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慌ただしい日々 48

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私とアニスの日々はまったり進んでますが、日に日にルークとキースの顔が……疲労感たっぷりになって来ました!
さすがに心配です!
毎日がリゾートっぽかったりした私達と違って、ルークは昼間はキースと共に街道を騎乗して進んでました。
いえ、朝イチに島に来てあれこれ指示出ししてからのお外でしたよ。
で、晩ごはんを一緒に取って……野営地で寝て…………
あら?私達以外が忙しすぎて会話時間が少なかったわ……ゴメンネ!ダーリン♡
いや、おちゃらけてる場合じゃないわ。キースもだから、アニスも心配なはず!
のんびり島ライフを楽しんでる間に何か色々進んでたり何だったりしてるのよね。
ふぅ……今、どの辺かしら?
ポチッとな!な感じで久のマップチェックです。
あら……?思ったより進んでるわ。これだと後一週間もあれば領都……じゃなくて、公国だから公都?で良いのかしら?

「アニス。後一週間もあれば公都に入りそうよ」

「え?早いですね。行きはゆっくりでしたのに、帰りはこんなに早いなんて……」

妊婦抱えて馬車を疾走させたら……いや!抱えてないわよ!私とアニスは島にいるんだから!衝撃とか無いわよ!
そっか……ルークとキースは私達が島で過ごしてるからこそ、ガンガン飛ばさせてるの……かも!ポーションも山盛り渡してるし、ちょっとのムリさせても何とかリカバリー出来るもんね……

「それにしても結構な強行軍よね……」

「でも早く帰れるのは嬉しいです」

「そうね。早く帰って、家でゆっくりしたいわね」

「はいっ!」

今も島でまったりしてますが、二人っきりで東地区の砂浜でビーチパラソルの下、藤のリクライニングチェアで密談です。
互いのチェアの隣にはちょうど良い高さのミニテーブルが設置してあり、グァバジュースを置いてもらってます。
だってちびナビちゃん達は私達のお世話をしたい気持ちが強いけど、やる事があるはずなので開放中?というか送り出しました。

「ふふ……こうやってエリーゼ様と二人きりっての落ち着きますね。至れり尽くせりでありがたいですけど、本来は私もお世話する側ですから」

「そうね。でもアニスは上級使用人だから、お世話してもらう事も受け入れないとね」

むぅ……とほっぺた膨らせて可愛いけどダメですよ~。
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