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魂を送る料理 3

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 ナハトさんの石像がある森と、草原の堺で夜を待つ事にした俺は、夕飯を何にするか悩んでいた。

「なぁ、サーカ。俺はナハトさんが、今夜現れると思っているのだけどよ、死者に手向ける伝統料理みたいなのってあるのか?」

「ない」

 素っ気ない返事をありがとう。そういった伝統料理がないと解っただけでも良かった。

 サーカは俺が座ろうと思って、亜空間ポケットから出しておいた椅子に、なんの断りも無く座っている。まるで召使いの物は、自分が使って当然だというような顔をして。

 焚火を見つめながら髪をブラシで梳いているが、その白豚の毛で出来たブラシも、椅子を出そうとして一緒に出て来た俺のブラシなんだがぁ? 今日は野宿だし、風呂に入れないからフケが出ないように髪を梳いているのだろうか?

「参ったなー。何を作ろうか・・・」

 向こうで異世界人の装備を漁っているピーターとトウスさんを見ながら悩んでいると、サーカが椅子のひじ掛けに置いた俺の右手に手を重ねてきた。

「え?」

 思わず俺は驚いてサーカを見る。

 目を伏せて俺の指輪を見るサーカの顔は美しいし可愛い。ピンクの前髪が眉を隠しているので、どういう気持ちで俺の指輪を見ているのか表情からは解りづらい。

「お前の持つこの指輪は何の為にある? お前は魔剣蛇殺しを触れた時に、持ち主であるセージ・ブラッドの最期を見たのだろう? だったらデイジーに触れてみたらどうだ。彼女とナハト殿の思い出の料理が解るかもしれない」

「だったら直接聞けばいいじゃん」

「それではサプライズにならんだろうが、馬鹿オーガ」

 ふわりと俺の頭の中に暖かい春の日の風景が流れ込んでくる。

 サーカが思い浮かべているその情景は、外で幼い彼女と母親がピクニックをしているものだった。なぜ今このタイミングでそれを思い浮かべたのだろうか。

 なんとなく伝わってきたのは、サーカも大事な人と一緒にいたいという気持ち。本当は母親と二人で平穏に生きたいのだ。サーカはデイジーさんに、自身の境遇を投影して同情していたのだな・・・。

(口と性格が悪いけど根っこは優しいんだな、サーカは)

 俺はポムッとサーカの頭に手を置く。それからよしよしと撫でるとサーカが「チッ!」と舌打ちをして、俺の手を払いのけた。

「私の過去を勝手に見るなと言っているだろうが! 見たのか?」

「さぁてな。じゃあデイジーさんの思い出の料理を探りに行きますか」

 俺が腰を上げると、トウスさんが異世界の人間の着ていた装備を着て走って来る。

「どうだ、オビオ! こんな上等な鎖帷子、店で買えば、金貨三枚はするぜ!」

「良かったな、トウスさん。これで冒険者になっても困らないな!」

「ああ。でもよ、オビオは蛇殺しをブラッド辺境伯に返しにいくんだろ? だったら俺もついていくぜ?」

「そりゃトウスさんみたいな筋力値18の怪力戦士がついて来てくれるのは嬉しいけどさ、子供たちはどうするんだ?」

「子供達は暫く教会に預かってもらう事にした。オビオと共に冒険をしたいとシスターに相談したら、教会で子供達を預かってくれるってさ。精々一か月くらいの旅だろうしな。預かり賃は後払いだって笑ってたよ。流石は抜け目のない元傭兵だわ。ガハハ」

「俺と一緒にいたいと言ってくれるのは、なんだか嬉しいな。ヘヘヘ。でも俺は冒険者じゃないし、稼げるかなぁ?」

「指輪があるだろ。鑑定の指輪。普通の鑑定魔法じゃ見えない情報を知る事ができるスゲェ指輪みたいだしよ、それがあれば稼げるだろうから、俺も一枚噛ませてもらうってわけよ」

