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うざいピーター君
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俺とビャクヤとリンネは城からの呼び出しを受けて、トンデ・モ・ネレにある馬車駅まで向かっていた。
しかし俺はこの無駄な時間が嫌いだったので、ビャクヤに文句を言う。
「転移魔法でちゃっちゃと行けばいいだろがよ。なんで一々、馬車で移動しなけりゃいけねぇんだぁ?」
「無粋ッ!」
変態仮面に質問するんじゃなかったと俺は後悔する。
こいつはなにか言う度にポーズを取る男だからだ。ビャクヤは今も無粋とブスいを掛けて、散歩途中の不細工なブルドッグを指差そうとし、リンネに指をチョップされている。
「コレ!」と婆ァがガキを注意する時みたいな声を出して、ビャクヤの指をチョップをするリンネの向こう側で、建物にもたれ掛かって石を蹴るピーターの姿が見えたが、俺は無視をする。
――――が、しかし。
馬車駅まで歩こうとすると、同じ背景と通行人を繰り返し使っていた昔のアニメのように、視界の端で何度も邪悪なるピーター君が寂しそうに石を蹴っていた。
うざってぇこと山の如し。空を見る以外どこにでも視界に入ってくる。あの地走り族を切り刻んで殺してぇ・・・。
「なんだ! ゴラァ! 糞ピーター! 俺様の周りをチョロチョロしやがって! ぶっ殺すぞ!」
いい加減苛ついたので吠えると、ビャクヤとリンネがびっくりして俺を見る。
「どうしたねッ! キリマルッ!」
「ピーターって誰?」
ピーターが白々しさ百%のキョトンとした顔で近づいてくる。
「あれ?! キリマルじゃないか! 昨日の今日で会えるなんて運命だね!」
このクソチビ地走り族の体で、俺の新必殺技を試してぇ!!
「やだぁ! 可愛い! キリマルの知り合い? 子供の知り合いがいるなんて、キリマルも可愛いところあるじゃん!」
リンネがピーターを抱きしめて頭を撫でている。
「僕、何歳?」
「十一歳でしゅ」
意外と微妙な年齢だったのでリンネは戸惑ったが、それでも頭を撫でているとピーターはリンネの胸に顔を埋めた。
「お姉さん、なんだか良い匂いがするよ!」
だろうな。発情した雌豚の匂いだ。と心の中で思っているとビャクヤが背後から膝カックンをしてきた。
俺は思わずよろめく。
「吾輩の彼女をッ! ビッチみたいに言わないでくれますかッ!」
ビャクヤは仮面に“阿修羅面・怒り”みたいな表情を浮かべている。
「勝手に俺様の心を読むな!」
油断しているとこいつはすぐに心を読んでくる。わざわざ俺の魔法防御力やレジスト率を考慮して、スキルで魔法貫通力を上げてまで。
そして、リンネの大きくも小さくもない胸に顔を埋める邪悪なるピーター君を、さり気なく魔法で鑑定している。ビャクヤも用心深くなったもんだ。
「ダウトッ! リンネ! 彼から離れて下さいんぬッ! 彼は地走り族でッ! 年齢は十六歳ッ! 地走り族の成人は十五歳ッ! 彼は立派な大人の男性ですよッ!」
人を疑うことを覚えたビャクヤは、紙をくしゃくしゃに丸めて捨てる動作をした。それダストな。
「え~~~!」
リンネはピーターをドンッ! と押して突き放した。
「ひゃっ!」
哀れさを誘うような目をリンネに向けた後、突き放されてから数秒経ってから、ピーターは手札の中にあった“押されて転んだ”というカードを使った。
しかし俺はそれを完全に無視して、ビャクヤとリンネに注意をする。
「ってか、ビャクヤは元々地走り族を知っているだろうしよ、リンネも俺を呼び戻すために西の大陸に行ったんだろ? だったらよぉ、地走り族か人間の子供かの見分けぐらいはつくだろが」
「それはウンコ無理無理」
上品な生まれのビャクヤは“クソ”という言葉を滅多に使わない。ウンコ無理無理とはつまり糞無理無理という、最上級の表現だと思われる。
