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ホワイトエンジェルズ
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無数の虫は地面を這って、一匹の獣のようになってビャクヤを襲った。
「ふん! こんなもの! 【業火】!」
一振りしたビャクヤの手から炎が噴き出して、虫たちを焼いていく。
「敵は虫だけじゃないのだが?」
ヘンナーとライアンが【火球】を飛ばしてくる。まともに喰らえば火傷を負い、痛みで動けなくなるだろう。
「その程度ッ!」
ビャクヤはマントで火球を弾いた。
「リフレクトマントか・・・。貴重な物を持っているな。しかし自分だけを守っていていいのか?」
ライアンの言葉にハッとして、ビャクヤが振り返ると同時に悲鳴は聞こえてきた。
「きゃああ! やだ! 虫が服を食べてる!」
「なんですとッ!」
見る間に虫たちはリンネの制服と下着を食べてしまい、丸裸にしてしまった。
「ハハハ! 次はリンネの柔らかくて美しい肌を食うぞ! さぁどうする!」
「主殿ッ!」
ビャクヤはリンネに近づくと、マントに包んでから魔法を唱えた。
「【窒息】!」
自分よりも実力値が下の敵を無条件で屠る魔法で、虫たちの息の根を止めると、リンネの体からボトボトと虫が落ちていく。
「あまり時間がないのでね、二人が一緒になったのは好都合ですよ! 死んでください!【溶岩】!」
ビャクヤの足元の空間が煮えたぎる溶岩に変わった。ヘンナーが放った魔法は幻術だとわかっていても、抗えそうもない猛烈な熱に二人の足が焼ける。
「主殿! まだ魔法効果が完全でないうちに吾輩に抱き着いてください! でないと、綺麗なお足が黒焦げになってしまいまんすッ!」
「キャッ!」
リンネは咄嗟にビャクヤに飛びついた。それはマントの下で性のイニシエーションを実践する邪教徒のような姿となっており、中身を想像したヘンナーが笑う。
「フハハ! 死の際に愛し合うのも悪くないですな!」
「私たち、そんな関係じゃないんだから!」
リンネがビャクヤの首に手をまわして、落ちないように必死になってそう答えた。
「そんな事言ってる場合かねぇ? ビャクヤの足はどんどん焼け焦げていくぜ? リンネを抱いているせいでな!」
ライアンの言葉に、リンネはビャクヤが仮面の下で苦痛に呻いている声を聞いた。
「ビャクヤッ! 大丈夫?」
「ハハッ! なんのこれしき! まだレジストできています。(全裸の主様に抱き着かれて、吾輩のヤンチャ棒が大きくならないようにする方が大変なのですッ!)」
「ごめんね! ビャクヤ! 私の為に!」
リンネは涙を浮かべる。
(ああ、なんて可愛い顔か。吾輩の為に心を痛めてくれる主殿の顔は・・・、余計に劣情を刺激するッ!)
立った。雄々しく立った。もはや何がとは言わないが、ビャクヤのそれは硬く鉄棒のようになり、ずり落ちそうだったリンネを支えた。
「あれ? 何か硬いものがお股に当たるんだけど・・・?」
リンネは体勢が安定したので、口の中に入ってきた自分の金髪を払いのけ、そっと股の部分を見る。薄暗いマントの中で、生々しい青い棒が自分を支えていたのが見えた。
(これってビャクヤの・・・。わぁぁぁ!)
