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欲しがり
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誰も腐敗したアトラスを見たくはなかったのか、彼が檻から解放されると知っていても、ついて来る野次馬はいない。
俺がついて来るのを不思議に思いながらも、モンジャスとガキャージは話しかけてきた。
「キリマルじゃったかの。お前さん、中々の胆力の持ち主じゃな。普通、あんなでかいスライムを前にしたらビビるじゃろう。なのにスライムの触手をスッパスッパ斬ってビャクヤを守っておったな」
「こ奴は悪魔じゃゾイ。スライムごときにビビるわけなかろうて」
いや、正直まずいと思てったんだが。斬撃が効かない相手に俺があそこまで無力だとは思わなんだわ。
言い訳をするみたいで癪だが、そもそも俺は魔物専門じゃねぇ。人斬りだ。相手が人の形をしていれば何とかなるかもしれねぇがよ。わけのわからん生き物にはそれなりの対応しかできねぇ。
まぁこれから魔物の知識や技を覚えれば、話は変わってくるかもしれねぇが。
「お前らよくこんな危険な世界で生き延びていられるな。あんなのがしょっちゅう現れるのか?」
「危険な悪魔のお前が何を言うか。しょっちゅうではない。年に一度か二度ほど魔物の霧が発生する。が、その殆どが人里から離れた場所に発生するので、そうそう人死にがでることはないんじゃわ」
「でも、今回みたいに人里に現れた場合は?」
「そりゃ勿論、魔物を倒せねば村や町は壊滅するに決まっとるゾイ。高レベルの冒険者がたまたま集っておったら話は別じゃがの」
「お前らはなんつーか・・・。常に死を覚悟して受け入れているように見えるな。だから人が死んでもそれは仕方がないという態度だ。勿論、醜く生に執着する奴もいるだろうけどよ」
「誰かが死ねば誰かが悲しむ。だがこの、ありとあらゆる場所に死と変化が待ち受ける世界で、生にしがみつき続ける事は難しいんじゃよ。特に力のない者はの。だから諦めが人の死に対して鈍感にさせるのじゃ」
「それでもアトラスの死に関しては、皆悲しんだゾイ」
ハ! 人望があるな、アトラスは。でもよ、あの筋肉達磨は皆に優しくする事で、自分の闇を隠そうとしていたんじゃないのかねぇ?
そんな事を考えていると、所々蛆が蠢くアトラスの死体の前まで来ていた。
「くっせー」
「何を言う。誰もが死ねばこうなるんじゃ」
「老いも若きも美しきも醜きも、誰がひり出そうが糞が臭いのと同じように、誰の死体も臭くなる」
そう言って二人はアトラスの死体をどう運ぶか悩んでいた。
「タンカでも持ってくるべきじゃったな。アトラスを埋葬できる事が嬉しくて、何も用意せずに来てしまったわい」
「悪魔は死体が好きと聞いたゾイ。キリマル、お前が運ぶゾイ!」
「やなこった。腐汁が服に付くだろ」
「なんとも悪魔らしくない悪魔じゃな。人修羅ってのは綺麗好きなのか?」
「いいから、下がってろ。運ぶ道具がないなら、本人に歩かせりゃ済む事よ」
いや、待てよ? 俺はなんでもう一度アトラスを生き返らせにここに来た? スライムが現れた時にアトラスを突き刺したはずだぞ? 今頃はとっくのとうに生き返ってねぇとおかしい。なのになんでその事を忘れていたんだ?
