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若奥様は身重です! 63

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よ~し!よしよしよし!色々決まったし自室に戻ってから島に行こうかな~っと。

「エリーゼ、お式の時の装いは決まったけどその後のを決めなさいな」

ファッ!その後?その……後……パーリーか……いわゆる披露宴ですね。私の時も大変だった気がする……主役の二人は何回かお色直しすると思うのよね。
ラーラルーナ様は帝国風のドレスも着るだろうし、三回位はお色直しするかな?
えーと……お昼前に婚姻式が終わって、主役の二人と早めに抜けたい人は九時か十時位には抜けれるけど……元気いっぱいな人とか親交を深めたい人とかは翌日までやらかすからなぁ……
仕方ない、ここに無いって事は今からちょっぱやで作るって事よね。全力投球が過ぎるわ。

「なるべく楽に過ごせる物が良いです。お輿入れしてくるラーラルーナ様のドレスと被らない色合いの物が良いのですが、その辺りはお母様にお任せします。お母様、私に合うドレスを頼んで下さい。もちろんお飾りも合わせた物を選んで下さると嬉しいですわ」

秘技丸投げ!ですわ。ふふ……お母様がすっごい嬉しそうですわ~。頑張って下さい!お母様チョイスのドレスとお飾り、私何一つ文句ありませんわよ。子供の頃からお母様チョイスのドレスはどれもこれも素敵センスでしたし、とても良かったの覚えてますから!

「ええ!ええ!任せて頂戴!エリーゼに似合うお色でお母様がちゃ~んと選びますからね」

よし!これで全決まりよね!

「はい!では後はお母様に任せて、私は自室に戻ってもよろしいかしら?」

一応ね、お伺いはたてておかないとね。

「ええ、勿論よ。産み月も近くなってきて大変でしょう?ゆっくり戻るのよ」

「はい、お母様」

よしっ!自室に戻ろうっと。
アニスの試着も終わったし、お茶のお誘いも無いからさっさと退散するのだ!

のんびり歩いて戻りましたよ。自室に。途中で見える中庭もすっかり紅葉してて……ん?めっちゃ赤く紅葉してる大きな木があるわね。

「凄いわね。あんなに大きい木が紅葉してると鮮やかで迫力あるわね」

「ああ、山に生えてたのを移植した木ですよね。お庭が明るくなるとかで、裏庭にも結構ありますよ」

「へぇ……そうなの。気になるし、ちょっと近くまで行って良いかしら?」

「お天気も良いですし、行きましょう!」

二人(実際にはアニスの後ろに侍女やら何やらがいるけど、アウトオブなので頭数には入れてません!)で中庭に行きます!
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