216 / 282
悪魔はもういない
しおりを挟む
「げふぅ!」
肋の折れる音が聞こえて、俺は吹っ飛ぶ。
「オビオ!!」
「来るな!」
サーカが来たところで、犠牲者が増えるだけだ。即死しなけりゃ、俺が負った傷や骨折なんかすぐに治る。
「次のチャンスを作るには・・・。もうフラッ君に頼るしかないのか?」
もうピーターの悪魔はいない。俺のために魔刀金剛切りを使うチャンスを作ろうとして、尽く消えていったんだ。アークデーモンのコウメイ。グレーターデーモンのブリザード。ウコバクのウンコバク。
真っ先に消えていった阿修羅のアスラやグレーターデビルのオデイの事も忘れちゃいない。皆にもっと俺の料理を食べてもらいたかった。
残るはフラッ君のみ。だが、この小さな死神は、俺の悪魔だ。もう愛着が湧いている! 駒扱いなんてしたくない!
「おやつの時に、余計な事を聞かなきゃ良かったよ」
お喋りなストーンインプのニクタラが、クッキーを頬張りながら放ったあの言葉。
「俺、ぜってぇゴーレムになんか負けないよ! 何せ、アッシャー界に来る権利を、やっとこさ得たんだからね! 負けたらまた魔界に戻って、権利を得る為に武闘会を勝ち抜かなきゃならないもん!」
あの笑顔は、もうここにはない。ゴーレムの薙ぎ払いで消えた。
「一日で復活できるんじゃなかったのかよ。最初にコウメイがそう言ってたぞ」
俺の独り言にフラッ君が答える。
「人の世界と魔界では流れる時間が違いますから。この世界の一日は魔界の千日。上位悪魔なら、その千日を戦い抜いて、またこの穴に戻ってこれましょう。しかし、私やニクタラのように微妙な強さの者に、次はないのです」
それだけ魔界は強者でひしめき合っている。だから大概、偉大な召喚士に呼ばれた悪魔や、マナの吹き溜まりに自然発生する悪魔は強い。
「ハァハァ」
俺はなんとかフラッ君に引っ張ってもらって、ゴーレムの攻撃範囲の外に出てから、仰向けになる。その頃には、横腹の打撲傷は完治していた。
「大丈夫?」
サーカが頭を抱き起こしてくれた。若草の匂いがする。彼女の汗の匂いだ。この匂いは心を落ち着かせてくれる。
「うん・・・」
俺がキュンとした顔でサーカと見つめ合っていると、邪魔するどんぐりが一つ。
「何やってんだよ、役立たず」
お前がそれを言うのか、ピーター。
「折角、俺が手懐けた悪魔達が、犠牲になって作ってくれたチャンスを、無駄にしやがって!」
「うるせーなー! だったらお前がやれよ! これでも何とかして、金剛切りを胴体に当ててきたんだからな! 当てただけじゃねぇ! ちゃんと鉄のお玉で、胴体に衝撃も加えた!」
「じゃあ、なんであのお宝ゴーレムに、ヒビ一つ入ってないんだよ!」
「知らねーよ!」
「多分だが・・・」
トウスさんが、腕を組んでから顎を撫でた。
「力が足りなかったんだ。オビオの力は13だからな。戦士としては底辺レベルだ。お前はどちらかというとスカウトに近い」
「同じパーティに! 似たようなのが、二人も要らねぇんだよ!」
どんぐり族、もとい、地走り族の蹴りが太ももに当たる。奴の蹴りは鞭のようにしなやかだ。
「いてぇ!」
「大袈裟」
普通に痛ぇわ! 邪悪なるピーター!
それに! お前と俺では全然キャラが違う! エンチャント出来て、肉壁にもなれて、料理によるバフを付与できるスカウトがそうそういるか! バーカバーカ!
