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禁断の箱庭と融合する前の世界(20)

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 冬休みも終わろうとするある日、コロネは庭の蟻地獄の巣に団子虫を入れようとして手を止めた。

「命って大事だもんな。ダンゴムシだって死にたくないはずだから止めといてやろう」

 先日のドラゴンの洞窟で八歳にして命の儚さや脆さを知ったコロネは、もう虫を無闇矢鱈と殺すのを止める事にしたのだ。

「わわー!わわー!コロネ来てー!」

 イグナの叫び声に聞こえない平坦な声を聞いてコロネは何事かと鼻息荒くイグナの部屋に向かった。

 こないだと同じく姉は机の上に上り、ワンピースから”貧民達の三角下着”が丸見えなのもお構い無しでアタフタしている。

「ゴキブリ!殺して!コロネ!わわー!」

 コロネはどこか悟った顔をしてゆっくりと首を横に振る。

「命って大事だぞ・・・。それからお姉ちゃん、そんな下着着けてやらしいな・・・。色気づいたのか?」

 イグナは捲れたワンピースを元に戻すし下着を隠した。そして魔力を高め意識を研ぎ澄ますと極狭い範囲をピンポイントで狙う難易度の高い【闇の炎】をゴキブリに放った。いつもより精度の高いその魔法は絨毯を焦がすこと無く、見事ゴキブリだけを焼き払った。

―――ポトッ―――

 ゴキブリが死に際に落とした小豆のような忘れ形見は灰になるのを逃れ、ふかふかの絨毯の上に静かに落ちて沈んでいく。

「ゴキブリの卵は飛びかかってきたりはしないよ。自分でなんとかしなよ、イグナお姉ちゃん。これは試練だよ」

 ゴキブリの卵にまた平坦な悲鳴をあげる姉をそう言うと、コロネは部屋を通り過ぎて廊下突き当りの窓から何気なく庭を見た。

 今しがたまで悟った顔をしていたが徐々に興奮に目が見開かれる。

 ヒジリの銅像の前になんと本人がいたのだ。彼は大量の信者に囲まれてアタフタしている。

「お姉ちゃん!ヒジリが来てるぞ!」

 わわー!としか言わないイグナの為にゴキブリの卵を拾って窓から投げ捨て姉の手を引っ張って銅像のある庭まで行った。

「おーい!ヒジリー!」

 コロネとイグナは嬉しそうにヒジリの元に歩み寄ろうとしたが司祭の一人が阻む。

「聖下に向かって呼び捨てとはなんですか!神に唾する行為ですよ!跪いて祈るのです」

「ドーン!」

 コロネはそんな司祭をドンと突き飛ばしてヒジリに近寄る。

「ん?いつも一緒のウメボシはどこだ?」

「きょうはおいでになっておりません」

 喋り方がおかしい。頭の悪いオーガの喋り方だ。ヒジリがこの喋り方をするのはオーガが理解しやすいようにオーガ語に寄せた共通語を喋る時だけだ。

 コロネは鎌をかけてみる。

「何やってんだ?ドォスン」

「しっ!ヒジリに頼まれたんだ。転移の実験がナントカで遅くなるかだだって」

 口の前で人差し指を立てるドォスンにイグナが残念そうなジト目で見る。

 ルーチの【変装】でヒジリに化けたドォスンは両手を広げ悦に入った顔をして言う。

「さぁお祈りの時間は過ぎました。今日はここまでにしましょう」

 この台詞は相当練習したのかスムーズだった。ドォスンに挨拶して去っていく信者一人一人に聖水をピッピと掛け見送る。

「いつもありがとうございます。聖下。公務が御多忙にも関わらず必ず月に一回来てくれる事がどれだけ信者の心の支えになりましょうか」

「うむ、ハゲみになれば、おで・・私も嬉しい。こで・・これは孤児院への寄付金である。納めんさい」

 懐から金貨の入った革袋を取り出し司祭に渡す。

 司祭は膝をついてお金を両手で受け取ると偽ヒジリの手にキスをして感謝した。

「聖下のお陰で教会の子供たちは飢えずにすくすくと成長しております。聖下のお慈悲は子供たちの信仰心を毎日のように育んでおります。大変恐縮ですが、いつか機会があれば子供たちの様子を見に教会までご足労願えないかと・・・。聖下に来て頂ければ子供たちも大喜びする事でしょう。それでは私はこれで」