なんだこの違和感は。
俺はアマリを構えると周囲を見渡した。
「どうしたんじゃ、キリマル。急に柄を掴んで構えて」
「ちょっと黙ってろ爺」
「なんだゾイ?」
―――ククク。
「誰だ! 出てこい!」
―――凄いじゃないか、キリマル。僕の幻術を見破るなんて。私のサブジョブは幻術使いなんだが、サブとはいえ私の魔力は人類最高値の21なんだがね。勿論、僕は地走り族なので素の魔力は高くない。装備でブーストはしている。それでも見破った君は尊敬に値する。
「その声はディンゴだな?」
―――正解。
「何を企んでやがる?」
―――まぁ死にゆく君たちに教えてやろう。君は以前にゾンビ村を見た事があるはずだ。
「ああ、あるぜ? 村人全員蘇生してやったがな」
これまで遠くから響いていたディンゴの声が急に近くなる。
「実はあのゾンビ化の巻物を作ったのは僕なんだよ」
「それがどうした? 使ったのは神殿騎士だろ」
「まぁそうなんだが、入れ知恵したのは僕でね。君の噂は前々から耳にしていた。死者を蘇生をする奇妙な悪魔キリマル。で、僕はシンベーイに、ゾンビの村を作り出した犯人を悪魔キリマルだという事にして討伐すれば、名が上がるし、無料で蘇生をする邪魔な悪魔を消す事ができるのだから、司祭たちも感謝するってね」
「で、奴はまんまと甘言に乗ったわけだな?」
「そういう事。でも僕は奴の出世なんかには興味がなかったんだ。僕が知りたかったのは、黄泉がえりの巻物の効果範囲や効き具合、それから君の蘇生の仕方だったのだよ」
「なるほどねぇ」
俺は気配のする方に刀を振った。
「おっと! そう来ると思ってたよ! 残念ながら僕は君の攻撃範囲にはいない」
だが声は近い。そこまで離れていないな?
「で、目的はなんだ? 俺はいつからお前の幻術にかかっていた?」
「目的は君の刀を奪う事さ。それから幻術はビャクヤが、霧の魔物を倒した辺りからだよ。君の記憶に齟齬があったのは魔法にかかる前後の記憶を、曖昧にする効果があるからさ。そうする事で違和感を減らす事ができるのだがね。君にはかかりが浅かった」
「じゃあ俺が生き返らせたアトラスはどこだ?」
「この幻の中には入ってないねぇ。彼は君の近くで横たわっているよ。意識を取り戻していないんだ」
「俺の刀を奪うだけなら、こんな大掛かりな魔法は必要ねぇだろうが」
「とんでもない! 君は一撃必殺の攻撃力を持つ恐ろしい悪魔だし、ビャクヤは連続で最上位魔法を四回も唱えられる大魔法使いだ! こんな化け物を相手に戦闘が苦手なネクロマンサーが、正攻法で立ち向かえるわけがないだろ。僕は後方から死霊術を使うタイプのスペルキャスターだ。前線に出る事はないのだよ。それに計画の中でイレギュラーだったヴァンパイアロードを撃退した君を見た時、まともにやりあえば絶対に敵わないと確信したのだ」
「高評価ありがとうよ。で、俺や村人をどうするんだ?」
「僕は本業がネクロマンサーだからね。君たちを、あの村のようにゾンビにさせてもらう。それからゆっくりとその刀を頂戴するのだ」
「だから言ったろうが、この刀は俺以外の者が握れば気が狂うと」
「ふん、悪魔ってのは嘘を当然のようにつくし、人をたぶらかすものさ。君が嘘を言っているという可能性もあるだろう? さぁお喋りはここまでだ。詠唱を開始するからそこで大人しくしているのだな」
ディンゴはなんで幻を見せている間に、操ったゾンビなりスケルトンなりで攻撃してこないんだ? そんな余裕がないのか?
そういえばアトラスはこの幻の中に入っていないと言っていた。つまり村全体をドームのような魔法で包んでいるって事か?
―――ならば!
「クハハハ! お前は喋り過ぎたな、ディンゴ! 行くぜ? アマリ!」
俺は腰を低くして構えると、柄を握って手に気合を込めた。
「必殺!」
「神速居合斬り!」
アマリがそう必殺技名を叫ぶと、真空の刃が村はずれにある処刑場の更に外側に向かって飛ぶ。幻を作り出すドームはきっと村はずれにあるはずだからだ。
ディンゴは念入りに俺やビャクヤの戦闘力を警戒して対策をとってきたようだが、アマリの力は知らねぇだろ?
俺はよぉ・・・。こう見えても、この世界に当たり前のように存在する魔法の力にワクワクしてるんだわ。だからよぉ。
俺は心の底から魔法を―――。
信じている!
