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第六章 ハロウィン戦争編
第百四十七話「墜ちた組織」
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緊急任務:ネフティスNo.6北条銀二の討伐、地球防衛組織ネフティスを北条の支配から奪還する
遂行者:黒神大蛇、白神亜玲澄、武刀正義、エレイナ・ヴィーナス、涼宮凪沙、サーシェス、アルスタリア高等学院全生徒
犠牲者:???
東京都渋谷区 スクランブル交差点――
黒神大蛇がここに着いてから約1時間後、金星にあるアルスタリア高等学院から転送装置を通じて二人の青年がこの地に足を踏み入れた。
「おいおい……マジで黒坊の予言通りになっちまってるじゃねぇか」
「あの魔剣一つでここまで大事になるものなのか……!?」
先日言っていた大蛇の予言を信じる事にし、博士にもこの事情を伝えて渋谷に来たのはいいものの、とっくに俺達――白神亜玲澄と武刀正義はネフティスの兵士達に囲まれていた。
そしてその今、大蛇の予言が当たってしまった事に驚いている。
「黒坊まさかいねぇうちに予言師の道に進んだな……?」
「入院しておいてそれはあり得ないだろ」
お互い背を合わせ、正面にそれぞれ神器を構える。会話はいつも通りだが、状況は全くいつもとは違う。仮装をした人達の目線がずっとこちらに向けられているし、ある場所では道路が破壊されている。
「こいつはいち早く終わらせねぇとな」
「そうだな……足引っ張るなよ? 正義」
「へっ、てめぇこそ……黒坊と合流する前に死ぬんじゃねぇぞぉぉぉぉ!!!」
お互い白い歯を見せて笑みを浮かべ、表情を引き締めて意識を戦闘モードに切り替える。そして正義は強く地を蹴り、ネフティスの兵士達に迫った。一方の亜玲澄はその場で棒立ちのまま右手を正面に翳す。
「抵抗は無謀だ! 今すぐ諦めて死器使いを殺せ!」
「さもなくばお前達も処罰対象として始末するぞ!!」
「好きにしろ……『白時破象』」
突如右手を中心に空間に波紋が生じ、兵士達の動きがピタリと止まった。
「……おい白坊! 俺様の出番無くなっちまっただろうが! 空気読め、空気!!」
「今出番とか言っている場合か! 大蛇が討伐対象としてネフティスに狙われてるんだぞ!!」
「だとしても、だ! 出番はバランス良く出さねぇと話の展開的に盛り上がらn」
「『時変正動』」
正義の言い分を完全に無視し、亜玲澄は禁忌魔法を解除する。歪んでいるように見える渋谷の背景が徐々に元に戻っていくのと同時に俺達を囲む兵士達が一斉に身体をふらつかせる。そして完全に歪みが消えた瞬間、兵士達はバタバタと倒れた。
「おい無視しながら手柄取ってくんなぁぁ!! もう全滅しちまったじゃねぇか!!」
「死んでない、全員気絶させておいた。それと、ようやくお前の出番が回ってくるぞ」
「へ……??」
その時だった。
「正義、避けろ!」
「あぶっ……!?」
バシュッという音と同時に亜玲澄の左足に氷の銃弾が命中する。そして根を張るように氷が全身と周囲の地面を蝕んでいく。
「くそっ……こんな時に限って一番戦いたくない人とっ……!」
「蒼乃……パイセン」
「楽しく学校生活を送れていますか、二人共」
二人に銃口を向ける白いショートヘアの女性。明らかにネフティスNo.2の錦野蒼乃だった。
「何でだよ……凪沙パイセンはこっち側なのに……!」
「正義……残念だが凪沙先輩以外は全員敵だと思った方がいい。凪沙先輩は偶然博士とも色々やり取りをしていたからな。おかげで北条の手から免れた唯一のネフティスメンバーだ」
「じゃあつまり……俺達はこれから残り9人のネフティスメンバーと戦わなくちゃいけねぇのかよ!!」
