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春が来た! 184

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「はぁ……何か甘くて冷たい物が飲みたいわ」

「お待たせ致しました」

お母様の言葉を聞いてサッと出されたのは、つい最近私が作ったとろ~り白桃梅酒です。
デザート用に使ってね!って言ったのに、グラスにクラッシュアイスと共に出されました。
所謂ロックですね……ってお母様、グイグイ行き過ぎです!気持ち良く飲む干さないで下さい!結構なアルコール度数な筈なのに!何で、美味い!もう一杯!なノリで飲んじゃってるんですか!
メイドもササッと注いでます。

「む!妾もそれを飲んでみたいでおじゃる!」

はい、大婆様からリクエスト来ました。

「む!ワインとは違うな!俺にもいただこうか!」

あーあ……目新しいからかな?すぐに飛びついてるわよ。
白桃梅酒まだあったかな?島で作ったやつだから、在庫はたくさんあるけど……基本的にこっちって甘い物が少ないから、甘いってだけで食い付き具合が違うのよね。
うちだと様々な甘味を作り出してるし、何よりてんさい糖の普及が見込まれるから領都にも徐々に広まってるのよね。
エリノユの街は専門店も出来てきて、領都民が遊びに行ってる位なのよね。

「甘いでおじゃる!」

「おう!冷たくて甘いな!ノーマ、飲んでみろ!きっと気に入るぞ!」

勧めてる……ルークママに勧めてるわぁ!仲良いのね!
すぐにグラス(クラッシュアイスイン済み)が用意され、白桃梅酒が注がれてく。
うん、あっちこっちから白桃の甘い匂いが漂ってきます。

「まあ!とても甘いわ!本当、これ持って帰りたいわ……」

美魔女がお持ち帰り希望ならばお土産に馬車に積もうじゃないの!
お母様がチラッと私を見てます。分かってます。大婆様もお持ち帰り希望なんですよね。
向こうからキラキラした目で私を見てますからね。

「ええ、お帰りの際にはそちらのお酒をご用意致しますわ。勿論、大婆様にもですわ」

あー……大婆様がキャッキャしてるわぁ。スッゴいお婆ちゃんなのに乙女の様でめちゃ可愛いわ。
皇太子殿下も喜んでるし、良いわ……?ん?

「私の分……」

お母様が拗ねました。
仕方ない……お母様には杏露酒とか山査子酒とか出すか……
ほかにもイチゴのお酒もあるし、カクテルを作るのも良いかな。
ジュースはビックリする程あるからね!
でもお酒に関してはドワーフのおっちゃん達が飛び出してくるからな……今の所、ウイスキーに熱心だから大丈夫だと思うけどね。
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