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司祭ウィング
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神聖国モティの片田舎で、ウィングは自分の髪を鷲掴みにして悩んでいた。
「まさか逮捕されたカクイ卿の後を継がされるとは・・・」
いや、妥当な通達か。助司祭だったのだから。
教会の二階にある私室で、ウィングは一度顔を上げ、独り言ちる。「早くオビオに会いたい」と。
カクイとの戦いで消滅した自分が、再び存在しているのは、きっとオビオのお陰に違いない。自分の為に、世界の摂理を曲げて助けてくれたのだ。
そんな確証はどこにもないが、あのオーガならやりかねないと思わせる何かがあった。
「ああ、愛しい人」
オビオの甘い顔を思い浮かべ、ウィングは金髪を指でいじりながら頬を赤らめる。
そして、復活して戦場跡地に倒れていた自分を、教会まで運んでくれた村人が口々に言っていた事を思い出した。
意識のない中、ずっとオビオの名を呼び続けていたと。
「折角、復活してもこれでは捕らわれの身だな」
自嘲してから、自分の双肩にかかる領主としての重圧に押しつぶされそうになり、身震いする。
「領主なんて、柄じゃないんだけど」
今すぐこの場から逃げ出したくなったが、片田舎の小さな村とはいえ、領民を放置してオビオのもとへと行くわけにはいかない。
更に心を悩ませる大きな出来事がここにはある。
領土から僧侶の大量流出。
キュア・ディジーの祈りが効かない―――、一か月で致死率半分ほどの奇病発生。
一番最悪なのは、カクイ司祭の件でモティからの支援は一切期待できない事。
「実質、破門。僕たちは棄民同様。今後どうやって、この領地を運営していくのか。教皇庁の嫌がらせには参るよ」
嫌がらせレベルなどではない事は解っているが、深刻に考えると精神的負担が増すのでそう言って誤魔化してみたのだ。
表向きは、教皇の名を使って悪事を働き、尚且つ他国へ宣戦布告のような事をしたカクイへの処罰だが、当の彼は樹族国にて拘束されている。
これは神聖国モティにとって、自国の司祭兼領主が、他国の騎士に拘束されるという恥ずべき失態であり、司祭の悪行を止められなかった―――、助司祭であるウィングに対する罰としての格上げ。
「未練も何もないはずだったこの地で、何の力もない領主になるとは。参ったね」
ウィングは細い目を更に細めて、まとまらない頭で奇病の事を考える。
「原因が発生しだしたのは、僧侶がいなくなってから。それと何かしら関係があるのだろうけど・・・。最近の専らの回復師は、ドルイドと錬金術師。数いる彼らを一人ずつ丹念に調べていたら、何年あっても足りない。渡りの破戒僧もいるだろうし。直感で薬が怪しいとは分かっているのだが、露骨に取り調べれば、僧侶だけならず彼らも領土から出ていくかもしれない。そうなれば領民は回復手段を失う。この村の治療を、僕一人で抱え込むにはあまりにも負担が大きすぎる。体が持たない」
しかも、である。
モティの教皇庁は、この領土を実質捨てたにも関わらず、高い治療費のマージンを取るという枷は課したままだ。
「いっそ、修道騎士にでもなるかな・・・。騎士修道会なら、報酬は相手の経済力による」
フッと笑って、ウィングはメリィの事を思い出す。
風の噂では、彼女は闇落ちして暗黒騎士になってしまったらしい。姉を助ける為に手段を択ばなかったゆえに、そうなったと人々は言う。そしてパーティからも追放されてしまったと。実際のところはどうかわからないが。
例え善行の為に動いたとしても、過程が悪ければ、神はアライメントを変えてしまうのだろうか?
