もしも『あれ』がこの世になかったら

もしも『きのこの山』がこの世になかったら

もしも『きのこの山』がこの世になかったら、きのこたけのこ戦争はまず起こりすらしない。

たけのこ派は今までと何も変わらず美味しそうにたけのこを食べ、きのこの山があるならきのこ派だったはずの人たちは少し不満げな顔をしてたけのこをかじっているかもしれない。

きのこの山はここが美味しい、たけのこの里はここがいい。いろんな人とそんな話をしてきたけれどそんな話もできなくなってしまう。そう思うと少し寂しいかも。

でもその分たけのこをいっぱい食べられるかもしれない。たけのこ派にとっては嬉しい。

それでも、たけのこ派の僕がきのこ派の友達から

「おいしいからたべてみてって」

と、少し強引に食べさせられたきのこの山は嫌いじゃなかった。

僕はたけのこ派だけどきのこの山も大好き。