 もう一度ドォスンの手の甲にキスをして司祭は立ち去った。

「うへぇ。くせぇど」

 司祭の唾が付いた手を匂ってドォスンはヒジリの顔のまま変な顔をする。

「ヒジリはそんな顔しないし、そんな事言わない!」

 イグナは静かにドォスンに怒る。

「あらぁ?ヒジリ来てたのぉ?」

 デートから帰ってきた妖艶のフランが偽ヒジリに飛びつきほっぺにキスをする。

 ドォスンはあっという間に魅了され目がハートになる。フガフガと鼻息が荒くなりフランにキスを迫りだした。

「ちょっと・・・なんかいつものヒジリと違って凄くやらしい気がする!ちょ・・!」

 コロネが「ガハハハ!」と笑ってフランを指差している。

「それドォスンだよ!おもしれー!」

「ちょっと・・・あぶない!イグナもニヤニヤしてないで何とかしなさいよぉ!」

 ―――シュバッ!―――

「やりました!大成功です!マスター!」

「今回はぴったりと正確な位置に移動できたな!ん?何をやっているのかね。フラン」

「助けてよぉ。ドォスンがおかしいのよぉ」

 ヒジリはヤレヤレと肩を竦めると、ドォスンからフランを引き離した。途端にオーガは我に返った。と同時に変身が解ける。

「あで?おで何してたんだ?」

「フランお姉ちゃんにキスしようとしてたんだぞ!」

「ほんとか?すまないフラン」

「いいのよぉ。私の魅力は天井知らずだから仕方ないわぁ」

 そう言って今度は本物のヒジリにキスする。

「私だって制御チップが上手く機能していないのだ。魅力が天井知らずなフランにいつ襲いかかるかわからんぞ?」

 そう言ってヒジリはくすくす笑うフランのほっぺにキスをした。

 イグナが足をドンと鳴らす。彼女にとって最大限の怒りの表現だ。

 ヒジリは笑いながらイグナを抱っこするとイグナのほっぺにもキスをした。途端に彼女はニパッ!と笑顔になる。

「あら?イグナはオバップ騒動の時、マスターを変態みたいな目で見ていたと聞きましたよ?もうマスターを許したのですか?」

「あの時はシルビィのおばちゃんとヒジリがキスしてたから怒った。でもおばちゃんはシオのおじちゃんと結婚したから許した」

 ヒジリはフランとイグナを下ろすと、イグナの大きな胸をまじまじ見た。

 フランはイグナを突き飛ばすと自分の方が大きいと胸を張る。

「いや、そうじゃなくてだな、イグナの胸の装置が安定していることを確認したのだ。カプリコンの転送が上手くいったのもマナがその装置に安定して供給されているからだな」

 装置の小さなランプは力強く、青く光っている。

「カプリコンってなぁに?」

 フランはふんわりしたボブを手櫛で解いて聞く。

「ん、まぁ隠れ家みたいな場所だ。・・・装置も安定しているようだし一度カプリコンに戻って制御チップのエラーを直してもらうかな」

 ウメボシはうーんと唸った後、困った顔をする。

「あまり、オススメは出来ません。制御チップは惑星に戻ってくる度にエラーの規模が大きくなっています」

「船に戻れるのに戻れないのか・・・。メディカルマシンを惑星ヒジリに転送してもらうのはどうだろうか?それでエラーを修正すればいい。集合住宅は上手くデュプリケイトできていたではないか、カプリコンは」

「あれも完璧とは言えません。エラーを起こす可能性の高いマシンで制御チップのエラーを修復するのはかなり勇気が必要ですねマスター」

「カプリコンによる転移や蘇生は問題ないのか?再構成後にエラーが酷くなってもおかしくないと思うのだが?」

「それらは物理的に一旦宇宙船に戻って行っているわけではありません。再構成蘇生は扱う情報が少ないのでエラーの割合も少ないそうです。転移などはデータ化の後、その星それぞれに存在する自然記憶媒体内を光速で移動して特定の地点でデータをを物質化しているのです。ウメボシの二十一世紀の人格が言うにはパソコンの上でドラッグアンドドロップしているような状態に近いそうです。それに例えエラーがあってもウメボシの権限が及ぶ領域であれば後々修正出来ます」

「再構成蘇生に自然記憶媒体内のデータはもっと活用できないのかね」

「残念ながらそれは揮発性が高いので記録は常に更新されます。巻き戻す事は出来ません。カプリコン様もそのデータは使用せず、蘇生の時は予測しながらの再構成ですので、もしかしたら性格などの細かいところが変わっている可能性があります」

