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第七章 千夜聖戦・斬曲編
第二百四話「同い年と秘匿任務」
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あれから治療を重ね、1週間が経過した。ネフティス治療隊の麻酔手術と高度な回復魔法によって無事任務に支障の出ないくらいに回復させることが出来た。無論、亜玲澄と正義もほぼ完治の所まで来ているという。
そんな話を医師から聞いた俺は、安堵に満ちたため息を吐いた。そのままベッドに背中を預けたその時、扉が開く音がした。
「あ、えっと……黒神、大蛇君……だよねっ」
「……え、えぇ」
いかにもアイドルというカラフルな衣装を身に纏ったピンクの長髪の少女が俺の前に現れた。前に話した時とは全く違う雰囲気を漂わせながら。
「は、初めまして……になるのかな? 私はネフティスNo.5兼現役アイドルの丸山雛乃。君とは同い年だから、『ひなのん』って呼んでもいいよっ♪」
「丸山……雛乃、さん」
実質初対面同士での会話だからか、あるいはネフティス上では先輩になるからか、ふとさん付けでその名を呟くと、雛乃さんは頬を大きく膨らませてむすっとした表情を俺に向けた。
「ねぇっ! 私と君、同い年! 同じ18歳なの!! 仕事上とかどうでもいいから!」
「はぁ……(面倒な人だな)」
「私は一人の幼馴染として、君や亜玲澄君達とは近い距離でいたいの! だから今からさん付け禁止ねっ!!」
「……雛乃(面倒とかじゃない。もうどうしようもない人だな……)」
「うん、それでよし! 君……じゃなかった、大蛇君、改めてこれからよろしくねっ!」
もうこれ以上は埒が明かないと判断し、何とか聞きとれる程度の小声で呟いた。幸い雛乃さんには聞きとれたらしく、何とも満足そうな表情を浮かばせながら俺の肩をぽんと叩いた。
「……こちらこそ」
――これがネフティスNo.5の丸山雛乃か。色々な所で振り回されそうである意味厄介だな。正義はともかく、亜玲澄も苦労してるだろうな……
◇
11月23日 地球防衛組織ネフティス直属病院――
またあれから2週間が経過し、通常通りの生活を許可された俺は早速マヤネーン博士に呼ばれて食堂に来た。
「おーい! 大蛇君、こっちこっち!」
「……!!」
俺は目の前の光景に目を見開いた。そこには博士と雛乃さんにミスリア先生、そして見慣れない男の姿があった。
「あ、大蛇! 早く隣、座ってよ!」
「げっ……」
前にさん付け禁止令を雛乃に下されたというのに、早速博士やミスリア先生の前で先輩である雛乃とため口で話さないといけないという最悪な展開になってしまった。しかも初対面と思われる男もいる中でだ。
(『この無礼者ぉぉぉ!!!』って言われてネフティスから追い出されたりとかしたら一生恨んでやるからな……)
一瞬だけ雛乃を睨み、すぐに表情を戻して博士達の前まで歩いた。
「……博士、何の要件で俺を?」
「あぁ、これから皆に話す予定なんだ。とりあえず雛乃ちゃんの隣に座ってくれ」
「……へい」
こちらを向きながらにこにこと笑う雛乃の隣にゆっくりと腰を掛ける。あまり左を見ないように意識し、話を進める。
「さっ、集まったね。まずは軽く紹介しよう。この人はネフティス特殊捜査部及び旧地球防衛組織ネフティスNo.1の天空さんだ」
「初めまして黒神さん、丸山さん。ネフティス特殊捜査部の天空です。早速ですが本題に入りましょう。単刀直入に言うと、貴方達二人には『秘匿任務』を遂行してもらいます。勿論、他のネフティスの皆様には内緒でお願い致します」
「えっ……!?」
「秘匿任務……!?」
