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目指せ!義実家! 11

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クルリと振り返り森を出る為に歩き出す。
……帝国の森とら相性が悪い気がする……
コオロギに青虫な蜘蛛(軍曹……アシダカグモが正しいんだっけ?)に黒いアレ……軍曹の餌が豊富過ぎる……ん?マップをよく見て針先レベルの赤い点。
マップを拡大して見る……もやっぱり小さい。
動きの素早さから推測して、軍曹の子供?まさかね……でも凄い勢いでこっちに来てるのよね。
振り返るのが怖い……
でも気になる……マップでは合流してるし確認の為よ……
チラッ
小さい軍曹がいっぱい黒いアレに群がってる!いや、お掃除だし、気にしたら負けよ!それにしても食欲旺盛ね。

「早く大きくなってじゃんじゃん捕食するのよ……」

黒いアレが繁殖しまくるから、沢山軍曹いても大丈夫なはず!
これで森の秩序は守られる……わよね?それにしても領主隊の面々もふんどしたいの面々も大喜びしてるわね。知ってるわよ!黒いアレの腹部、あなた達好きよね。
私が食べれる虫は蜂の子が限界。処変われば虫食が当たり前の地域もあった訳だしね、タンパク質って大事だものね。
無言で私を待ってたチョロギーに乗る。
チョロギーは何かを察したのか無言でいてくれる。その気遣いが今は嬉しい。良く出来た馬です。

「エリーゼ!可能な限り収納してきた!勿論、軍曹達のご飯分は置いてきた!それにしても軍曹達は堅い甲殻部分もガリガリ食べてて驚いたな!」

「は?」

武器防具の素材にもなるあの黒いテカテカ甲殻食べるんだ……え?顎目茶苦茶強くない?

「ねぇ、軍曹って益虫よね?」

急に不安になる。そんな強靭な顎だと人間ならヤワヤワだからヤバイかも……

「益虫だな!冒険者も兵達も軍曹とは戦わないな!」

「そう。なら良いのよ」

「イモムシ系をよく食べてくれるから、助かるんだよ~」

「イモムシ系……黒いアレじゃなくて?」

「あ~アレも捕食するな。森林区域な害虫を捕食するから、森林区域に立ち入る者達からは大切に扱われてる地域すらあるね」

「ヘェ~処変わればねぇ……」

「こっちでは割とポピュラーな虫食も王国だと兵士達位しか口にしないし、王国は食料が豊富、…と言うか肉が豊富だよな」

「肉はほら、魔物が多……中型から大型が多いからよ。後、魚も川魚も海の魚も食べれる地域があるからね」

そう!王国は基本寒いけど食料豊富なのだ!
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