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治癒の神獣
259:混じり物の正体
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「イリンの体に混じり物……?」
「ええ。何か心当たりはない?」
心当たりと言われても、特に思い当たるものはない。俺は人の体の構造に詳しいわけでもないし、こっちの人とあっちの人では体の作りも違うだろう。
それにイリンは獣人だ。似たところがあったとしても、人間とは違うんだから、もし人間の体に詳しくても細かい異常なんてわからないと思う。
「混じり物って言われても……」
「そう。なら聞き方を変えるわね。あのイリンって子は私以外の、どこかの神獣の眷族だったりしないかしら?」
「ああ、それなら。イリンはこの国の南の国境付近にいる神獣のいる里の出身だ」
実際に会ったことがあるわけじゃないからどんなやつなのかわからないけど、神獣がイリンに関係しているのは確かだ。
今回の件が終わったら、やっぱりいつかは会いに行ったほうがいいんだろうか?
「やっぱり。でも、南、ねぇ……」
目の前にいるスーラの顔は変わっていないのだが、なんだかいやそうな雰囲気を漂わせ始めた気がする。どうしたんだ?
「その神獣って何か問題があるのか?」
「……問題があるかどうかはその者の判断によるでしょう。あるものからすれば正しくとも別のものから見れば間違っているということはよくあるわ。グラティース王とこの森の関係のようにねだから私の口から問題があるとは言えないわ。同時に、問題がないとも言えないし、言うつもりもないけれど」
それっぽい事を言ってるけど、それってつまり、こいつはイリンの里の神獣が嫌いって事だろ。
「……嫌いなのか?」
「……ええ。嫌い、という言葉では済ませられない程に。アレの考えも見方を変えれば正しいのでしょうが、少なくとも私はアレが私と同じ神獣という存在である事を認めません!」
最初は静かな声だったのに、徐々に口調がキツくなってる。それ程までに嫌いなのか……
神獣同士の仲が悪かったとしても別に構わないのだが、それはそれで問題がないか?
具体的にはイリンの治癒が行われないんじゃないかという事だ。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって感じで、嫌いな奴の眷族だから治療はしたくないとかなったら困る。
「……それで、嫌いなのは分かったが、治癒は続けてもらえるのか?」
もしここで術を止められた場合、スーラに術で干渉されているイリンがどうなるかわからない。
俺はもしもの場合の覚悟を決め拳を握りしめると、ふぅ、と息を吐き出してから慎重に問いかけた。
「え? ああ、それは大丈夫よ。いくらアレが嫌いだとは言っても、だからといってその眷属の子まで嫌いというわけではないから」
だが、その心配は俺の思い過ごしだったようだ。
「ただ、私以外の神獣の力が混ざってるせいであの子に干渉しづらくなってるのよ。あの子、結構強めの力を受けてるみたいね。それに、なんだか別のものも混ざってるような感じがするのよね」
「別のものっていうのは?」
「なんだか色んなものが完全に混ざり切ってるみたいだし、神獣の力のせいで分かりづらいけど……これは竜、かしらね……?」
「竜? ……あ」
竜が混ざっていると言われて、ふと以前したケイノアとの会話が脳裏によぎった。
「何か知ってるの?」
竜の力が混ざる──正確にはスライムや他の魔物も混ざっているのだろうけど、それには思い至ったことがある。
俺がイリンに飲ませた薬だ。
王国の宝物庫から持ってきた薬は、ケイノアから聞いた限りでは複数の再生能力を持つ魔物を素材として作られた物だという。
そして本来暴走するはずだったそれは、イリンが神獣の力によって成長したお陰で暴走せずに済んでいるみたいだし、それが混じっているものの正体じゃないだろうか?
「……ああ。それを使ったのね」
だが、俺が説明すると、スーラはその薬のことを知っているように頷いた
宝物庫にあったくらいだから機密だったと思ったんだけど、薬の存在を知っているのか?
「知ってるのか?」
「貴方が使ったっていうソレそのものをってわけではないけれどね。随分と前に私やこの森の子達の再生能力を研究して似たような薬を作っているとは聞いたことがあるわ。それに、何度かこの森にも異形の人間が攻めてきた事があるのよ」
そういえばこの国は何度も攻め込まれてるんだったな。
新薬には実験が付き物だし、この場所、もしくはこの森の付近で試したんだろうか?
というか、話していて今思い出した。
さっき話してて感じた違和感はこれだ。スーラという再生能力を持った魔物の一部を摂取させる事で対象の体を再生させるって、俺がイリンに飲ませた薬と同じじゃないか!
