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若奥様は身重です! 9
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「ちょっと休憩にしましょうか」
うん。喉乾いてきたし、疲れてはいないけど落ち着きたい。
「エリーゼ様、テーブルも椅子もありませんが……」
「それなら大丈夫よ!全部ササッと出すから!」
何にも無いけど一息入れながらお喋りしながら意見交換もアリだと思うのよね!
入り口脇に別の絨毯(黄緑色の花柄六畳タイプ)をポン!と出せば、ちびナビちゃん達がキレイに広げてくれる。
皆、履き物を脱いで頑張ってくれてる。もちろん私とアニスも履き物を脱いで絨毯の上にいます。
次に竹製のローテブルを出す。センターに置かれ待ち構えるちびナビちゃん達。
フカフカの大きめ座布団を人数分出すとちゃちゃっと置かれる。
「ハッ!私も!」
「じゃあお茶……いえ、茶葉とお湯を出すわ。今回はくま笹茶よ、私には懐かしいけどアニスは初めてね」
淡い香りと柔らかい味は一息つくには良いと思うのよね。
アニスはサッと受け取るとテーブルに持って行く。
ちびナビちゃん達に茶器をどんどん渡していく。
アニスとちびナビちゃん達が和気あいあいとくま笹茶を淹れていく。お茶請けは松露にしよ。沢山あるし、お茶請けとして良いと思うのよね~。
「皆、一緒よ」
「はいですー!」
「嬉しいですー!」
「マスターとお茶出来る幸せですー!」
座布団の上に腰を下ろし海を見つめる。
茶托の上の白い湯呑みに淡いお茶が淹れられ目の前に置かれる。
湯呑みは煎茶用の小振りの物だからか上品に見える。そんなにガブガブ飲むものでもないしね。
皆でテーブルを囲んでのお茶……イイ……。
「やっぱり何も無いのは寂しいですー!」
「でまマスターがどんな小島にするか興味あるですー!」
「私もですー!入り口も雰囲気あって良いと思うですー!」
おお!褒めてもらえてる!うん、うん雰囲気あるよね~。
「このテーブルも良いですー!」
「分かるですー!」
「のんびりお茶出来る建物欲しいですー!」
「そうね。四阿と小さな小屋が欲しいわね」
思いつきです。天気の良い日は四阿でゆっくりお茶して、気分で小屋でのんびりするのもアリよね!
「小屋……ですか。どれ程の大きさになさるおつもりですか?」
ひゃ!アニスの目がおっかなくなってる!え?サイズ?サイズの問題なの?
「そ……そうね、三部屋と小さな厨房と浴室とご不浄があれば良くない?」
「お部屋の大きさは?」
「……私の寝室位あれば良いと思ってるのだけど……」
軽く十二畳はあるわよ……多分、もうちょっと広いと思うけど。
うん。喉乾いてきたし、疲れてはいないけど落ち着きたい。
「エリーゼ様、テーブルも椅子もありませんが……」
「それなら大丈夫よ!全部ササッと出すから!」
何にも無いけど一息入れながらお喋りしながら意見交換もアリだと思うのよね!
入り口脇に別の絨毯(黄緑色の花柄六畳タイプ)をポン!と出せば、ちびナビちゃん達がキレイに広げてくれる。
皆、履き物を脱いで頑張ってくれてる。もちろん私とアニスも履き物を脱いで絨毯の上にいます。
次に竹製のローテブルを出す。センターに置かれ待ち構えるちびナビちゃん達。
フカフカの大きめ座布団を人数分出すとちゃちゃっと置かれる。
「ハッ!私も!」
「じゃあお茶……いえ、茶葉とお湯を出すわ。今回はくま笹茶よ、私には懐かしいけどアニスは初めてね」
淡い香りと柔らかい味は一息つくには良いと思うのよね。
アニスはサッと受け取るとテーブルに持って行く。
ちびナビちゃん達に茶器をどんどん渡していく。
アニスとちびナビちゃん達が和気あいあいとくま笹茶を淹れていく。お茶請けは松露にしよ。沢山あるし、お茶請けとして良いと思うのよね~。
「皆、一緒よ」
「はいですー!」
「嬉しいですー!」
「マスターとお茶出来る幸せですー!」
座布団の上に腰を下ろし海を見つめる。
茶托の上の白い湯呑みに淡いお茶が淹れられ目の前に置かれる。
湯呑みは煎茶用の小振りの物だからか上品に見える。そんなにガブガブ飲むものでもないしね。
皆でテーブルを囲んでのお茶……イイ……。
「やっぱり何も無いのは寂しいですー!」
「でまマスターがどんな小島にするか興味あるですー!」
「私もですー!入り口も雰囲気あって良いと思うですー!」
おお!褒めてもらえてる!うん、うん雰囲気あるよね~。
「このテーブルも良いですー!」
「分かるですー!」
「のんびりお茶出来る建物欲しいですー!」
「そうね。四阿と小さな小屋が欲しいわね」
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「小屋……ですか。どれ程の大きさになさるおつもりですか?」
ひゃ!アニスの目がおっかなくなってる!え?サイズ?サイズの問題なの?
「そ……そうね、三部屋と小さな厨房と浴室とご不浄があれば良くない?」
「お部屋の大きさは?」
「……私の寝室位あれば良いと思ってるのだけど……」
軽く十二畳はあるわよ……多分、もうちょっと広いと思うけど。
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