まぁ、ピーターなんかと言い争っていても仕方がない。俺はトウスさんに向いた。
「確かにトウスさんの言う通り、俺の力が足りてないのかもしれない。キリマルがダイアモンドゴーレムを倒した時には、金剛切りで傷を作った後に、パワーファイターがバトルハンマーを使って砕いていたもんなぁ」
「本来なら、そのパワーファイターが俺の役目なんだろうが、生憎、この手で握る打撃武器のスキルは高くねぇ。かといって、サーカのメイスに頼るわけにもいかねぇし。参ったな」
トウスさんが申し訳無さそうに頭を掻いている。でも彼は、片手剣や両手剣を得意とするのだし、しょうがないよ。
元々サブが格闘家だったトウスさんは、俺との旅で、成長の速さを優先して生粋の戦士になった。サブジョブを捨てたのだ。格闘家としての能力を捨てていなければ、獅子連撃の終わりに繰り出す蹴りが有効だったかもしれない。
「ったくよ~。どいつもこいつも役立たずだなぁ」
そう言いながら、ピーターは昼食に食べなかった白パンを千切っては、ゴーレムに投げつけている。
「おい! 食べ物を粗末にするな!」
俺は食い物を大事にしない奴が嫌いだ。
「仕方ねぇだろ! 石がねぇんだからよ!」
さっきからパンなんか投げて、なにやってんだ? こいつは。
「お前はいつも、石とかどんぐりで腰袋をいっぱいにしてんだろ! それを投げろよ!」
「オビオがモタモタしてっから、使い果たしたんだよ!」
そう言って、ピーターはパチンコを見せて、腰袋の弾が無い事を見せつけてくる。
そうか、こいつなりにゴーレムの隙を作ろうと援護してくれていたんだな・・・。
「ん? そういや、無限に弾が出るクロスボウはどうしたよ?」
「借金返すのに、売ったよ! バーカ!」
「馬鹿はお前だろ! ギャンブル中毒!」
「うるせぇ!」
言い合ってても埒が明かない。ここは俺が大人にならねば。
「で、さっきからなんで、パンなんか投げてんだ?」
「ゴーレムの攻撃範囲を、正確に知ろうと思ってな」
お? とうとうピーターがやる気を出したか?
「そんなもん知ってどうすんだ?」
「何も近寄って、打撃を与えなくてもいいだろ。ここに投擲のプロがいることを忘れたのか?」
「でもお前、力は俺以下じゃん」
ピーターが目の中で瞳を一周させてから、ため息をついた。
「スリングを使うんだから、力は関係ないよ」
そうだった。遠心力でなんとかなるから、腕力は関係なかった。どちらかというと器用さが大事。
「なるほど! それで何処まで近寄れるかを調べているわけだな?」
「そういう事」
「でも、石無いじゃん」
「煩いな! 気を利かせて、どっかから調達してこいよ!」
「調達って・・・。石を探しにあの森のある中層階まで戻れってか?」
「じゃあ、そこの排水口から大きな石が流れ出てこないか、見てみたらどうだ? そこの水、森と繋がってるだろうからよ!」
ピーターが適当な事をぬかす。確かに部屋の隅の天井に大きな排水口があるが、あんなところから勢いよく出てくる石を、キャッチできるわけないだろ。
キャッチできたとしても、勢い余って下の穴に落ちる。それにそうそう丁度いい石なんて流れてくるわけもなく。
一応、滝のような排水口までやって来て流れる水を見つめる。水・・・。水・・・。
――――水?!
そういや、水でダイヤモンドを切れるよな。水圧カッターで。
まぁ、水圧カッターなんて物は持ってませんが。
俺がヒジリだったら、その手の道具を飄々とした顔で、亜空間ポケットから出していただろうさ。いや、あの現人神なら道具なんてなくとも、ゴーレムを倒したに違いない。
「くそ、羨ましいな。神の力に科学の叡智。俺にあるのはHな気持ちだけだ」
死と隣合わせなせいか、さっきから子孫を残したくてムラムラしている。サーカの汗の匂いを嗅いでしまったからかもしれない。
感情制御チップが壊れてしまったせいもあるだろう。水の中に頭をつっこみ、頭を冷やそう。
「ふぁぁぁ~。冷たくて気持ちいい~」
俺が一休さんなら、この間に何か名案でも思いつくんだけどさ、生憎、ただの料理人なんだよね・・・。なんならサーカと一体さんになりたいとか考えているんだよね。邪な。
「オビオぉ?」
背後から間の抜けた声と、ブレストプレートの金具が鳴る音が聞こえる。メリィだ。
俺の勘が囁く。
きっとキリマルかビャクヤに教えてもらった最終手段を、やるかどうかの相談に来たんだ。
肋の折れる音が聞こえて、俺は吹っ飛ぶ。
「オビオ!!」
「来るな!」
サーカが来たところで、犠牲者が増えるだけだ。即死しなけりゃ、俺が負った傷や骨折なんかすぐに治る。
「次のチャンスを作るには・・・。もうフラッ君に頼るしかないのか?」
もうピーターの悪魔はいない。俺のために魔刀金剛切りを使うチャンスを作ろうとして、尽く消えていったんだ。アークデーモンのコウメイ。グレーターデーモンのブリザード。ウコバクのウンコバク。
真っ先に消えていった阿修羅のアスラやグレーターデビルのオデイの事も忘れちゃいない。皆にもっと俺の料理を食べてもらいたかった。
残るはフラッ君のみ。だが、この小さな死神は、俺の悪魔だ。もう愛着が湧いている! 駒扱いなんてしたくない!
