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ダンジョンの森
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マナの支流が、天井に生えるマナヒカリゴケをより一層光らせているのか、森の広がるこの階層はとても明るかった。
「凄く広い。それに外と変わらない明るさだ。洞窟の中に一つの生態系ができているなんて、不思議だなぁ」
俺が感心していると、顔を血と脂まみれにしたピーターが、それを川で洗い落としながら憎まれ口を叩いた。
「オビオもこの生態系の底辺となって、栄養になっちゃえばいいんだ」
「陰に潜って、俺の嫌がらせを回避すればよかっただろ。なんでしなかったんだ?」
「まさか、ミノタウロスの臓腑を弄った手で、俺の可愛い顔を撫で回すなんて思いもしなかったからな」
可愛い・・・、ねぇ。今は邪悪顔だけど。
「コーワッ!」
急にトウスさんが奇妙な声を上げて、口から何かを吐き出す。
痰でも吐いたのかと思ったら、中途半端に噛み砕かれたゴキブリの破片だった。
「おげぇ・・・」
獅子人は萎えた顔で、四つん這いになって落ち込んでいる。目が三角になって小さい。
「俺ぁ、ゴキブリを食べてしまった・・・。飢えていた時でさえ、ゴキには手を出さなかったてぇのに。それにしても腹が減った」
ぬ!? 飢えた人を見たならば! 満たしてあげよう、その胃袋!
とはいえ、食材は全部ゴキブリに食われてしまったしなぁ・・・。
「魔物使いのムクを連れて来ていれば、ゴキブリの群れなど、どうとでもなったのではないか? オビオ」
皆の前なので、サーカは腕組みをしてツンツンしている。まぁそれも愛おしいんですけどね。
「野戦経験の多い俺たちでも、ダンジョンだとイマイチなのは知っているだろ? 精々、樹族国のカタコンベで戦ったのと、他にちょこっと、どっかの洞窟に潜ったくらいだ。それにムクは生命力が低いんだ。もう少しタスネ子爵に特訓してもらったほうが絶対良いって」
「そんな事より、オビオォ。お腹すいた」
「そおだよぉ。お腹減ったぁ」
トウスさんとメリィが、俺のそれぞれの腕を引っ張って揺さぶる。
「いたたた。腕を引っ張るな! 俺の腕がカッパみたいにどっちかに伸びちゃう!」
「カッパ? カッパとはなんだ?」
トウスさんが不思議そうに尋ねる。
「ほら、そこにいるだろ。カッパ」
丁度タイミング良く、川の中からカッパがこっちを見ている。
えっ? 惑星ヒジリにカッパなんているの?
自分で言っておきながら、妖怪の存在に驚く俺は、何だか可笑しい。ブホォと一瞬だけ笑いがこみ上げてきた。
「あの髪型はトンスーラじゃないか。どこぞの修道士だろう。ごきげんよう、修道士殿! 水浴び中に失礼!」
何言っての? サーカ。修道士に、くちばしなんてないぞ!
「いや、カッパだよ。緑色のヌメヌメした皮膚の修道士がいてたまるか!」
「お、なんか美味そうな匂いがしてきたな!」
トウスさんが、鼻を上に向けてスンスンしているその向こうで、ピーターが何かをこっそりと食べている。
頬を膨らませて、何かを咀嚼するピーターの肩にトウスさんが手を置いて振り向かせると、彼の手にはいつぞやの、大鰻の燻製があった。
「ず、ずりぃ! 一人で大きな鰻の塊を食いやがって!」
「やらねぇよ! これは、俺んだよぉ!」
ハウルの動く城の荒地の魔女みたいなセリフを吐いて、ピーターは威嚇してきた。
そうか、ピーターは陰に潜んでいたからゴキブリの襲撃を受けていないんだ。だから食料を持っている。
トウスさん、ピーター、そしてメリィの三つ巴の睨み合いの中、カッパが声を掛けてきた。
「あのー、魚でも獲ってきましょうか?」
コミカルな顔のカッパの声は、透き通るほど綺麗だった。女性だったのか。
「い、いいんですか? ではお言葉に甘えて、お願いします」
「マスを五匹ほどでよろしいでしょうか?」
「はい、十分です! ありがとうございます!」
俺が礼を言うと、カッパは少し青みのきつい川に潜っていった。
暫くすると、またカッパが水面から顔を出す。水の色が濃い川なので、体は見えない。
――――ザバァ!
