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春が来た! 200
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苦々しい顔をしているルークとめちゃ瞳をキラキラさせてる私とラーラルーナ様。
もはや話題は温泉カタパルト一択です!
「あー……あそこの温泉って男女別でランク毎に階層が決まってたの覚えてるか?」
「ええ、覚えてるわ」
「でだな、男女の温泉の間に微妙な高さの壁があっただろ?」
「あー……そう言えばそうね」
思い出しながら受け答え、ふんふんと頷く。
「男湯の板壁も勿論、微妙な高さで……その木桶とか積めば女湯が覗けそうな感じなんだよ……」
「何ソレ、サイテー」
ラーラルーナ様、率直ですね。でも、それがどうして温泉カタパルトに繋がるのかしら?
「まあ、そう言うな。で、一人覗こうとしたバカがいたんだよ。男湯に。で、木桶積んで、登って板壁に手を掴んだ瞬間外側に向かって板壁がこう……途中からパカッと折れて、覗こうとしたヤツが落っこちたんだ……女湯の板壁の手前に」
「それって男湯と女湯の間に大きめの隙間があったって事?」
「ああ。多分、一メートルはあったかな?で落ちた瞬間、高い位置から温泉がドバーッと流れ落ちて来て……あっという間に下へと流されて行ったんだ……義父上の話しでは河原温泉まで真っ裸で落ちてくらしくて、高い位置にある温泉からは落ちてくヤツが見える趣向らしくてな……凄かったよ……色んな意味で……」
「ゴクッ……とっ……とんでもないお仕置きね……」
ラーラルーナ様、言う前に喉鳴りましたよね。いえ、分かりますけど。
「それは見たかったわ。残念」
「いや、有名な覗き防止の仕掛けらしくて今時やるヤツは殆どいないらしい」
えー……殆どいないのに、あの時いたんだから見たかったな~。
「え~どんな風に落ちてったか見たかった~」
ラーラルーナ様、素直に言い過ぎです(笑)気持ちめっちゃ分かるけど。
「ご多分に漏れず、真っ裸でポーンて感じで河原温泉に落ちてったぞ。河原温泉は無料だから、そこにいた連中は若い男が何も隠さずに上から凄い勢いで流されて降ってきたからな……でも凄い拍手とかしてたみたいだったな……噂にもなってたし……」
男湯の騒動は覗きというチカン行為とそのお仕置きか……ん?待てよ……
「ねぇ……覗かれそうになってのって私達よね……?」
「勿論だ」
「で、お父様達は黙って見てたのよね?」
「久し振りに仕掛けに落ちるぞ!って楽しそうにしてたな」
……仕掛け見たさに黙認か……それってどうなのかしら?
うん、ちょっと許せないかも~(怒)
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「ええ、覚えてるわ」
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「あー……そう言えばそうね」
思い出しながら受け答え、ふんふんと頷く。
「男湯の板壁も勿論、微妙な高さで……その木桶とか積めば女湯が覗けそうな感じなんだよ……」
「何ソレ、サイテー」
ラーラルーナ様、率直ですね。でも、それがどうして温泉カタパルトに繋がるのかしら?
「まあ、そう言うな。で、一人覗こうとしたバカがいたんだよ。男湯に。で、木桶積んで、登って板壁に手を掴んだ瞬間外側に向かって板壁がこう……途中からパカッと折れて、覗こうとしたヤツが落っこちたんだ……女湯の板壁の手前に」
「それって男湯と女湯の間に大きめの隙間があったって事?」
「ああ。多分、一メートルはあったかな?で落ちた瞬間、高い位置から温泉がドバーッと流れ落ちて来て……あっという間に下へと流されて行ったんだ……義父上の話しでは河原温泉まで真っ裸で落ちてくらしくて、高い位置にある温泉からは落ちてくヤツが見える趣向らしくてな……凄かったよ……色んな意味で……」
「ゴクッ……とっ……とんでもないお仕置きね……」
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「それは見たかったわ。残念」
「いや、有名な覗き防止の仕掛けらしくて今時やるヤツは殆どいないらしい」
えー……殆どいないのに、あの時いたんだから見たかったな~。
「え~どんな風に落ちてったか見たかった~」
ラーラルーナ様、素直に言い過ぎです(笑)気持ちめっちゃ分かるけど。
「ご多分に漏れず、真っ裸でポーンて感じで河原温泉に落ちてったぞ。河原温泉は無料だから、そこにいた連中は若い男が何も隠さずに上から凄い勢いで流されて降ってきたからな……でも凄い拍手とかしてたみたいだったな……噂にもなってたし……」
男湯の騒動は覗きというチカン行為とそのお仕置きか……ん?待てよ……
「ねぇ……覗かれそうになってのって私達よね……?」
「勿論だ」
「で、お父様達は黙って見てたのよね?」
「久し振りに仕掛けに落ちるぞ!って楽しそうにしてたな」
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