「おやつの時に、余計な事を聞かなきゃ良かったよ」
お喋りなストーンインプのニクタラが、クッキーを頬張りながら放ったあの言葉。
「俺、ぜってぇゴーレムになんか負けないよ! 何せ、アッシャー界に来る権利を、やっとこさ得たんだからね! 負けたらまた魔界に戻って、権利を得る為に武闘会を勝ち抜かなきゃならないもん!」
あの笑顔は、もうここにはない。ゴーレムの薙ぎ払いで消えた。
「一日で復活できるんじゃなかったのかよ。最初にコウメイがそう言ってたぞ」
俺の独り言にフラッ君が答える。
「人の世界と魔界では流れる時間が違いますから。この世界の一日は魔界の千日。上位悪魔なら、その千日を戦い抜いて、またこの穴に戻ってこれましょう。しかし、私やニクタラのように微妙な強さの者に、次はないのです」
それだけ魔界は強者でひしめき合っている。だから大概、偉大な召喚士に呼ばれた悪魔や、マナの吹き溜まりに自然発生する悪魔は強い。
「ハァハァ」
俺はなんとかフラッ君に引っ張ってもらって、ゴーレムの攻撃範囲の外に出てから、仰向けになる。その頃には、横腹の打撲傷は完治していた。
「大丈夫?」
サーカが頭を抱き起こしてくれた。若草の匂いがする。彼女の汗の匂いだ。この匂いは心を落ち着かせてくれる。
「うん・・・」
俺がキュンとした顔でサーカと見つめ合っていると、邪魔するどんぐりが一つ。
「何やってんだよ、役立たず」
お前がそれを言うのか、ピーター。
「折角、俺が手懐けた悪魔達が、犠牲になって作ってくれたチャンスを、無駄にしやがって!」
「うるせーなー! だったらお前がやれよ! これでも何とかして、金剛切りを胴体に当ててきたんだからな! 当てただけじゃねぇ! ちゃんと鉄のお玉で、胴体に衝撃も加えた!」
「じゃあ、なんであのお宝ゴーレムに、ヒビ一つ入ってないんだよ!」
「知らねーよ!」
「多分だが・・・」
トウスさんが、腕を組んでから顎を撫でた。
「力が足りなかったんだ。オビオの力は13だからな。戦士としては底辺レベルだ。お前はどちらかというとスカウトに近い」
「同じパーティに! 似たようなのが、二人も要らねぇんだよ!」
どんぐり族、もとい、地走り族の蹴りが太ももに当たる。奴の蹴りは鞭のようにしなやかだ。
「いてぇ!」
「大袈裟」
普通に痛ぇわ! 邪悪なるピーター!
それに! お前と俺では全然キャラが違う! エンチャント出来て、肉壁にもなれて、料理によるバフを付与できるスカウトがそうそういるか! バーカバーカ!