「ハハハ! なんだよ、目的はそれかよ」

 正直なトウスさんに俺は思わず声を上げて笑ってしまった。そしてトウスさんの装備に触れてから、落ちている異世界人の装備を触って鑑定する。

「だったら、そのロングソードはやめておいた方がいいな。耐久値が低いからすぐに壊れる。こっちのブロードソードの方がいい。トウスさんは盾を持たないのか?」

「俺は盾は持たない派だ。空いた左手の爪で追加攻撃をすると、大概の奴は驚いて隙ができるからな」

 それは逆に言うと身を守る物が防具と剣しかないという、かなり勇気のいる戦闘スタイルだ。まぁでも獣人は回避する能力が高いし問題ないか。

「じゃあこれからはよろしくな、トウスさん!」

「ああ、オビオも立派なタンク役をよろしくだぜ」

「勘弁してくれよ・・・。俺は戦いたくないのに」

 しかし、よく考えたらサーカは魔法剣士みたいなもんだから、そこまで生命力は高くない。

 パーティ内ではどちらかというと近接戦ができるメイジって立ち位置だ。

 トウスさんは力と生命力と素早さが高いけど、盾を持たないからタンク役には向いていない。くそ・・・。となると傷の治りが早い俺がタンク役か。だったらなおさら装備をなんとかしないといけないな。

「こりゃ道中で、俺も装備を買う必要があるな・・・。金は異世界人の余った装備を売って作るか・・・。オーダーメイドになるから高そうだなぁ」

「闘技場があった頃は、奴隷オーガ用に装備を作っていた店も多かったんだけどな。今は奴隷禁止の流れになったから、需要がなくなってどこも作らなくなった。急ぐ旅じゃないだろうしよ、北のグランデモニウム王国に行って、装備を整えてからでもいいぜ? 流石に闇側の国へは俺たちは行けないけど」

 会話にピーターが割り込んできた。

「闇側の国に行くくらいだったら、闘技場跡地に行けばいいじゃんか。あそこに沢山放置されてたよ、オーガ用の装備」

 ピーターが、弓使いの着ていた上等な革の胸当てのベルトを、上手に調節して装備しながら歩いて来る。胸当ては大きいので、胴当てみたいになってるし、普通サイズの弓も地走り族が持つと大弓のようだ。

「えー、他人が着ていた臭そうな装備を着るのかぁ・・・。おえ・・・」

 汗臭そうな黒い革の胸当てを、平気な顔をして着るピーターを見て、俺は眉をしかめた。

「オビオってさ、時々上品なお坊ちゃまみたいな事言うよな・・・。はぁ、仕方ないね、だったらその甘ちゃん根性を僕が叩き直してやるよ。これからもよろしくな。勿論、オビオの鑑定の指輪を当てにしてついていくんだから、たんまりと稼がせてくれよな」

 トウスさんと似たような事を言っているのに、自身の欲望に忠実なピーターが言うと嫌な気分になる。

「え~・・・」

 俺は露骨に嫌な顔をした。近くで俺と同じ顔をする者がいる。サーカだ。ピーターに散々尻を触られているからな・・・。

 するとピーターが地団駄踏んで抗議をしてきた。

「いいのか! そんな顔をして! オビオが僕を見放せば、僕は間違いなくグレるぞ! 邪悪な地走り族としてアルケディアを震撼させる悪の帝王になるからな! いいのか!」

 俺よりも屁たれなピーターが、どうやって大都市アルケディアを震撼させるというのか。震撼するのはシスター・マンドルにお仕置きされるお前の方だろうが。

 でもこいつの罠解除の腕は確かだ。自称11歳(鑑定の指輪で調べたら本当の年齢は14歳)の実力値10のピーターがいなかったら、ナハトさんの石像に近づいた途端に罠が発動して、何しに来たのか忘れていただろうしな。

「わかったわかった。ついて来たいなら勝手にしろ。ただし裏切ったりしたら、地の果てまで追いかけてお前をスープの具にするからな」

「わぁ、オビオがオーガらしい脅し文句を言った! 怖い! 助けて、サーカさん!」

 ピーターは素早くサーカの座る椅子の後ろに隠れて太腿を触ろうとしたが、彼女の雷魔法【電撃の手】に触れられて体をピカピカと光らせた。

「おぎゃぁぁぁ!! びりびりびり!」

 自分の口でびりびり言うなよ、ピーター。そうやって自分は酷い目に遭ってる、という可哀想アピールをするのはやめなさい。

「私だって成長するのだよ、痴漢のピーター」

 サーカのドヤ顔が眩しい。そりゃそうだ。今日だって魔法を制御できるようになってたからな。でも甘えん坊の幼児退行したサーカが見れなくなるのは少し寂しいな。

 プスプスと煙を体から出して倒れるピーターの横を通り過ぎて、俺はずっとナハトさんの石像に抱き着いたままのデイジーさんに近づいた。

 デイジーさんは石像から声が聞こえないか耳を澄ましているのだ。俺はさりげなく背中に触って声を掛けた。手が容赦なく冷たくなった。

「あの・・・」

 幽霊に焚火に当たったらどうですかと言うのも変だし、何を言おうかと迷っていると、彼女とナハトさんの思い出が伝わってきた。

 二人は何やら言い争っている。恐らくこれは2人の最後の記憶。喧嘩別れしたのだろうか?