「おっと、横道に逸れた。さてと・・・。【人探し】」
魔法を唱えると、集中した意識がオビオをすぐに探し当てる。
「樹族国のカズン領・・・。サーカに何かあったんだろうか」
ウィングは机から立ち上がると、ドアに向かおうとしたが、装飾の多い白のローブが椅子に引っかかり、忌々しく思う。
「聖なるクソッ! モティのローブは嫌いだ。ゴテゴテしてて邪魔だよ」
ブツブツ言いながら、廊下に出ると丁度向かいの部屋から、新しい助司祭のキーヨフが出てきた。教皇庁から派遣された人物だが、ウィングは彼を可哀想だと思っていた。ここに飛ばされるという事は閑職と言ってもいい。
「やぁ、暗澹たる未来のキーヨフ。丁度君に会いたかったんだ。君の使い魔は―――、確か夜鷹だったかな? 夜のうちに樹族国のカズン領にいるオビオ・ミチのところに手紙を送ってくれないだろうか?」
なで肩で細身の樹族キーヨフは、冗談だと笑い難い呼び名で呼ばれた事に腹を立てる事もなく、ため息一つついて、黙って手紙を受け取ると、部屋に戻っていった。
ウィングは廊下からキーヨフの部屋に向かって、声を掛ける。
「悪いね」
オビオの上位鑑定の指輪なら、この村を襲う奇病の原因を看破できるかもしれない。
なんにせよ、あの愛しい人は心の希望。どんな時も優しい笑顔で、人を助けてきたのだ。今回もきっとなんとかしてくれる。
「さて、僕の未熟な【鑑定】でも、見落としを見つけてくれるかもしれない」
教会の階段を一段下りるごとに、自分のローブが床を擦る音に呻き声が混ざる。
一階の礼拝堂は、奇病患者へ開放しているのだ。村人は患者の病気がうつるのではと心配しているがゆえの対策。
「ゴホゴホッ! あぁ、ウィング司祭様! なにか、なにか治療法は解りましたかな?」
村の長老は寝ていた長椅子から身を起こし、すがるような目でウィングを見ている。
「すみません、長老。まだなにも。見落としがないか、再度鑑定魔法を使わせてください」
「そうですか」
落胆する長老の近くの長椅子では、彼の孫の女の子が瞳を見開いたまま麻痺で体を強張らせている。その少女に手をかざして、鑑定魔法をウィングは唱える。
「咳、麻痺、下痢、嘔吐、吐血。こんな多様な症状は初めて見ました。しかも祈りで治らないなんて・・・」
「やっぱりワシらは死ぬるんかのう。樫の木の洞に住んでいたモックや、養蜂家のハッチのように、ゴボゴボと陸で溺れ死ぬなんて嫌ですじゃ。いえ、ワシは死んでもいいんです。せめて孫だけでも助からんかのう・・・。孫にはまだまだ未来があるんじゃよ、司祭様」
そう言ってから、長老は様々な可能性を探り、ハッとした顔をする。
「もしかして、これは病気じゃなくて、やっぱり呪いなんじゃないかのう? 誰かがケルピーを怒らせたとか。だとしたらシャーマンに・・・」
泣きながらローブに縋り付いてくる長老の手を握って、ウィングはにっこりと笑う。
「いいえ、これは病気です。ヒジランドから流れて来たオークの呪術師が、自分の専門ではないと言っていましたから。それに大丈夫ですよ、長老。もうすぐ彼が来ます」
「彼?」
「ええ。星のオーガの眷属であり、バトルコック団のリーダー、オビオが」
「おぉ、司祭様の仲間の!」
「はい。彼は上位鑑定の指輪の持ち主。精度の高い鑑定ができますからね。原因を必ず突き止めてくれるでしょう」
長老は、手を合わせて星のオーガに祈りだした。
「もし、この病気が治るのならば! ワシは星のオーガ教に改宗しますじゃ! だからどうか孫を! ゴホゴホッ!」
「どうか無理をなさらず」
興奮して顔を真っ赤にして咳き込む長老を長椅子に寝かせて、気休め程度の祈りを施した。
そして、大きな窓の外を何かが飛んでいく鳥を横目で追う。
「キーヨフが使い魔を飛ばしましたか」
これでこの村は救われる。オビオが来てくれるのだから。可能性の神の眷属が。
誰かがいつ、どこからともなく言い出した星のオーガの教義が頭をかすめる。
「可能性を信じて動けば救われる、か」