まぁ、ピーターなんかと言い争っていても仕方がない。俺はトウスさんに向いた。
「確かにトウスさんの言う通り、俺の力が足りてないのかもしれない。キリマルがダイアモンドゴーレムを倒した時には、金剛切りで傷を作った後に、パワーファイターがバトルハンマーを使って砕いていたもんなぁ」
「本来なら、そのパワーファイターが俺の役目なんだろうが、生憎、この手で握る打撃武器のスキルは高くねぇ。かといって、サーカのメイスに頼るわけにもいかねぇし。参ったな」
トウスさんが申し訳無さそうに頭を掻いている。でも彼は、片手剣や両手剣を得意とするのだし、しょうがないよ。
元々サブが格闘家だったトウスさんは、俺との旅で、成長の速さを優先して生粋の戦士になった。サブジョブを捨てたのだ。格闘家としての能力を捨てていなければ、獅子連撃の終わりに繰り出す蹴りが有効だったかもしれない。
「ったくよ~。どいつもこいつも役立たずだなぁ」
そう言いながら、ピーターは昼食に食べなかった白パンを千切っては、ゴーレムに投げつけている。
「おい! 食べ物を粗末にするな!」
俺は食い物を大事にしない奴が嫌いだ。
「仕方ねぇだろ! 石がねぇんだからよ!」
さっきからパンなんか投げて、なにやってんだ? こいつは。
「お前はいつも、石とかどんぐりで腰袋をいっぱいにしてんだろ! それを投げろよ!」
「オビオがモタモタしてっから、使い果たしたんだよ!」
そう言って、ピーターはパチンコを見せて、腰袋の弾が無い事を見せつけてくる。
そうか、こいつなりにゴーレムの隙を作ろうと援護してくれていたんだな・・・。
「ん? そういや、無限に弾が出るクロスボウはどうしたよ?」
「借金返すのに、売ったよ! バーカ!」
「馬鹿はお前だろ! ギャンブル中毒!」
「うるせぇ!」
言い合ってても埒が明かない。ここは俺が大人にならねば。
「で、さっきからなんで、パンなんか投げてんだ?」
「ゴーレムの攻撃範囲を、正確に知ろうと思ってな」
お? とうとうピーターがやる気を出したか?
「そんなもん知ってどうすんだ?」
「何も近寄って、打撃を与えなくてもいいだろ。ここに投擲のプロがいることを忘れたのか?」
「でもお前、力は俺以下じゃん」
ピーターが目の中で瞳を一周させてから、ため息をついた。
「スリングを使うんだから、力は関係ないよ」
そうだった。遠心力でなんとかなるから、腕力は関係なかった。どちらかというと器用さが大事。
「なるほど! それで何処まで近寄れるかを調べているわけだな?」
「そういう事」
「でも、石無いじゃん」
「煩いな! 気を利かせて、どっかから調達してこいよ!」
「調達って・・・。石を探しにあの森のある中層階まで戻れってか?」
「じゃあ、そこの排水口から大きな石が流れ出てこないか、見てみたらどうだ? そこの水、森と繋がってるだろうからよ!」
ピーターが適当な事をぬかす。確かに部屋の隅の天井に大きな排水口があるが、あんなところから勢いよく出てくる石を、キャッチできるわけないだろ。
キャッチできたとしても、勢い余って下の穴に落ちる。それにそうそう丁度いい石なんて流れてくるわけもなく。
一応、滝のような排水口までやって来て流れる水を見つめる。水・・・。水・・・。
――――水?!
そういや、水でダイヤモンドを切れるよな。水圧カッターで。
まぁ、水圧カッターなんて物は持ってませんが。
俺がヒジリだったら、その手の道具を飄々とした顔で、亜空間ポケットから出していただろうさ。いや、あの現人神なら道具なんてなくとも、ゴーレムを倒したに違いない。
「くそ、羨ましいな。神の力に科学の叡智。俺にあるのはHな気持ちだけだ」
死と隣合わせなせいか、さっきから子孫を残したくてムラムラしている。サーカの汗の匂いを嗅いでしまったからかもしれない。
感情制御チップが壊れてしまったせいもあるだろう。水の中に頭をつっこみ、頭を冷やそう。
「ふぁぁぁ~。冷たくて気持ちいい~」
俺が一休さんなら、この間に何か名案でも思いつくんだけどさ、生憎、ただの料理人なんだよね・・・。なんならサーカと一体さんになりたいとか考えているんだよね。邪な。
「オビオぉ?」
背後から間の抜けた声と、ブレストプレートの金具が鳴る音が聞こえる。メリィだ。
俺の勘が囁く。
きっとキリマルかビャクヤに教えてもらった最終手段を、やるかどうかの相談に来たんだ。
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える
ジャック
ファンタジー
私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる