婚約破棄されまして(笑)

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new world 13

さて、色々気になってる事もあるのでこっそりウインドウを出してチェックです。
……サブマスターにルークの名前が出てます。
これはルークに確認です。

「ルーク、八丈島のサブマスターにルークの名前があるのだけど見てくれる？」

「ん？分かった」

…………？あら？ルークの動きが止まってるわ。どうしたのかしら？いや、正確には指先だけは動いてるのだけど。

「ややや……ヤベェ……多分、制限かけられてると思うけど……ノエルとルチルとクワイ移動出来る……てかした」

「そう。良かったわ」

「エリーゼ……これ、ちょっと見ただけだけど、かなり色々出来るんじゃないか？この八丈島のシステムとかさ……」

「そうねぇ……かなり自由度は高いと思うのだけど」

何かしら？気になる言い方だわ。

「多分だけど、これ農業系マッタリゲームみたいに見えるけど、その実都市開発ゲームじゃないのか？」

え？そんなまさか……

（ナビさん！うちの夫が不思議な事言ってるんですけど！）

＜マスター、サブマスターの言ってる事は合ってます。ただマスターのみが権限を持ってますのでサブマスターには手が出ない分野です。都市開発に着手しますか？＞

（いや！私は農業系マッタリゲームで……いや、でも、都市開発も魅力的……どうすれば……）

＜ではマスター、一部のみ都市開発してはどうでしょう？住人は全てチビナビになりますが生産量は一気に増えますよ＞

クッ！負けそう……負けそうよ……でも生産量増加は夢みたいなワードなのよ……

「エリーゼ？どうした？」

「え？島の管理を頼んでるナビさんと話しをしていたのよ……その……一部だけ都市開発してみないかって……」

「やろう！今すぐやろう！」

なんでやる気満々なのよ……権限無くてもやりたいのかしら？

「ルークには出来ないのよ？それでもやろうって事？」

「見てるだけでも面白いだろ！チマチマやるのも良いもんだろ！」

凄く良い笑顔で言い放ったわ。もう……キラキラ笑顔で言わないで欲しいわ……ムダにときめくでしょ。

（ナビさん、どっか影響の少ない所を都市開発しようと思うのだけど……どっかオススメある？）

＜勿論ですマスター。海岸線の大岩の向こうが良いと思います。畑等からは距離もありますし、行き来するにはトンネル等が必要ですが都市開発が進めばそれなりに資材の行き来も頻繁になりますので発展もし易くなります＞

「良い事尽くめみたい……じゃあ始めるわ」

（て、事でよろしくナビさん！）

＜畏まりました＞

こうして新たな機能発動です！