最後の最後まで可能性の選択肢を広げて行動すれば、報われるという教義。それは当たり前の事だろうが、それでも運命に抗えきれなかった時、二匹の青い蝶が現れて助けてくれると信者たちは信じているし、実際にそれを目撃した者は多い。
オビオはその呼び水になるだろうと、ウィングの胸は希望で膨らみ、自然と顔に笑みがこぼれたのだった。
―――夜鷹は静かに夜空を飛ぶ。
村人の命を背負うキーヨフの使い魔は、使命を知ってか知らずか懸命に羽ばたいていた。
しかし、月光を反射した光が一筋。夜鷹は「キョッ!」と一声鳴いて、暗い森に落ちていった。
「まさか逮捕されたカクイ卿の後を継がされるとは・・・」
いや、妥当な通達か。助司祭だったのだから。
教会の二階にある私室で、ウィングは一度顔を上げ、独り言ちる。「早くオビオに会いたい」と。
カクイとの戦いで消滅した自分が、再び存在しているのは、きっとオビオのお陰に違いない。自分の為に、世界の摂理を曲げて助けてくれたのだ。
そんな確証はどこにもないが、あのオーガならやりかねないと思わせる何かがあった。
「ああ、愛しい人」
オビオの甘い顔を思い浮かべ、ウィングは金髪を指でいじりながら頬を赤らめる。
そして、復活して戦場跡地に倒れていた自分を、教会まで運んでくれた村人が口々に言っていた事を思い出した。
意識のない中、ずっとオビオの名を呼び続けていたと。
「折角、復活してもこれでは捕らわれの身だな」
自嘲してから、自分の双肩にかかる領主としての重圧に押しつぶされそうになり、身震いする。
「領主なんて、柄じゃないんだけど」
今すぐこの場から逃げ出したくなったが、片田舎の小さな村とはいえ、領民を放置してオビオのもとへと行くわけにはいかない。
更に心を悩ませる大きな出来事がここにはある。
領土から僧侶の大量流出。
キュア・ディジーの祈りが効かない―――、一か月で致死率半分ほどの奇病発生。
一番最悪なのは、カクイ司祭の件でモティからの支援は一切期待できない事。
「実質、破門。僕たちは棄民同様。今後どうやって、この領地を運営していくのか。教皇庁の嫌がらせには参るよ」
嫌がらせレベルなどではない事は解っているが、深刻に考えると精神的負担が増すのでそう言って誤魔化してみたのだ。
表向きは、教皇の名を使って悪事を働き、尚且つ他国へ宣戦布告のような事をしたカクイへの処罰だが、当の彼は樹族国にて拘束されている。
これは神聖国モティにとって、自国の司祭兼領主が、他国の騎士に拘束されるという恥ずべき失態であり、司祭の悪行を止められなかった―――、助司祭であるウィングに対する罰としての格上げ。
「未練も何もないはずだったこの地で、何の力もない領主になるとは。参ったね」
ウィングは細い目を更に細めて、まとまらない頭で奇病の事を考える。
「原因が発生しだしたのは、僧侶がいなくなってから。それと何かしら関係があるのだろうけど・・・。最近の専らの回復師は、ドルイドと錬金術師。数いる彼らを一人ずつ丹念に調べていたら、何年あっても足りない。渡りの破戒僧もいるだろうし。直感で薬が怪しいとは分かっているのだが、露骨に取り調べれば、僧侶だけならず彼らも領土から出ていくかもしれない。そうなれば領民は回復手段を失う。この村の治療を、僕一人で抱え込むにはあまりにも負担が大きすぎる。体が持たない」
しかも、である。
モティの教皇庁は、この領土を実質捨てたにも関わらず、高い治療費のマージンを取るという枷は課したままだ。
「いっそ、修道騎士にでもなるかな・・・。騎士修道会なら、報酬は相手の経済力による」
フッと笑って、ウィングはメリィの事を思い出す。
風の噂では、彼女は闇落ちして暗黒騎士になってしまったらしい。姉を助ける為に手段を択ばなかったゆえに、そうなったと人々は言う。そしてパーティからも追放されてしまったと。実際のところはどうかわからないが。
例え善行の為に動いたとしても、過程が悪ければ、神はアライメントを変えてしまうのだろうか?