 俺は頭に流れ込んでくる映像に集中した。

「いーや! 干し果物はイジダが一番だ!」

 緑色の長い髪の男は石像と同じ顔をしていた。ナハトさんだ。

「えー! 普通にリンゴが一番だよ!」

 デイジーさんが大きな胸の前で、両手をグーにして頬を膨らませている。

「いーや、イジダだ!」

「リンゴ!」

 ・・・・しょうもな。干し果物に向いている果物が、どれかで言い争っているのか・・・。でもデイジーさんにとっては大事な思い出なんだな。

 この後、ナハトさんは獣人国レオンに行って任務を遂行して帰還するも、結局守り人の刑にされたんだよな。きっとデイジーさんは、処刑に立ち会えなかったのだと思う。もし立ち会っていたら、その時の記憶も頭に流れ込んでくるはずだ。

 ところでイジダってなんだ? 果物だってのは解る。

 俺は目を閉じたまま石像に抱き着いているデイジーさんから、静かに離れて焚火のある場所に戻ってきた。

「なぁ、イジダって果物知ってるか?」

「んぁ? ああ、それなら今が旬だぜ? 秋の果物だ。もう少し寒くなってからの方がいいらしいが」

 椅子をサーカに取られたので、新たに出しておいたエアマットの上にトウスさんが寝転んでいた。まぁいいけどよ・・・。

「どんな形をしているんだ? 味は? 森を探せば見つかるかな?」

「どうだろうな。今からアルケディアに戻っても、店は閉まっているだろうしよ。アルケディアの商店街や、市場は閉めるの早いからな。案外森を探せばあるかもよ。でも見つけたところでイジダは基本的に、干さないと食えないぞ。生で食うと渋い」

「なんだそりゃ、渋柿みたいだな」

「シブガキ? それこそなんだそりゃ、だ」

 柿は樹族国にないのかな? そういや市場で見た事ないな。

「じゃあちょっくら、探してくるわ」

「チッ!」

 サーカから舌打ちが聞こえてきた。

 俺が動くと必ず同行する決まりだからな。もう休むつもりでいた彼女が、舌打ちしたくなる気持ちは解る。あれだよな。ベッドに寝転んでゆっくりするぞー思ってたら、寝かしておいたパン生地の事を思い出して、発酵し過ぎる前に急いでパンを作る時みたいな。

「悪いな、サーカ」

「まぁいいさ。その代わり、今日はお前のふわふわ空気ベッドで私一人で寝るからな」

「なんだよ、いつもみたいに一緒に寝ようぜ」

 怒ってるのか恥ずかしいのか解らないが、サーカの顔と耳が真っ赤になる。頭から湯気が出そうな勢いだ。

「あああ、あれは・・・その、仕方ないだろ! そういうふうになってしまうのだから!」

「もういいだろ、何日か一緒に寝てるんだしよ。な?」

 俺はニヨニヨしながらサーカをからかう。

「チッ!」

 サーカの舌打ちかと思ったが、今度の舌打ちはピーターからだった。

「イチャイチャしやがって。そういう仲だったのかよ」

 本性を剥き出しにしたピーターが、俺以外にも邪悪な顔を見せた。すんげ―怒って睨み付けるシベリアンハスキーみたいな顔。

「おい、ピーター、貴様はなんて顔をしているのだ。痴漢な上にそんな地走り族らしからぬ顔をするとはな・・・。もしや貴様、何かに憑りつかれているのではなかろうな?」

 サーカが腰のメイスに手を掛けた。今にもピーターに殴り掛かる体勢だ。

「ひえぇ!」

 ピーターはサーカの気迫に驚いて逃げて、木の陰と同化した。これはアルケディアの酒場前で、ゴブリンアサッシンが披露した技と同じだ。闇や陰と同化して見辛くなる。

「ふん、冗談も通じないとはな」

 サーカはメイスをホルダーに戻すと、森を指さした。

「探すのだろう? さっさと歩け、ウスノロオビオ」

「ヴぁーい、サーカ様ぁ」

 俺は自分が想像するウスノロオーガを演じる。首を前に突き出して両手をだらりと下げ、背中を丸めて歩きだす。

 案外、そのウスノロオーガは上手に演技できていたのか、奇妙な動き俺を見て、サーカが小さく「フフっ」と笑ったのを見逃しはしなかった。やった! 笑わせた! 俺の勝ち!
 
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