「ウンコ?!」
腰でアマリが嬉しそうに反応した。
「ここにウンコはないぞ。黙ってろ」
「残念・・・」
残念なのはお前だ、アマリ・・・。
「無理だよ~。だって地走り族って耳が大きいだけの子供みたいだもん。耳が大きい子供なんて割といるよ?」
リンネは自分の耳を手で立てて大きく見せた。
「じゃあこれからは地走り族かどうか分からねぇ時は、足の裏を見せてもらうことだな。地走り族ってぇのは、足の裏にモジャモジャした毛が生えているからよ」
地走り族は素足になると途端に足音がしなくなるのはこのせいだ。もし、格闘家兼スカウトの地走り族がいたら不意打ちコンボで結構なダメージを叩き出すかもな。
転んだふりをした自分に誰も手を差し伸べないと気づいたピーターは、一瞬だけ邪悪な顔をして立ち上がり、尻の土をはらった。
「僕ね、一文無しなんだぁ。なにせ、いきなりこの国に転移させられたからね」
あ? お前の一人称は俺だったろ。なんで僕に変わってんだ。
それとこいつはニムゲイン語を喋っているな。なんでだ? リンネは通訳用のマジックアイテムを持っているからピーターの言葉はわかるだろうが、昨日の観衆がこいつの言葉を理解していたのはどういうこった? ってか今頃気づいた俺も間抜けだ。
「彼も中級の冒険者ですからねッ! それなりにマジックアイテムを持っていますよッ! 知性のある魔物と交渉する時用にッ! 翻訳のペンダントを身に着けていまんもすッ!」
またビャクヤが俺の心を読んだ。
そうだった。ピーターは盗賊としてそれなりに優秀なんだわ。パチンコで俺の口に麻痺毒クッキーを入れるという離れ業をして見せたのだから。
「お前は昨日、俺様を利用して金を稼いだはずだろ? あの金はどうした」
「知らない人たちに騙されてお金を取られちゃったんだぁ、僕」
そう言ってピーターは小石を蹴るが、石は意外と根が深くてつま先を痛めただけだった。ざまぁ。
「酷い!」
真っ先にピーターの言葉に騙されたのが、騎士の子リンネだった。が、すぐにビャクヤが恋人に真実を伝える。
「いや、彼は嘘を言っていますからッ。実際のところッ! ピーター君はッ! 娼館に入ってお金だけ取られて追い出されただけデスッ!」
「え! さ、最低・・・」
白眼視をしてくるリンネに動じる事なく、邪悪なるピーター君は邪悪な顔をしてふんぞり返った。
「僕は大人だからね。大人とはそういう事をするものさ。でも騙されてお金を取られたのは事実だろ!」
「ま、まぁ・・・。騙された事には変わりないわね」
フンと鼻を鳴らして勝ち誇るピーターに苛立ちが募る。
俺は爪をカチカチ鳴らしながらイキる地走り族に問う。
「それが俺らとなんの関係がある? 金を取り戻すのを手伝えと、都合の良い事を言いに来たわけじゃないだろうな? ああ?」
「ち、違うよ! 今日の朝、冒険者ギルドに登録しに行ったら、君たちの噂でもちきりだったんだ。魔法院潰しが帰ってきたって」
「我々が直接ッ! 魔法院をッ! 潰したわけではありませんがねッ!」
「それで?」
早く用件を言え。できればピーターの首を刎ねたいので、糞みたいな返答を期待している。
「近々闘技大会が開催されるらしいんだ。勿論君たちも出るよね? 賞金は金貨一千枚だよ! だから僕を君たちのチームに入れてほしいんだ!」
「断る。出るかどうかすら決めてねぇからな。それに闘技大会なんて初耳だしよ」
「二年前に闘技大会を開いたばかりで、その情報は恐らくなにかの間違いでしょうッ!」
「いや、こればかりは本当だよ! ギルドの掲示板に告知が貼ってあったもの!」
「だとしても、ギルドまで行って確認する時間はねぇ。俺らは今から城へ行くからな」
「だったら、僕が言った事が本当かどうかわかるよ。城のお偉いさんに聞けば一発でわかるから。僕もついていくよ!」
そう言うとピーターは、迎えに来ていた城の馬車にスルリと乗り込んでしまった。
「どうする?」
俺はリンネに訊く。
「私達が大会に出るかどうかは別として、連れていきましょ。彼も大会があるとわかれば気が済むでしょうし」
まぁな。断れば確実にここでリンネに縋り付いて、「お母さぁぁぁん!」って演技を始めるだろうしよ、この邪悪なるピーター君は。マジクソうぜぇ。
しかし俺はこの無駄な時間が嫌いだったので、ビャクヤに文句を言う。
「転移魔法でちゃっちゃと行けばいいだろがよ。なんで一々、馬車で移動しなけりゃいけねぇんだぁ?」
「無粋ッ!」
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――――が、しかし。
馬車駅まで歩こうとすると、同じ背景と通行人を繰り返し使っていた昔のアニメのように、視界の端で何度も邪悪なるピーター君が寂しそうに石を蹴っていた。
うざってぇこと山の如し。空を見る以外どこにでも視界に入ってくる。あの地走り族を切り刻んで殺してぇ・・・。
「なんだ! ゴラァ! 糞ピーター! 俺様の周りをチョロチョロしやがって! ぶっ殺すぞ!」
いい加減苛ついたので吠えると、ビャクヤとリンネがびっくりして俺を見る。
「どうしたねッ! キリマルッ!」
「ピーターって誰?」
ピーターが白々しさ百%のキョトンとした顔で近づいてくる。
「あれ?! キリマルじゃないか! 昨日の今日で会えるなんて運命だね!」
このクソチビ地走り族の体で、俺の新必殺技を試してぇ!!
「やだぁ! 可愛い! キリマルの知り合い? 子供の知り合いがいるなんて、キリマルも可愛いところあるじゃん!」
リンネがピーターを抱きしめて頭を撫でている。
「僕、何歳?」
「十一歳でしゅ」
意外と微妙な年齢だったのでリンネは戸惑ったが、それでも頭を撫でているとピーターはリンネの胸に顔を埋めた。
「お姉さん、なんだか良い匂いがするよ!」
だろうな。発情した雌豚の匂いだ。と心の中で思っているとビャクヤが背後から膝カックンをしてきた。
俺は思わずよろめく。
「吾輩の彼女をッ! ビッチみたいに言わないでくれますかッ!」
ビャクヤは仮面に“阿修羅面・怒り”みたいな表情を浮かべている。
「勝手に俺様の心を読むな!」
油断しているとこいつはすぐに心を読んでくる。わざわざ俺の魔法防御力やレジスト率を考慮して、スキルで魔法貫通力を上げてまで。
そして、リンネの大きくも小さくもない胸に顔を埋める邪悪なるピーター君を、さり気なく魔法で鑑定している。ビャクヤも用心深くなったもんだ。
「ダウトッ! リンネ! 彼から離れて下さいんぬッ! 彼は地走り族でッ! 年齢は十六歳ッ! 地走り族の成人は十五歳ッ! 彼は立派な大人の男性ですよッ!」
人を疑うことを覚えたビャクヤは、紙をくしゃくしゃに丸めて捨てる動作をした。それダストな。
「え~~~!」
リンネはピーターをドンッ! と押して突き放した。
「ひゃっ!」
哀れさを誘うような目をリンネに向けた後、突き放されてから数秒経ってから、ピーターは手札の中にあった“押されて転んだ”というカードを使った。
しかし俺はそれを完全に無視して、ビャクヤとリンネに注意をする。
「ってか、ビャクヤは元々地走り族を知っているだろうしよ、リンネも俺を呼び戻すために西の大陸に行ったんだろ? だったらよぉ、地走り族か人間の子供かの見分けぐらいはつくだろが」
「それはウンコ無理無理」
上品な生まれのビャクヤは“クソ”という言葉を滅多に使わない。ウンコ無理無理とはつまり糞無理無理という、最上級の表現だと思われる。
「ウンコ?!」
腰でアマリが嬉しそうに反応した。
「ここにウンコはないぞ。黙ってろ」
「残念・・・」
残念なのはお前だ、アマリ・・・。
「無理だよ~。だって地走り族って耳が大きいだけの子供みたいだもん。耳が大きい子供なんて割といるよ?」
リンネは自分の耳を手で立てて大きく見せた。
「じゃあこれからは地走り族かどうか分からねぇ時は、足の裏を見せてもらうことだな。地走り族ってぇのは、足の裏にモジャモジャした毛が生えているからよ」
地走り族は素足になると途端に足音がしなくなるのはこのせいだ。もし、格闘家兼スカウトの地走り族がいたら不意打ちコンボで結構なダメージを叩き出すかもな。
転んだふりをした自分に誰も手を差し伸べないと気づいたピーターは、一瞬だけ邪悪な顔をして立ち上がり、尻の土をはらった。
「僕ね、一文無しなんだぁ。なにせ、いきなりこの国に転移させられたからね」
あ? お前の一人称は俺だったろ。なんで僕に変わってんだ。
それとこいつはニムゲイン語を喋っているな。なんでだ? リンネは通訳用のマジックアイテムを持っているからピーターの言葉はわかるだろうが、昨日の観衆がこいつの言葉を理解していたのはどういうこった? ってか今頃気づいた俺も間抜けだ。
「彼も中級の冒険者ですからねッ! それなりにマジックアイテムを持っていますよッ! 知性のある魔物と交渉する時用にッ! 翻訳のペンダントを身に着けていまんもすッ!」
またビャクヤが俺の心を読んだ。
そうだった。ピーターは盗賊としてそれなりに優秀なんだわ。パチンコで俺の口に麻痺毒クッキーを入れるという離れ業をして見せたのだから。
「お前は昨日、俺様を利用して金を稼いだはずだろ? あの金はどうした」
「知らない人たちに騙されてお金を取られちゃったんだぁ、僕」
そう言ってピーターは小石を蹴るが、石は意外と根が深くてつま先を痛めただけだった。ざまぁ。
「酷い!」
真っ先にピーターの言葉に騙されたのが、騎士の子リンネだった。が、すぐにビャクヤが恋人に真実を伝える。
「いや、彼は嘘を言っていますからッ。実際のところッ! ピーター君はッ! 娼館に入ってお金だけ取られて追い出されただけデスッ!」
「え! さ、最低・・・」
白眼視をしてくるリンネに動じる事なく、邪悪なるピーター君は邪悪な顔をしてふんぞり返った。
「僕は大人だからね。大人とはそういう事をするものさ。でも騙されてお金を取られたのは事実だろ!」
「ま、まぁ・・・。騙された事には変わりないわね」
フンと鼻を鳴らして勝ち誇るピーターに苛立ちが募る。
俺は爪をカチカチ鳴らしながらイキる地走り族に問う。
「それが俺らとなんの関係がある? 金を取り戻すのを手伝えと、都合の良い事を言いに来たわけじゃないだろうな? ああ?」
「ち、違うよ! 今日の朝、冒険者ギルドに登録しに行ったら、君たちの噂でもちきりだったんだ。魔法院潰しが帰ってきたって」
「我々が直接ッ! 魔法院をッ! 潰したわけではありませんがねッ!」
「それで?」
早く用件を言え。できればピーターの首を刎ねたいので、糞みたいな返答を期待している。
「近々闘技大会が開催されるらしいんだ。勿論君たちも出るよね? 賞金は金貨一千枚だよ! だから僕を君たちのチームに入れてほしいんだ!」
「断る。出るかどうかすら決めてねぇからな。それに闘技大会なんて初耳だしよ」
「二年前に闘技大会を開いたばかりで、その情報は恐らくなにかの間違いでしょうッ!」
「いや、こればかりは本当だよ! ギルドの掲示板に告知が貼ってあったもの!」
「だとしても、ギルドまで行って確認する時間はねぇ。俺らは今から城へ行くからな」
「だったら、僕が言った事が本当かどうかわかるよ。城のお偉いさんに聞けば一発でわかるから。僕もついていくよ!」
そう言うとピーターは、迎えに来ていた城の馬車にスルリと乗り込んでしまった。
「どうする?」
俺はリンネに訊く。
「私達が大会に出るかどうかは別として、連れていきましょ。彼も大会があるとわかれば気が済むでしょうし」
まぁな。断れば確実にここでリンネに縋り付いて、「お母さぁぁぁん!」って演技を始めるだろうしよ、この邪悪なるピーター君は。マジクソうぜぇ。
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