「おっと、横道に逸れた。さてと・・・。【人探し】」
魔法を唱えると、集中した意識がオビオをすぐに探し当てる。
「樹族国のカズン領・・・。サーカに何かあったんだろうか」
ウィングは机から立ち上がると、ドアに向かおうとしたが、装飾の多い白のローブが椅子に引っかかり、忌々しく思う。
「聖なるクソッ! モティのローブは嫌いだ。ゴテゴテしてて邪魔だよ」
ブツブツ言いながら、廊下に出ると丁度向かいの部屋から、新しい助司祭のキーヨフが出てきた。教皇庁から派遣された人物だが、ウィングは彼を可哀想だと思っていた。ここに飛ばされるという事は閑職と言ってもいい。
「やぁ、暗澹たる未来のキーヨフ。丁度君に会いたかったんだ。君の使い魔は―――、確か夜鷹だったかな? 夜のうちに樹族国のカズン領にいるオビオ・ミチのところに手紙を送ってくれないだろうか?」
なで肩で細身の樹族キーヨフは、冗談だと笑い難い呼び名で呼ばれた事に腹を立てる事もなく、ため息一つついて、黙って手紙を受け取ると、部屋に戻っていった。
ウィングは廊下からキーヨフの部屋に向かって、声を掛ける。
「悪いね」
オビオの上位鑑定の指輪なら、この村を襲う奇病の原因を看破できるかもしれない。
なんにせよ、あの愛しい人は心の希望。どんな時も優しい笑顔で、人を助けてきたのだ。今回もきっとなんとかしてくれる。
「さて、僕の未熟な【鑑定】でも、見落としを見つけてくれるかもしれない」
教会の階段を一段下りるごとに、自分のローブが床を擦る音に呻き声が混ざる。
一階の礼拝堂は、奇病患者へ開放しているのだ。村人は患者の病気がうつるのではと心配しているがゆえの対策。
「ゴホゴホッ! あぁ、ウィング司祭様! なにか、なにか治療法は解りましたかな?」
村の長老は寝ていた長椅子から身を起こし、すがるような目でウィングを見ている。
「すみません、長老。まだなにも。見落としがないか、再度鑑定魔法を使わせてください」
「そうですか」
落胆する長老の近くの長椅子では、彼の孫の女の子が瞳を見開いたまま麻痺で体を強張らせている。その少女に手をかざして、鑑定魔法をウィングは唱える。
「咳、麻痺、下痢、嘔吐、吐血。こんな多様な症状は初めて見ました。しかも祈りで治らないなんて・・・」
「やっぱりワシらは死ぬるんかのう。樫の木の洞に住んでいたモックや、養蜂家のハッチのように、ゴボゴボと陸で溺れ死ぬなんて嫌ですじゃ。いえ、ワシは死んでもいいんです。せめて孫だけでも助からんかのう・・・。孫にはまだまだ未来があるんじゃよ、司祭様」
そう言ってから、長老は様々な可能性を探り、ハッとした顔をする。
「もしかして、これは病気じゃなくて、やっぱり呪いなんじゃないかのう? 誰かがケルピーを怒らせたとか。だとしたらシャーマンに・・・」
泣きながらローブに縋り付いてくる長老の手を握って、ウィングはにっこりと笑う。
「いいえ、これは病気です。ヒジランドから流れて来たオークの呪術師が、自分の専門ではないと言っていましたから。それに大丈夫ですよ、長老。もうすぐ彼が来ます」
「彼?」
「ええ。星のオーガの眷属であり、バトルコック団のリーダー、オビオが」
「おぉ、司祭様の仲間の!」
「はい。彼は上位鑑定の指輪の持ち主。精度の高い鑑定ができますからね。原因を必ず突き止めてくれるでしょう」
長老は、手を合わせて星のオーガに祈りだした。
「もし、この病気が治るのならば! ワシは星のオーガ教に改宗しますじゃ! だからどうか孫を! ゴホゴホッ!」
「どうか無理をなさらず」
興奮して顔を真っ赤にして咳き込む長老を長椅子に寝かせて、気休め程度の祈りを施した。
そして、大きな窓の外を何かが飛んでいく鳥を横目で追う。
「キーヨフが使い魔を飛ばしましたか」
これでこの村は救われる。オビオが来てくれるのだから。可能性の神の眷属が。
誰かがいつ、どこからともなく言い出した星のオーガの教義が頭をかすめる。
「可能性を信じて動けば救われる、か」
最後の最後まで可能性の選択肢を広げて行動すれば、報われるという教義。それは当たり前の事だろうが、それでも運命に抗えきれなかった時、二匹の青い蝶が現れて助けてくれると信者たちは信じているし、実際にそれを目撃した者は多い。
オビオはその呼び水になるだろうと、ウィングの胸は希望で膨らみ、自然と顔に笑みがこぼれたのだった。
―――夜鷹は静かに夜空を飛ぶ。
村人の命を背負うキーヨフの使い魔は、使命を知ってか知らずか懸命に羽ばたいていた。
しかし、月光を反射した光が一筋。夜鷹は「キョッ!」と一声鳴いて、暗い森に落ちていった。
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