体を支えられるといってもギリギリの長さだ。リンネは再びビャクヤの腕に手を回す。
「もう! 馬鹿ビャクヤ! こんな時に何考えているのよ!」
「これがッ! 最善なのですッ! あまり動かないでください! 主殿ッ!」
動くと素股状態になり、ビャクヤもリンネも脳に電撃が走ったようになる。
「ふあぁ! ビャクヤこそ動かないでよ!」
「そんな事言っても! 主殿も愛の粘液を出さないでくださッ! ヌルヌルなのでこのままではッ! 入ってしまいます!」
「そんな粘液、出してない! 馬鹿! それから、おちん・・・変な物をアソコに入れたら一生口きかないからね!」
二人のやり取りにヘンナーとライアンは顔を見合わせてクスクスと笑ってから、ベッドで寝るレイナールを見た。
「あの二人はほっとけば幻の溶岩の熱に焼け死ぬでしょう。さっさとレイナールを・・・」
口から虫を出そうとしたヘンナーの頭が、突然跳ね飛ぶ。
「えっ?」
声に出てない声を出して視界が天地逆になるヘンナーは、いつの間にか現れた恐怖の悪魔の顔を見て果てた。
「ん~、残念だったねぇ? 変なおじさん」
「ひぃぃ! キリマル!」
ライアンが腰を抜かしつつも【火球】を放つ。
至近距離での魔法に驚いたキリマルは咄嗟にその火球を斬った。
すると火球は真っ二つになって消えてしまった。
「あ? 何で魔法が斬れたんだ?」
―――キリマルが魔法を信じているから―――
突然脳内に響くその声に、俺は驚いて辺りを見渡す。
「誰だぁ? 誰が喋っている?」
しかし、それ以上少女のような声は聞こえなくなった。
「にしても、おまえも懲りねぇな? さっさと逃げれば良かったのに、騎士なんか連れてきて馬鹿なんじゃないのか?」
俺はライアンの肩に天邪鬼を突き刺す。
「ひ、ひぎぃぃ! き、騎士に通報した我らが、疑われる事はないと思ったからです!」
「浅はかだねぇ・・・」
次はワンドを持つ手を手首から斬った。
「ぎゃあああ! 助けて! 酷い事しないで!」
ああ、慈悲を乞うこの顔・・・。たまんねぇぜ! ふひひ!
「殺されていった美少年たちも、そう言って死んでいったんじゃないのかなぁ? お前さんに生きる資格なんてあるのかなぁ? んー?」
次は耳を削ぎ落した。
「ぎゃあああ!!」
「そこまでじゃな、キリマル君。後はワシに任せてくれ」
学園長が追いついてきた。チッ! 邪魔な爺め。っていうかよ、このままライアンを殺さないでいると、手や耳がないまま生きる事になるぞ? まぁどうでもいいけどよ。
俺は興ざめして部屋の真ん中でいちゃつくビャクヤとリンネを見つける。
「ちょっと! 【溶岩】の魔法が消えたんだから下ろして! 馬鹿ビャクヤ!」
なんだ? あいつら校庭のベンチで不貞腐れていたんじゃなかったか? いつの間にここに来た? 転移の魔法で来たにしても、ひと悶着遭ったような雰囲気だが?
「まだ効果が残っているのですッ! 足元はまだ熱いですからッ!」
「早く下ろして! じゃないと擦れて・・・、もう・・・、駄目ぇぇ!」
何してんだ、こいつら! 人が事件解決に手を貸してやったっていうのに。
「おい! お前ら、なに、いちゃついてんだ!」
俺はビャクヤの前に立ってマントの下で抱き合う二人を睨み付けた・・・。と同時にマントの隙間から白い液体が俺の顔目掛けて飛んでくる。
そして二人とも「ふああああ!」と気の抜けた声を上げた後、へたり込んだ。
「んだ、このねばねばの汁は・・・」
髪に絡みついて取れねぇ・・・。毒液じゃねぇだろうな?
「ハァハァ・・・。す、すまない、キリマル・・・。それ、吾輩のホワイトエンジェルズ」
「ホワイトエンジェルズ・・・? なんだそれ? それにしてもクセェな。何か嗅ぎ覚えがあるぞ・・・って、まさかこれ・・・」
「てへぺろー!」
「何がテヘペロだ! こんなところで盛りやがって! ブエッ! きたねぇ! 学園長! シャワールームはどこだ!」
「それなら体育館の隣じゃ」
くっせぇ! なんで俺様がこんな目に・・・! 殺す! ぜってぇ殺す! 決めた! この世界での目標はビャクヤを殺すことだ! 覚えてろ!
俺は大量のホワイトエンジェルズに塗れて、吐きそうになりながらシャワールームへと走った。
「ふん! こんなもの! 【業火】!」
一振りしたビャクヤの手から炎が噴き出して、虫たちを焼いていく。
「敵は虫だけじゃないのだが?」
ヘンナーとライアンが【火球】を飛ばしてくる。まともに喰らえば火傷を負い、痛みで動けなくなるだろう。
「その程度ッ!」
ビャクヤはマントで火球を弾いた。
「リフレクトマントか・・・。貴重な物を持っているな。しかし自分だけを守っていていいのか?」
ライアンの言葉にハッとして、ビャクヤが振り返ると同時に悲鳴は聞こえてきた。
「きゃああ! やだ! 虫が服を食べてる!」
「なんですとッ!」
見る間に虫たちはリンネの制服と下着を食べてしまい、丸裸にしてしまった。
「ハハハ! 次はリンネの柔らかくて美しい肌を食うぞ! さぁどうする!」
「主殿ッ!」
ビャクヤはリンネに近づくと、マントに包んでから魔法を唱えた。
「【窒息】!」
自分よりも実力値が下の敵を無条件で屠る魔法で、虫たちの息の根を止めると、リンネの体からボトボトと虫が落ちていく。
「あまり時間がないのでね、二人が一緒になったのは好都合ですよ! 死んでください!【溶岩】!」
ビャクヤの足元の空間が煮えたぎる溶岩に変わった。ヘンナーが放った魔法は幻術だとわかっていても、抗えそうもない猛烈な熱に二人の足が焼ける。
「主殿! まだ魔法効果が完全でないうちに吾輩に抱き着いてください! でないと、綺麗なお足が黒焦げになってしまいまんすッ!」
「キャッ!」
リンネは咄嗟にビャクヤに飛びついた。それはマントの下で性のイニシエーションを実践する邪教徒のような姿となっており、中身を想像したヘンナーが笑う。
「フハハ! 死の際に愛し合うのも悪くないですな!」
「私たち、そんな関係じゃないんだから!」
リンネがビャクヤの首に手をまわして、落ちないように必死になってそう答えた。
「そんな事言ってる場合かねぇ? ビャクヤの足はどんどん焼け焦げていくぜ? リンネを抱いているせいでな!」
ライアンの言葉に、リンネはビャクヤが仮面の下で苦痛に呻いている声を聞いた。
「ビャクヤッ! 大丈夫?」
「ハハッ! なんのこれしき! まだレジストできています。(全裸の主様に抱き着かれて、吾輩のヤンチャ棒が大きくならないようにする方が大変なのですッ!)」
「ごめんね! ビャクヤ! 私の為に!」
リンネは涙を浮かべる。
(ああ、なんて可愛い顔か。吾輩の為に心を痛めてくれる主殿の顔は・・・、余計に劣情を刺激するッ!)
立った。雄々しく立った。もはや何がとは言わないが、ビャクヤのそれは硬く鉄棒のようになり、ずり落ちそうだったリンネを支えた。
「あれ? 何か硬いものがお股に当たるんだけど・・・?」
リンネは体勢が安定したので、口の中に入ってきた自分の金髪を払いのけ、そっと股の部分を見る。薄暗いマントの中で、生々しい青い棒が自分を支えていたのが見えた。
(これってビャクヤの・・・。わぁぁぁ!)