もちろん効果は違うんだろうけど、コンセプトとしては同じものだと思う。
そうか。あの薬はスーラを元にして作られてたのか。
でもそれなら好都合なのか?
ケイノアの話ではあの薬の効果は今のところ安定しているみたいだけど、いつ暴走するのかわからないみたいだし、あの薬がスーラを元にして作られたんなら今回の治療で完全に問題なくさせることができるかもしれない。
「……まあいいわ。異常の正体が分かったのだから、それに合わせて術をかければいいのだしね。ついでにおかしいところ全部整えておきましょう」
今まさに相談しようとしていた事を解決してくれると言われ、ホッと胸を撫で下ろす。
「ただ、やっぱり一週間では終わりそうにはないわね。一ヶ月はかからないと思うけれど、予定よりも少し時間をもらうわよ」
「構わないよ。こっちは治してもらってる側なんだし、文句なんてない。それに元々一ヶ月は滞在するつもりだったんだし」
「そう? ならいいけれど……」
そう言うと、何を思ったのかスーラは俺から顔を逸らし空を見上げた。
「……一つ、お願いがあるのだけれどいいかしら?」
そして少し目を瞑ってから再び俺に視線を戻すとそんなことを言った。
「ん? ああ、俺にできる事なら言ってくれ」
イリンの治癒の件で感謝しているし、多少の願いくらいなら出来る限り叶えるつもりだ。
「なら一週間に一度はここにきてもらえないかしら?」
「ここに?」
「ええ。眷属の子達の目を通して多少はここ以外の場所の事も見えているけれど、ここにいるだけというのは暇なのよ。話し相手になってもらいたいの」
「そんな事か? というか、話し相手ならチオーナがいるんじゃないのか?」
「そうね……。少し前なら彼女でも良かったのだけど、最近はね。歳で少し動きづらくなって来ているみたいだし、そう易々と呼ぶのは悪いかと思ってね」
「ああ……まあ、そうか」
老人をこんな森の奥地に毎日のように呼び出すわけにはいかないか。
「それで、どう? 流石に毎日来てもらうのは悪いし、里の子達との関係もあるでしょうから一週間に一度。治療の経過報告ということで頼めないかしら?」
「わかった。経過報告自体は必要だろうしな」
一週間に一度の話なら俺としても望むところだ。
「ありがとう」
「ええ。何か心当たりはない?」
心当たりと言われても、特に思い当たるものはない。俺は人の体の構造に詳しいわけでもないし、こっちの人とあっちの人では体の作りも違うだろう。
それにイリンは獣人だ。似たところがあったとしても、人間とは違うんだから、もし人間の体に詳しくても細かい異常なんてわからないと思う。
「混じり物って言われても……」
「そう。なら聞き方を変えるわね。あのイリンって子は私以外の、どこかの神獣の眷族だったりしないかしら?」
「ああ、それなら。イリンはこの国の南の国境付近にいる神獣のいる里の出身だ」
実際に会ったことがあるわけじゃないからどんなやつなのかわからないけど、神獣がイリンに関係しているのは確かだ。
今回の件が終わったら、やっぱりいつかは会いに行ったほうがいいんだろうか?
「やっぱり。でも、南、ねぇ……」
目の前にいるスーラの顔は変わっていないのだが、なんだかいやそうな雰囲気を漂わせ始めた気がする。どうしたんだ?
「その神獣って何か問題があるのか?」
「……問題があるかどうかはその者の判断によるでしょう。あるものからすれば正しくとも別のものから見れば間違っているということはよくあるわ。グラティース王とこの森の関係のようにねだから私の口から問題があるとは言えないわ。同時に、問題がないとも言えないし、言うつもりもないけれど」
それっぽい事を言ってるけど、それってつまり、こいつはイリンの里の神獣が嫌いって事だろ。
「……嫌いなのか?」
「……ええ。嫌い、という言葉では済ませられない程に。アレの考えも見方を変えれば正しいのでしょうが、少なくとも私はアレが私と同じ神獣という存在である事を認めません!」
最初は静かな声だったのに、徐々に口調がキツくなってる。それ程までに嫌いなのか……
神獣同士の仲が悪かったとしても別に構わないのだが、それはそれで問題がないか?
