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王国との戦争
262─裏・ケイノア:化け物の正体
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「あんた達ーー! 私についてきなさーーい!」
取り敢えず私一人じゃ全部倒すなんてのは無理だから、冒険者ギルドに行って手足として使えるやつらを集めにきたわ。
けど、なんだかあれね。パッとしないわね。そこにいる面子が、ってわけじゃなくて、ギルドの雰囲気自体がだけど。
妙に怪我人が多い気がするけど、なんでかしら?
「あ? ……おお、眠り姫じゃないか! しばらく見てなかったから森にでも帰ったのかと思ってたぜ!」
あ、こいつは私が来るといつもお菓子をくれる奴じゃない。
「こっちの方が美味しいものがあるのに帰るわけないじゃない。私はずっと家でダラダラ寝てたのよ」
「ずっと寝てた、か。まあ、それでこそ眠り姫か」
「ねえ。やけに怪我人が多くないかしら? 街で暴れてるアレにやられたの?」
「ああ。致命的ってわけじゃあねえんだが、それなりに強え。下位の奴らにはちっとにが重えし、上位の奴らも……な」
「そう? それほど強いようには感じなかったわよ?」
ここに来る途中でも何体かに出会って襲われたけど、全部簡単に倒したわよ。シアリスが!
私もやろうと思えばできたけど、眠りの魔術を使うと私まで眠くなっちゃうからシアリスに任せてた。けどそれほど強いようには感じなかった。
ベテランなら一対一では難しくても、チームを組めば安定して倒すことはできると思うんだけど?
「……あいつら──俺たちは『変異者』って呼んでっけど、奴らは人から生まれるんだよ」
「人から生まれる?」
「正確には人が変異して生まれたのが変異者だ。つまりはあいつらは元々この街の住人だ。さっきまで隣にいた奴が突然化け物になっちまうと、それを倒さなくちゃなんねえってのは分かってても、どうしても手がにぶっちまう。するとどうしても上位の奴らでも怪我が多くなる」
人を魔物に変異させて、そいつらに仲間を襲わせる、か。随分と悪趣味なことをする奴らね。今回襲撃してきた奴らってのは。
「それに、誰が突然魔物に変わるか分かんねえってなると、そっちも警戒しねえとだからどうしても連携がな……」
「そんな事、気にしてても分からないなら警戒しても無駄じゃない。一体一体をさっさと倒してその度に確認した方がよっぽどいいでしょ」
「そりゃあ……そうなんだがなぁ……」
あれだけ大きく変異するんだから、変異が始まってから終わるまで三分はかかるはず。
元々そういう方針で行くんなら、多めの人数でチームを組んでいれば一体仕留めるのには十分な時間だと思うわ。
まあ、知り合いを倒すのに戸惑うのも分からないではないけどね。
「それに、たとえアレが元は人だったとしても、あれだけ変わちゃえばもう戻せないわよ。それはみんな気がついてるんでしょ?」
「……やっぱり無理か?」
「無理ね。……まあ変異する前なら変異しないようにするのは可能かもしれないけど」
「……本当か?」
「実際に調べてみないとなんとも言えないけどね。けど、まずは一旦今いるのを片付けるのが先でしょ?」
さっき見たときはあいつらの正体はわけわかんなかったけど、元が人で、あれは変異した姿だっていうことがわかれば何が起こったのかは理解できるはず。
変異を抑える手段を用意する場合はまとまって集中できる時間が欲しいけど、変異するかどうかを判別するだけなら、何体か調べてみればすぐにできそうよね。
「そうか……まあいい。あんたはアレに対処できるか?」
「ええ。私も妹も問題ないわよ」
「対処を頼めるか? 手足は用意するから」
「いいわよ。元々アレを片付けにきたわけだし」
「そうか。なら頼んだ。……おいお前ら! 怪我の手当てをさっさと終わらせて、少しでも動けるやつはついて来い!」
「で、でも万全の時でも敵わなかったのに、怪我なんてしてちゃなおの事……」
「平気だ。お前らはただ動けなくなった奴らのトドメを刺すだけでいい。それまでのお膳立てはこっちのエルフがやってくれる」
怪我してる奴らに向かって私の事を紹介してるけど、こんなに注目されるなんて、なんだか気分がいいわね。
「ふふん! 私についてくれば問題ないわ。だからさっさと準備しなさい!」
たとえ実力が下位程度しかなくても大丈夫。私が眠らせた奴らにとどめを刺すだけなんだから、強さなんて関係ない。
寧ろ、弱い奴らの方がいい。強い奴らは自分たちでチームを組んでそれぞれ勝手に倒してくれた方が効率がいいもの。
「よし! じゃあいくわよあんた達!」
急いで手当てを終わらせた冒険者を引き連れて街に繰り出していく。
因みに、シアリスとは別行動よ。シアリスはギルドの拠点防衛と、ギルドにやってきた怪我人を治す係ね。
倒した後に戻る場所がないなんて嫌だもの。……まあ、なかったらなかったで私たちは家に帰ればいいだけなんだけどね。
「き、来た!」
すると、そんなに歩かないうちから変異者がやって来た。
自分たちでは力不足だって言うのを理解してるのか、怪我をしている下位の冒険者達は少し震えてる。
けど、まかせなさい!
