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春が来た! 162
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思い出せばアイスクリームも多種多様だったし、かき氷に至っては同じイチゴ味でも千差万別だったわ!
うちはイチゴはこれからでも桃(黄桃)は今まで特産品でメッチャ沢山生産してるから、黄桃のかき氷とか良くない?良いよね!白桃はこれからだけど、生産が軌道に乗れば人気出るよね!
だって生食向きの柔らかさと極上の甘さなんだもん!今の所、高級品だけど果樹園が拡大して苗木が育てばどんどん実が採れるわよね!なんたって黄桃の生産はずっと良い筈だもの!
やだ!想像したら白桃のミルクかき氷食べたくなっちゃった!
火山の近くで温室作れば南国フルーツだって容易に作れるよね、きっと!そしたらマンゴーのかき氷食べれるじゃん!
「クゥ~!夢が止まらないわ!」
「ハハハ!エリーゼ、何か良い事でも思い付いた?」
トールお兄様がバチコーン!とウインクしながら聞いて来ました。
「はい!アイスクリームはちょっと技術的に問題がありそうですが、かき氷なら簡単に作れますし作り手の感性で色んな種類の物が味わえると思って」
「そうだね。あの氷を削る機械だっけ、あれも構造的にはそう難しい物でもなかった気がするしね。たまに湯浴み後に食べたくなるんだよね。夜中にフレイもかき氷食べたいって言う時あるから、簡単に食べれる様になると良いんだよね」
……トールお兄様よ……それは恋人と一緒に食べたいって事でしょうか?それとも体が火照っちゃうような運動した後にですか?
まあ、家庭用の簡素なかき氷マシーンを部屋に常備しておけば後は材料さえあれば好きなだけ食べれるでしょうよ。
ん?家庭用……?ブツ自体を小さくしたヤツにって事か……
あれ、暖かい地域なら領民の家庭で買って楽しめ……れないな。氷が作れないや。
うーん……天然氷作る職人を育成する?大山脈なら洞窟とかで保存可能なんじゃないかな?
「トールお兄様、ちょっとお聞きしますけど」
「ん?なんだい?」
ここは正面きって、目を合わせながら問おう!
「大山脈で氷を保管する事は可能なのかしら?」
「ん?んー……洞窟なら裾野でも可能だね。大型が凄く寒い洞窟に住み着いていてね、中はあちこちが凍っていたりしたからね」
「洞窟の中まで討伐しに?」
「勿論だよ。討伐してる最中に逃げ込まれてね、追いかけてきちんとトドメをさしたよ。でないと面倒な事になるからね」
「流石です!トールお兄様!」
「ふふっ……そんな風に言われると照れるね。兄貴がやたらと構うのも納得だよ」
……トールお兄様よ、それは言わなくても良いんじゃない?
うちはイチゴはこれからでも桃(黄桃)は今まで特産品でメッチャ沢山生産してるから、黄桃のかき氷とか良くない?良いよね!白桃はこれからだけど、生産が軌道に乗れば人気出るよね!
だって生食向きの柔らかさと極上の甘さなんだもん!今の所、高級品だけど果樹園が拡大して苗木が育てばどんどん実が採れるわよね!なんたって黄桃の生産はずっと良い筈だもの!
やだ!想像したら白桃のミルクかき氷食べたくなっちゃった!
火山の近くで温室作れば南国フルーツだって容易に作れるよね、きっと!そしたらマンゴーのかき氷食べれるじゃん!
「クゥ~!夢が止まらないわ!」
「ハハハ!エリーゼ、何か良い事でも思い付いた?」
トールお兄様がバチコーン!とウインクしながら聞いて来ました。
「はい!アイスクリームはちょっと技術的に問題がありそうですが、かき氷なら簡単に作れますし作り手の感性で色んな種類の物が味わえると思って」
「そうだね。あの氷を削る機械だっけ、あれも構造的にはそう難しい物でもなかった気がするしね。たまに湯浴み後に食べたくなるんだよね。夜中にフレイもかき氷食べたいって言う時あるから、簡単に食べれる様になると良いんだよね」
……トールお兄様よ……それは恋人と一緒に食べたいって事でしょうか?それとも体が火照っちゃうような運動した後にですか?
まあ、家庭用の簡素なかき氷マシーンを部屋に常備しておけば後は材料さえあれば好きなだけ食べれるでしょうよ。
ん?家庭用……?ブツ自体を小さくしたヤツにって事か……
あれ、暖かい地域なら領民の家庭で買って楽しめ……れないな。氷が作れないや。
うーん……天然氷作る職人を育成する?大山脈なら洞窟とかで保存可能なんじゃないかな?
「トールお兄様、ちょっとお聞きしますけど」
「ん?なんだい?」
ここは正面きって、目を合わせながら問おう!
「大山脈で氷を保管する事は可能なのかしら?」
「ん?んー……洞窟なら裾野でも可能だね。大型が凄く寒い洞窟に住み着いていてね、中はあちこちが凍っていたりしたからね」
「洞窟の中まで討伐しに?」
「勿論だよ。討伐してる最中に逃げ込まれてね、追いかけてきちんとトドメをさしたよ。でないと面倒な事になるからね」
「流石です!トールお兄様!」
「ふふっ……そんな風に言われると照れるね。兄貴がやたらと構うのも納得だよ」
……トールお兄様よ、それは言わなくても良いんじゃない?
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