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第六章 ハロウィン戦争編
第百八十二話「完全蘇生体」
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最優先緊急任務:東京都渋谷区に起きた異常事態の調査
遂行者:ネフティス全メンバー
犠牲者:???
東京都渋谷区 黒神大蛇サイド――
本来なら数多の高層ビルの隙間から日が差し込み、それを浴びながら凪沙さんとこの道路を走っていたはずなのに。今はもうこの大都市がスラムと化してしまっていた。これまで通りなら多くの若者が各々仮装をして、子供達は近所にお菓子を貰いに行き、ハロウィンというイベントを充実していたというのに。
「昔のこの時期は楽しかったのになぁ~。実は私、下に妹と弟が一人ずついてね……よくミイラとかそれこそジャック・オー・ランタンの仮装をして『トリックオアトリート!』って近所の家に言いながら回ってたなぁ~」
「……そうなんですね」
まさか凪沙さんに下の兄妹がいたとは。どうりで初めて会った時から他のネフティスメンバーとは違う雰囲気を感じたわけだ。
(そんな一年に一度のイベントを、あの男は血祭りに塗り上げた。今のところどれだけ犠牲になったかすら不明だ。だがこれ以上増やす訳には行かない。一刻も速くサーシェスの言っていた親玉を見つけなければっ……!)
「あ~あ……去年のバレンタインの時も、こんな感じだったなぁ。ここまで酷くはならなかったけど」
「……今何か言いました? 風でよく聞こえなかっt」
「ううん! 何でも無いよ! それよりこっから突っ走るからしっかり捕まっててよ!!」
今凪沙さんが何か独り言を話しているようだったが、景色と共に少し冷たい朝の風に流れ去っていった。それを促進するかのようにバイクはより速度を上げた。
――が、その時だった。
「――!! 凪沙さん、止まれっ!」
「えっ――!?」
俺の突然の指示で凪沙さんがとっさにブレーキペダルを踏んだ直後、遠くから衝撃波のようなものがバイクの前輪から後輪までを真っ二つに斬った。幸い二人の両足の下を通ったが、一気にタイヤの空気が抜け、衝撃のあまりバイクが頭から回転する。
「うわっ……!!」
「ちっ……!」
それぞれハンドルと腰から手を離し、頭をぶつけないように受け身をとって地面に転がり落ちる。宙に浮いたバイクも勢いを保ったまま地面に落下し、エンジンから炎を勢いよく噴き出しながら爆発する。
「いてて……大蛇君大丈夫?」
「こっちは何とか……それにしても、今のは一体……」
衝撃で痛めた身体を起き上がらせ、遠くに目を細めて見てみると、そこには信じられない光景が俺の両目に映し出されていた。
「っ……!?」
「何か見つけたの!?」
「はい……距離はありますが、栗色の長髪の人が見えます。それも、右手に剣を持っています」
「えっ……!?」
凪沙さんも今の俺と同じように驚く。
(まさかとは言わないが、俺達の行動を妨害したのがあの人だというのか!? いや、北条側の新手が来たのか……? だが、あの人の魔力量、戦闘能力はこれまでとは比較にすらならないくらい強い。まさかあの亡霊達はあの人を呼ぶための時間稼ぎだったって事か!? なら誰が呼んだんだ? 北条は俺が殺したはず。まさかもう一人黒幕がいるのか……!?)
――と、あれこれ考えてるその時、俺の宿命は背後からその模範解答を出してくれた。
「――一時はどうなるかと思っていたよ、大蛇君」
「は……??」
首元に冷たい鎌の刃がかかる。間違いない、あの亡霊のやつだ。だが明らかに口調が違う。いや、明らかに奴と一致していた。
……何でだよ。何で死んでねぇんだよ。お前はあの時殺したよな? なのに何で普通に呼吸してんだよっ……!!