俺がついて来るのを不思議に思いながらも、モンジャスとガキャージは話しかけてきた。
「キリマルじゃったかの。お前さん、中々の胆力の持ち主じゃな。普通、あんなでかいスライムを前にしたらビビるじゃろう。なのにスライムの触手をスッパスッパ斬ってビャクヤを守っておったな」
「こ奴は悪魔じゃゾイ。スライムごときにビビるわけなかろうて」
いや、正直まずいと思てったんだが。斬撃が効かない相手に俺があそこまで無力だとは思わなんだわ。
言い訳をするみたいで癪だが、そもそも俺は魔物専門じゃねぇ。人斬りだ。相手が人の形をしていれば何とかなるかもしれねぇがよ。わけのわからん生き物にはそれなりの対応しかできねぇ。
まぁこれから魔物の知識や技を覚えれば、話は変わってくるかもしれねぇが。
「お前らよくこんな危険な世界で生き延びていられるな。あんなのがしょっちゅう現れるのか?」
「危険な悪魔のお前が何を言うか。しょっちゅうではない。年に一度か二度ほど魔物の霧が発生する。が、その殆どが人里から離れた場所に発生するので、そうそう人死にがでることはないんじゃわ」
「でも、今回みたいに人里に現れた場合は?」
「そりゃ勿論、魔物を倒せねば村や町は壊滅するに決まっとるゾイ。高レベルの冒険者がたまたま集っておったら話は別じゃがの」
「お前らはなんつーか・・・。常に死を覚悟して受け入れているように見えるな。だから人が死んでもそれは仕方がないという態度だ。勿論、醜く生に執着する奴もいるだろうけどよ」
「誰かが死ねば誰かが悲しむ。だがこの、ありとあらゆる場所に死と変化が待ち受ける世界で、生にしがみつき続ける事は難しいんじゃよ。特に力のない者はの。だから諦めが人の死に対して鈍感にさせるのじゃ」
「それでもアトラスの死に関しては、皆悲しんだゾイ」
ハ! 人望があるな、アトラスは。でもよ、あの筋肉達磨は皆に優しくする事で、自分の闇を隠そうとしていたんじゃないのかねぇ?
そんな事を考えていると、所々蛆が蠢くアトラスの死体の前まで来ていた。
「くっせー」
「何を言う。誰もが死ねばこうなるんじゃ」
「老いも若きも美しきも醜きも、誰がひり出そうが糞が臭いのと同じように、誰の死体も臭くなる」
そう言って二人はアトラスの死体をどう運ぶか悩んでいた。
「タンカでも持ってくるべきじゃったな。アトラスを埋葬できる事が嬉しくて、何も用意せずに来てしまったわい」
「悪魔は死体が好きと聞いたゾイ。キリマル、お前が運ぶゾイ!」
「やなこった。腐汁が服に付くだろ」
「なんとも悪魔らしくない悪魔じゃな。人修羅ってのは綺麗好きなのか?」
「いいから、下がってろ。運ぶ道具がないなら、本人に歩かせりゃ済む事よ」
いや、待てよ? 俺はなんでもう一度アトラスを生き返らせにここに来た? スライムが現れた時にアトラスを突き刺したはずだぞ? 今頃はとっくのとうに生き返ってねぇとおかしい。なのになんでその事を忘れていたんだ?
