キリーの問いにナナは頷くと、以前と同じように手を横に突き出してその手だけを神獣の姿へと変えた。
「キリーの顔と手はこれと同じ。力を使いこなせてないからちょっとだけ表に出てる。だからその力を押し込めた」
なるほど。つまりはイリンに教えていたことと逆のことをやったようだ。つまり、人から神獣への変化ではなく、神獣から人への変化だ。
「けどごめん。戻っちゃった」
ナナはそう言って謝ったが、キリーは今みた自身の姿に呆然としていた。
そして少し後にハッと意識を取り戻したキリーはナナに尋ねる。
「……あんたは自由に変えられてるみたいだけど、それはあたしにもできるのかい?」
「頑張れば」
キリーの問いに、ナナははっきりと頷いた。
「教えてあげる」
そして続けて放たれたその言葉に、キリーは空を見上げて声をもらす。
「……ああ。……ああ、そうかい」
再びナナへと視線を戻したキリーは少し躊躇いを見せたあと、ナナに向けてフッと笑いを見せて言った。
「……ありがとう。おばあちゃん」
「ん!」
ナナとキリーの二人と話したあと、今は二人で話をさせた方がいいと思い、俺は簡単に別れを告げてから部屋へと戻った。
そして翌日。朝食を食べた俺たちはイリンとニナのおかげですでに賊を積んであった馬車と、俺たちが使っていた馬車の二つを用意して村の外へと並んでいた。
街まで行動を共にすることになったが、馬車まで一緒にすることはないとニナに言われたので、俺たち三人は元々の馬車でニナの後をついて行くことになった。
「じゃあ、俺たちは行くよ」
「ああ、元気でな」
「そっちもな」
短い間しかいることができなかったが、それでも楽しかった友人の家を離れ、俺たちは再び出発した。
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「環、問題はないか?」
解体場で賊とずっと一緒にいると言うのは嫌だったので、俺たちは環に炎鬼を出してもらって監視を任せてガムラの家に戻ることにした。
「ええ。何人かは逃げようとしてたみたいだけど、もう大丈夫」
やはり、と言うべきか、俺たちがいなくなったら逃げ出そうとする奴がいたようだ。だがソレも大丈夫だと環が言っているのなら、なんの問題もないのだろう。
「相変わらず、あんたらはとんでもないねぇ」
俺たちがそんなふうに話していると、キリーが呆れまじりにそう言いながら料理を運んできた。
時刻はすでに夕方。後少しすれば太陽も完全に沈むだろう時間だ。
俺たちはガムラの家のリビングに集まり全員でテーブルを囲んでいた。もちろんニナも一緒だ。
「まあ、自覚はあるよ」
そう言って肩を竦めて答える。
環の炎鬼もだが、神獣の力を手に入れたイリンも、触れたものを無制限に出し入れできる俺も『普通』ではない。
だがそれがどうした。大事な人を守るための力があるんだ。喜びこそすれ、疎ましく思うことなどない。
それを知っているのだろう。キリーも肩を竦めて厨房へと戻っていった。
その後はキリーが作ったご馳走をみんなで囲い、話し、笑いながら食べた。
食事を終えた俺は、環が監視しているとはいえ少しは見ておこうと思い、賊達のいる場所まで行っていた。
「キリー?」
賊を見に行って戻ってみると、なぜか家の前でキリーが待っていた。
「ああ来たね。改めて礼を言っておこうと思ってね」
キリーはそう言うと、壁に預けていた体を起こして俺の方へと近づいてくる。
「あんたのおかげでナナと会えた。ありがとう」
「……俺はちょっとお節介をしただけだ。あとはそっちの頑張りだろ?」
キリーは俺のその言葉にフッと笑うと、自分の手に視線を落として言った。
「……血が繋がっているって言っても遥か遠い昔のことだ。あたし自身はナナと会ったこともなかった。それでも、その『家族』がいるってだけで、こんなにも安心できるもんなんだね」
キリーはそう言うと自身の手から視線を逸らし、再び顔を上げてまっすぐ俺のことを見据えた。
「ありがとう」
「お前は俺の友人だ。もしまた何かあって、その時の俺たちにできる事があったなら、全力で手伝うよ」
「そうかい」
俺がそう言うと、キリーは今までよりも柔らかく、どこか憑き物が落ちたかのように笑った。
「……ところで、あんたはいつまでそうしてるつもりだい?」
そうして話が途切れると、キリーは徐ろにそう言った。が、その理由はわかっている。さっきから勝て物の影に隠れてこっちを見ているナナが理由だ。
ナナはキリーの言葉にビクリと反応すると、オロオロと辺りを見回してから観念したようにこちらにやってきた。
「ほれ、言いたいことがあんなら言いな」
キリーに背中を押されたナナは、俺の前に来るといつものように小さな声で話した。
「……アンドー。会えてよかった」
「こちらこそだ」
ナナに出会ったのは偶然だし出会いも危ないものだったが、ソレでも出会えてよかったと思える。
……ああそうだ。せっかくだから何か贈り物をしよう。まあ、収納の中にあるものから選ぶしかないから有り合わせのものになるが。
「ナナ。お前と俺たちの出会い、それと、これからのお前の未来を祝ってこれを贈らせてくれ」
ナナに選んだのは青いリボンだ。いつだったか露店で見かけたものを買ってイリンと環に贈ったのだが、全色買ったために残っていたものだった。
以前から思っていたが、ナナは可愛い顔をしているんだから、あの髪をどうにかすればいいと思っていた。
「……ありがと」
ナナはそう言いながらおずおずと受け取ったが、それを手のひらの上においたまま動かない。
もしやあの髪型は何か思い入れでもあったんだろうか? だとしたら押し付けがましかったか?