秘匿任務……つまり、俺と雛乃のみに課せられた『秘密の任務』というわけか。だがよりによって何故俺と雛乃だけなのか。
だがこの疑問の理由はすぐに返ってきた。
「そこで貴方達二人を選んだのには二つの理由があります。
一つは遠距離戦闘を得意とされる丸山さんと近距離戦闘を得意とされる黒神さん……二人であらゆる敵の対応が可能だと判断したため。
もう一つは、貴方達は共に同い年であるからです!」
「は……??」
「――!!」
つい情けない声を出してしまう。同い年だからってネフティス上でも機密な任務に選ぶ理由にはならないと思うが。
……というか、この人初対面だよな? 何故俺と雛乃の年が同じなのを知っているのか。
「同い年っていうか……ネフティス上では雛乃は俺の先輩……いや、上司みたいなものですけっ……」
最後まで言い切るのを止めた理由としては、ふと左を向いた時に再び雛乃がご機嫌斜めに見えたからである。
「あ、えっと何でも無いです。雛乃とは同じ18ですので連携が取りやすいと俺も思います。それより秘匿任務の方は雛乃と遂行させて頂きます。勿論他の方にこの事は話さないように致しますので」
少しでも速く左から襲ってくる怒りの炎を鎮めるために、早口で任務を受け入れた事を伝える。雛乃はにこやかな表情を浮かべているので、何とか許してくれたのだと察する。一方の天さんも大きく頷く。
「では、任務の詳細を。主な任務は行方不明者の捜索及び奪還、そして誘拐犯の討伐です」
「「誘拐犯……?」」
俺と雛乃が同時に呟いたと同時に互いの目が合う。その後雛乃は口元を隠しながら笑い、俺はそっぽ向きながら一つため息をつく。
「誘拐犯……前に言ったエレイナちゃんを攫った裏切り者とは別の存在だよ」
「「えっ……」」
また、シンクロした。
「……マヤネーンさん」
「はい、二人は相性良いですよ。これでも初対面みたいなものですけど」
「でしょ~! ねぇ大蛇、私達相性良いもんね!」
「……」
(おい博士、余計な事言うんじゃねぇ……俺のお隣さんが調子に乗るだろうが……!)
一先ず、任務内容だけは把握してこの場を去ろうと決意した俺であった。
そんな話を医師から聞いた俺は、安堵に満ちたため息を吐いた。そのままベッドに背中を預けたその時、扉が開く音がした。
「あ、えっと……黒神、大蛇君……だよねっ」
「……え、えぇ」
いかにもアイドルというカラフルな衣装を身に纏ったピンクの長髪の少女が俺の前に現れた。前に話した時とは全く違う雰囲気を漂わせながら。
「は、初めまして……になるのかな? 私はネフティスNo.5兼現役アイドルの丸山雛乃。君とは同い年だから、『ひなのん』って呼んでもいいよっ♪」
「丸山……雛乃、さん」
実質初対面同士での会話だからか、あるいはネフティス上では先輩になるからか、ふとさん付けでその名を呟くと、雛乃さんは頬を大きく膨らませてむすっとした表情を俺に向けた。
「ねぇっ! 私と君、同い年! 同じ18歳なの!! 仕事上とかどうでもいいから!」
「はぁ……(面倒な人だな)」
「私は一人の幼馴染として、君や亜玲澄君達とは近い距離でいたいの! だから今からさん付け禁止ねっ!!」
「……雛乃(面倒とかじゃない。もうどうしようもない人だな……)」
「うん、それでよし! 君……じゃなかった、大蛇君、改めてこれからよろしくねっ!」
もうこれ以上は埒が明かないと判断し、何とか聞きとれる程度の小声で呟いた。幸い雛乃さんには聞きとれたらしく、何とも満足そうな表情を浮かばせながら俺の肩をぽんと叩いた。
「……こちらこそ」
――これがネフティスNo.5の丸山雛乃か。色々な所で振り回されそうである意味厄介だな。正義はともかく、亜玲澄も苦労してるだろうな……
◇
11月23日 地球防衛組織ネフティス直属病院――