「眠れー!」
私が魔術を使うと、変異者はすぐに倒れて眠った。
けどま、当然ね。変異したって言っても、こいつらはあくまでも『人』。よっぽどの変異……それこそ人の形を失うほどの変異をしない限りは生き物のままだもの。
形を保ってられないほどだとちょっと怪しいけど、少なくともこいつらは平気。生き物である以上はなんだって眠らせてみせるわ!
眠った変異者にとどめをささせる前に、私は変異者に近寄ってその身体の構造を調べるために魔術を使っていく。
「……ふ~ん。いくつかの魔物が混じってるけど、やっぱりベースは人のままね。治癒能力の過剰強化かしら? 後は適応力の強化あたり?」
見ているだけじゃ分からないから、とりあえず持ってたナイフで変異者を切ってみる。
「あ」
後ろから何か声が聞こえたけど、これで起きるとでも思ったのかしら?
……まあいいわ。気にすることもないわね。それよりも……
「……やっぱり治癒能力強化の方だったわね」
切った部分は血が流れる前に傷口の周りの肉を蠢かせると、膨れ上がってその傷を塞いだ。
多分これは、いくつかの再生能力の高い魔物の素材を集めて作った薬だと思う。
それも、使用者の限界も副作用も気にしないくらいに再生能力だけを追い求めた狂ったやつ。
でもこれなら私やシアリスが変異する心配はないわね。だってこんな変な薬が使われてる料理なんて、流石に食べる前にわかるわよ。
もし食べちゃっても一口だけでしょうし、その程度なら効果はないわ。
とりあえずは身体の中の魔力に混じり物があったらヤバイって事かしらね。
解決策は……うーん……全身の魔力を消費させればしばらくは活性化しないかしら? その間に治していく?
いえ、それだと時間がかかりすぎるわね。
……まあ、その辺りは後で考えればいっか。
……そういえば、再生系の魔物素材で作った薬ってどっかで……
……ああ! イリン! あの子が使った薬も同じようなものだったわ!
まあ、あっちは副作用についてもちゃんと……って言っていいか分からないけど、対抗策は用意してあるものだったし、ドラゴンの血とか結構いい素材を使ってた。
けどこっちは安物の素材を使って後先を考えてない物。今回みたいな襲撃でしか使い道がない。
まあ、そのために作ったんでしょうけど。
けどこれで敵はハッキリしたわね。最初からわかり切ってたような気もするけど。
それにしても、まったく。人間って愚かよね。こんな奴らを作る薬を作るなんて。そうまでして他人を殺したいのかしら?
……ま、いいわ。そんな事、考えたところでわからないし、わかるつもりもないから。
「ほら、あんた達! 止めは任せたわよ!」
私がそう言うと、動き出す事を心配してるのか、若干ビクビクとしながら変異者にとどめを刺していく。
こんな調子で大丈夫かしら? もういっその事街全体を眠らせちゃった方が早いんじゃない?
……でもそれだと、眠った奴らにとどめを刺す奴もいなくなっちゃうか。
流石にシアリス一人に任せるわけにはいかないし……はぁ。早く帰って寝ていたいわ。
取り敢えず私一人じゃ全部倒すなんてのは無理だから、冒険者ギルドに行って手足として使えるやつらを集めにきたわ。
けど、なんだかあれね。パッとしないわね。そこにいる面子が、ってわけじゃなくて、ギルドの雰囲気自体がだけど。
妙に怪我人が多い気がするけど、なんでかしら?
「あ? ……おお、眠り姫じゃないか! しばらく見てなかったから森にでも帰ったのかと思ってたぜ!」
あ、こいつは私が来るといつもお菓子をくれる奴じゃない。
「こっちの方が美味しいものがあるのに帰るわけないじゃない。私はずっと家でダラダラ寝てたのよ」
「ずっと寝てた、か。まあ、それでこそ眠り姫か」
「ねえ。やけに怪我人が多くないかしら? 街で暴れてるアレにやられたの?」
「ああ。致命的ってわけじゃあねえんだが、それなりに強え。下位の奴らにはちっとにが重えし、上位の奴らも……な」
「そう? それほど強いようには感じなかったわよ?」
ここに来る途中でも何体かに出会って襲われたけど、全部簡単に倒したわよ。シアリスが!
私もやろうと思えばできたけど、眠りの魔術を使うと私まで眠くなっちゃうからシアリスに任せてた。けどそれほど強いようには感じなかった。
ベテランなら一対一では難しくても、チームを組めば安定して倒すことはできると思うんだけど?
「……あいつら──俺たちは『変異者』って呼んでっけど、奴らは人から生まれるんだよ」
「人から生まれる?」
「正確には人が変異して生まれたのが変異者だ。つまりはあいつらは元々この街の住人だ。さっきまで隣にいた奴が突然化け物になっちまうと、それを倒さなくちゃなんねえってのは分かってても、どうしても手がにぶっちまう。するとどうしても上位の奴らでも怪我が多くなる」
人を魔物に変異させて、そいつらに仲間を襲わせる、か。随分と悪趣味なことをする奴らね。今回襲撃してきた奴らってのは。
「それに、誰が突然魔物に変わるか分かんねえってなると、そっちも警戒しねえとだからどうしても連携がな……」
「そんな事、気にしてても分からないなら警戒しても無駄じゃない。一体一体をさっさと倒してその度に確認した方がよっぽどいいでしょ」
「そりゃあ……そうなんだがなぁ……」
あれだけ大きく変異するんだから、変異が始まってから終わるまで三分はかかるはず。
元々そういう方針で行くんなら、多めの人数でチームを組んでいれば一体仕留めるのには十分な時間だと思うわ。
まあ、知り合いを倒すのに戸惑うのも分からないではないけどね。
「それに、たとえアレが元は人だったとしても、あれだけ変わちゃえばもう戻せないわよ。それはみんな気がついてるんでしょ?」
「……やっぱり無理か?」
「無理ね。……まあ変異する前なら変異しないようにするのは可能かもしれないけど」
「……本当か?」
「実際に調べてみないとなんとも言えないけどね。けど、まずは一旦今いるのを片付けるのが先でしょ?」
さっき見たときはあいつらの正体はわけわかんなかったけど、元が人で、あれは変異した姿だっていうことがわかれば何が起こったのかは理解できるはず。
変異を抑える手段を用意する場合はまとまって集中できる時間が欲しいけど、変異するかどうかを判別するだけなら、何体か調べてみればすぐにできそうよね。
「そうか……まあいい。あんたはアレに対処できるか?」
「ええ。私も妹も問題ないわよ」
「対処を頼めるか? 手足は用意するから」
「いいわよ。元々アレを片付けにきたわけだし」
「そうか。なら頼んだ。……おいお前ら! 怪我の手当てをさっさと終わらせて、少しでも動けるやつはついて来い!」
「で、でも万全の時でも敵わなかったのに、怪我なんてしてちゃなおの事……」
「平気だ。お前らはただ動けなくなった奴らのトドメを刺すだけでいい。それまでのお膳立てはこっちのエルフがやってくれる」
怪我してる奴らに向かって私の事を紹介してるけど、こんなに注目されるなんて、なんだか気分がいいわね。
「ふふん! 私についてくれば問題ないわ。だからさっさと準備しなさい!」
たとえ実力が下位程度しかなくても大丈夫。私が眠らせた奴らにとどめを刺すだけなんだから、強さなんて関係ない。
寧ろ、弱い奴らの方がいい。強い奴らは自分たちでチームを組んでそれぞれ勝手に倒してくれた方が効率がいいもの。
「よし! じゃあいくわよあんた達!」
急いで手当てを終わらせた冒険者を引き連れて街に繰り出していく。
因みに、シアリスとは別行動よ。シアリスはギルドの拠点防衛と、ギルドにやってきた怪我人を治す係ね。
倒した後に戻る場所がないなんて嫌だもの。……まあ、なかったらなかったで私たちは家に帰ればいいだけなんだけどね。
「き、来た!」
すると、そんなに歩かないうちから変異者がやって来た。
自分たちでは力不足だって言うのを理解してるのか、怪我をしている下位の冒険者達は少し震えてる。
けど、まかせなさい!