「ほら、貸しな。あたしがつけてやるから」
それを見たキリーがナナからリボンを受け取ってナナの髪をかきあげて結んだ。
「……あんた、せっかく可愛い顔してんだから、もっと見せればいいのに」
今まで髪で隠れていたナナの顔が露わになり、キリーはナナの顔を見てそう言った。
「ありがと。キリーも可愛い」
「……そうかい」
ナナはキリーの言葉にそう返したのだが、キリーは気を使われたとでも思ったのだろう。その顔は微妙なものへと変わった。。
「うん。……でも、キリーは好きじゃないみたいだから、変えてあげる」
「は?」
ナナはキリーの顔に手を伸ばすと、その手に魔力を集めてキリーの全身を覆った。
「どう?」
「……どうって、何がだい?」
「顔」
ナナはキリーの顔から手を離すと、言葉少なに尋ねた。が本人は何があったのかわかっていないようで、ナナが「顔」と言っても首を傾げている。
しかし、それは本人だから気がつけないのだろう。はたから見ている俺はには驚きしかなかった。
「キ、キリー……?」
驚きのあまり思わず疑問形になってしまったが仕方がないと思う。
「? どうしたんだい?」
「……これ使え」
「鏡? 使えって、これを……」
キリーが自分の状態をわかっていないようなので、俺は収納から鏡を取り出してキリーに渡した。
そしてキリーは訝しげに鏡を覗くと、
「……は?」
驚きのあまりその動きをピタリと止めた。
「……え? 顔? これ、何が……」
そして数秒後、キリーは自分の顔にペタペタと手を当てて
ナナがキリーの全身を魔力で覆った直後からキリーの体は変化していき、蜘蛛が混じっていたようなキリーの顔は、今ではナナそっくりな、普通の人間と同じ顔へと変わっていた。
「「あ」」
だがそのさらに数秒後、キリーの姿が元の蜘蛛が混じったような姿へと戻ってしまった。
「今のは……」
「ごめん。完全には変えられなかった」
「ナナ……今のはあんたが?」
「ん」
ナナはいつものように頷いているが、そこには若干の落ち込みがあった。
「何をしたんだい?」
「ん……」
キリーの問いにナナは頷くと、以前と同じように手を横に突き出してその手だけを神獣の姿へと変えた。
「キリーの顔と手はこれと同じ。力を使いこなせてないからちょっとだけ表に出てる。だからその力を押し込めた」
なるほど。つまりはイリンに教えていたことと逆のことをやったようだ。つまり、人から神獣への変化ではなく、神獣から人への変化だ。
「けどごめん。戻っちゃった」
ナナはそう言って謝ったが、キリーは今みた自身の姿に呆然としていた。
そして少し後にハッと意識を取り戻したキリーはナナに尋ねる。
「……あんたは自由に変えられてるみたいだけど、それはあたしにもできるのかい?」
「頑張れば」
キリーの問いに、ナナははっきりと頷いた。
「教えてあげる」
そして続けて放たれたその言葉に、キリーは空を見上げて声をもらす。
「……ああ。……ああ、そうかい」
再びナナへと視線を戻したキリーは少し躊躇いを見せたあと、ナナに向けてフッと笑いを見せて言った。
「……ありがとう。おばあちゃん」
「ん!」
ナナとキリーの二人と話したあと、今は二人で話をさせた方がいいと思い、俺は簡単に別れを告げてから部屋へと戻った。
そして翌日。朝食を食べた俺たちはイリンとニナのおかげですでに賊を積んであった馬車と、俺たちが使っていた馬車の二つを用意して村の外へと並んでいた。
街まで行動を共にすることになったが、馬車まで一緒にすることはないとニナに言われたので、俺たち三人は元々の馬車でニナの後をついて行くことになった。
「じゃあ、俺たちは行くよ」
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