なんだこの違和感は。
俺はアマリを構えると周囲を見渡した。
「どうしたんじゃ、キリマル。急に柄を掴んで構えて」
「ちょっと黙ってろ爺」
「なんだゾイ?」
―――ククク。
「誰だ! 出てこい!」
―――凄いじゃないか、キリマル。僕の幻術を見破るなんて。私のサブジョブは幻術使いなんだが、サブとはいえ私の魔力は人類最高値の21なんだがね。勿論、僕は地走り族なので素の魔力は高くない。装備でブーストはしている。それでも見破った君は尊敬に値する。
「その声はディンゴだな?」
―――正解。
「何を企んでやがる?」
―――まぁ死にゆく君たちに教えてやろう。君は以前にゾンビ村を見た事があるはずだ。
「ああ、あるぜ? 村人全員蘇生してやったがな」
これまで遠くから響いていたディンゴの声が急に近くなる。
「実はあのゾンビ化の巻物を作ったのは僕なんだよ」
「それがどうした? 使ったのは神殿騎士だろ」
「まぁそうなんだが、入れ知恵したのは僕でね。君の噂は前々から耳にしていた。死者を蘇生をする奇妙な悪魔キリマル。で、僕はシンベーイに、ゾンビの村を作り出した犯人を悪魔キリマルだという事にして討伐すれば、名が上がるし、無料で蘇生をする邪魔な悪魔を消す事ができるのだから、司祭たちも感謝するってね」
「で、奴はまんまと甘言に乗ったわけだな?」
「そういう事。でも僕は奴の出世なんかには興味がなかったんだ。僕が知りたかったのは、黄泉がえりの巻物の効果範囲や効き具合、それから君の蘇生の仕方だったのだよ」
「なるほどねぇ」
俺は気配のする方に刀を振った。
「おっと! そう来ると思ってたよ! 残念ながら僕は君の攻撃範囲にはいない」
だが声は近い。そこまで離れていないな?
「で、目的はなんだ? 俺はいつからお前の幻術にかかっていた?」
「目的は君の刀を奪う事さ。それから幻術はビャクヤが、霧の魔物を倒した辺りからだよ。君の記憶に齟齬があったのは魔法にかかる前後の記憶を、曖昧にする効果があるからさ。そうする事で違和感を減らす事ができるのだがね。君にはかかりが浅かった」
「じゃあ俺が生き返らせたアトラスはどこだ?」
「この幻の中には入ってないねぇ。彼は君の近くで横たわっているよ。意識を取り戻していないんだ」
「俺の刀を奪うだけなら、こんな大掛かりな魔法は必要ねぇだろうが」
「とんでもない! 君は一撃必殺の攻撃力を持つ恐ろしい悪魔だし、ビャクヤは連続で最上位魔法を四回も唱えられる大魔法使いだ! こんな化け物を相手に戦闘が苦手なネクロマンサーが、正攻法で立ち向かえるわけがないだろ。僕は後方から死霊術を使うタイプのスペルキャスターだ。前線に出る事はないのだよ。それに計画の中でイレギュラーだったヴァンパイアロードを撃退した君を見た時、まともにやりあえば絶対に敵わないと確信したのだ」
「高評価ありがとうよ。で、俺や村人をどうするんだ?」
「僕は本業がネクロマンサーだからね。君たちを、あの村のようにゾンビにさせてもらう。それからゆっくりとその刀を頂戴するのだ」
「だから言ったろうが、この刀は俺以外の者が握れば気が狂うと」
「ふん、悪魔ってのは嘘を当然のようにつくし、人をたぶらかすものさ。君が嘘を言っているという可能性もあるだろう? さぁお喋りはここまでだ。詠唱を開始するからそこで大人しくしているのだな」
ディンゴはなんで幻を見せている間に、操ったゾンビなりスケルトンなりで攻撃してこないんだ? そんな余裕がないのか?
そういえばアトラスはこの幻の中に入っていないと言っていた。つまり村全体をドームのような魔法で包んでいるって事か?
―――ならば!
「クハハハ! お前は喋り過ぎたな、ディンゴ! 行くぜ? アマリ!」
俺は腰を低くして構えると、柄を握って手に気合を込めた。
「必殺!」
「神速居合斬り!」
アマリがそう必殺技名を叫ぶと、真空の刃が村はずれにある処刑場の更に外側に向かって飛ぶ。幻を作り出すドームはきっと村はずれにあるはずだからだ。
ディンゴは念入りに俺やビャクヤの戦闘力を警戒して対策をとってきたようだが、アマリの力は知らねぇだろ?
俺はよぉ・・・。こう見えても、この世界に当たり前のように存在する魔法の力にワクワクしてるんだわ。だからよぉ。
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信じている!
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