またあれから2週間が経過し、通常通りの生活を許可された俺は早速マヤネーン博士に呼ばれて食堂に来た。
「おーい! 大蛇君、こっちこっち!」
「……!!」
俺は目の前の光景に目を見開いた。そこには博士と雛乃さんにミスリア先生、そして見慣れない男の姿があった。
「あ、大蛇! 早く隣、座ってよ!」
「げっ……」
前にさん付け禁止令を雛乃に下されたというのに、早速博士やミスリア先生の前で先輩である雛乃とため口で話さないといけないという最悪な展開になってしまった。しかも初対面と思われる男もいる中でだ。
(『この無礼者ぉぉぉ!!!』って言われてネフティスから追い出されたりとかしたら一生恨んでやるからな……)
一瞬だけ雛乃を睨み、すぐに表情を戻して博士達の前まで歩いた。
「……博士、何の要件で俺を?」
「あぁ、これから皆に話す予定なんだ。とりあえず雛乃ちゃんの隣に座ってくれ」
「……へい」
こちらを向きながらにこにこと笑う雛乃の隣にゆっくりと腰を掛ける。あまり左を見ないように意識し、話を進める。
「さっ、集まったね。まずは軽く紹介しよう。この人はネフティス特殊捜査部及び旧地球防衛組織ネフティスNo.1の天空さんだ」
「初めまして黒神さん、丸山さん。ネフティス特殊捜査部の天空です。早速ですが本題に入りましょう。単刀直入に言うと、貴方達二人には『秘匿任務』を遂行してもらいます。勿論、他のネフティスの皆様には内緒でお願い致します」
「えっ……!?」
「秘匿任務……!?」
秘匿任務……つまり、俺と雛乃のみに課せられた『秘密の任務』というわけか。だがよりによって何故俺と雛乃だけなのか。
だがこの疑問の理由はすぐに返ってきた。
「そこで貴方達二人を選んだのには二つの理由があります。
一つは遠距離戦闘を得意とされる丸山さんと近距離戦闘を得意とされる黒神さん……二人であらゆる敵の対応が可能だと判断したため。
もう一つは、貴方達は共に同い年であるからです!」
「は……??」
「――!!」
つい情けない声を出してしまう。同い年だからってネフティス上でも機密な任務に選ぶ理由にはならないと思うが。
……というか、この人初対面だよな? 何故俺と雛乃の年が同じなのを知っているのか。
「同い年っていうか……ネフティス上では雛乃は俺の先輩……いや、上司みたいなものですけっ……」
最後まで言い切るのを止めた理由としては、ふと左を向いた時に再び雛乃がご機嫌斜めに見えたからである。
「あ、えっと何でも無いです。雛乃とは同じ18ですので連携が取りやすいと俺も思います。それより秘匿任務の方は雛乃と遂行させて頂きます。勿論他の方にこの事は話さないように致しますので」
少しでも速く左から襲ってくる怒りの炎を鎮めるために、早口で任務を受け入れた事を伝える。雛乃はにこやかな表情を浮かべているので、何とか許してくれたのだと察する。一方の天さんも大きく頷く。
「では、任務の詳細を。主な任務は行方不明者の捜索及び奪還、そして誘拐犯の討伐です」
「「誘拐犯……?」」
俺と雛乃が同時に呟いたと同時に互いの目が合う。その後雛乃は口元を隠しながら笑い、俺はそっぽ向きながら一つため息をつく。
「誘拐犯……前に言ったエレイナちゃんを攫った裏切り者とは別の存在だよ」
「「えっ……」」
また、シンクロした。
「……マヤネーンさん」
「はい、二人は相性良いですよ。これでも初対面みたいなものですけど」
「でしょ~! ねぇ大蛇、私達相性良いもんね!」
「……」
(おい博士、余計な事言うんじゃねぇ……俺のお隣さんが調子に乗るだろうが……!)
一先ず、任務内容だけは把握してこの場を去ろうと決意した俺であった。
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