体を支えられるといってもギリギリの長さだ。リンネは再びビャクヤの腕に手を回す。
「もう! 馬鹿ビャクヤ! こんな時に何考えているのよ!」
「これがッ! 最善なのですッ! あまり動かないでください! 主殿ッ!」
動くと素股状態になり、ビャクヤもリンネも脳に電撃が走ったようになる。
「ふあぁ! ビャクヤこそ動かないでよ!」
「そんな事言っても! 主殿も愛の粘液を出さないでくださッ! ヌルヌルなのでこのままではッ! 入ってしまいます!」
「そんな粘液、出してない! 馬鹿! それから、おちん・・・変な物をアソコに入れたら一生口きかないからね!」
二人のやり取りにヘンナーとライアンは顔を見合わせてクスクスと笑ってから、ベッドで寝るレイナールを見た。
「あの二人はほっとけば幻の溶岩の熱に焼け死ぬでしょう。さっさとレイナールを・・・」
口から虫を出そうとしたヘンナーの頭が、突然跳ね飛ぶ。
「えっ?」
声に出てない声を出して視界が天地逆になるヘンナーは、いつの間にか現れた恐怖の悪魔の顔を見て果てた。
「ん~、残念だったねぇ? 変なおじさん」
「ひぃぃ! キリマル!」
ライアンが腰を抜かしつつも【火球】を放つ。
至近距離での魔法に驚いたキリマルは咄嗟にその火球を斬った。
すると火球は真っ二つになって消えてしまった。
「あ? 何で魔法が斬れたんだ?」
―――キリマルが魔法を信じているから―――
突然脳内に響くその声に、俺は驚いて辺りを見渡す。
「誰だぁ? 誰が喋っている?」
しかし、それ以上少女のような声は聞こえなくなった。
「にしても、おまえも懲りねぇな? さっさと逃げれば良かったのに、騎士なんか連れてきて馬鹿なんじゃないのか?」
俺はライアンの肩に天邪鬼を突き刺す。
「ひ、ひぎぃぃ! き、騎士に通報した我らが、疑われる事はないと思ったからです!」
「浅はかだねぇ・・・」
次はワンドを持つ手を手首から斬った。
「ぎゃあああ! 助けて! 酷い事しないで!」
ああ、慈悲を乞うこの顔・・・。たまんねぇぜ! ふひひ!
「殺されていった美少年たちも、そう言って死んでいったんじゃないのかなぁ? お前さんに生きる資格なんてあるのかなぁ? んー?」
次は耳を削ぎ落した。
「ぎゃあああ!!」
「そこまでじゃな、キリマル君。後はワシに任せてくれ」
学園長が追いついてきた。チッ! 邪魔な爺め。っていうかよ、このままライアンを殺さないでいると、手や耳がないまま生きる事になるぞ? まぁどうでもいいけどよ。
俺は興ざめして部屋の真ん中でいちゃつくビャクヤとリンネを見つける。
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なんだ? あいつら校庭のベンチで不貞腐れていたんじゃなかったか? いつの間にここに来た? 転移の魔法で来たにしても、ひと悶着遭ったような雰囲気だが?
「まだ効果が残っているのですッ! 足元はまだ熱いですからッ!」
「早く下ろして! じゃないと擦れて・・・、もう・・・、駄目ぇぇ!」
何してんだ、こいつら! 人が事件解決に手を貸してやったっていうのに。
「おい! お前ら、なに、いちゃついてんだ!」
俺はビャクヤの前に立ってマントの下で抱き合う二人を睨み付けた・・・。と同時にマントの隙間から白い液体が俺の顔目掛けて飛んでくる。
そして二人とも「ふああああ!」と気の抜けた声を上げた後、へたり込んだ。
「んだ、このねばねばの汁は・・・」
髪に絡みついて取れねぇ・・・。毒液じゃねぇだろうな?
「ハァハァ・・・。す、すまない、キリマル・・・。それ、吾輩のホワイトエンジェルズ」
「ホワイトエンジェルズ・・・? なんだそれ? それにしてもクセェな。何か嗅ぎ覚えがあるぞ・・・って、まさかこれ・・・」
「てへぺろー!」
「何がテヘペロだ! こんなところで盛りやがって! ブエッ! きたねぇ! 学園長! シャワールームはどこだ!」
「それなら体育館の隣じゃ」
くっせぇ! なんで俺様がこんな目に・・・! 殺す! ぜってぇ殺す! 決めた! この世界での目標はビャクヤを殺すことだ! 覚えてろ!
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