「残念だが……そうなるな。ぶっちゃけ正気に戻そうなんてのは無理だから諦めろ。ネフティスを潰す気で行かなければこの戦いに勝機は無い」
「嘘だろおい……」
くそっ……こんなの共喰いじゃねぇかよ。仲間同士で殺し合って何の意味があるんだ。こんな事のために俺達は今まで任務を遂行してきたのか。マリエルの嬢ちゃんやあの怪盗少女を運命の呪いから助けたのも全部このためか。そもそもネフティスは何のために任務をしているんだ。
「……ふざけんな」
「正義……?」
「ふざけんなっ! 何でたかが黒坊のあの魔剣だけでネフティスん中で争わなきゃいけねぇんだよ! 他に道があっただろ! 他にするべき任務があっただろ!! なのに何で仲間を……黒坊がこんな無意味な事までして殺されなきゃいけねぇんだよ!!」
感情に流されたのか、正義は両目から大粒の涙を溢しながら地を蹴って蒼乃の足元に右足を踏み入れ、左手で首を掴む。
「なぁ、黒坊がてめぇらに何かしたってのかよ! あの魔剣でもうとっくに日本に被害が出てんのかよ! 一般人が犠牲になってんのか! おいどうなんだ答えろよ!!」
正義に強く首を掴まれてなお無情のまま、蒼乃は鋭い言葉を突きつける。
「貴方方には関係ないです。なのですぐにここから立ち去りなさい。抵抗するなら殺します」
「んじゃやってみろバカめ――」
バシュバシュッと二発。正義は少量の血を吐きながら大きく吹き飛ばされる。そして凍りついた胸部から全身にかけて氷が蝕んでいく。
「正義っ――!」
「抵抗は無駄ですよ。この数と実力差からして明らかだと思いますが」
「蒼乃先輩……」
再び有象無象の兵士達がぞろぞろとスクランブル交差点を埋め尽くしていく。距離が空いてしまった亜玲澄と正義を一人ずつ囲んでいく。
「……ひとまずこいつらを捕らえるように。処罰は後で行います」
「この二人を捕らえろ!!」
うぉぉぉぉっと雄叫びを上げながら兵士達が突っ込んできた。張り付いた氷で身動きが出来ない。内臓まで凍りついた感覚で呼吸すらも出来ない。おしまいだ。
「何で……何でこんな事にっ……!!」
「これが……呪われた宿命ってやつか」
――そんな事言ってた気がするな……俺の、昔からの相棒が。
遂行者:黒神大蛇、白神亜玲澄、武刀正義、エレイナ・ヴィーナス、涼宮凪沙、サーシェス、アルスタリア高等学院全生徒
犠牲者:???
東京都渋谷区 スクランブル交差点――
黒神大蛇がここに着いてから約1時間後、金星にあるアルスタリア高等学院から転送装置を通じて二人の青年がこの地に足を踏み入れた。
「おいおい……マジで黒坊の予言通りになっちまってるじゃねぇか」
「あの魔剣一つでここまで大事になるものなのか……!?」
先日言っていた大蛇の予言を信じる事にし、博士にもこの事情を伝えて渋谷に来たのはいいものの、とっくに俺達――白神亜玲澄と武刀正義はネフティスの兵士達に囲まれていた。
そしてその今、大蛇の予言が当たってしまった事に驚いている。
「黒坊まさかいねぇうちに予言師の道に進んだな……?」
「入院しておいてそれはあり得ないだろ」
お互い背を合わせ、正面にそれぞれ神器を構える。会話はいつも通りだが、状況は全くいつもとは違う。仮装をした人達の目線がずっとこちらに向けられているし、ある場所では道路が破壊されている。
「こいつはいち早く終わらせねぇとな」
「そうだな……足引っ張るなよ? 正義」
「へっ、てめぇこそ……黒坊と合流する前に死ぬんじゃねぇぞぉぉぉぉ!!!」
お互い白い歯を見せて笑みを浮かべ、表情を引き締めて意識を戦闘モードに切り替える。そして正義は強く地を蹴り、ネフティスの兵士達に迫った。一方の亜玲澄はその場で棒立ちのまま右手を正面に翳す。
「抵抗は無謀だ! 今すぐ諦めて死器使いを殺せ!」
「さもなくばお前達も処罰対象として始末するぞ!!」
「好きにしろ……『白時破象』」
突如右手を中心に空間に波紋が生じ、兵士達の動きがピタリと止まった。