「……北条ッ!!」
「何で……!? 死んだんじゃなかったの!?」
「あぁ。確かにこの世から去ったさ。私の肉体は。惜しかったな大蛇君。さっきの君の奥の手……いや、『禁忌逆式』と言うべきかな。本来内部にダメージを与える禁忌魔法を形質変化させ、一般的に呼ばれる魔法と同じ要領で外部にダメージを与える禁忌の応用術だ。君を廻獄結界に閉じ込めた時に、君はそれを使える魔術師だと知ったからな、予め私の魂を他の結界で複製させ、このように亡霊の抜け殻に私の魂を映したのさ」
「嘘だろ……じゃあ、あの時殺したお前は……」
「その通り、あれは実質偽物の私だ」
「そんなっ……!?」
絶望した。むしろ絶望を超えて今までやってきた自分が馬鹿馬鹿しく思えてきた。あれだけ死ぬ気で殺したあいつが偽物なのだ。しかも結界に閉じ込められている間に北条は俺の戦闘データを盗んでいた。もっと言えばベディヴィエルとの戦闘で俺がどんな戦いをするのかが知られていたとも読める。最初から俺ははめられていたのだ。北条に……宿命に。
「そうだ、君達には見せていなかったな。私の愛人を」
「はっ……!?」
奴の愛人? まさか再婚したのか? でも何でこんなとこで紹介するんだ?
……と思っていた矢先に見えたのは、さっきバイクを破壊したあの栗色の長髪の人だった。
「っ――!!!!」
「初めまして……大蛇君は『久しぶり』かな。この人は私の妻の錦野智優美だ」
「嘘でしょ……そんなの信じられないよ……」
「智優美……さんっ……!!!」
『おっ君の……人殺しっ!』
『人殺し!』
『人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し!!!!!!』
「がっ……ぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!」
掘り返された、過去の辛くて憎い、残酷の思い出。蒼乃さんの母親であり、北条の妻であり、そして何より過去の俺の恩人であったあの智優美さんが、何一つ表情を浮かべることなく俺を睨みつける。まるで始めから殺人兵器でしかなかったかのように。
「彼女も君たちが懸命に戦っている亡霊と同じものだ。いや……今はこう呼んでおこうか……『完全蘇生体』、と」
『完全蘇生体』錦野智優美。かつての恩人はもはや、無慈悲に命を葬る殺人兵器となっていた。あの時の面影など、微塵も無かった。
そして俺は思い知らされた。今目の前にいる智優美さんこそ、俺が犯してきた過ちの制裁なのだと――
遂行者:ネフティス全メンバー
犠牲者:???
東京都渋谷区 黒神大蛇サイド――
本来なら数多の高層ビルの隙間から日が差し込み、それを浴びながら凪沙さんとこの道路を走っていたはずなのに。今はもうこの大都市がスラムと化してしまっていた。これまで通りなら多くの若者が各々仮装をして、子供達は近所にお菓子を貰いに行き、ハロウィンというイベントを充実していたというのに。
「昔のこの時期は楽しかったのになぁ~。実は私、下に妹と弟が一人ずついてね……よくミイラとかそれこそジャック・オー・ランタンの仮装をして『トリックオアトリート!』って近所の家に言いながら回ってたなぁ~」
「……そうなんですね」
まさか凪沙さんに下の兄妹がいたとは。どうりで初めて会った時から他のネフティスメンバーとは違う雰囲気を感じたわけだ。
(そんな一年に一度のイベントを、あの男は血祭りに塗り上げた。今のところどれだけ犠牲になったかすら不明だ。だがこれ以上増やす訳には行かない。一刻も速くサーシェスの言っていた親玉を見つけなければっ……!)
