もしも『あれ』がこの世になかったら

夜船 銀

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もしも『スマホ』がこの世になかったら

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もしも『スマホ』がこの世になかったら、僕が書いているこのお話たちを読んでくれているただでさえ少ない人達がさらに減ってしまうだろう。悲しい…。

スマホがなかったら困るなんてものじゃない。僕の生活はスマホに頼り切っているんだから。料金の支払い、ゲームにネットの投稿、今何時か確認するときもスマホでチェックしている。誇張なしで生きていくのに必要なものだ。

それに、LINEとかのトークアプリもだ。あれに登録されている『友達』の数こそが人とのつながりを目に見える形で表しているようなもの。それが見えなくなるのはたまらなく怖い。友達は確かにいるのに一人ぼっちになったような感覚になる。

でもやっぱり悪いことばっかりじゃない。携帯料金は払わなくていいし、目が悪くなる可能性も減るし、何より歩きスマホがいなくなる。

そしてきっと本を読む人も増えるだろう。読書仲間もたくさん増えるかもしれない。そうやってめぐりめぐって僕がこうして書いているお話を読んでくれる人も増えるかも…ってあれ?

『スマホ』がこの世になかったら僕のお話を読んでくれる人は減っちゃうんじゃなかったっけ?どうしてこんな話になったんだっけ?不思議だ…。
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