婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

文字の大きさ
上 下
1,262 / 1,449
連載

目指せ!義実家! 5

しおりを挟む
「え……えーと……うん、分かった。帝国には大型はいないし、この辺りなら中型もそんなに出て来ないからね。でもタマ達はいた方が良いかな」

はい!言質いただきましたぁぁぁ!明日っからチョロギーに乗って旅しよう。

「エリーゼ様、私も馬に乗って同道しますわ」

「あら、良いわね。馬に乗りながらお喋りしましょう」

ニコリと微笑んでアニスを見やる。乗馬って見た目と違って体力使うから痩せそう♡しかも馬上でお喋りとか腹筋と背筋に効きそうだわ。
馬車の箱を引くのに二頭あれば充分なのを余分に頭数増やしてるものね。
チョロギーと後一頭減らした所で問題は何も無いのよね。
馬車内魔改造したけど、重量は前より軽くなってる位だもの。足回りも色々いじってる新型だしね。
とか思ってる所で馬車の扉がノックされ、晩餐だと声が掛けられる。
晩餐ときたか……て、ことは高級宿にこの辺りの領主か貴族がいるって事か……いや、浴衣を脱いだ後はちゃんとドレス着てますから無問題ですよ。
ルークだって、ちゃんとした格好ですから。

「じゃあ、行きますか!」

「そうだな。この辺りだと川魚料理も美味しいはずただし、野菜も採れたてを調理してあると思うよ」

「へぇ……それはありがたいわね。採れたて野菜は毎日食べてるけど、川魚料理はあまり口に出来ないものね」

そう!私の無限収納に海の魚は山程入ってるけど、川魚はほぼ無い。島も殆ど海の魚ばかりなので川魚は前世の故郷の味なのだ!

「ふふ……鮎、アマゴ、ニジマス……久しぶりだわ……」

「あー……ちょっとサイズが大きいけど鮎やニジマスは食べれるかな……」

ん?ルークさんよ、なぜに言葉が濁ってるんだい?
チラリとルークを見上げるたスッと目をそらす。

「大きいって?」

「あー……うん、ニジマスは鮭位あるし、鮎も三十センチ位あるかな……」

「食べごたえあるわね!味が変わらないなら手に入れたいわ!」

大きい鮎の塩焼きとかちょっとロマン!ニジマスは……ニジマスはちゃんちゃん焼きとかフライとかやって食べたいかも。
そういや前世住んでた地域で何かブランドサーモンたか作ってた気がする……チョウザメの養殖たかもチャレンジしてたような……キャビア……嫌いじゃない……
魚卵食べてない……食べたい……マスの魚卵も美味しいんだよね。
でも多分産卵期じゃないからムリか……それに生食しないから採れたとしても捨てちゃうよね。
かつてのソ連だったかもイクラ捨ててたって話だしね。
しおりを挟む
感想 5,634

あなたにおすすめの小説

(完)妹の子供を養女にしたら・・・・・・

青空一夏
恋愛
私はダーシー・オークリー女伯爵。愛する夫との間に子供はいない。なんとかできるように努力はしてきたがどうやら私の身体に原因があるようだった。 「養女を迎えようと思うわ・・・・・・」 私の言葉に夫は私の妹のアイリスのお腹の子どもがいいと言う。私達はその産まれてきた子供を養女に迎えたが・・・・・・ 異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定。ざまぁ。魔獣がいる世界。

王侯貴族、結婚相手の条件知ってますか?

時見 靜
恋愛
病弱な妹を虐げる悪女プリシア・セノン・リューゲルト、リューゲルト公爵家の至宝マリーアン・セノン・リューゲルト姉妹の評価は真っ二つに別れていたけど、王太子の婚約者に選ばれたのは姉だった。 どうして悪評に塗れた姉が選ばれたのか、、、 その理由は今夜の夜会にて

《完結》愛する人と結婚するだけが愛じゃない

ぜらいす黒糖
恋愛
オリビアはジェームズとこのまま結婚するだろうと思っていた。 ある日、可愛がっていた後輩のマリアから「先輩と別れて下さい」とオリビアは言われた。 ジェームズに確かめようと部屋に行くと、そこにはジェームズとマリアがベッドで抱き合っていた。 ショックのあまり部屋を飛び出したオリビアだったが、気がつくと走る馬車の前を歩いていた。

悪役令嬢は毒を食べた。

桜夢 柚枝*さくらむ ゆえ
恋愛
婚約者が本当に好きだった 悪役令嬢のその後

【完結】脇役令嬢だって死にたくない

こな
恋愛
自分はただの、ヒロインとヒーローの恋愛を発展させるために呆気なく死ぬ脇役令嬢──そんな運命、納得できるわけがない。 ※ざまぁは後半

巻き戻ったから切れてみた

こもろう
恋愛
昔からの恋人を隠していた婚約者に断罪された私。気がついたら巻き戻っていたからブチ切れた! 軽~く読み飛ばし推奨です。

冤罪から逃れるために全てを捨てた。

四折 柊
恋愛
王太子の婚約者だったオリビアは冤罪をかけられ捕縛されそうになり全てを捨てて家族と逃げた。そして以前留学していた国の恩師を頼り、新しい名前と身分を手に入れ幸せに過ごす。1年が過ぎ今が幸せだからこそ思い出してしまう。捨ててきた国や自分を陥れた人達が今どうしているのかを。(視点が何度も変わります)

白い結婚はそちらが言い出したことですわ

来住野つかさ
恋愛
サリーは怒っていた。今日は幼馴染で喧嘩ばかりのスコットとの結婚式だったが、あろうことかバーティでスコットの友人たちが「白い結婚にするって言ってたよな?」「奥さんのこと色気ないとかさ」と騒ぎながら話している。スコットがその気なら喧嘩買うわよ! 白い結婚上等よ! 許せん! これから舌戦だ!!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。