「あ~あ……去年のバレンタインの時も、こんな感じだったなぁ。ここまで酷くはならなかったけど」
「……今何か言いました? 風でよく聞こえなかっt」
「ううん! 何でも無いよ! それよりこっから突っ走るからしっかり捕まっててよ!!」
今凪沙さんが何か独り言を話しているようだったが、景色と共に少し冷たい朝の風に流れ去っていった。それを促進するかのようにバイクはより速度を上げた。
――が、その時だった。
「――!! 凪沙さん、止まれっ!」
「えっ――!?」
俺の突然の指示で凪沙さんがとっさにブレーキペダルを踏んだ直後、遠くから衝撃波のようなものがバイクの前輪から後輪までを真っ二つに斬った。幸い二人の両足の下を通ったが、一気にタイヤの空気が抜け、衝撃のあまりバイクが頭から回転する。
「うわっ……!!」
「ちっ……!」
それぞれハンドルと腰から手を離し、頭をぶつけないように受け身をとって地面に転がり落ちる。宙に浮いたバイクも勢いを保ったまま地面に落下し、エンジンから炎を勢いよく噴き出しながら爆発する。
「いてて……大蛇君大丈夫?」
「こっちは何とか……それにしても、今のは一体……」
衝撃で痛めた身体を起き上がらせ、遠くに目を細めて見てみると、そこには信じられない光景が俺の両目に映し出されていた。
「っ……!?」
「何か見つけたの!?」
「はい……距離はありますが、栗色の長髪の人が見えます。それも、右手に剣を持っています」
「えっ……!?」
凪沙さんも今の俺と同じように驚く。
(まさかとは言わないが、俺達の行動を妨害したのがあの人だというのか!? いや、北条側の新手が来たのか……? だが、あの人の魔力量、戦闘能力はこれまでとは比較にすらならないくらい強い。まさかあの亡霊達はあの人を呼ぶための時間稼ぎだったって事か!? なら誰が呼んだんだ? 北条は俺が殺したはず。まさかもう一人黒幕がいるのか……!?)
――と、あれこれ考えてるその時、俺の宿命は背後からその模範解答を出してくれた。
「――一時はどうなるかと思っていたよ、大蛇君」
「は……??」
首元に冷たい鎌の刃がかかる。間違いない、あの亡霊のやつだ。だが明らかに口調が違う。いや、明らかに奴と一致していた。
……何でだよ。何で死んでねぇんだよ。お前はあの時殺したよな? なのに何で普通に呼吸してんだよっ……!!
「……北条ッ!!」
「何で……!? 死んだんじゃなかったの!?」
「あぁ。確かにこの世から去ったさ。私の肉体は。惜しかったな大蛇君。さっきの君の奥の手……いや、『禁忌逆式』と言うべきかな。本来内部にダメージを与える禁忌魔法を形質変化させ、一般的に呼ばれる魔法と同じ要領で外部にダメージを与える禁忌の応用術だ。君を廻獄結界に閉じ込めた時に、君はそれを使える魔術師だと知ったからな、予め私の魂を他の結界で複製させ、このように亡霊の抜け殻に私の魂を映したのさ」
「嘘だろ……じゃあ、あの時殺したお前は……」
「その通り、あれは実質偽物の私だ」
「そんなっ……!?」
絶望した。むしろ絶望を超えて今までやってきた自分が馬鹿馬鹿しく思えてきた。あれだけ死ぬ気で殺したあいつが偽物なのだ。しかも結界に閉じ込められている間に北条は俺の戦闘データを盗んでいた。もっと言えばベディヴィエルとの戦闘で俺がどんな戦いをするのかが知られていたとも読める。最初から俺ははめられていたのだ。北条に……宿命に。
「そうだ、君達には見せていなかったな。私の愛人を」
「はっ……!?」
奴の愛人? まさか再婚したのか? でも何でこんなとこで紹介するんだ?
……と思っていた矢先に見えたのは、さっきバイクを破壊したあの栗色の長髪の人だった。
「っ――!!!!」
「初めまして……大蛇君は『久しぶり』かな。この人は私の妻の錦野智優美だ」
「嘘でしょ……そんなの信じられないよ……」
「智優美……さんっ……!!!」
『おっ君の……人殺しっ!』
『人殺し!』
『人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し!!!!!!』
「がっ……ぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!」
掘り返された、過去の辛くて憎い、残酷の思い出。蒼乃さんの母親であり、北条の妻であり、そして何より過去の俺の恩人であったあの智優美さんが、何一つ表情を浮かべることなく俺を睨みつける。まるで始めから殺人兵器でしかなかったかのように。
「彼女も君たちが懸命に戦っている亡霊と同じものだ。いや……今はこう呼んでおこうか……『完全蘇生体』、と」
『完全蘇生体』錦野智優美。かつての恩人はもはや、無慈悲に命を葬る殺人兵器となっていた。あの時の面影など、微塵も無かった。
そして俺は思い知らされた。今目の前にいる智優美さんこそ、俺が犯してきた過ちの制裁なのだと――
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2020年12月。第11巻 出版しました。
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