 姉妹たちが、ヒジリとウメボシが夢中になっている頓珍漢な会話に抗議する。

「またノーガみたいになってるよ!」

「すまない。そういえば主殿はどこかね?」

 フランはいたずらっぽく笑って答えた。

「お姉ちゃんはホッフとデート中よぉ!」


 まだ日は高いのにタスネはエポ村の村民が新しくオープンした酒場で酔っ払っていた。ギルドの酒場と違い新しい酒場はカップルだらけのおしゃれな店であった。

 皆、ランチに軽くワインを飲む程度だったが、タスネは緊張のあまりそのワインを飲み過ぎてしまいシュラスの食事会の時のように悪い酒癖が顔を覗かせていた。

 ホッフは周りの目を気にして縮こまり、タスネはガハハハハとその様子を見て笑っている。笑ったかと思ったら今度は急に怒りだした。

「なに?アタシの酒は飲めねぇってのか!え!」

「どうやったらワインボトル半分でそこまで酔えるんですか子爵様」

「子爵って呼ぶなつってんだろうが!え!」

「もう・・・。周りに迷惑ですから出ましょうか、子爵様。店主、お勘定置いていきますよ」

 ホッフはタスネを支えながら歩いて店の外に出た。

「あまり醜態を晒すのは貴族としてはよろしく無いですよ子爵様。酔いが覚めるまで人気のない所に行きましょう」

「人気のない所に連れてって何する気だぁ?こら!おっぱいか?おっぱいが目当てか!え!」

 この酔っぱらいを何とかしてくれ、と叫びたくなる気持ちをグッと堪え、ホッフはとある草原に連れてきた。

 タスネの真っ赤な顔を冷やすには丁度いい、登頂に雪が残る山からの冷たい風が吹く。酔っていないホッフには春になったばかりの冷たい風は嬉しくなかった。

「膝枕してよホッフ~」

 プワッとアルコール臭が風に乗って漂ってきた。一緒に酔っていればこの出来事もホッフにとっては楽しかったかもしれない。しかし相手は貴族だ。自分も酔って迂闊な事をすれば最悪死刑も有り得る。

 ホッフが徐々に無口になる理由が判らないタスネは無理やり膝の上に頭を乗せて草の上に寝転んだ。

「あ~、幸せ幸せ!でも貴族になるもんじゃないわねぇ。人目は気にしないといけないし、社交辞令の一つや二つは言わないと駄目だし、馬鹿みたいに書類に目を通さないと駄目だし、王様の領土で面倒事が無いように見張ってないといけないし。こうやって好きな時に好きな人に膝枕なんて中々してもらえないしさぁ。あ、好きだって言っちゃった。告白しちゃった、でへへへ」

 ホッフは黙ってとある方向を見ている。

「ねぇタスネ。あそこの石像が見えるかい?」

 ホッフは子爵と呼ばずタスネと呼んだ。そして指差した先には石化したタスネの両親が驚いた表情で時間を止めている。

「僕はね、君の両親がああなった時、心の底から君の事を心配したんだ。君は二歳年下の妹みたいな幼馴染だったからね。君が学校を辞めた時なんて、可哀想過ぎて胸が張り裂けそうだった。僕の家も貧乏だったから君をあまり助けることが出来なくてさ・・・。心無い人が君達の事を突然、親なし子のはみ出し者って言い出した時は人の心の汚さに怖くなったものだよ。そんな中、ヒジリ聖下が現れて君は瞬く間に僕の手の届かない所に行ってしまった。でも、君の幸せは自分の事のように凄く嬉しかったよ」

 タスネはぼんやりと話を聞きながら目は石化した両親を見つめていた。

「タスネ、君は両親のお参りにあまり来なくなったね。忙しいのは解るけどさ。何となく思うのだけど、君は昔の自分を忘れてしまったんじゃないかな?エポ村には子爵として来てもタスネの顔は一度も見せなかった気がする。今日なんて酔っぱらいの顔しか見ていないしね。ハハッ!」

 タスネは顔をホッフの膝に埋めてポツリと喋り出した。

「アタシね、本当はこの村が好きじゃないの。ヒジリが来るまでホッフ以外誰も助けてくれようとしれくれなかったし。だからクロス地方を任された時、この村を滅茶苦茶にしてやろうって心のどこかで思ったりもした。シオ男爵が・・・今は侯爵だけどこの村のインフラ整備や経済支援をした時は余計なことしないでって思ったの。このまま廃れて消えてしまえばいいって。だからこの村に来るときは出来るだけ冷たい子爵の顔で来ていたわ。嫌な女でしょ?」

 ホッフはタスネの頭を撫でながら何かを思い出して遠い目をする。

「ううん、皆一皮向けばそんなもんさ。でも僕以外も君を助けてくれていたよ?裏のシキおばちゃんなんて時々、こっそりと君の家の門に果物のおすそ分けを置いて行ったり、ゴン爺はタスネにキノコの沢山採れる場所を教えやれって自分のとっておきの場所を僕に教えてくれたんだ」