川から上ったカッパは九頭身はあるスタイル抜群のカッパだった。顔と体が合っていない。豊満な乳房だが乳首はなく、下半身も裸だが性器は見当たらない。絵面的にセーフ。
縄に連なったマスを持ったカッパが俺の前に来て、凄く良い笑顔で、マスを差し出してきた。
「わぁ! 立派なマス! 助かる! でも、なんで助けてくれたんですか?」
俺は目のやり場に困りながら、マスを受け取ると、サーカから肘突きを食らった。
「スケベ・・・」
「そ、そんなんじゃねぇよ」
そんなんじゃねぇといいつつ、カッパに少し欲情してしまう日が来るとは・・・。それぐらいスタイルがいいんだ。
「勿論、俺にもマスの料理、分けてくれるよなぁ? オビオぉ!」
急に皆に鰻の燻製を割いて渡し始めたピーターが、なんかイキってる。こいつ、ナイスバディカッパを意識してやがるんだ!?
「お前に食わせるマスはねぇ! マスでもかいてろ!」
「ほぉ? 俺がここでチンコ出してもいいのか? あぁ~ん? おお~ん?」
何その捨て身の脅し。
「出したら、燻って、ちっさいチンコの燻製を作ってやんよ」
ピーターと下ネタ合戦をしていると、カッパが真っ赤な顔をして俯いているので、慌てて謝った。
「あ、ごめんね。そうそう、話の途中だった。なんで見ず知らずの冒険者に手を貸してくれたんだ?」
「あの・・・。ミノタウロスを倒してくれたでしょ? あの人、森の乱暴者で皆困ってたから・・・」
「俺だ、俺だ、俺だ、俺だ! そのミノタウロス頸動脈を切って倒したのは俺だ!」
言うと思ったよ、ピーター。そうだよ、強敵のトドメ刺し率は、お前が一番高いよ。でもそれは、俺やトウスさんのような前衛がいての話だろ?
俺は煩いピーターの頬を、お玉で向こうに押しやって、カッパに向いた。
「まぁ、成り行き上、戦う羽目になったから気にしなくてもいいよ。俺たちはバトルコック団。俺はリーダーの、ミチ・オビオ。料理人だ! よろしく」
俺が手を差し出すと、カッパレディは握手を受け入れた。この星ではあまり一般的でない、握手という挨拶を知っているという事は、このカッパは異世界のカッパなのかもしれない。
「凄く広い。それに外と変わらない明るさだ。洞窟の中に一つの生態系ができているなんて、不思議だなぁ」
俺が感心していると、顔を血と脂まみれにしたピーターが、それを川で洗い落としながら憎まれ口を叩いた。
「オビオもこの生態系の底辺となって、栄養になっちゃえばいいんだ」
「陰に潜って、俺の嫌がらせを回避すればよかっただろ。なんでしなかったんだ?」
「まさか、ミノタウロスの臓腑を弄った手で、俺の可愛い顔を撫で回すなんて思いもしなかったからな」
可愛い・・・、ねぇ。今は邪悪顔だけど。
「コーワッ!」
急にトウスさんが奇妙な声を上げて、口から何かを吐き出す。
痰でも吐いたのかと思ったら、中途半端に噛み砕かれたゴキブリの破片だった。
「おげぇ・・・」
獅子人は萎えた顔で、四つん這いになって落ち込んでいる。目が三角になって小さい。
「俺ぁ、ゴキブリを食べてしまった・・・。飢えていた時でさえ、ゴキには手を出さなかったてぇのに。それにしても腹が減った」
ぬ!? 飢えた人を見たならば! 満たしてあげよう、その胃袋!
とはいえ、食材は全部ゴキブリに食われてしまったしなぁ・・・。
「魔物使いのムクを連れて来ていれば、ゴキブリの群れなど、どうとでもなったのではないか? オビオ」
皆の前なので、サーカは腕組みをしてツンツンしている。まぁそれも愛おしいんですけどね。
「野戦経験の多い俺たちでも、ダンジョンだとイマイチなのは知っているだろ? 精々、樹族国のカタコンベで戦ったのと、他にちょこっと、どっかの洞窟に潜ったくらいだ。それにムクは生命力が低いんだ。もう少しタスネ子爵に特訓してもらったほうが絶対良いって」
「そんな事より、オビオォ。お腹すいた」
「そおだよぉ。お腹減ったぁ」
トウスさんとメリィが、俺のそれぞれの腕を引っ張って揺さぶる。
「いたたた。腕を引っ張るな! 俺の腕がカッパみたいにどっちかに伸びちゃう!」
「カッパ? カッパとはなんだ?」
トウスさんが不思議そうに尋ねる。
「ほら、そこにいるだろ。カッパ」
丁度タイミング良く、川の中からカッパがこっちを見ている。
えっ? 惑星ヒジリにカッパなんているの?