「眠れー!」
私が魔術を使うと、変異者はすぐに倒れて眠った。
けどま、当然ね。変異したって言っても、こいつらはあくまでも『人』。よっぽどの変異……それこそ人の形を失うほどの変異をしない限りは生き物のままだもの。
形を保ってられないほどだとちょっと怪しいけど、少なくともこいつらは平気。生き物である以上はなんだって眠らせてみせるわ!
眠った変異者にとどめをささせる前に、私は変異者に近寄ってその身体の構造を調べるために魔術を使っていく。
「……ふ~ん。いくつかの魔物が混じってるけど、やっぱりベースは人のままね。治癒能力の過剰強化かしら? 後は適応力の強化あたり?」
見ているだけじゃ分からないから、とりあえず持ってたナイフで変異者を切ってみる。
「あ」
後ろから何か声が聞こえたけど、これで起きるとでも思ったのかしら?
……まあいいわ。気にすることもないわね。それよりも……
「……やっぱり治癒能力強化の方だったわね」
切った部分は血が流れる前に傷口の周りの肉を蠢かせると、膨れ上がってその傷を塞いだ。
多分これは、いくつかの再生能力の高い魔物の素材を集めて作った薬だと思う。
それも、使用者の限界も副作用も気にしないくらいに再生能力だけを追い求めた狂ったやつ。
でもこれなら私やシアリスが変異する心配はないわね。だってこんな変な薬が使われてる料理なんて、流石に食べる前にわかるわよ。
もし食べちゃっても一口だけでしょうし、その程度なら効果はないわ。
とりあえずは身体の中の魔力に混じり物があったらヤバイって事かしらね。
解決策は……うーん……全身の魔力を消費させればしばらくは活性化しないかしら? その間に治していく?
いえ、それだと時間がかかりすぎるわね。
……まあ、その辺りは後で考えればいっか。
……そういえば、再生系の魔物素材で作った薬ってどっかで……
……ああ! イリン! あの子が使った薬も同じようなものだったわ!
まあ、あっちは副作用についてもちゃんと……って言っていいか分からないけど、対抗策は用意してあるものだったし、ドラゴンの血とか結構いい素材を使ってた。
けどこっちは安物の素材を使って後先を考えてない物。今回みたいな襲撃でしか使い道がない。
まあ、そのために作ったんでしょうけど。
けどこれで敵はハッキリしたわね。最初からわかり切ってたような気もするけど。
それにしても、まったく。人間って愚かよね。こんな奴らを作る薬を作るなんて。そうまでして他人を殺したいのかしら?
……ま、いいわ。そんな事、考えたところでわからないし、わかるつもりもないから。
「ほら、あんた達! 止めは任せたわよ!」
私がそう言うと、動き出す事を心配してるのか、若干ビクビクとしながら変異者にとどめを刺していく。
こんな調子で大丈夫かしら? もういっその事街全体を眠らせちゃった方が早いんじゃない?
……でもそれだと、眠った奴らにとどめを刺す奴もいなくなっちゃうか。
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