「だったらもっと堂々と優しくししてくれたら良かったのに。村八分が怖かったからこっそりと助けてくれてたんでしょ?結局、行動してくれたのってホッフだけじゃない・・・」

「そんなに故郷の事や村の人を悪く言うもんじゃないよ。君は自分が思っている以上に周りに助けられている」

 タスネは膝枕から起きるとホッフに背中を見せて両親の石像を見た。

「じゃあ何でアタシ、あんなに辛かったんだろ。皆に虐げられて、妹達に食べさせなきゃって毎日必死になって働いても、はみ出し者だからって理由でお金も少ししかくれなかったし。いっそ体を売ろうかとも思ったんだよ・・・。でも怖かった。それが切っ掛けでどんどん堕ちていきそうで」

「でも君は頑張ったじゃないか。いつも笑顔を絶やさず一生懸命だった。僕はそんな君をいつも見てたよ」

 過去の闇に泣き出すタスネの背中にホッフは手を置く。しかし彼女の体は強張っていたように感じた。

「わかってない・・・。ホッフは何もわかってない!アタシ、前向きに生きていたから笑顔だったんじゃないの!皆の悪意を少しでも逸らす為にずっと作り笑いしてたの!どんなに虐げられても笑顔のままだったのはそういう事なのよ!親戚はいないし、周りは敵だらけだし、妹達は常にお腹を空かせていたし、未来に希望を見いだせない毎日だったの!ホッフはアタシの事見ていてくれた割に何もわかっていないじゃない!」

 今まで柔和だったホッフの顔が厳しくなる。

「さっきから君は自分の事ばかりじゃないか!自分が如何に苦しかったかの恨み言ばかりで周りに生かされていた事に感謝の言葉もない!苦しかったのは君だけじゃない!村人全員が貧乏で他人に構う余裕が無かったんだ!そりゃあ、差別的な人もいただろうけど皆が皆そうだったわけじゃなかった!」

「ええ、誰も他人を構う余裕は無かったのにホッフ”だけ“は優しかったわ。こんな村どうだっていい!ホッフさえ傍に居てくれればいいの!こんな村なんか魔犬の群れに襲われればいい!」

 はぁと溜息をつくとホッフは茶色いくせ毛を顔に垂らしたまま俯いた。

「悪いが僕は君を子爵として尊敬する事は出来ないし、一人の女性としてもね。もう、僕を呼び出したり連れ回したりするのはやめてくれ。さよならだタスネ」

 泣いていたタスネの背中が動かなくなった。

「・・・のくせに・・・」

 自分を置いて去ろうとするホッフにタスネは何かを言った。

 ホッフは足を止めて振り返って彼女の背中を見た。

「あんたなんか、アタシの匙加減でどうにでもなる身分のくせに!」

 丸まった小さな背中は権力という名の圧力をかけてくる。それは強力なメイジが体に纏う闇のオーラのようにじわじわとホッフの背筋を凍らせた。

「アタシが圧力をかければ、こんな村どうにでもなるんだから!今ホッフが土下座をすればさっきの話、聞かなかった事にしてあげる!」

 ホッフはその言葉に驚き戸惑い、悔し涙を流しながらゆっくりと両手両膝を地面につけて頭を下げた。

「僕のせいで村が酷い目に遭うのなら止めてくれ!土下座くらいなら幾らでもする!でも君は人として最低な事をしているんだぞ。こんな事をしても僕の心は変わらない!」

 顔をあげて此方を睨みつけるホッフの瞳は濡れており、今まで見たことが無い憎悪に塗れていた。

 タスネはその瞳を見て、わぁぁぁ!と叫ぶ。

 土下座をするホッフの横を走り抜る。手は空気を掻、力の入らない脚で時折転けそうになりながら走った。

 そして宿屋の前に待たせてある馬車に乗るっと大粒の涙をこぼしながら自分の体を抱えてガタガタと震えだした。

 震える声で心配そうに主を見る御者に屋敷へ戻るよう命令をだす。

(何でこんな事になっちゃったんだろ・・・。もう終わりだ。ホッフとはもうこれでお終いだわ!あの目、ホッフのあんな憎しみに満ちた目は見たこと無い!怖い!怖いよ!助けてよ!ヒジリ!)

 上手く事が運ぶ人生とは裏腹にタスネの恋は、彼女の貴族としての傲慢さと酒癖の悪さで終わってしまった。

 頭にこびり着いて離れないホッフの目は何度も自分を睨めつけている。

 彼女は屋敷に帰るとすぐに部屋に閉じ籠もって出てこなくなった。
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