「……おい白坊! 俺様の出番無くなっちまっただろうが! 空気読め、空気!!」
「今出番とか言っている場合か! 大蛇が討伐対象としてネフティスに狙われてるんだぞ!!」
「だとしても、だ! 出番はバランス良く出さねぇと話の展開的に盛り上がらn」
「『時変正動』」
正義の言い分を完全に無視し、亜玲澄は禁忌魔法を解除する。歪んでいるように見える渋谷の背景が徐々に元に戻っていくのと同時に俺達を囲む兵士達が一斉に身体をふらつかせる。そして完全に歪みが消えた瞬間、兵士達はバタバタと倒れた。
「おい無視しながら手柄取ってくんなぁぁ!! もう全滅しちまったじゃねぇか!!」
「死んでない、全員気絶させておいた。それと、ようやくお前の出番が回ってくるぞ」
「へ……??」
その時だった。
「正義、避けろ!」
「あぶっ……!?」
バシュッという音と同時に亜玲澄の左足に氷の銃弾が命中する。そして根を張るように氷が全身と周囲の地面を蝕んでいく。
「くそっ……こんな時に限って一番戦いたくない人とっ……!」
「蒼乃……パイセン」
「楽しく学校生活を送れていますか、二人共」
二人に銃口を向ける白いショートヘアの女性。明らかにネフティスNo.2の錦野蒼乃だった。
「何でだよ……凪沙パイセンはこっち側なのに……!」
「正義……残念だが凪沙先輩以外は全員敵だと思った方がいい。凪沙先輩は偶然博士とも色々やり取りをしていたからな。おかげで北条の手から免れた唯一のネフティスメンバーだ」
「じゃあつまり……俺達はこれから残り9人のネフティスメンバーと戦わなくちゃいけねぇのかよ!!」
「残念だが……そうなるな。ぶっちゃけ正気に戻そうなんてのは無理だから諦めろ。ネフティスを潰す気で行かなければこの戦いに勝機は無い」
「嘘だろおい……」
くそっ……こんなの共喰いじゃねぇかよ。仲間同士で殺し合って何の意味があるんだ。こんな事のために俺達は今まで任務を遂行してきたのか。マリエルの嬢ちゃんやあの怪盗少女を運命の呪いから助けたのも全部このためか。そもそもネフティスは何のために任務をしているんだ。
「……ふざけんな」
「正義……?」
「ふざけんなっ! 何でたかが黒坊のあの魔剣だけでネフティスん中で争わなきゃいけねぇんだよ! 他に道があっただろ! 他にするべき任務があっただろ!! なのに何で仲間を……黒坊がこんな無意味な事までして殺されなきゃいけねぇんだよ!!」
感情に流されたのか、正義は両目から大粒の涙を溢しながら地を蹴って蒼乃の足元に右足を踏み入れ、左手で首を掴む。
「なぁ、黒坊がてめぇらに何かしたってのかよ! あの魔剣でもうとっくに日本に被害が出てんのかよ! 一般人が犠牲になってんのか! おいどうなんだ答えろよ!!」
正義に強く首を掴まれてなお無情のまま、蒼乃は鋭い言葉を突きつける。
「貴方方には関係ないです。なのですぐにここから立ち去りなさい。抵抗するなら殺します」
「んじゃやってみろバカめ――」
バシュバシュッと二発。正義は少量の血を吐きながら大きく吹き飛ばされる。そして凍りついた胸部から全身にかけて氷が蝕んでいく。
「正義っ――!」
「抵抗は無駄ですよ。この数と実力差からして明らかだと思いますが」
「蒼乃先輩……」
再び有象無象の兵士達がぞろぞろとスクランブル交差点を埋め尽くしていく。距離が空いてしまった亜玲澄と正義を一人ずつ囲んでいく。
「……ひとまずこいつらを捕らえるように。処罰は後で行います」
「この二人を捕らえろ!!」
うぉぉぉぉっと雄叫びを上げながら兵士達が突っ込んできた。張り付いた氷で身動きが出来ない。内臓まで凍りついた感覚で呼吸すらも出来ない。おしまいだ。
「何で……何でこんな事にっ……!!」
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