自分で言っておきながら、妖怪の存在に驚く俺は、何だか可笑しい。ブホォと一瞬だけ笑いがこみ上げてきた。
「あの髪型はトンスーラじゃないか。どこぞの修道士だろう。ごきげんよう、修道士殿! 水浴び中に失礼!」
何言っての? サーカ。修道士に、くちばしなんてないぞ!
「いや、カッパだよ。緑色のヌメヌメした皮膚の修道士がいてたまるか!」
「お、なんか美味そうな匂いがしてきたな!」
トウスさんが、鼻を上に向けてスンスンしているその向こうで、ピーターが何かをこっそりと食べている。
頬を膨らませて、何かを咀嚼するピーターの肩にトウスさんが手を置いて振り向かせると、彼の手にはいつぞやの、大鰻の燻製があった。
「ず、ずりぃ! 一人で大きな鰻の塊を食いやがって!」
「やらねぇよ! これは、俺んだよぉ!」
ハウルの動く城の荒地の魔女みたいなセリフを吐いて、ピーターは威嚇してきた。
そうか、ピーターは陰に潜んでいたからゴキブリの襲撃を受けていないんだ。だから食料を持っている。
トウスさん、ピーター、そしてメリィの三つ巴の睨み合いの中、カッパが声を掛けてきた。
「あのー、魚でも獲ってきましょうか?」
コミカルな顔のカッパの声は、透き通るほど綺麗だった。女性だったのか。
「い、いいんですか? ではお言葉に甘えて、お願いします」
「マスを五匹ほどでよろしいでしょうか?」
「はい、十分です! ありがとうございます!」
俺が礼を言うと、カッパは少し青みのきつい川に潜っていった。
暫くすると、またカッパが水面から顔を出す。水の色が濃い川なので、体は見えない。
――――ザバァ!
川から上ったカッパは九頭身はあるスタイル抜群のカッパだった。顔と体が合っていない。豊満な乳房だが乳首はなく、下半身も裸だが性器は見当たらない。絵面的にセーフ。
縄に連なったマスを持ったカッパが俺の前に来て、凄く良い笑顔で、マスを差し出してきた。
「わぁ! 立派なマス! 助かる! でも、なんで助けてくれたんですか?」
俺は目のやり場に困りながら、マスを受け取ると、サーカから肘突きを食らった。
「スケベ・・・」
「そ、そんなんじゃねぇよ」
そんなんじゃねぇといいつつ、カッパに少し欲情してしまう日が来るとは・・・。それぐらいスタイルがいいんだ。
「勿論、俺にもマスの料理、分けてくれるよなぁ? オビオぉ!」
急に皆に鰻の燻製を割いて渡し始めたピーターが、なんかイキってる。こいつ、ナイスバディカッパを意識してやがるんだ!?
「お前に食わせるマスはねぇ! マスでもかいてろ!」
「ほぉ? 俺がここでチンコ出してもいいのか? あぁ~ん? おお~ん?」
何その捨て身の脅し。
「出したら、燻って、ちっさいチンコの燻製を作ってやんよ」
ピーターと下ネタ合戦をしていると、カッパが真っ赤な顔をして俯いているので、慌てて謝った。
「あ、ごめんね。そうそう、話の途中だった。なんで見ず知らずの冒険者に手を貸してくれたんだ?」
「あの・・・。ミノタウロスを倒してくれたでしょ? あの人、森の乱暴者で皆困ってたから・・・」
「俺だ、俺だ、俺だ、俺だ! そのミノタウロス頸動脈を切って倒したのは俺だ!」
言うと思ったよ、ピーター。そうだよ、強敵のトドメ刺し率は、お前が一番高いよ。でもそれは、俺やトウスさんのような前衛がいての話だろ?
俺は煩いピーターの頬を、お玉で向こうに押しやって、カッパに向いた。
「まぁ、成り行き上、戦う羽目になったから気にしなくてもいいよ。俺たちはバトルコック団。俺はリーダーの、ミチ・オビオ。料理人だ! よろしく」
俺が手を差し出すと、カッパレディは握手を受け入れた。この星ではあまり一般的でない、握手という挨拶を知っているという事は、このカッパは異世界のカッパなのかもしれない。
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