具体的にはイリンの治癒が行われないんじゃないかという事だ。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって感じで、嫌いな奴の眷族だから治療はしたくないとかなったら困る。
「……それで、嫌いなのは分かったが、治癒は続けてもらえるのか?」
もしここで術を止められた場合、スーラに術で干渉されているイリンがどうなるかわからない。
俺はもしもの場合の覚悟を決め拳を握りしめると、ふぅ、と息を吐き出してから慎重に問いかけた。
「え? ああ、それは大丈夫よ。いくらアレが嫌いだとは言っても、だからといってその眷属の子まで嫌いというわけではないから」
だが、その心配は俺の思い過ごしだったようだ。
「ただ、私以外の神獣の力が混ざってるせいであの子に干渉しづらくなってるのよ。あの子、結構強めの力を受けてるみたいね。それに、なんだか別のものも混ざってるような感じがするのよね」
「別のものっていうのは?」
「なんだか色んなものが完全に混ざり切ってるみたいだし、神獣の力のせいで分かりづらいけど……これは竜、かしらね……?」
「竜? ……あ」
竜が混ざっていると言われて、ふと以前したケイノアとの会話が脳裏によぎった。
「何か知ってるの?」
竜の力が混ざる──正確にはスライムや他の魔物も混ざっているのだろうけど、それには思い至ったことがある。
俺がイリンに飲ませた薬だ。
王国の宝物庫から持ってきた薬は、ケイノアから聞いた限りでは複数の再生能力を持つ魔物を素材として作られた物だという。
そして本来暴走するはずだったそれは、イリンが神獣の力によって成長したお陰で暴走せずに済んでいるみたいだし、それが混じっているものの正体じゃないだろうか?
「……ああ。それを使ったのね」
だが、俺が説明すると、スーラはその薬のことを知っているように頷いた
宝物庫にあったくらいだから機密だったと思ったんだけど、薬の存在を知っているのか?
「知ってるのか?」
「貴方が使ったっていうソレそのものをってわけではないけれどね。随分と前に私やこの森の子達の再生能力を研究して似たような薬を作っているとは聞いたことがあるわ。それに、何度かこの森にも異形の人間が攻めてきた事があるのよ」
そういえばこの国は何度も攻め込まれてるんだったな。
新薬には実験が付き物だし、この場所、もしくはこの森の付近で試したんだろうか?
というか、話していて今思い出した。
さっき話してて感じた違和感はこれだ。スーラという再生能力を持った魔物の一部を摂取させる事で対象の体を再生させるって、俺がイリンに飲ませた薬と同じじゃないか!
もちろん効果は違うんだろうけど、コンセプトとしては同じものだと思う。
そうか。あの薬はスーラを元にして作られてたのか。
でもそれなら好都合なのか?
ケイノアの話ではあの薬の効果は今のところ安定しているみたいだけど、いつ暴走するのかわからないみたいだし、あの薬がスーラを元にして作られたんなら今回の治療で完全に問題なくさせることができるかもしれない。
「……まあいいわ。異常の正体が分かったのだから、それに合わせて術をかければいいのだしね。ついでにおかしいところ全部整えておきましょう」
今まさに相談しようとしていた事を解決してくれると言われ、ホッと胸を撫で下ろす。
「ただ、やっぱり一週間では終わりそうにはないわね。一ヶ月はかからないと思うけれど、予定よりも少し時間をもらうわよ」
「構わないよ。こっちは治してもらってる側なんだし、文句なんてない。それに元々一ヶ月は滞在するつもりだったんだし」
「そう? ならいいけれど……」
そう言うと、何を思ったのかスーラは俺から顔を逸らし空を見上げた。
「……一つ、お願いがあるのだけれどいいかしら?」
そして少し目を瞑ってから再び俺に視線を戻すとそんなことを言った。
「ん? ああ、俺にできる事なら言ってくれ」
イリンの治癒の件で感謝しているし、多少の願いくらいなら出来る限り叶えるつもりだ。
「なら一週間に一度はここにきてもらえないかしら?」
「ここに?」
「ええ。眷属の子達の目を通して多少はここ以外の場所の事も見えているけれど、ここにいるだけというのは暇なのよ。話し相手になってもらいたいの」
「そんな事か? というか、話し相手ならチオーナがいるんじゃないのか?」
「そうね……。少し前なら彼女でも良かったのだけど、最近はね。歳で少し動きづらくなって来ているみたいだし、そう易々と呼ぶのは悪いかと思ってね」
「ああ……まあ、そうか」
老人をこんな森の奥地に毎日のように呼び出すわけにはいかないか。
「それで、どう? 流石に毎日来てもらうのは悪いし、里の子達との関係もあるでしょうから一週間に一度。治療の経過報告ということで頼めないかしら?」
「わかった。経過報告自体は必要だろうしな」
一週間に一度の話なら俺としても望むところだ。
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