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new world 61
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ハッ!寝てた!
「お目覚めですか?そろそろ着付け致しましょうね」
「はい」
どれ位寝てたのかしら?
「お風呂、疲れますでしょう?ですからね、よく休まれる方が多いのですよ。安心なさって下さい、ほんの少しの時間ですから」
「そうなのね……良かったわ、あまり長い時間だったら大婆様を待たせてしまっていたのかもしれないもの」
「ふふ……皆様のんびり大座敷でお茶してましたから安心なさって下さい」
そう言いながら二人がかりで着付けされて行きます。
金糸銀糸で縁取りされた下がり藤の美しい藤色の打掛にうっすらと黄金色の襦袢……高級品です……
「主様!妾も主様みたいなのにしたぞえ!」
ん?シルフィーちゃんを見たらワンピースから着物?着物なのかな?どっちかと言うと民族衣装に近いデザイン。しかも中央アジアから東南アジアっぽい造り。色は白と水色と青で構成されてるけど……
「シルフィーちゃん、とっても可愛い……」
「そうであろう!そうであろう!妾は主様好みの可愛さにしたのじゃ!」
えっ?まさかの私好みとか!いや、ドストライクな可愛さだけど!
くぅ~~!可愛さが爆発してるっ!
「うん。ずっと可愛くいてね♡」
「勿論じゃ!」
「では御髪を整えますね」
おっと!シルフィーちゃんと喋ってる間に着付けが終わってしまってた。
御髪……ああ、髪型どうするのかしら?
ブラシがかけられ一房ずつ手に取られ、結われたり何か付けられたりしてます。
結われた所に簪や飾り櫛が差し込まれちょっとずつ重くなっていきます。
……昔の高位女性って大変だったんだな……ドレスも生地の重さやお飾りの重さで大変だと思ったけど、着物も大変です。
天蚕糸は驚くほど軽いので大変なのはお飾りだけだったけど、シルヴァニアの里は正絹だから重量が……しかも簪や飾り櫛は金属と宝石だからこれは首が鍛えられてない人には頭が上げられないかもなぁ……
「大丈夫でございますか?」
「平気よ。この程度なら問題ありません」
「それは良うございました。慣れがないとお顔を上げられませんから」
全くです。高位貴族令嬢として常日頃から鍛えてますから!この程度の重量、無問題ですわ!
低位貴族令嬢だともう少し軽装になるから姿勢が悪くなる程度だけど、平民だと頑張らないと姿勢が悪く歩くのもままならないのよね。
筋肉はウソつかない!(笑)
「お目覚めですか?そろそろ着付け致しましょうね」
「はい」
どれ位寝てたのかしら?
「お風呂、疲れますでしょう?ですからね、よく休まれる方が多いのですよ。安心なさって下さい、ほんの少しの時間ですから」
「そうなのね……良かったわ、あまり長い時間だったら大婆様を待たせてしまっていたのかもしれないもの」
「ふふ……皆様のんびり大座敷でお茶してましたから安心なさって下さい」
そう言いながら二人がかりで着付けされて行きます。
金糸銀糸で縁取りされた下がり藤の美しい藤色の打掛にうっすらと黄金色の襦袢……高級品です……
「主様!妾も主様みたいなのにしたぞえ!」
ん?シルフィーちゃんを見たらワンピースから着物?着物なのかな?どっちかと言うと民族衣装に近いデザイン。しかも中央アジアから東南アジアっぽい造り。色は白と水色と青で構成されてるけど……
「シルフィーちゃん、とっても可愛い……」
「そうであろう!そうであろう!妾は主様好みの可愛さにしたのじゃ!」
えっ?まさかの私好みとか!いや、ドストライクな可愛さだけど!
くぅ~~!可愛さが爆発してるっ!
「うん。ずっと可愛くいてね♡」
「勿論じゃ!」
「では御髪を整えますね」
おっと!シルフィーちゃんと喋ってる間に着付けが終わってしまってた。
御髪……ああ、髪型どうするのかしら?
ブラシがかけられ一房ずつ手に取られ、結われたり何か付けられたりしてます。
結われた所に簪や飾り櫛が差し込まれちょっとずつ重くなっていきます。
……昔の高位女性って大変だったんだな……ドレスも生地の重さやお飾りの重さで大変だと思ったけど、着物も大変です。
天蚕糸は驚くほど軽いので大変なのはお飾りだけだったけど、シルヴァニアの里は正絹だから重量が……しかも簪や飾り櫛は金属と宝石だからこれは首が鍛えられてない人には頭が上げられないかもなぁ……
「大丈夫でございますか?」
「平気よ。この程度なら問題ありません」
「それは良うございました。慣れがないとお顔を上げられませんから」
全くです。高位貴族令嬢として常日頃から鍛えてますから!この程度の重量、無問題ですわ!
低位貴族令嬢だともう少し軽装になるから姿勢が悪くなる程度だけど、平民だと頑張らないと姿勢が悪く歩くのもままならないのよね。
筋肉はウソつかない!(笑)
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